2004年07月06日

暗くても友達ができないと困るんです!

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これまで数多くのライヴを見てきましたが、7月3日に渋谷O-Eastで見たソニンのライヴは、比べる対象がないような特異なものでした。

なにしろ、ライヴの冒頭がまず寸劇。友達とカラオケに来たものの溶け込めず、絵に描いたようにオドオドする女の子をソニンが演じるのですから、「なんだよこのオープニングは!」と思いつつも、こちらのテンションは早くも上ってしまいます。

また、随所にMCというか独白が挿入され、ソニンが自分の置かれた苦境について延々と話すのです。しかも会場に「暗い人いますか?」と聞くのはまだしも、さらには「暗い人! 暗い人!」となんだかわからないコールまで。笑いながら盛り上がる観客とは対照的に、ソニン本人はまったく自分の言動に笑うことなく、真顔で独白を語りきるのでした。

けれど、そうした寸劇や独白を抜いてもライヴは充実した内容。EE JUMP時代から一緒の3人のダンサーたちと、動きの面でも見応えのあるステージを展開していました。あれだけ激しく動いてもソニンのボーカルは安定してるんだよなぁ。伊藤ヨタロウが書いた曲なんでしょうか、新曲も実にかっこよかったです。

その一方で、小さな子供や女の子も会場前方にいるのに、一部の観客が人を押し潰すことも躊躇せずに前へ押し寄せていたのには完全に閉口。どのぐらいひどかったかというと、大盛り上がりになった「おっととっと夏だぜ!」以降は、逆に僕の興奮がすっかり冷めきってしまったほどです。ヲタの論理がまかり通ってあんな状態が慢性化するのなら、ソニンのライヴは多くの人にとって近寄りがたい世界になってしまうでしょう。

ともあれ、自虐ネタがエンターテインメントとして機能するのは、実際はソニンにまだまだ余裕があるから。本当に歌手をメインにして活動する気なら、カラオケを流すライヴをするだけではなく、今のうちに生バンドをつけて、ついでにフジロック出場宣言をするぐらいの勢いで活動してほしいところです。いや、そこまで無茶しなくてもいいですけど。

会場で配られていたチラシの中には、「ソニンのオフィシャル インターネット接続サービス」と題された「SONIM BB」の入会案内もありました。8月1日からサービス開始。これ、どこの回線を利用してるんでしょう?

Posted by munekata at 03:05 | TrackBack