
ハイポジ ライヴ リポート
97年2月28日イベント「GIRL's TALK」
by 某氏
女性アーティストを中心に、2月28日に開催されたイベント「GIRL's TALK」。ハイポジの出演時間は深夜1時頃であったため、多くのファンは、そのライヴを見ることを諦めざるを得なかった。
しかし、驚くべきは、そのライヴを見た幸運であるはずの人々が発した「何のために行ったのかわからない」「あれはちょっと」という言葉の数々だった。そして、その言葉の真意を聞こうとすると、彼らは沈黙の淵へと身を沈めてしまうのだった…。あの夜、一体何が起きたのか?
本ページ管理人は、あのライブを見た某氏との接触に成功。遂にあの事件の真相を知ることになった。その驚くべき真実とは…?
「まず1曲目は『ジュンスイムクノテクニシャン』だったんですよ。」
−ちゃんとハイポジの曲だったんですね。
「しんりんちゃんがドラム叩いて、近藤さんがサンプラーで。あとCOTU COTUとベース奏者がいました。で、ライブ用にアレンジされた『ジュンスイムクノテクニシャン』のリズムとかのトラックのテープが流れて。」
−テープが?というと歌はしんりんちゃんがドラム叩きながら?
「ううん、歌は近藤さんがサンプラーで流してたんじゃないかな?そんで間奏になったら、頭の白い人が出てきて。それが後から分かったんだけど、進藤(三雄)さんで、テレミン弾いて。」
−やはり落ち武者みたいでしたか、進藤さん?それはともかく、栗Qインタビューの時に近藤さんが「進藤さんがテレミンで出るかも」言ってたんですが、ホントにやったんですねぇ。
「次の曲から2・3曲は、COTU COTUの曲だったみたいで。しんりんちゃんがドラム叩いて、近藤さんがサンプラーで、ハイポジがアレンジをした感じで。」
−COTU COTUの皆さんも夜中に大変ですね。電動ノコギリの手入れもしなきゃいけないのに。
「その次が『哀愁でいと』で、なんか派手なデブの兄ちゃんが出てきたんですよ。」
−「哀愁でいと」!?なんでまたそんな曲を…?(若者のために解説しておくと、この曲は田原俊彦の初期のヒット曲)
「あの兄ちゃんのカラオケのレパートリーだったんじゃない?その男がまた、カラオケみたいな嫌なノリだったんですよ。」
−カラオケ…。
「ガイコツの格好した人と、森若香織が出てきて一緒に踊って。それでおしまい。」
−そ、そんだけで!?しかもハイポジの曲は1曲だけ!?
「しんりんちゃんは一言も発しないで、両手を振りながら帰っていって。」
−結局しんりんちゃんは、歌うどころか一言も発しなかったんですか、その日?
「うん、一言も。もう愕然としちゃったね(笑)。ロビーに出たら、女の子達が『ショック〜』とか言っててたよ(笑)。客席も困惑してる感じだったし。」
−その日って、ロリータ18号とかデミセミクェーバーとか、かなりキテるバンドが出てたわけじゃないですか。そんなかでもハイポジは一番目茶苦茶だったんですか。
「そうなんじゃない?まぁ、企画物だったんだろうね。そう思うしかないよ、あれは。」
そう語る某氏の目元には、うっすらと涙が光ったいた。
以上が、遂に明らかになった「GIRL's TALK」の全貌である。つまり、このライヴは、ハイポジがユニットとしての変幻さを全面的に展開したものだったのだ。そして、多くのハイポジ・ファンにとっては、それは想像だにしないものであったゆえ、不満の声があがった…いうことなのだろう。
「やっぱりハイポジは油断しちゃだめ!」
この一言を持って、今回のこの件の総括としたい。なにしろ、この後ハイポジはワンマンライヴをしておらず、この暴走がこれだけで終わるとは限らないのだから…。
最後に、某氏のリポートを読んでいただきたい。涙無しに読むことは不可能だろう。
最後の「哀愁でーと」なぞは、ファンにとっては残酷と言えるほどグロテスクな物でした。冗談があまりにキツすぎる。私も愕然としながらも、この信じられないほどの勝手気ままさも含めてハイポジ=もりばやしみほ なのだということを受け入れるしかないのだと思い知りました。本物のアーティスト、天才に批評は無意味だ。
女王様のおしっこがほしかったら文句を言ってはならない。
うちのめされながらも、もりばやしみほを愛することをやめられない以上、ひれふすしかない。このことで彼女を嫌うどころか、むしろ自分のなかで彼女の存在は、怪物のように巨大になってしまった。
ほかにも色々考えましたが、おおむねこういうことで腹をくくったというわけです。
(少々おおげさですが)彼女を批判したくない、全て受け入れると言ったのはこういう理由からです。
さて、以上のリポートに対しての追加を7月15日にいただいた。掲示板に書込まれた異論を読んで、もう一度あの日のことを考え直したとのこと。上のリポートと併せて読んでいただきたい。
掲示板のtomokoさんの意見を見て、あらためて思いおこしてみたんですが。私も森林ちゃんの生歌が聞けなくてがっかりしたクチなんですが、演奏そのものは確かに凄かったですね。先鋭的で、分厚く混沌とした音で、その日の他のバンドを圧倒してました。(全部見たわけじゃないですけど)これが新しいハイポジだ!と言われれば、それはそれで納得できる濃い演奏でした。ただ、最後の「哀愁でいと」で少々がっかりしてるところを、だめ押しで、奈落の底に落とされた感じで、(私は冗談だとわかってても、開き直って楽しむことはできなかった。)このショックが強すぎて、この以前の演奏のことなど忘れちゃいましたね。Tomokoさんの書き込みを見るまでは、わはははははは。
あのイベントに関して、どう評価するか以前に、情報不足の感がありましたので、おそくなりましたがレポートしました。(「哀愁でいと」も含めて、きっちり楽しんだ人も、きっといるでしょう。かなり意見のわかれるであろうイベントだったことは確かですね)

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