
栗コーダーカルテット ライヴ リポート
96年11月19日南青山MANDARA
by 町田巌
私にとって初めての「栗コーダーカルテット」のライブ。
会場の「南青山MANDALA 」は初めて行ったんですけどなかなか良い雰囲気の場所で、今回のライブが音圧の低いタイプのものだったせいかもしれないのですが、席とテーブルがちゃんとあるリラックスなムードで聴ける場所でした。
ライブはほぼ定時通りに始まり、メンバーはそれぞれ思い思いの帽子をかぶって登場。今回栗コーダーカルテットをちゃんと聴くのは初めてで(去年のハイポジのゲストの時しか聴いたことがなかったので)曲名や曲順については分からないのですが、1部は今回会場で先行発売されたアルバムを中心におこなわれ、「ドボルザーク」の小作品などを含めた構成で、
栗原正己(Recorder,Mellophone)
川口義之(Recorder,Perevssions)
近藤研二(Recorder,Guitar)
関島岳郎(Recorder,Tuba)
といった基本構成に一部楽器を入れ替えての演奏スタイルでした。全体的な曲調は「ア・ラウンド・ザ・ヨーロッパ」?といった感じで、東欧〜南欧へ、またはクラシック〜民族調へというようなもので個人的には初期のZABADAKのようなものでしょうか。近藤さんが作曲した「写真の中の君」や、タイトルが不評ながらも名曲「消えたかに道楽」といった曲を演奏しました。リコーダーの優しい音色はまさに「不眠症の方にも超推薦盤」(アルバムコピー)です。
とても心地いい感じで1部を終えたあと休憩をはさんで衝撃の2部へ
で、2部は一部で出演の噂のあった岡村靖幸(!)と岡村靖幸のライブなどでギターを演っているマツイタカオがバンジョーをもってゲストに登場。「岡村靖幸 with 栗コーダーカルテット」といった感じでライブが進みました。
曲は岡村靖幸の曲を中心に「どぉなっちゃってんだよ」を自らアコギをかき鳴らしながら栗コーダーとセッション。他にも「だいすき」とか「ベジタブル」などの他、初期の原田シンジの「黙示録」(栗原氏と岡村氏は初期の原田シンジと中期の松田聖子!がお気に入りとのMCなどをまじえて)なんていうのも演ってました。特にセッションの最後の曲「ベジタブル」などは岡村氏得意のシャウトなどが入っていておよそ栗コーダーの客層に似合わない感じでしたが(お客さんのほとんどがどちらかというとおとなしい感じの人が多かったせいか照れている人もいました)、個人的には岡村靖幸のロック性と栗コーダーのリリカルな演奏がうまく融合した、たのしいひとときでした。
その後岡村氏退場のあとメンバー紹介(ここで近藤さんは「今度のニューシングルのビデオの役作りの為に髭を伸ばしている最中」などと言ってました)を交えながら、NHK教育で放映され栗コーダーが音楽を手がけた5分間人形アニメ「Jam The Housnail」のテーマ曲(これは12/9の8:45より再放送するそうです)や近藤さんがハイポジの時とは違う雰囲気で演奏したクラシックギターの曲などを演って、アンコールを加えた約2時間強のライブは終わりました。
また来年の1月30日には渋谷QUATTROでワンマンのライブを演るそうなので(こちらにも栗コーダーゆかりのゲストが来るそうです。もりばやしさんが来てまた「僕でありたい」が聴けたらいいな)リコーダーミュージックに興味を持たれた方はいかがでしょう。

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