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1999年
12月
31日
(fri)
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2000年
1月
1日
(sat)
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TINAMIX拡大集会。2000年2月からリニューアルして隔週刊のWEBマガジンとなるTINAMIXの関係者が、篠田ご兄弟のアジトに集まっての年越しでした。東浩紀さん・伊藤剛さん・大下さなえさん・リウイチさんなど、錚々たる方々と初対面だったので内心緊張していたのですが、次第に皆さんが本物のオタクだと分かってきてリラックス。すでに知っている人では、かちゃくちゃくん・しばたさん・砂さん・トモミチさんも参加していました。
年明けまでしていた編集会議はかなり白熱、この調子なら今後の展開を期待してもらって良さそうです。「エイリアン9」をめぐる論議も盛りあがりました。その勢いで僕もあるアイドルの素晴らしさを熱弁して、AKさんを巻き込むことに成功しました…と書くとTINAMIXとは無関係の暴走をしたようですが、実はそうではないのです。
ミレニアム突入の瞬間をPHSで話しながら迎え、「それはよせって言ったろ」とNTTに怒られそうだった僕も僕ですが、その瞬間のテレビ画面を撮ろうと4人もカメラを抱えていたのにはかないませんでした。しかも2000年問題を忘れたかのように平穏なので、かちゃくちゃくんは「なんだよ、何も起きねぇのかよ!」と鶴見済ファンならではの悪態をつき始めます。そして今度は新年早々「D4プリンセス」のDVDがプレイヤーに。エンディングの「ドリルでルンルン クルルンルン」で踊だす東さん。そんなことをしていた我々が、しばたさんが悪酔いしてトイレで寝ていたことに気づくのはもう少し後のことでした。
明け方ファミレスへ行き、そこでもTINAMIXの企画について話し合い。店を出る頃にはすっかり朝で、周囲を見回した東さんが「2000年はこんな感じか」と言ったのはいい言葉だと思いました。今年の9月にはファーストインパクト。パトレイバーは追い抜いてしまいました。
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祖父の死去で喪中なのですが、インターネット上ではどこまで挨拶を控えればいいのか迷うところです。年賀メールとかもらうのも嬉しいですしね。ともあれ、皆さん今年もよろしくお願いします。
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12月
30日
(thu)
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いつでも直前になって慌てるのが我が人生、今頃になってY2K対策です。システムを丸ごとバックアップするのは諦めてデータだけをCD-Rに焼いたものの、それでも7枚になりました。それからここやここやここを見たりしたんですが、メーカーのページは総じて分かりづらいですね。ウンザリしつつ、2000年問題修正プログラムをWin98に導入。現実的に言って、気休めのような気がしてなりません。
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Curtis Mayfieldが26日に死去。彼のファースト・アルバム「Curtis」を聴き返したら、「Move On Up」はやはり椅子に座っていられなくなる曲でした。
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「ユリイカ」1月号に大島渚×庵野秀明対談。さにさんも日記で指摘していたけれど、本当に庵野はモヒカンというかウド鈴木のような髪型になってます。対談よりも写真に気をとられてしまいました。
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年内に日記を書くのはこれが最後なのですが、なんかこの1年ぐらいの間に毎日の密度が次第に高くなってきた気がします。このまま気が詰まるところまで行ってみたいもんです。感謝の言葉は言い尽くせないので、また来年もこの日記を書き続けることでそれに代えさせてもらいますね。
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12月
28日
(tue)
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12月
29日
(wed)
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ノボルさんの家にお邪魔して鍋。ひょっとすると忘年会だったのかもしれません。
テツヤさんとウガニクさんという、あるベクトルにおける巨頭同士の初対面の現場に居合わせることができたのは面白かったです。アオノさん、うちは音楽サイトですよ、本当に! 西野さんに広末涼子の2000年卓上カレンダーをもらい、シバタさんにも貴重なブツをもらって大喜び。もらってばかりですいません。ユウタくんは甘えん坊キャラだから、眠くなった時に得です。トモミチさんをOGAIさんがデジカメで撮る様子は見てて和みました。タロウくんは朝までずっと何本となくビールを。ハツミちゃんは悪い大人にそそのかされちゃだめ、口にする言葉は選んで! 大橋さん、この日記見られないんですね。そして、メンツがさっぱり集合時間を守らないので何度も皆を駅まで迎えに行き、キムチ→味噌への華麗な鍋DJを見せてくれたノボルさん、お疲れさまでした、ありがとう。
あと、生まれて初めてプレステに触りました。「To Heart」、いいかも。
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12月
27日
(mon)
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かちゃくちゃくんが懸賞で見事に入場券を当てたので、便乗して20世紀アニメ紅白歌合戦へ行ってきました。会場はなんと武道館。昨日のコミケからアニメ方面の濃い人々が集まった印象の場内は、これから始まるイベントで盛りあがる準備が出来ていることを開始前から予感させるに充分でした。
ムービーが流れ出してイベントは開始。出演者の写真が流れて紹介されていくだけで、いきなり大盛りあがりです。まったく、なんてイベントだ!と言いながらも、山本麻里安と大森玲子の紹介では僕も我を忘れて声援を送ってみました。
司会は荘口彰久・麻績村まゆ子・山本麻里安の3人で、荘口彰久のトークは見事な芸です。白のドレスに身を包んだ山本麻里安には、思わずオペラグラスを持つ手に力が入りました。子安武人なんかと付き合っちゃイヤだ! かなりのボケキャラの麻績村まゆ子は、素早く話を自分に持っていく手腕がギラリと光っていました。審査員には田中公平とキングレコードの大月俊倫もいて、彼らの紹介でもまた盛り上がるのです。
そしてアニソン紅白本編。客もすごいかったです、ライトバーを振りながらちゃんと歌ごとの振りを踊ったりしていて。ときメモの声優である金月真美と野田順子が歌った際の盛りあがりは凄かった、いや飯塚雅弓も、いやいや水木一郎が歌った時が一番盛りあがりました。帝国華撃団には女の子の声が多かったですね。岩男潤子は歌い終わるや泣きまくりで、会場からは「頑張って」の声。緒方恵美は、歌いながらステージの階段に腰を下ろした際のアニキっぷりがたまりませんでした。その彼女は来年から歌手活動の際は名前を変えるらしいのですが、それに関係して「声優が歌うのなんて宴会芸じゃないですか」と発言し、一瞬ながら「20世紀アニメ紅白歌合戦」の存在意義をも脅かしていました。
途中、今回不参加になった宮村優子のビデオメッセージが流れたり、客席にいたおたっきい佐々木が紹介されたりと、良く分からないほど豪華で盛りだくさんのイベントでした。また、世代別ベストワンに輝いたアニメ作品の表彰式なんてのもあって、10代で1位になったエヴァでは高橋洋子が登場。「残酷な天使のテーゼ」を生で聴けちゃいましたよ、ありがたいイベントです。
今回僕にとって山本麻里安と並ぶメインだったのが大森玲子。彼女は音程は正しいのですが、生で聴くとかなり声量がない事実がはっきりとわかりました。発声のせいなんでしょうか。しかし、だからこそあの甘い声がかすれる瞬間を耳に出来るわけで、それがたまらないのです。「15歳でまだまだ子供なんですけど」という発言も僕を痺れさせました。
進行のところどころでゲームやアニメの宣伝が入って、利権の絡みっぷりも見せつけていました。「20世紀アニメ紅白歌合戦」というタイトルのわりにゲーム関係の歌や宣伝が占める率が高かったのも、オタク文化の現状を端的に語っているかのようです。あと、声優っていろいろなキャラがいても結局「元気」が前提のような印象を受けたので、許容される表現の幅広さを獲得するためにも、来世紀は内省的な歌ばかりのダウナー系声優歌手の登場を期待します。
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12月
26日
(sun)
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コスプレ更衣室に行った連れを待っている間、その近くにある休憩所でコスプレの女の子たちが衣装を着たままタバコをけだるく吸っているのを見ていました。視線を移せば開場前のコスプレ広場。朝日を浴びてまだ静かなその光景は不吉なほどでした。
冬コミ3日目。今回も朝5時代に起床、夏と違ってまだ夜も明けていません。OGAIさんに今回もお世話になりました、ありがとうございます。
今回のコミケでは、以前からやり取りさせてもらっていた玉置勉強さんとヒライワさんにお会いできて嬉しかったです。中山明宏さんともお話しすることができました。あと、砂さんのスペースでヒライワさんを待っていたら、売り子をしていたまさしろさんが僕の中学高校時代の後輩だったという事実が発覚。10年近い年月に隔てられた我々を、コミケが再び結びつけてしまいました。こんな形の再開もあるのですね…。
加野瀬さん・河合二葉さん・なかつがわさん・松下さんもご本やペーパーをありがとうございました。あとCDをくれたスタヘさん、「loop skaters MK-II」が最高です。
本を買ったサークルは、阿佐谷腐れ酢学園・渋谷BRAND・SUNDANCE・christmas note・マンガスーパー・roof-topといったところ。渋谷BRANDには村上綾歌嬢本人がいたので、思わずアンミラ等の店員本を購入。写真で見るよりずっと可愛かったですよ。
4時を過ぎると、コジャレ者十数人がOGAIさんのスペースに大集合。人数が多かったので飲み会は新宿組と有楽町組に分かれて行なわれ、僕と連れが参加した有楽町組の他のメンツは、ウガニクさん・ゴー・シモゾノくん・弟子さん・U-ROさんでした。入った店では個室に案内されたのをいいことに、いきなり各自の買ったエロマンガを鑑賞し合うという蛮行に。客観的に言って最低です。あと、久々に我々の前に姿を現したゴーが、初対面のシモゾノくんといきなり息投合して柄の悪い言動をしまくっていて、安心するやら頭が痛むやらでした。
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12月
25日
(sat)
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OUTDEX更新、「MUSIC」にCDレヴュー19枚分を追加しました。
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1999年アイドルポップベスト10(第2夜)
第5位:Chappie「Welcoming Morning」
歌う彼女に芳賀ゆいを連想すると歳がばれます。でも芳賀ゆいを軽く上回るこの瑞々しさは、何かと何かがシンクロしないと生まれません。森高千里&ティン・パン・アレーによる「七夕の夜、君に逢いたい」も名曲。
第4位:ともさかりえ「カプチーノ」
椎名林檎が彼女に書いた曲は、他に「木蓮のクリーム」と「シャンプー」があって、どれも相性がすごくいいです。両人には通じるものがあるのかもしれませんが、椎名林檎は拒食症にはなりそうもない点が違います。
第3位:Folder「I WANT YOU BACK (english ver)」
70年代の曲を12歳に歌わせるという思いつきを、見事クラブチューンにまで押し上げてしまったのは、三浦大地のボーカルの並外れた力量ゆえ。変声期ポップスとしても殿堂入りです。何の殿堂?
第2位:大森玲子「追伸」
彼女の急激なヤンキー化に嘆いていたファンの心を癒すミディアムバラード。歌い上げる際に声が伸びきらず苦しげになる瞬間の切なさがあればそれで充分じゃないですか。男はこうして騙されます。
第1位:野村佑香「セキララ」
男の弱気を少女が歌うと、ダメさが薄れるどころか魅力にまでなってしまうという逆説の輝かしい見本。ダメな男性の皆さんへ。
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12月
24日
(fri)
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今年は衣装をあげたのですが、それが26日用だというのは我ながら考えものです。ともあれ、あなたにもメリー・クリスマス。
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1999年アイドルポップベスト10(第1夜)
第10位:浜崎あゆみ「Boys & Girls」
このままでは喉が長くはもたないのではないかと思わせられる発声がポイント。この発声が僕に彼女をアイドルと認識させました。
第9位:OHA-GIRL「恋のめざまし時計」
ローティーン5人組に歌わせる歌詞を、グループ名のイメージそのままで押しきった力技が光ります。全編ちょっと音が古めの打ち込みで、シンセベースがグルーヴィー。正直なところ、末永遥以外は顔も名前もわかりません。
第8位:広末涼子「真冬の星座たちに守られて」
すいません、この日記ではもう彼女に触れまいと思っていたのに…。すでに幻想を挟む余地がなく、完全なフィクションだと分かってしまうからこそ楽曲に感情移入してしまうこの皮肉よ!
第7位:螢「ハリガネ」
少女詩人界のカヒミ・カリィ。歌いつつも、途中でちゃんと詩の朗読が入ります。大仰なバックサウンドは、周囲が彼女にどんなイメージを求めているかを浮きあがらせていました。
第6位:モーニング娘。「LOVEマシーン」
例えば、「日本」という単語を含んだこの曲と忌野清志郎の「君が代」を同列に並べて不況時代の日本を語ることは可能ではないかと一瞬思いましたが、それはそれであんまりです。
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12月
23日
(thu)
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SONIC YOUTHの「GOODBYE 20TH CENTURY」は、タイトルだけで欲しくなる2枚組。全曲バンドのメンバー以外によって書かれたもので、しかもJohn Cage・Steve Reich・小杉武久・オノヨーコなどによる現代音楽やそれに類する楽曲がプレイされています。現代音楽畑ながらJim O'Rourkeとコラボレーションしていた小杉武久には以前から興味を持っていたのですが、このアルバムには彼もJim O'Rourkeらとともに演奏に参加。現代音楽そのままのSONIC YOUTHらしからぬ演奏もありますが、それでも歪んだギターを吐き続け、オルタナティヴからのノイズ、音響派やフリージャズまで縦断していくようなサウンドが展開されています。構築性と肉体性のバランスは絶妙で、緊張感の溢れる演奏はかなりの集中力を要求するものの、定義不能の音が鳴る気持ち良さがありました。
エンハンスドCD仕様で1曲のムービーが収録されているものの、うちのパソコンではなぜか見られなかったのが残念。
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12月
22日
(wed)
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ムネ子ですわ。
今日はるみこさんと横浜を散策してまいりましたの。最近は、るみこ=糸井重里説を唱える方もいらっしゃるようですが、私の見る限り別人でしてよ。一時帰国中の彼女と話せる残り時間の少なさもあって、女2人でコーヒーショップに入れば話は尽きませんでしたわ。
でも、私の所用のためにまんがの森からアニメイトへと連れまわしたのは申し訳なくて…。しかもまんがの森では、「マジやべぇ、コミケカタログ売り切れだよ! CD-ROM版しかねぇよ!」などと取り乱してしまいましたの。でも、これをいい経験にしてアメリカの人たちに日本のOTAKU-SOULを伝えてあげてくださいね。
年明け間もなくアメリカへお戻りになるるみこさん。たとえコートを脱いで半袖の服を着る季節になったとしても、次にお会いできる機会を楽しみにしておりますわ。
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12月
21日
(tue)
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富沢ひとしの「エイリアン9」は、小学校で少女3人が「エイリアン対策係」になり、学校に現れるエイリアンを排除していく話から始まります。しかしそれは、実は地球人との共生を目論む、あるエイリアンの種族が仕組んだこと。そしてエイリアンの種族間で、共生対象となる子供の体を取り合う事態へと発展していきます。
こんな危険極まりない任務を子供にやらせてなぜ親が納得するのかとか疑問を持ったのはまだいい方。エイリアンに興味を持った少年たちが、エイリアンを自分に乗せて女の子に悪戯する場面があるのですが、単なる笑顔のままなのが異常に気色悪くて、すっかり僕はダメになりました。富沢ひとしには独特の間があるのですが、この場面では悪い方向へ拍車を掛けられた気分です。
またこの作品は、可愛い絵柄と裏腹にかなりグロテスクでもあります。エイリアンたちが殺害される描写は容赦がありません。そして、腹部を食われて死んだ少女が甦ったりするものの、エイリアンに同一化されて生殖能力を失ったりするとなると、ずいぶんと残酷な話じゃないですか。まるで侵食というか陵辱というか。
この物語に性的なメタファーを読みとるのは安直ですが、どうにもその考えは拭えませんでした。そして端的に言えば、エイリアン係がみな少女で、担任や校長も若い女という設定に、男から見て都合のいい世界観の存在を感じたのです。
けれど、その世界観もひとつのテーマに沿ったものであるとしたら、僕から拒否反応が引き出されたのもある種の必然と言えるかもしれません。僕にはどうしても相容れないものがある作品ですが、高度に計算された構成と一切の甘さを捨ててハードに展開する終盤は見事です。
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12月
20日
(mon)
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OUTDEX更新、「MUSIC」にCDレヴュー12枚を追加しました。それが一体何月分なのかということはさておき、年内には今年11月分までをアップする予定です。間に合わなかったら「力尽きたな」と思ってください。
「small circle of friends」には、インサイドアウトブルーム・oram・Rosy Posy Flyflapが加わりました。
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山本直樹「ビリーバーズ」第1巻、かわかみじゅんこ「ワレワレハ」購入。
「ビリーバーズ」は、教えに従って孤島で禁欲的に共同生活する2人の男と1人の女を描きつつ、人の性を浮き彫りにする作品。この場合は「性」は「さが」と読んでください。シリアスさとユーモアのバランスも抜群です。あと、照りつける陽射しの中で他の信者と足を付けあって瞑想する場面のエロティシズムも重要。
かわかみじゅんこは、3話連続の表題作「ワレワレハ」が空回り気味。唐突な展開にして説明不足で、気合いだけが先走っているかのようです。でも、他の短編のうち「ルーシーはダイヤを持って空へ」と「りんごミント」はそれを補って余りある佳作。特に前者では、男に愛されたことで今までの自分を後悔してしまい苦しくなる女の心の揺れ、加えて主人公の男とその男友達の距離の取り方の描写が秀逸です。「りんごミント」は最後の1ページが最高。
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12月
18日
(sat)
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12月
19日
(sun)
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江古田のCafe Flying TeapotでDig or Die。DJは、かおりんさん・シバタさん・トモミチさん・ムチョさんでした。プログレ喫茶だというので、店中にパイプが走っていたり煉瓦が積まれている光景を勝手に想像していたのですが、驚くほど広くて明るく、何かのショールームかと思うようなお店です。「Real Progressive Rock Party」と銘打たれたこのイベントでは、僕のプログレ先入観を軽く飛び越えていくような曲の数々が流されて自分の勉強不足を思い知り、店内にあったジャーマンロックのガイド本を手にしてしまいました。あと、音楽にも「キャラ立ち」ってありますね、どれも強烈でしたよ。
けむろさん・シモゾノさん・ユウタくんも来ていて、OGAIさんにはたまたま食事をしに来ていた砂さんを紹介してもらいました。
イベント終了後に皆でファミレスへ行ったら僕とけむろさんは終電を逃し、その日初めて会ったというのに砂さんのお宅に泊めてもらうことに。いきなりで申し訳なかったです。そして廣瀬このみ・あきの香奈・James Brown…。濃密な一夜でした。
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12月
17日
(fri)
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アトリエサードという出版社から出ている「トーキョーキューティーズ」を購入。初めて知るムックですが、「COMiC CUTiE」方面からJ文学、音楽までに渡って女性アーティストを取り上げています。小野塚カホリ・赤坂真理・南Q太・椎名林檎などに焦点が当てられているほか、岡崎京子の「東京ガールズブラボー」論があるとなると、東京でブラボーと叫びそこねた一部男性も買ってしまうことでしょう。僕とかね。
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「Quick Japan」Vol.27の特集は「バカ音楽雑誌めが!!」。でも蓋をあけてみると「ロッキンオン・ジャパン」と「米国音楽」をミックスしたような切り口になっている気がします。デイジーの松田マヨへのインタビューは嬉しいけど。
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12月
16日
(thu)
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貞本義行の「新世紀エヴァンゲリオン」第5巻は、前巻からもう2年ぶりになるだのと気づいて唖然。さすがに早めの完結を意識しているのでしょう、テレビ版のネタのメガミックス&圧縮の度合いもさらに高くなってきました。後半は緊張感が出てきますが、それでも基本はほのぼのエヴァ。テレビ版のあまりの救いのなさに「せめてこう言ってくれればいいのに」と思ったような部分が、口数の増えたキャラたちによってちゃんと補完されています。そういえば「補完」と言うことばを使うのも久しぶり。
貞本先生、こうなったら完結は2015年でいいです。
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「travelin' by magic carpet」、行けなくてごめん…。
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12月
15日
(wed)
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ぶんか社の「独立王」という雑誌で、マンガ紹介の原稿を書せてもらっています。
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長い間探していたRobert Wyattの「The End Of An Ear」を遂に入手。70年に発売された、彼の初のソロ作です。フリージャズ的な要素の強いアヴァンギャルドな音楽ですが、フリージャズそのものとはまた違った文脈を感じるのは、リズム面が基本的にロックだから。しかしあまりにも脱ロックな作品で、曲によってはSUN RAのESP盤「Heliocentric Worlds」を連想させられます。Gil Evans作曲の2曲は、勝手な想像で民族音楽をやっているかのような声が飛び交っていて、原曲と聞き比べたくなりました。無邪気とまでは言えないけれど、理論理屈で構築されているような堅苦しさはなく、フリーではあるけれど確信があるかのあるような強く打ちつける響きがあります。そして、うつらうつら眠りながら聴いたら、グチャッとした嫌な夢をみてしまった音楽でした。
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12月
14日
(tue)
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年末の渋谷では、ネコミミが尻尾付きで500円で売られていました。アンナミラーズの手前、向かって右にある店ですが、一番奥の商品には気をつけてください。そのアンミラで描いたのは、誰の顔だか一体。黄色いのは茶髪との噂です。コミケのカタログは、マンガの森よりCOMIC STATIONの方が安かったのですが、まんがの森は税込みで2000円だからその比較は違うかも。買ったカタログを持ち去られた代わりに、香りの名前なんて全然知らない僕がホワイトムスクという言葉を教わりました。
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12月
13日
(mon)
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田中ユタカの「愛人」は、複雑な気恥ずかしさを僕に与えました。余命の少ない少年と、彼に恋人代わりとして配給された人造遺伝子人間の少女の物語。役所に頼んで恋人を配給してもらうという行動は不純な気もしますが、物語は徹頭徹尾純愛で貫かれています。
そしてこの少女というのが、純粋無垢で恥じらいもまだ知らないようなキャラなのですよ。しかも海のそばの家で2人きりで生活。それこそ、汚れなき少女を求める男の都合のいい幻想を具現化してしまったかのような設定です。そんなわけで、幻想は僕の自意識を刺激して気恥ずかしさへと変換されるわけですが、苛立ちを感じるギリギリのラインから救ってくれたのは、少女は少年よりも早く死んでしまうという設定でした。次第に減っていく残り時間、そして少女に生まれる羞恥心。
裸になって触れ合うことまではしても、第1巻ではまだセックスをしないのも重要なポイントです。そして反則なほど鮮烈に夏。個人的には、第5話で泳ぎに行った先が実は水没した遊園地だったと分かるシーンが好きです。
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OUTDEX更新、「OTHER」に「菊の御紋は秋風より早く」を追加し、「small circle of friends」にはSWEET LOVERSとMIYAZIホームページが加わりました。今までは「small circle of friends」を「LINK 2」と呼んでいましたが、これからはこちちをメインのリンクにしようと思うので、呼び方を変えることにします。
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12月
11日
(sat)
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12月
12日
(sun)
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イワキリさんの家でオールナイト鍋。メンツは、あおぞらポルテさん・有馬さん・梅本さん・渋谷さん・テルヤスさん・るみこさんでした。
チャーをBGMにして鍋を囲んでいた時には和やかでしたが、そんな僕の心の平穏を破ったのは千恵という北海道の小娘からの電話。彼女とるみこさんとの会話は…詳しく述べることは避けますが、僕の胸に理想のキャンパスライフを映し出すスクリーンを切り刻んだ挙句に炎上させるのに充分でした。僕は耳を塞いで床を転げまわったり、受話器を奪い取って詰問したり、青少年のあるべき姿を説いたりで、食いながら忙しいったらありゃしません。この鍋っていうのが、具を足し汁を足して無限に出てくるので延々と食ってる気がしたのですが、どうにも千恵からの電話も延々と続いていて、栄養分をさんざん摂取してるのに心は白く燃え尽きていくかのようでした。
こんな夜はいい詩が書けそうだ。そんな無根拠な予感を得て白紙に向かったものの、朝までかけて書き上げたのは、自分のルサンチマンをぶちまけた図解と、妄想に基づいた女子高生の年間恋愛スケジュールでした。帰宅してから寝て起きて、再び見直しても心の叫びというより心の空回りの記録にしか見えず悲しいのです。
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12月
10日
(fri)
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「ガロ」が2度目の復刊をしました。最初の休刊前の「ガロ」から泥臭さを抜いたような印象ですが、今月号ではガロ出身作家の作品の再録が多くて、まだ先行きが見えない感じです。誌面の雰囲気は以前の「ガロ」そのままで、逆にちょっと驚きもしました。
逆柱いみり・パルコ木下・花くまゆうさく・キクチヒロノリあたりが好調で、活字連載の中では見沢知廉の存在感が段違いです。
ところで三木美治の「テロルナイトメア」は、さり気なくガロ編集部総辞職事件をモチーフにしてませんか?
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12月
9日
(thu)
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JOYSOUNDのカラオケに行ったら、野村佑香も大森玲子もOHA-GIRLもアリラン明電も無くて泣きました。そんな曲を歌われずに済んで、連れは胸をなでおろしていたと思うのですが。でも、キリンジとか中村一義とかは入っているんですから不思議な基準です。僕の最近の十八番は吉田拓郎の「落陽」。「なんでそんな曲を」と顔をしかめる向きもいそうですが、僕はこの歳になってやっとニューミュージック好きであった過去を肯定できるようになりましたよ。
昨日の書き忘れですが、前田亜季の歌声は14歳と思えないほど大人っぽいと「Winter Tales」をちょっと聴いて感じました。
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12月
8日
(wed)
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嗚呼…中島みゆきの「蕎麦屋」が胸に沁みてしかたありません。つぶやくかのような歌、かすかに鳴るギター、一篇の物語として見事に成立している歌詞。80年作品「生きていてもいいですか」に収録されています。
以下は、どうでもいいネタ特集です。
TRFのDJ KOOはキーボードを弾いてるようにしか見えないが、果たしてどの辺がDJなのか。数多くの人の頭をかすめながらすでに忘れ去られた問題にいまごろ解答を提示したのが、篠原ともえの「Deep Sound Channel」に収録された、DJ KOOによるリミックス「レインボー・ララ・ルー(BIG BEAT MIX)」です。大味なリズムが鳴っているという点では、たしかにビッグ・ビートでした。
野村佑香のシングル「セキララ」は、前作「ペイン」に続いて一人称は「僕」。2枚続けてこれでいいのかと他人事ながら心配しますが、最も意外だったのは少女が歌う「僕」にこれほど自分が弱いことでした。少年野村佑香に降伏。
この日記ではもう彼女に触れまいと思っていたのに…。広末涼子の「RH Singles & ...」に収録された「真冬の星座たちに守られて」は、作詞が久保田洋司。元「THE東西南北」の人です。彼らの名曲「内心、Thank You」をどれほどの人が覚えていることでしょうか。
故スキャットマン・ジョンの代表曲は「SCATMAN」ではなく、世界の果てまで突き抜けるような開放感に満ちた「SCATMAN'S WORLD」ではないかというのが個人的見解です。
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12月
7日
(tue)
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新たにメールマガジンの立ち上げを計画している方をヨシキさんさんに紹介され誘われたので、参加するかどうか迷いつつ新宿でお会いしてきました。結局まだ決められなかったのですが、僕はメーリングリストやメールマガジン、ニュースグループにはあまり思い入れがなくて、ホームページが基本の人間なのだという事実には気づきました。
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12月
6日
(mon)
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渋谷LA-MAMAでのリトエル祭1999へ。今日はあおぞらポルテさんが「青空プレタポルテ」のボーカルで出演するうえに、アメリカから一時帰国中のるみこさんもやってくるというスペシャルな日なのでした。
そんなわけで会場前に着くと、有馬さんと一緒にいる人物が。遂に初対面したるみこさんは…と書きたいところですが、「年齢も本名も、性別さえも不詳」とページに書いてあるのでダメなのです。顔に大きく「?」と書いてある人だったということにしておいてください。
夫婦ユニットかと思っていたら青空プレタポルテは演奏も本格的なバンドで、短パン履いたポルテさんのお姿も決まってました。
その熱演が終わってから、ポルテさんのお知り合いの南Q太さん、後から来たイワキリさんを交えて飲み屋へ。テルヤスさん・渋谷さんも加わり、ポルテさんとQ太さんのお子さんたちがテーブルの下に潜り込んだのを大人たちが覗き込む場面が繰り返される飲み会になりました。榎本加奈子の「ここ。そこ。あそこ。」を読んでなくてQ太さんに怒られたので、今度読んどきます。
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OUTDEX更新、やまむらはじめの「未来のゆくえ」を「COMIC」に追加し、BQ機関が「LINK 2」に加わりました。
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12月
4日
(sat)
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12月
5日
(sun)
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なんとか調子も戻ってきたので、高円寺クラブドルフィンでのハンサム白書へ。このイベントのDJの皆はやっぱりいい趣味をしていて、僕には刺激的です。今回はネット者の参加が少なめでちょい淋しくもありましたが、ホームパーティー感覚で楽しめましたよ。ええ、午前4時を前にして主催者であるタロウさんがBoys Town Gangの「CAN'T TAKE MY EYES OFF YOU」を流した時の、むやみに爆裂的な盛り上がりを貴方にも見せてあげたかったです。そういえば、The Style Councilの「Shout To The Top」のイントロは、CCBの「スクールガール」にそっくりだという事実にも気づきました。というか、後者が前者を真似たんでしょうけど。
打ち上げは午前5時過ぎの吉野家で。寝て起きてもまだタバコの臭いが抜けないやと気にする非喫煙者です。
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12月
3日
(fri)
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調子が悪くて夕食後は時間感覚を失うほど寝てました。
そんな時に「THE WORLD IS MINE」なんて読むもんじゃないですが、9巻まで来てこのテンションを維持しているのはすごいです。スケールが大きくなったり小さくなったりしながらも、大風呂敷を広げすぎて収拾がつかなくなるような雰囲気はなく、ちゃんと進行してますし。また、新井英樹はたぶん単行本化されることを念頭において展開しているのでしょう、9巻ラストでの「引き」も強烈です。
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12月
2日
(thu)
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仕事の打ち合わせの後神保町に行ったもののテンションは下がるばかりで何も買い物はせず、それは渋谷でも同じ。ふとパルコパート3でアーバナート展#8 FINALが開催中なのを思い出し、気を紛らわせようと足を運びました。鈴木志保が「ちむちむチーム」という人たちと組んで大賞を受賞したというイベントだということしか予備知識がなかったのですが、入場してみるとアート門外漢の僕にとっても刺激的なアイデアや表現が。絵やオブジェ、ビデオにパソコンソフトと作品の形態も様々です。バラエティーに富んでるというか富みすぎで、甲乙つける基準が僕には謎なほどでした。でも、ああやって世界と自分とのズレあるいは同調を表現して素敵にねじれた作品を生み出す人たちが、今もどこかで普通に生活していること自体も素敵だと思うのです。
肝心の鈴木志保作品は、2台パソコンがあるうち1台が固まっていて動かず、残りの1台を他人が動かすのを周囲が観察するという状態でした。彼女の白黒のアクセントが眩しい絵に、カーソルが触れると色がつきセリフが現れます。で、知人がこの作品のCD-Rをもらったと話していたので外でも販売されているだろうと思い込んで会場を出たら、CD-Rは売っていないとのこと。落胆? いや、鈴木志保以外のアーティストとの予期せぬ出会いがあったからいいじゃないかと思いながら帰ることにしましたよ。
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12月
1日
(wed)
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佐々淳行の「連合赤軍『あさま山荘』事件」は、あさま山荘事件の現場で指揮をとった筆者による手記。人質をとっての長期に渡る篭城と極寒の中で向かい合い、しかも地元県警と警視庁とのセクショナリズムに悩まされれば、マスコミ対策に奔走し、さらに過激派に狙われるかもしれない家族の心配までしなければなりません。そんな苛酷極まりない状況を、思いのほかユーモアも交えながら書いているのは、今だからこその余裕でしょうか。もちろん美化されているでしょうが、この無骨さは武士道という感じですな。
この本はほとんどの人物が実名で書かれていて、しかも連合赤軍などの過激派を「狂信集団」と断言し、左派弁護士にも批判的であるという姿勢が明確に示されています。これでもかというほど狡猾な新聞として表現されているA紙というのは、やはり朝日新聞なんでしょうかね。
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