
ハイポジ ライヴ リポート
96年12月28日渋谷NEST
by ムネカタ

−曲目表−
1.だんご虫の歌
2.マイム・マイム
<MC>
3.冒険者たち
4.あと何日?
5.上を向いて歩こう
<MC〜メンバー紹介>
6.身体と歌だけの関係
7.最高の前戯
−MUSICIANS−
ハイポジ:
もりばやしみほ(ボーカル)
近藤研二(アコースティックギター、ウクレレ)
サポート:
向島ゆり子(ヴァイオリン、ピアニカ)
宮田まこと(パーカッション)<ex.KUSU KUSU>


カメラチェックがなかったので、撮らせていただきました。
でも、フラッシュをたかなかったのでブレまくりです(泣)。
この日のライブは、最近Sonyからデビューしたばかりのthe chewinggum weekendのマンスリーライブに招かれてのものでした。
まず、ハミングスという3人組が登場。ボーカル+キーボード+ヴァイオリンという編成で小粋なポップスを聴かせました。
近藤さん自らが登場してのセッティング(女性ファン大騒ぎ)の後、ハイポジが登場!今日はキーボードすら無しの4人編成。しかも、1曲目は懐かしの「だんご虫の歌」じゃないですか!そして、曲が終わってもパーカッションの音だけは続き、それにのせて「こんばんは、ハイポジです」とあいさつ。そしてゆるやかに2曲目「マイム・マイム」へ…曲のつなぎ方のこんな上手さも、さすがハイポジ。
「今の曲は10年ぐらい前の曲なんですけど、当時はお金が無くって、新宿の公園なんかで打ち上げてたんですよ。その時、木のイルミネーションとか、池に映った月がきれいで、『よし、それなら新宿でいちばん高いところから見てやろう!』ってことになって、三角ビルの一番上まで上って、そこから1階まで非常階段を駆け下りたんですよ。もう皆ラリっちゃって、あっ、薬物無しでね(笑)。次の曲は、その時のことを歌った歌です。」
その3曲目のタイトルは、「冒険者たち」。ここまでの3曲は、どれも今現在CD等では聴くことができない曲ばかり。かなり古い曲の数々も、どれも非常に美しいメロディーで、もりばやしさんの作曲家としての才能が昔からのものであることを再確認しました。
4曲目は「あと何日?」。続いて「上を向いて歩こう」が演奏されました。3曲目からここまでの3曲とも、向島さんのヴァイオリンに導かれ、流れるように続いていきました。
2度目のMCでメンバー紹介。もりばやしさんに、「女性としても尊敬してる人です」と紹介されたのは、向島ゆり子さん。数々のセッションで名を馳せてきたヴァイオリニストです。彼女のように世代的には上にあたる人物であっても、優れたミュージシャンは次々に引きつけてしまうハイポジは、やはり特殊な存在なのでは。
そして、パーカッションは元クスクスの宮田さん。クスクスは、「イカ天」で人気が爆発、インディーズのアルバムが10万枚売れてメジャーデビューしたものの、ファンとスタッフに恵まれず(あくまで私見です)解散したバンド。そのバンドの人がこうして今も活動してるってのは(しかもハイポジと!)、昔の友人に会ったような気分で嬉しかったです。
で、近藤さんが「告知係」として今後の活動予定を告知。来年に出る小山田圭吾アレンジによるシングルと、そのプロモーションビデオ(泥だらけになったそうですよ…どんなビデオ!?)についての話、またNHKの番組の公開録画についてのお知らせ(これについてはニュース参照)などがありました。近藤さん、NHKのことを話している時、「その時は今日よりもしっかりやります」と発言。じゃあ、今日はなんなのー(笑)!?
そして最後2曲は、「身体と歌だけの関係」「最高の前戯」と最近の曲を演奏して幕を閉じました。
個人的には、今日のライブは、いままでで一番ハイポジを近くで見たライブでした。なにせ、もりばやしさんまで3メートル足らずなんですから。そんな近くからもりばやしさんを見ていると、彼女が歌うことに本当に集中してるのがわかるんです。一瞬の表現に全身全霊をかける彼女は、啓示が降りるのを待つ巫女のようにもみえました。(そういえば以前は山伏にハマってたんですよね。)
また、今日は、昔の曲やカバーの方が多いという「年忘れ番外編ライブ」って感じのライブでした。編成は完全にアコースティックで、その楽器の音色の1音1音まで考え抜かれた演奏と、曲の繋ぎ方には脱帽してしまいました。いや、近藤さんが「次は…」なんて言うってことは、実力はこんなもんじゃないのかもしれませんが。しかし、特に向島さんのヴァイオリンは、多彩な奏法も含めて、彼女の音楽的なバックグラウンドの広さを感じさせると同時に流麗な演奏で、彼女のCDを買う決心をしてしまったほどです(まだ買ってませんでした、スイマセン)。
個人的には、ぜひ音盤化して欲しい!と思ったほど、素晴らしいライブでした。
ちなみに、この日の最後はthe chewinggum weekend。ドラムが、かつてハイポジの演奏にも参加していた夏秋冬春(現在は「夏秋文尚」に改名)ということもあり、1曲だけ聴いて帰ろうと思っていたものの、結局最後まで聴いてしまいました。曲もいいし、演奏もタイト。いいバンドじゃん。

BACK