since 14/DEC/96
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1月
31日
(sun)
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開店するやいなやメトロトロン系アーティストの根城となった感のあるライヴハウス・銀座SPOT"G"。この店が平然と「Gスポット」と呼ばれるようになってしまったのは、いかんせんアーティストも客もアダルトな層だからでしょうか。今夜はそのスィート・スポットで鈴木博文さんのライヴ、もちろん僕も聴きに…行けませんでした。
僕は現在、カーネーションのライヴ・ツアーで発売されるオフィシャル・ブック用に原稿を書いています。締切は1月中。皆さん御存じのように、例年なら1月は38日くらいまであるはずなのですが、2000年問題の影響か今年は31日までしかありません。そのために僕は、火にかけられた鍋から吹き上がる泡が蓋すら押し流すほどに煮詰まっているという寸法です。担当した原稿の字数は実に4ケタ、その*分の1は書き上がりましたが、残りは真っ白。しかも、華原朋美の事件の数時間前に、彼女の自殺をほのめかす書き込みがどこぞの掲示板にあったとかで、現実逃避をするにも道が多すぎて今夜も迷子です。
ああっ、電話が鳴りました、きっと原稿の催促です。まるでコミケ前に同人誌を作ってるみたいですが、同人誌がこういうのの真似なんですよね。もはや主客の取り違えにも磨きがかかっていますし、錯乱してこの日記を入稿してしまわないうちに、原稿書きに戻ります。皆さんおやすみなさい、僕は寝られません。
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1月
30日
(sat)
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朝の東京は雲一つ無い冬晴れ。そしてそれを眺める僕は通勤電車の中。土曜だってのに会社に向かうのは、今年の頭に3日連続でインフルエンザに倒れた皺寄せが来ているからです。今日はTAHARA横浜店で、平澤さんが仕切る濱田理恵さんと青山陽一のストアライヴがあるっていうのに。青い空を見てると心もブルー、なんて中学生並みの表現を使ってしまうほどダウナーな気分に滑り落ちてしまいました。
しかしそんな僕にも救いの手が。帰宅してみると、しばたさんから広末のマウスパッド&写真が届いてるじゃありませんか! マウスパットの上にマウスを転がす前に、自分が転がってしまいたいほどの嬉しさです。ああ、これで僕は生きていける。そんな思いを胸に秘めた僕に、「それでいいのか」という自問はありません。グッバイ現世。
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1月
29日
(fri)
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明日が発売日の石野卓球の新作はもう店頭に並んでいるだろうと思ったんですが、棚にあるのは旧作ばかり。よく考えたら発売は来月で、先走りカウパー気分を反省しようとしたものの、渋さ知らズ「渋龍」、CARLINHOS BROWN「OMELETW MAN」、CAETANO VELOSO「PRENDA MINHA」、AL KOOPER「NAKED SONGS」を一気に買ってしまい、それどころではありません。
パルコブックセンターでは、呉智英「ロゴスの名はロゴス」と阿部和重「無情の世界」を購入。レジで阿部和重のサイン会の整理券が欲しいかと聞かれて、日時も確かめずにもらってしまうのはミーハー精神あるいは貧乏性のせいです。整理券番号はNo.8。おおっ。でも次のコミティアと重なってるんで、抜け出さないと行けないなぁ。
今日の「彼氏彼女の事情」、とうとうやりやがってましたね(露骨)。僕の元へも、「有馬ってコンドームを準備してたのかな?」という声がすでにふたりから寄せられています。なぜ俺に寄せるんだよ。
それにつけても、今週は監督クレジットなし。やった後に有馬が苦悩するって場面は、カレカノの中でも最も庵野チックだと思ってたんで、今回ばかりは庵野監督の看板でかまして欲しかったんですけどね。苦悩の心理をそのまんま書いた文字が邪魔っていうか。
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1月
28日
(thu)
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今日発売の「コーラス」を手に取ったあなた、ちょっと待った! 今月号には「天然コケッコー」は載っていませんよ。
最近CDプレイヤーに入れっぱなしなのは、TOM ZEの「FABRICATION DEFECT」。デビッド・バーン主宰のLuaka Bopからアメリカ盤が出てるブラジルのミュージシャンで、なんでも60代らしい。思わず「嘘ぉ?」なんて声を上げてしまいそうなのは、アルバムを通してかなり変なサウンドを鳴らしてるから。メロディーは言葉の響きと相まって非常にブラジルらしいし、コーラスの使い方もわりと普通なんだけど、それ以外のリズムや声色の使い分けなどの部分が独特ときている。感覚最優先のサウンドなんだけど、総体としての気持ち良さもまた格別という不思議な音楽だ。あえて厚みなんて求めてないんだろうけど、結果として聴き手の想像力を刺激して来る。でもそれは「挑発」とはならないユーモラスさがあるわけだ。ロマンティックな「CEDOTADAR」みたいな曲もあって、どれも非常に良質なポップスなんだけど、オルタナティヴと呼ばれる欧米の音楽にも負けない刺激があるとはどういうことだ。しかもこの歳で。地球の裏側にはこんな音楽家もいるんだから世界は広いよなぁ。バイーアっぽい「XIQUEXIQUE」で緊迫感を保ちながら幕を閉じるのも心憎い。最後まで媚びはないのだ。
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1月
27日
(wed)
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首を切られた動物がぶら下げられてるみたい。最近の新聞やら電車やらでやたら目に付く武富士の広告、ちょっと下劣過ぎやしないですかい。10月13日の日記でも書いたけど、首を後ろにのけぞらせた女性ダンサーたちが並んでる例の広告ですよ。顔を見せないで女の肢体だけをこれでもかと強調して目を引こうという意図が素晴らしいほどに透けて見えてゲンナリです。同じ広告内の「医療の無料アドバイス」っていう宣伝もそんな気分に拍車をかけてくれます。そんなことより取る金減らせって感じで。武富士のこの広告露出の多さも、不景気で他の企業が広告出費を抑えてるせいかと思うと、気分はさらに不景気になっちまいます。
遅れて読むこと数日の「CUTiE COMiC」3月号、「鮮烈デビュー」の山本ルンルンって、復活した頃の「ガロ」に登場してた作家ですね。「ガロ」は廃刊の公式情報が出たという話も聞いたけれど、来月にはロフトプラスワンでイベントをやるらしいし、どうなってるんでしょ。小野塚カホリは相変わらず闇をえぐり取っていて、魚喃キリコや南Q太が良いことは言うに及ばず。かわかみじゅんこは、わざと絵をゴチャゴチャさせて勢いを出そうとしてるんでしょうね。
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1月
26日
(tue)
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裸なんてほとんど出てこないのに、COMIC STATIONでは成年コミックのコーナーに置かれていたのが「Cute Plus」Vol.1。コアマガジンの本だからこういう扱いになったんだろうけど、中身の方はTAGROさんほかによる可愛い女の子マンガ中心です。コラムのコーナーにはトモミチさんが登場、しかもわぐまさんもいるんで、それだけでネット出身者率が高い気がしてきます。カーバーの下には加野瀬さんもいて「THE WORLD IS MINE」を推奨。
爆笑問題の「爆笑大問題」は、ニュースをネタにして話すテレビ番組での漫才を文字に起こしたもの。でも、ちょっと間延びしてる部分もあるし、二人の会話のリズムを想像しながら読む必要があるので、太田光のコラムの方が楽しめたりします。太田光が書く文章でも、「天下御免の向こう見ず」のようなエッセイよりも「日本原論」のような漫才形式の方が面白いのは、突込みがあることを想定した方がより元ネタから飛躍したギャグを飛ばせるからなのでしょう。彼の毒と機知が活きるのは断然そっちの方。現在「ダ・ヴィンチ」で連載してる歴史モノも、一定のコードの中で脱線寸前のプレイを連発するフリージャズのようなネタを、異様な密度とテンションで繰り出してます。
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1月
25日
(mon)
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大相撲初場所で千代大海が初優勝。元不良が厳しい稽古に耐え、努力に努力を重ねて優勝を勝ち取ったという美談を、今日のメディアは叩き売りです。「たかがデブのもみ合いで騒ぎやがってウゼえんだよ、そんなに感動が欲しいか!」などと言ってるあなた、善良な市民として社会に受け入れてもらえませんよ。友情、努力、勝利、素晴らしいですね!
…善人ぶるのって疲れますな。ともあれ、美談や立志伝というのは確かにある種の感動を与えてくれますが、往々にして予定調和ゆえの退屈さを孕んでいることも否めません。「悪いことはほとんどやった」という元不良もいいですが、コミケ・みやむー・エロゲー・聖コスプレ学院などに次々と手を染め、親にも見捨てられた腐れオタクが、GAINAXの門を叩くつもりでうっかり九重部屋の門を叩いてしまい、引くに引けなくなって嫌々稽古を積んだ挙げ句に大相撲で優勝。そんな本人も望まぬサクセスストーリーを、誰か見せてはくれないでしょうか。目指すは「BIG TOMORROW」の巻頭インタビューです。いや、夢はでっかく「プレジデント」の表紙といきましょう。
お前がやれと言う声も聞こえてきますが、さっき四股を踏んだだけで隣の部屋から怒鳴られました。友情、努力、勝利、難しいですね。
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1月
24日
(sun)
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裕木奈江が脱いだことは、何も知らずに彼女の復活を待ち望んでいた心優しきファンたちにどのような心理的ショックを与えるのか。裕木奈江に限らなくても少なからぬアイドル・ファンはいつかそうした事態に直面する可能性があるわけで、そんな重要な問題を6歳年下の人物と議論しようとしたところ、この御仁、裕木奈江を知らないと言うじゃないですか。「それってビビアン・スーの昔の写真の見間違いじゃないの?」ぐらいの反撃は予想していましたが、このリアクションには言葉を失ってしまいました。時は流れています、裕木奈江にも僕にもあなたにも。ちなみに落ちてた画像を見たら、裕木奈江は荒野で真っ黒。ここにも時の流れが…と一瞬思いましたが、単なるシャネルズ方式のようでした。
本屋でゆらゆらと物色して、鬼頭莫宏「なるたる」2巻、米倉けんご「私立星之端学園恋愛!?専科」、高屋奈月「フルーツバスケット」1巻購入。でも買っといて読まずに、昼寝して腹を冷やしてる休日です。久しぶりに傘を差しました。
o u t d e x更新、「MUSIC」にオザケンやMP3についての、「OTHERS」に宅配青酸自殺報道についての雑文を追加しました。
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1月
23日
(sat)
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久しぶりに行ってきました、秋葉原。近々現在の回線をISDNに変える予定なので、時間のあるうちにTAを買いに来たというわけです。別にTAだけなら渋谷のT-ZONEで買った方が近いし値段も大して変わらないんですが、まぁせっかくの機会なんで秋葉原の街の雰囲気でも味わってみようと。あの街って、なんか消費することへの胸の高鳴りを僕にもたらすんですよ。
ちょくちょくパソコンを改造したり周辺機器を増やしたりするタイプじゃないんで、今じゃすっかり現在のパソコン事情には疎くなってるんですが、DVDのソフトはお色気モノがたくさん出てるとか、MP3のRIOはすでに3万円を切ってるんだとか、何の役にも立たないことばかり知って新鮮な気分になれました。そしてだんだん気が大きくなって、もう3年使ってるパソコン自体も買い替えようかと思ったんですが、僕が愛用するIBMは新機種が来月頭に出るというのでそれを待つことに。でもDVD-ROMが2万とかで買えると知ると、新マシンに載せたくなりますね。どうせエヴァのDVDぐらいしか観ないのに。結局、基本機能が揃ったオムロン製の2万もしないTAを買って帰路に。堅実です。
ステレオコンポのカタログも大量に集めてきました。アンプから音が出るまで余裕で数分かかったり、CDプレイヤーが数回に1回しかCDを認識しなかったりという茶目っ気たっぷりの僕の愛機は、実はもう10年以上使ってます。ハードに使ってるのに、よく持ってるなぁ。カタログを眺めると、パワーのあるコンポはガキ向けのくだらない機能だらけだし、大人向けのコンポは省スペースはいいけどパワー不足。基本的な機能が揃ってて、なおかつパワーがあってスピーカーがでかいコンポってなかなか無いみたいです。しかも、今では標準装備のMDプレイヤーが値段を上げていて、カセットデッキはオプション扱い。カセットデッキも買い替えたいんですよ、僕はテープを2000本ぐらい持ってるんで。そしてちょっと高目の機種で試算をすると、あらら、パソコンが買える値段。買い物をしたい衝動と、パソコン2台分の出費という現実的な問題の狭間で、パラパラとカタログをめくる夢見がちな僕です。
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1月
22日
(fri)
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昨夜は2時近くまで同人誌「Parking!」の原稿を書いてたんだけど、寝る前にメールをチェックしたら、ヒタカ編集長から最終号は発行延期とのメール。次号が最後なんで、遅れた原稿を後回しにできないというわけです。僕の原稿は多少旬が過ぎそうで不安なんですが、有終の美を飾る最終号だけに、これは仕方ないですな。そんなわけで、「Parking!」5号は5月のコミティアで発売の予定です。
今夜は「彼氏彼女の事情」の後に「もののけ姫」放送で、宮崎駿と庵野秀明の師弟ニアミス…と思いきや、カレカノの監督は佐藤裕紀と「アンノヒデアキ」。なんでしょう、サブカルっぽさでも強調したいんでしょうか。こうやって唐突に人を食った真似をして皆に憶測を飛ばせようという魂胆なのでしょう。困った人です。僕もその魂胆にホイホイ乗っちゃいます。
そのAct.17、恋の戸惑いにむせかえるような内容もいい感じでしたが、ペロペロを見てるとたれぱんだを連想してしまい、そう思ったが最後、頭を離れませんでした。僕の頭の中ではあの2匹がコロコロ転がってます。
おまけ:にせカレカノ Watch ☆(はちさんスイマセン!)
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1月
21日
(thu)
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俺ってアニメのマニアじゃないんだよなぁ。そんなことを再確認したのは、ゲーム批評2月号増刊「アニメ批評」を読み終えたからでした。僕は割とよくアニメを観る方だけど、エヴァ→ウテナ→カウボーイビバップ→lain→カレカノという流れは割とメジャー路線なんではないでしょうか。「ガラサキ」や「オーフェン」なんてのはこの本で初めて知ったようなもんだし、マニア層との距離は結構大きいのです。アニメ雑誌も買っていない僕にとって、「アニメ批評」は現状をディープな所までまとめて教えてくれる便利な本でした。
特集は、日本国内の制作現場、原作つきアニメの葛藤、アジアのアニメの現状、それにアダルトアニメという4本柱。いきなり「アニメは一体何処にいくのか?」と大きくブチあげてますが、アニメ番組の増加・放送枠のカテゴリ化・業界のメディアミックスなどの基本的な情報から、本筋を外れた小ネタまで、上手くまとめられている印象です。
個人的に面白かったのは、日本には「普通のアニメ界」と「ディズニーアニメ界」の他に、「サザエ界」という伝統芸能のような職人世界が存在するという記事。「サザエさん」の進歩の無い表現にはある種の気味の悪さすら感じていたんで、なんか納得です。あと、GAINAXの佐藤裕紀インタビューを読むと、「俺らはもうエヴァの先を見てるんだぜ」っていう自負を持っていることがよくわかりますな。
今回は「創刊準備号」ということで、まずは現状のリポート中心だった印象。次回からはさらに作品単位での批評が増えてくれると嬉しいです。
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1月
20日
(wed)
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夜7時の渋谷タワーレコード2階邦楽売り場のレジには長蛇の列。なぜ俺の前に並ぶ女の子たちはみんなpre-schoolのアルバムを手にしてるんだ、なぜ引き換えに時間のかかる予約なんてしてるんだ、しかもなんでたかが数千円をカードで支払うんだ!? 商品流通に恵まれた東京でCDを予約する必要なんてあるのか不思議なんだけど、たぶん予約特典があるからなんだろうな…ってのは、渋谷タワーで広末のアルバムを予約するとポスターがもらえると聞いてから気付いた話。それを知ったのは帰宅してからなんだけど。
出荷が遅れてるのか発売日前日だってのにタワーにしかなくて、肉を買うロシア人のような行列までして手に入れてきたのが、青山陽一の「SO FAR, SO CLOSE」。これまでに比べて音がクリアな印象だけど、メジャー移籍初アルバムだからって急に方向転換なんてことは全くない。鳥羽修と鈴木博文との共同プロデュースで、演奏もBLUE MOUNTAINSのメンバーが参加。聞き手のイマジネーションを心地よく刺激する歌詞は、相変わらずの言葉の配列の妙だ。耳に引っ掛かるメロディー/言葉/演奏だらけなのに、力んだところなんて見せない飄々とした風情で、そこに難解さや複雑さが平気な顔して同居してるのが不可思議な魅力。ちょっとその歌の奥を覗き込もうものなら、底には不条理が密林を成しているに違いない。後半に滲むブルーズ汁は熱いぜ、彼を見くびるな。薄いTシャツの下からは堅く張った骨が浮き出しているんだけど、それを包む筋肉は滑らかに動く。そんなしやかな音楽。
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1月
19日
(tue)
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新年も明けて二十日近く経とうという今日になって、やっとPHSの11ケタ変換を済ませてきました。実は数日前にもNTTドコモへ出向いたんですが、いざ変換を頼んだら、「変換に失敗して登録しているデータが消えても文句を言いません」という内容の誓約書にサインをさせられそうになったので、泣きながら家に舞い戻るハメになりました。そして、登録していたすべての電話番号をパソコンに打ち込んで保存するという面倒極まりない作業を終えて今日の雪辱戦となったわけですが、バックアップ作業をあざ笑うかのように変換は無事終了。それはいいとしても、せっかくNTTドコモヘ行っても、かつては広末が登場していたパンフ類がすべて加藤あいに変わっているのは残念でした。あと、自分で変換作業をする携帯電話と違って、PHSは何をされても客には窺い知れない奥の部屋へ持ち去られるので、プリクラの類は剥がしておいた方が良いかと。こういうことは渡してから気づくのが世の常です。
その無料変換サービスも、今月末日まで。うかうかしてると現在のサービスが受けられなくなってしまうというわけです。そしてこの話題に乗じてお願いしたいのが、この日記やo u t d e x・地下水道・マニアの受難・ハイポジ-BODY meets SING-・SWAYなどのページへのブックマークやリンクのうち、以下の部分を直していただきたいということなのです。現在の「www02.so-net.or.jp」が使えるのは3月一杯までなんですよ。中には「ux01.so-net.or.jp」なんてレトロなURLでアクセスしている方もいるかもしれませんが、それも同じようにアクセス不能の憂き目に遭いそうなので変更をお願いします。
旧:www02.so-net.or.jp
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新:www02.so-net.ne.jp
急にこんなことを言い出したようですが、実はこの変更って去年からなんですよね。いつだったかも思い出せないんですが。99年3月まで使えるなら半年前に告知すればいいやと考えていたら98年も終わりに近づき、年明けすぐに告知しようと思ったらやはり忘れてしまいました。そして気が付けば残された猶予は2ヶ月弱。追い詰められないと仕事をしない性格がバレバレですね。子供の頃からこのまんま、三つ子の魂百まで。僕の人生、こんなことばっかです。
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1月
18日
(mon)
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南Q太「ゆらゆら」、橋本みつる「夢を見る人」購入。「きみとぼく」で描いてるらしい橋本みつるっていう作家は全然知らなかったんだけど、制服の少年少女が向かい合って女の子が涙を浮かべてる表紙に惹かれたというだけで買ってしまいました。中身の方は僕の予想とちょっと違う感じだったけど、表紙と同じシーンを描いたピンナップの絵が気に入ったからいいや。南Q太は、「CUTiE COMiC」で収録作品を全部読んでたんだけど、読み返してみるとやっぱ面白いですな。孤独と残酷さと恋とが混ざった「猫」がこの中では出色。
その2冊を買ったCOMIC STATIONに、山本直樹のイラストが入ったチラシがあったので手に取ると、「東京流れ者会」のチラシでした。伊藤ヨタロウ主宰のこのイベント、メインのホーカシャンの他に3バンドが出るのですが、SLOW LEARNERというバンドを山本直樹が率いてるらしいです。昔イカ天(これ、今の若い衆はどのくらい知ってるんでしょ)とスピリッツの共同イベントがあって、そこで山本直樹が叫んでた記憶があるんですが、今の彼はどんな音楽をやってるんでしょうか。
「MUSIC MAGAZINE」2月号をパラパラめくって改めて感じたのは、誌面におけるアニメ音楽率の増加です。とはいえ全体からいえば微々たるものですが、坂本真綾を取り上げたグラビアに、アニメのサントラを扱った「アニマ・アニメラ」なんて連載まであるんですよ。すべて高橋修編集長の趣味のようで、老化の進むマニア雑誌でのこの姿勢は、言葉に迷いますがやはり勇気はあると思います。あまりにも菅野よう子ネタが多いのは気になるんですが。
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1月
17日
(sun)
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今日も横浜方面に出動。最近久しぶりにページの更新を再開した途端、いろんなところで「復活した!」と話題にされていた幸せ者・ゴーと密会です。人目を忍んで受け渡しが行われたのは、まず「彼氏彼女の事情」のビデオ。僕は15回目、ゴーは14回目を録り逃していたので、こうして二十歳を越えた青年が休日に出向いたとういうオタク一代記なのでありますよ。あと、何か愉快なブツの詰まった闇鍋のようなMOも交換しましたが、その辺の記憶は曖昧です。
そんなわけで、コーヒー1杯×2人で喫茶店に居座ること3時間。ネット上のサブカル〜コジャレ系ページ勢力分析、MP3やら地下系のネタなどなど、話した内容は僕の口からは詳しくは語れないんですが、そう思うとゴーが日記で暴露してそうでドキドキの冬の日です。
帰宅してから早速カレカノを観ました。15回目は前半が総集編の続きで、後半が新作。あー、ホントに監督のクレジットがエンディングロールに無いんですね。ACT.15で気に入ったのは、鉄橋の上の写真がグルグルまわってモノローグがかぶさる部分。ギャグはさらに極端に、シリアスな部分はさらにシリアスにという演出がストーリに深みを与えてて好きです。あと、次回予告での山本麻里安の格好は高校の制服なんでしょうか。ACT.16は、ちゅどーんと爆発して新番組予告という展開に笑いました。こうやって文字にすると何がなんだか分かりませんが。
ところで、貞本義行さんが声優としてカレカノに参加してると言う話を聞いたんですが、その部分はもう放送されたんでしょうか。エンディングロールをよく見てなかったんで分からないのですが、これからなのかな?
o u t d e x更新、「GOTH2400」・「DRYBOX」・2 MonkeyGamer・「Nakatsugawa's HomePage」・「日刊 動く歩道」・「Physical Daydream」・「R O U G H M I X W W W」を相互リンクに追加しました。この相互リンク、すっかり重くなったなぁと思っていたら、ゴーにも「重いっすよ、地下水道化してる」と言われてしまったんで、そのうちフレーム化する予定です。
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1月
16日
(sat)
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京急に乗って初めて訪れた街、能見台。真冬とは思えない柔らかそうな雲の浮いた青空を見つつ、僕は国道の脇を歩いてWATERCOLORへ向かうのです。長年僕の耳と心に響き続けてきたSWAYの杉山加奈さんと丸尾めぐみさんにお会いするために。
訪れたスタジオでは、SWAYとスタッフの皆さんが作業中。丸尾さん、そして杉山さんに遂に対面してしまいました。「すっぴんですいません」と言う杉山さんに、僕は「いえいえ気にしないで下さい、僕もすっぴんですから」と返してしまう舞い上がりようです。一段落するのを待っている間も、僕は素人丸出しでキョロキョロしてしまいました。
そして中村さんと石川さんを交えて話し合いです。今日受けるという「相談」の内容を、その時まで僕は詳しく知らなかったのですが、なんとSWAYはメンバーチェンジして、これまでプロデューサとして参加してきた丸尾さんがメンバーとして加わることになったとのこと。予想もしていなかった話だけに、僕も正直言って一瞬言葉を失ってしまいましたが、今後の展開について相談されては、なんとか言葉を継がないわけにはいきません。拙い意見などを述べさせてもらいつつ、僕も今後のSWAYの活動に協力させてもらうことになったのです。
もろもろの話が終了後、中村さんのご厚意でポラロイド写真をSWAYのおふたりと撮ってもらい、サインまでいただいてしまいました。役得です。それにしても、僕は15年前から杉山さんの音楽を聴いていたわけであり、特に94年作の「ほろ馬車」には胸をかきむしられるような感動すら受けたわけで、その方と一緒にこういう状況になると、喜びながらも不思議でなりません。夢のよう、と言ったらベタなんですけどそんな感じなのです。
場を辞すタイミングを失うことを覚悟でその後もレコーディングを見学させてもらい、ついつい2時間も長居をしてしまいました。見送って下さる皆さんに感謝しつつ、スタジオを後にしたのでした。
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1月
15日
(fri)
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あー、いたいた、晴れ着だらけだから見つけらんないかと思った。さっき着いたんだよタクシーで。記念撮影終わったの? すごいなこの状況、スーツと晴れ着と笑顔だらけで。やっぱ俺もスーツ着てくるべきだったよ、で、まぎれて一緒に写るの。なんだよ、その無理があるぞって顔は。
でもさぁ、自分の成人式に出なかった俺がここにいるのも変な話だよな。なんで出なかったって? 嫌いなんだよ、地域とか共同体とか。その日は渋谷でレコード買ってた、ハチ公前の交差点で信号待ちしてたら、向かいのビルの電光掲示板に気温4度って出ててさ。雨だったよ。
それにしても、男も女も血中ヤンキー度の高そうな奴が多いな。ほら、記念撮影で生真面目そうな奴が端の方でちっちゃくなってるよ。ここじゃオタクは肩身狭くて住みにくそうだな。え、そういう連中はみんな東京へ出て行く? そうかぁ、そんで東京は地方からオタクが流入して濃度が高くなるわけか。いいんだか悪いんだか分かんないな。俺? ここには絶対住めないだろ、どう考えても。モノ無さそうだし。
あの子がお前の親友? ああ、どもムネカタと言います。はい、東京から。え、俺がシャッター押すの? いいっすよ、はいチーズ。
なんか前の方で食い物配ってるらしいよ、もらってきな、飢えて目を血走らせた野獣のように。晴れ着と裏腹なその姿を写真に残しておくから。中に入ってるのは…サンドイッチとウーロン茶か。え、俺の分ももらってきた? いいのかよ? まぁ余ってるならいいか、どうせ無駄になるんだし。それが成人の知恵ってもんだよな。うん。
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1月
14日
(thu)
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他者への愛情を表現しようと思うと偏愛を露呈するだけになりがちであり、悪意を表現しようとすると単なる稚拙な罵倒になってしまいがちだ。しかし、その両方を表現することにおいて笙野頼子は卓越した力量を示す。一言でいえば面白い。そして、自意識を過剰に溢れさせているようで、実は見事にコントロールしている点にも感嘆させられる。
「東京妖怪浮遊」に収められている「東京すらりんぴょん」と連作「東京妖怪浮遊」は、ともに東京で一人暮らしをしている四十代の女が主人公。都会の人混みに紛れて猫と気ままに暮らすことを願う彼女は、「東京妖怪浮遊」では「ヨソメ」という妖怪として登場する。自分と猫と住居と街と編集者。そんな作家の日常が、現実と幻想の切れ目を曖昧にして描かれる私小説だ。「タイムスリップ・コンビナート」を読んだ時にも感じたことだが、その境界線はなめらかで判然とせず、だからこそラディカルでもある。他人との軋轢を音が鳴るほどの筆致で描きながらも、どこか漂う倦怠感。私はただ静かに暮らしたい。物語の世界は湿り気が多く、潤みながら虚ろな印象だ。独特の湿度と体温が物語を包む。
「東京妖怪浮遊」の最初では、主人公や超能力を持った飼い猫、相手によって態度を変える粘着質の編集者などの実在の人間・動物が妖怪として描かれるけれど、やがて本当の妖怪としか思えないような存在も現われ、最後には都市そのものが妖怪となる。この展開もまた、緻密な計算の中に吸い込まれていく気持ち良さを与えてくれた。
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1月
13日
(wed)
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買ってまーす。「そんなに買って何になる」は禁句でーす。
すぎむらしんいち「ALL NUDE」は短編集。ゲーム批評2月号増刊「アニメ批評」はGAINAX情報多し、ウガニクさんがバイアグラ飲んだりしてて面白そうです。笙野頼子は新刊が2冊、「説教師カニバットと百人の危ない美女」と「笙野頼子窯変小説集 時ノアゲアシ取リ」の両方を購入。今、「東京妖怪浮遊」を読んでる最中なんで、僕の中にだけ空前の笙野頼子ブームが到来しています。そして、赤坂真理の「蝶の皮膚の下」と彼女が表紙に登場してる「文藝」春号も買ったら、河出書房新社度が一気にアップしました。「文藝」の特集は、「J文学で行こう!」に「インディーズ哲学」という感じで、雑誌のキャラを立てるほどほどの軽さが好きです。
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1月
12日
(tue)
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インフルエンザで倒れて外出を控えてたせいもあって、今日になって今年始めてレコード屋をまわってきたんですが、まだ個人的にめぼしい新譜は出てませんでした。そんなわけで旧譜とか昨年の後半に出たCDを2枚ほど。しっかり買っちゃうんですけど。
四人囃子「一触即発」
日本のプログレバンドの、74年のデビューアルバム。当時僕は2歳ですか。シンプルな歌詞に緊迫感が漂い続けるソリッドな演奏で、スケール感がでかいでかい。音のエッジも立っていて、今聴いても驚くほど新鮮。しかもこれ、隙が無いんですよ。プログレっていうと拒否反応を示す人もいるかもしれないですけど、言い換えれば、目まぐるしく展開して細胞分裂のように増殖していくロック。リズムチェンジもカッコよくて、「おまつり」や「一触即発」には圧倒されちまいます。アルバムの5曲に、シングル「空飛ぶ円盤に弟が乗ったよ」のAB面も収録。
「カリビアン・ポリフォニー ベネズエラ、極彩色コーラスの魅力」
ビクターの民族音楽シリーズの1枚で、ベネズエラの合唱を収めたアルバム。この南米の国で合唱が盛んだとは知らなかったし、そもそもベネズエラの音楽を聴くこと自体が初めてかもしれません。歌うのはベネズエラ中央大学オルフェオン・ウニベルシタリオって人達で、レパートリーはベネズエラの民俗的な器楽を多声曲にアレンジしたもの。クラッシックや現代音楽臭い部分もあるんですけど、8分の5拍という聞きなれないリズムや、2種類のリズムが同時進行する複雑さには耳を奪われました。キューバ音楽に近い明るい哀愁があるなぁと思ったら、キューバやドミニカ、アルゼンチンといった南米一帯の音楽を取り入れてます。
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1月
11日
(mon)
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読んでる最中に、やり切れない気分になって叫びたい衝動に駆られてしまうようなマンガがあり、優れた作品は少なからずそうした性質を持っているような気がする。まぁそんな衝動に駆られるのは俺だけかもしれないが、要は人を突き動かすエネルギーがあるってこと。かわかみじゅんこの「少女ケニヤ」もまたそんなマンガだ。他人との接触欲求は考えてみるとよく分からないものだって事実をチクチクと突いてくる。
「わかさわん」の主人公・チサにはずっと彼氏がいない。そして友人の鹿ちゃんの愛想の悪い彼氏に、あてつけみたいにキスをせがんで、周囲にその噂が広まってしまう。
鹿ちゃん「あたしの彼氏のこと好きなの?」
チサ 「ううん」
鹿ちゃん「あたしも/でもあやまってあれはあたしの彼氏だから/あたしはいつもあたしを好きな人がいないとだめなの」
そんな鹿ちゃんの言葉を聞いて、チサはきらめく夏の木々を見ながら思う。「みんなちゃんと見えてるわけじゃないのか」。何から何まで分かんないままなんだけど、分かんないままの気分を美しく描き出している。
「あした泣くかも」と「少女ケニヤ」は対になっていて、るみとかなめがそれぞれの主人公。るみの彼氏はすぐ泣く男で、エッチするかしないかでモメてばっかり。かなめは、そんなドタバタやってるカップルの不条理さが不思議で仕方がない。ところが幼なじみと再開して抱きしめられた彼女は、いきなり自分中で「けものの血がたぎる」のを知る。恋を知ってからと恋を知るまでを、うまく対にしてる。感情も感覚も全て単なる気のせいかもしれないと気付いた女の子の、健やかで伸び伸びとした暴走を描いた「アニマルロジック」も読んでて気分がいい。
自分が愛されることには興味が無くて、ただ「かわいい」と言って欲しがる女の子を描いた「GOLDEN DELICIOUS APPLE SHERBET」や、漠然と近付いてくる世界の終わりの予感中で、何も分からないけれど自分がラッキーだと感じる「グッドモーニング」など、かわかみじゅんこは結構いろんな作風をものにしてる。前者はちょっと南Q太を連想したけれど、後者は読んでるこっちもよく分からないくて、「私は分からない」という感覚をポーンと提示してしまっている点に不思議な余韻が残る。成功してるとは言い難いけれど、曖昧な感覚をすくいとろうとして彼女はかなり高度なことに挑んでいるようだ。
扉を含めて8ページの「おもなみ」は、後半で見開きをバーンと使っていて、次のページからは語り手が変わる。「あかずのふみきり」は、男が話す様子を聞き手の恋人の視点から延々と描写。こういう方法論の面でも意欲的で、彼女への期待もますますでかくなるというものだ。
ピュアさもオッケー、それが馬鹿さでもオッケー。かわかみじゅんこは見つめ合うキャラの目がいいんだ。なんか急に岡村靖幸が聴きたくなって、ベスト盤「早熟」を引っ張り出してしまった。
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1月
10日
(sun)
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地下水道更新。と言ったところで、この日記を最近読みはじめた方の中からは「何それ?」という声が上がってしまうかもしれません。無理もありません、このリンク集を前回更新したのは昨年の夏、汗も滴る8月のことでした。放置すること実に5ヶ月。それでも僕が作るページの中で一番アクセスが多いのはこの「地下水道」だというのも皮肉な話です。
なにせ半年近く放っておいたんで、リンク先が消滅したり移転していたりするパターンが続出、LinkSonarでチェックしている段階で挫けそうになりました。それをなんとか乗り越えて、今回はさらに51サイトを追加。社会情報系のページをまとめて「インフォマニア」という新カテゴリーを作ったのが最大の目玉です。本当はそろそろエヴァ関連は消したいのですが、なんとなく残してしまいました。まだ愛用している人がいるかもしれませんし。MP3関連で独立カテゴリーを作ろうかとも考えたんですが、これは数が揃いませんでした。あと、従来の「妄想暴走噴出系」は「コア魂噴出系」に名称変更。別にどこからもクレームはついていないんですが、妄想呼ばわりはさすがに失礼な気がしたもんで。それ以外は、和物音楽とサブカルへの追加が集中する結果となりました。
念のため言っときますが、死ぬほど重いです。約70KB。死ぬほど暇な時にお使いください。
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1月
9日
(sat)
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広末の早稲田不正入学疑惑とか載ってる「噂の真相」2月号と、友人が作家やハガキ投稿者をやってる「まんがSHOW GAKKO」2月号を買ってきてダラダラ読んでる休日の午後。昼まで寝てるから活動は当然午後になるのです。「まんがSHOW GAKKO」の投稿コーナーってのは、1人1枚は必ず載せるそうで、しかも投稿者同士の共作とかも積極的に進められています。こういうコミュニティー機能みたいなものを重視しているようで、必ず載るんなら俺もイラストを送ってみるかと思ったのはヒマの成せる技。描きませんでしたが。「News Maker」を立ち読みしてきたら、枡野さんが僕らと行った鎌倉シネマワールドについて書いてます。バカリズム、確かにつまんかったなぁ。
レンタルで借りてきたのは「lain」の4巻目。宇宙人のグレイとか出てきて、どうしてこう大味なネタの突込み方をするかなぁと文句を言いつつも、それなりに楽しみました。
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1月
8日
(fri)
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おはようプラットフォーム、おはよう通勤電車、おはよう朝のオフィス。僕は社会復帰しました。でも世界は気が抜けるほど変わってなくて、デスクに向かう僕も相変わらずの集中力とやる気。それがどの程度かは御想像にお任せしますが、ともかくも明白なのは、今年は去年の続きに過ぎないという退屈な事実なのですよ。
「リトルモア」VOL.7と買い忘れていた「CUTIE COMIC」2月号購入。「リトルモア」には、東浩紀とか細野晴臣とか横尾忠則とか興味深い人々がたくさん登場しているのですが、真っ先に読んだのは矢追純一とホンマタカシの対談だったりします。「CUTIE COMIC」で好きなのは、やはり小野塚カホリと南Q太。かわかみじゅんこのマンガってゴチャゴチャしてて妙なんだけど、どうも気になる人なんで今度単行本買ってみます。
なんてことやってたら、「彼氏彼女の事情」の録画を忘れちまいました。カレカノWatchへの連続登場の夢が今終わろうとしているのです…。寝込んでて曜日感覚が消え去ってたんだけど、これって重要ですなぁ。しかもさにさんの日記によると、Act.15の監督クレジットが無かったというじゃないですか。あー気になる。
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1月
7日
(thu)
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インフルエンザに倒れてからというもの、いきなり行動範囲が病院までに限定されてしまったので、自室で寝込んだままいつまで日記を書けるか試されることになってしまいました。でももう駄目です、書くネタもありません。つうか、なんで下がんねぇんだよ熱。一番していることは検温、唯一の友達は新たに購入したテルモ電子体温計C202という生活です。このC202は1分半で検温できる上に、軽やかな電子音が3回鳴って報せてくれるので、脇の下に小鳥を飼っている気分にもなれます。嫌な鳥ですね。
夜には平熱に戻ってきたので、その隙を狙ってo u t d e xを新年初更新。この日記をダラダラ敬体で書くのに慣れてきたら、常体の文章の書き方を忘れてました。「MISIC」「BOOK」「OTHER」あたりに新ネタを突っ込んで、相互リンクに「嶽中花屋」・「MANIAC MY HOBBY ROOM」・「rucola」を追加。タイミングを逃したんで、TOPに新年の挨拶も書けませんわ。
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1月
6日
(wed)
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俺の有休ってあと何日残ってるんだろう。そんな不安を抱えながら、今日もフラフラと病院通いです。昨夜は自分の体温の熱さでよく眠れず、なにやらドロドロした夢を見た気がします。道路脇の民家の壁からガサッという音がしても、振り向いて猫の姿を確認する気力もありません。僕は昨年末から風邪をひいてひどい咳に苦しんでいたわけですが、今年になって発熱したのはそれとは別のインフルエンザなのではないかというのがドクターの診断。風邪を押してのコミケ血戦で体力を使い果たし、抵抗力も弱り果てたところに新たなる細菌が侵入して僕の身体はボロボロとなってしまったようです。自室に戻り、ひとりで年末年始反省会。それでも薬が効いたのか夕方には一旦平熱まで落ちたので、安心して本屋まで行って帰ってきたら、あっさりと39度近くまでプレイバックしてしまいました。反省会やり直し。
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1月
5日
(tue)
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今日からいよいよ仕事始め、年末年始は遊び歩いていた僕も、社会人としての自覚も新たに心機一転バリバリ働いちゃいますよ! …となるはずでしたが、熱が引かないために会社を休んでしまいました。年明けからしていきなりこれです。世界は僕を取り残して動き始めてしまいました。
下がる気配を見せない熱に、次第に気も弱くなってきます。普段はテレビなんて滅多に見ないのに、昼に「おもいっきりテレビ」とか見て健康情報を仕入れようとしている自分に気づいて愕然としてしまいました。「インフルエンザ予防にはお風呂上りに背中から拭くのが効果的」とみのもんたに言われていいことを聞いた気になりましたが、すでにインフルエンザらしきものでぶっ倒れてるんですから意味なんてありません。何でもそれっぽく納得させてしまう、みのマジックの恐ろしさも実感した瞬間でした。
あと、「広末から田中麗奈に乗り換える奴は分かっていない」と主張してきた僕ですが、スイマセン、今フジフィルムのCMに出ている彼女は可愛いと思います。いや、乗り換える気なんて無いです、熱のせいです。あと個人的に今年注目のアイドルは、永谷園の「松茸の味お吸い物」のCMに出ている初音映莉子と、コミケでコスプレとかもやってるらしい桜井恭子です。僕は何を書いてるんでしょう、いつもと同じノリの気もしますが、熱のせいということでよろしくお願いします。どうか。
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1月
4日
(mon)
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「39度とかになっちゃうともう座薬じゃないと熱が下がらないんですけど、38度台なら普通の薬を出しときますね」
そう女医さんに言われ、妄想を広げる間もなくホッとした僕には、まだまだ理性が残っていたようです。正月明けの病院は思いのほか人も少なめ。待合室を少し肌寒く感じたのは僕の熱のせいでしょう。玄関を出て寒気に触れると同時に頭が溶けていくような感覚を味わいました。
夕暮れのオレンジに染まっていく天井をベッドから見上げていると、それだけで精神的にマイってきます。気分転換に冬コミの同人誌を片っ端から読み始めましたが、後から考えると別の本はなかったのでしょうか。その間、部屋に流れているのはキリンジの「ペパードライヴァーズミュージック」。CDを入れ替えるのが面倒なのでひたすらにリピート、数回目ともなってくるとベースラインにだけ注意して聴いたりと、自然に工夫をするようになってきました。
メールだけでも見ようとパソコンの前に座ると、モニターの色調がいつもと違うような。視線を部屋の中に移すと、その色調も。おとなしくベッドに戻りました。
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1月
3日
(sun)
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一段落していた風邪が再燃、今まで症状は咳のみだったのに突如発熱。気を抜いて体を冷やしたのが悪かったでしょうのか、薬切れで風邪が勢力を盛り返したのでしょうか、MP3の落とし過ぎで6団体の呪いがかかったのでしょうか。
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1月
2日
(sat)
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宮村優子が結婚を発表したり、庵野秀明が「彼氏彼女の事情」の監督を降板するとの噂が飛び交ったり(結局違ったみたいですが)と、新年早々に日本(のごく限定された文化圏)は激動の様相を呈しています。こんな情報にいちいち反応している僕は、きっと今年もこのまんまなんでしょう。
さて、年末年始といえば多いのが歌番組。紅白にレコード大賞と、昨年のヒット曲を総ざらいするのにうってつけの番組が放送されていたので、それを録画していた僕もヒット曲の後追い学習に余念がありません。引っ掛かる曲があったらすぐにMP3で試聴(あくまで試聴)できるのですから、便利な世の中になったもんですね。
今年の僕はちょっと凄いですよ、なにしろモーニング娘。のメンバーの顔の区別がつくようになりましたから。「抱いて HOLD ON ME」は、テレビで歌う時は荒っぽいラップの部分が無くて残念ですが、エグさ満点で痺れます。レコード大賞を獲ったglobeの「Wanna Be A Dreammaker」は、PRODIGYを連想しましたよ。MAXの「Ride On Time」は、作詞松井五郎・作曲横山輝一という作家陣がいい仕事してます。SPEED「ALIVE」、hide with Spread Beaver「Pink Spider」、SMAP「夜空ノムコウ」なんかも愛聴中。
そして98年に最も聴いたMP3に贈られる俺的MP3大賞は…DA PUMPの「Rhapsody in Blue」に決定です! m.c.A・Tの丁寧なプロダクション・ワークによって、ラップへの日本語の乗せ方の粗さなどの個性をしっかり維持したまま、エネルギッシュにして透明感のある世界の表現に成功しています。彼らは紅白でも素晴らしかったですよ、歌も踊りも期待通りにガムシャラで。歌謡曲の世界で生きる熱い根性を感じて、思わず3回見ました。お約束の「MP3のダウン後、48時間以内のCD購入」を忘れてしまっていましたが、買います。この曲がいいと言って、すでに2人から真顔で「痛い」と言われていますが、本当に良いんですってば。こんなこと書いてて、明日からこの日記へのアクセスが激減しないか心配ですけど。
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99年
1月
1日
(fri)
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大晦日には過去への回顧を、元旦には未来への展望を求められるのですから、考えてみれば年末年始というのはハードコアな日々です。悩み多き人ならば、自己の立脚地の確認を迫られるムードに自我を崩壊させかねません。僕の場合、ポジティヴとかネガティヴとかいうこと自体を忘れて極力リアリストに徹し、最大値の60%から70%ぐらいのエネルギーを使うに留めて毎日を過ごしたいと願っているのですが、そうは思いつつも世間の些事に一喜一憂して振り回され、大事なことを後回しにして無駄なことに全力を掛けて燃え尽きたりして生きるのでしょう。それもまた一興。
しかしまずは最初が肝心、正月からすっかり脱力です。サンリオピューロランドに行くはずが、渋谷でダラダラ遊んでいました。代々木神宮の参拝客で原宿は大混雑だろうから渋谷もさぞかし…と思いきや、ガラガラなんですよ。人が異様に少ないのでちょっといい気分になりましたが、開いている店も極端に少ないのでその気分も吹き飛びます。まぁ正月価格とかに遭遇しなかっただけマシなのでしょう。人気も無いので、夜になれば風は一層冷たく感じられました。
そんなわけで、新年明けましておめでとうございます。まだ出してもいない年賀状用のデザインを流用して、年賀画像とかもご用意いたしました。今年もよろしくお願いします。
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