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| 20 Compact Discs of 2001 |
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実も蓋もないことを言ってしまえば、菊地成孔に始まって菊地成孔に終わったような年でした。一時は彼と数十分間隔でメールをやり取りしたり、自分たちのイベント・TGVにスパンク・ハッピーを招いたりと、その距離感の妙な近さも含め、これほど特定のアーティストに心酔するのは僕にとって稀なことです。音楽はもちろん、彼の文章、ファンとの関係、そして9月11日以降の発言のどれもが強い興味をそそりました。 特にスパンク・ハッピーは、「Quick Japan」に全曲解説を執筆したのをきっかけに、公式・非公式を問わずライヴ音源を年間を通して聴き続けました。CDにならないかもしれないけれど、スパンク・ハッピーとデートコース・ペンタゴン・ロイヤル・ガーデンの混成メンバーによる「デートコース・ペンタゴン・サイレント・ヒップホップ」名義での「ダンシング・クィーン」を今年最大の愛聴曲として挙げます。 ピチカート・ファィヴは、解散ライヴを抜け出した小西康陽が渋谷オルガン・バーでDJをした時の異常な盛り上がりが忘れられません。僕が「UNGA!」でインタビューした際に、フェイバリットとして金延幸子「み空」と大滝詠一「大滝詠一」を挙げたつじあやのは、若きティンパンアレー系アーティストとしてもっと評価されるべき。あがた森魚はベスト盤「20世紀漂流記」やライヴでもその不思議なほどに過剰なエネルギーを発散させていました。体調不良を押して行なわれた登川誠仁のライヴも見れて良かった。 他によく聴いたアルバムは、ALI HASSAN KUBAN「REAL NUBIAN」、林栄一ユニット「森の人」、上々颱風「上々颱風パラダイス ライブ!」、くるり「TEAM ROCK」、キリンジ「Fine」、空気公団「融」、クラムボン「ドラマチック」など。 2000年後半から腰を据えて音楽と向かい合う時間がすっかり減り、それは今年も相変わらず。職場では、仕事の効率を上げようとビートの強い音楽を聴いてしまう傾向があります。もう少し音楽のための時間を割きたいという願いは、自分の生活をどうにかしたいという根本的な問題へと向かい、そして袋小路にはまるのでした。 |