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4月30日(水)

○雨の中、仕事で蒲田まで。直帰だったので、ハードコアな中古レコード店(文字通りレコードしかないらしい)として噂に名高い「えとせとらレコード」へ乗り込もうと思ったが、場所が分からず、そこら辺を歩きまわった末におめおめと家路につくことに。蒲田の雨は冷たい。
○そんな虚無感大放出の生活をしていれば、人間、無意味な趣味にも走るともいうもの。(そういうことにしておいてほしい。)僕は最近じゃ、メールアドレスの収集に走るという、虚無感自己増殖状態に突入している始末なのだ。とりあえずこの間Digiweb Japanで1個もらい、今日はijkにもう1個申し込む。両方とも無料メール転送サービスで、アカウント自体が増えるわけじゃないんだが、自分の思い通りのメールアドレスが手に入るんだから嬉しいじゃないですか!何の目的で?それは手に入れてから考えることでしょ、物欲解放区のインターネット上ではね。
○しかも夜遅くなってから、アメリカの無料ホームページ貸し出しサーバーGeoCitiesにページを持ってるKさんから、その借り方を説明してくれたメールが届いた。この心理状態でそんなものを目にしたら、当然いてもたってもいられず、深夜2時近くまで英語と格闘して申し込み。システムを理解するのに一苦労して、英語力の無さを痛いほど味わって、なんとか相手側から登録完了のメールを受け取る。うれしー!実は、ここはメールのアカウントまでくれる太っ腹ぶりで、また1個メールアドレスのゲットに成功したんである。
○で、そのページを何に使うのかって?それも手に入れてから考えることでしょ、物欲解放区のインターネット上ではね。



4月29日(火)

○ああっ。空が晴れ渡っている。快晴だ。暑いぐらいだ。なのに、なんで俺の部屋にはコートだのセーターだの冬物の服ばかりなんだー!…そんわけで今日はまず、冬物を押し入れに格納して、春物を取り出す作業。汗ばみながら、こんなことに休日をつぶす我が身の侘しさよ。
○…終わってしまった。どうしよう。部屋がさっぱりしたら、虚しさも深まってしまった。そんな所で、今度は懸案だったNetscape Navigatorをインストールすることにした。なにせInternet Exploreのセキュリティ問題では、僕自信も危険な目にあっているため、IE3.02も信用出来ず、遂に「INTERNET MAGAZINE」に入っていたネスケの試用版を入れることにした。使用期限が3ヶ月というのがネックだが、その時はまた新しい試用版を上書きすればいいや、ってことで。
○お約束でHTMLのアイコンがみんなネスケ印になってしまったが、さすがにこれは慣れ親しんだIEのアイコンに戻す。プロクシやメールの設定、JAVAを切るなどのカスタマイズをまずやってから、実際に使ってみる。やっぱ表示の感じが違うのは気になるが、驚くほどフレームの表示が速い!今までのストレスは何だったんだ?というくらいだ。エラーでブラウザが落ちることが妙に多いのは気になったが、それ以外はなかなか快適。これを使う限り、ひとまずはIEのような恐怖は味わわなくて済むので、久しぶりに思う存分地下暗黒系の掲示板を見てまわった。いやぁ、楽しい(笑)。
○しかし、ある掲示板のソースを見たところ、ヘンなJAVA SCRIPTが書き込まれていて、そこには「delete」の文字が…。このページをご覧の皆さんも、お気を付け下さい。
○ちなみにネスケの場合、このページの上の「日記猿人に投票!」というボタンを押すと、日記猿人の人気ランキングに投票できるのだ。これができないのが、実はIEの最大の欠点(笑)。以上、さりげない(?)宣伝でした。



4月28日(月)

○なんてことだ。残業帰りで疲れきった僕に追い討ちをかけるかのように、テレビの天気予報が、明日の東京は快晴で27度まで上がると言う。なんでやることの無い日に限って、俺の強迫観念を嘲笑うように快晴になるんだー!
○ああ、いてもたってもいられない、そうだ、誰かに電話しよう。そう思ってかけた1人目は、何度かけても出ず。寝たか。2人目は留守電。どこ行ってやがる。3人目のPHSは、テープが「電源が切れてるか電波の届かない…」もういい。4人目でやっと捕まり、この不運な友人と2時間近く話す。
つれれこ社中というグループの曲に、「東京ラッシャイ」という曲がある。「1番電車に乗り遅れ/2番電車は満員で/3番電車はここ止まり/4番電車に飛び乗った」。そんな歌詞の主人公にでもなったかのような気分を味わいながら、重い気分で休日の前夜は更けるのだった。



4月27日(日)

○快晴だ。僕の「晴れた日はどこかに行かなきゃ損」という強迫観念を刺激するかのようだ。でも気力も行くあても無いので(…淋しい)、部屋の中が歩行困難になったのを機に、掃除をすることに。スゴイんだよ、本と雑誌とCDが溢れかえってて。
○どこから手を付けていいのやら皆目見当のつかない状態だったが、とりあえず雑誌のバックナンバーの類は大幅に廃棄することにする。「ASCII」とか「INTERNET MAGAZINE」みたいなパソコン雑誌って、どうしてあんな厚くて重いんだか。この辺はCD-ROMを残して廃棄決定。でもゴミ捨て場まで運ぶのが地獄になりそうだ。「ガロ」は近所の古本屋で高く買ってくれるんで、売ることにする。「GON!」と「POP ASIA」は、迷ったがなんとなく保存することに。この決断が、また床の負担を生むんだな。本の類はどうしても捨てられないんで、結局ほとんどを保存。自分の読んでるサブカルチャー系の本の数々を改めて眺めてみると、なかなか頭の悪そうなセレクションだ。
○こうした苦労の末、部屋には見事新たなスペースが。しかし、今までより高く本を積み重ねただけって説も強いのであった。
○先日買ったままだった、やまだないとの「ero*mala」「しましまのぶちぶち」の2冊を読む。荒さと繊細さが同居する独特のペンタッチとMAC処理によって描かれた前者と、従来の「普通の」タッチで描かれた後者は、一見とても同じ作者による作品とは思えないのでは、というぐらいに趣が違う。
○そして、もしあなたがマンガ文化全般の成熟した読者を自認するならば(その是非はともかく)、「ero*mala」は今最も読まなくてはならない本の1つだ。舞台の雰囲気はフランスなのにキャラクターの名前は日本風という無国籍の世界で展開される、性と死と虚無が混濁した、それでいてクールな物語。「しましまのぶちぶち」は、猫を中心に据えた短編集だが、これとて凡百のアットホームさには程遠い深さを隠している。
○「しましまのぶちぶち」は94年から95年にかけての、「ero*mala」は96年の作品集。この作家としての物凄い進化/深化は一体何なんだろう。自分の怠惰さも重ね合わせ、唸ってしまった。



4月26日(土)

○世間には今日から10連休の会社もあるらしいが、暦通りの休日しかくれない会社に通う僕にとっては、いつも通りの土日の休み。まったく、同じ国の中にどうしてこう休日貧富の差が…と思っていたら何もする気が湧かず、パソコンいじって寝てるだけ。
○夕方電話が鳴ったんで、どうせ休日のこんな時間にかけてくるのなんてセールスだろうと思っていると、なんと北海道のKさんから。なんでも今日がメトロトロンの10周年イベント「メトロトロン・ワークス」のチケット発売日だって言うじゃないか。時計はもう5時半に差し掛かろうとしている。慌てて「ぴあ」に電話するも、何度かけても話し中。動転して渦を巻く頭で、「ぴあ」のプッシュ回線予約(プッシュボタンで予約するやつ)の方が繋がるのでは?と思い立ち、その番号が載ってる「ぴあ」を求めて近所のコンビニへ駆け込んだものの、「ぴあ」はどこにも無い。そう、月曜発売の「ぴあ」なんて、商品の回転の早いコンビニは土曜を待たずに返品済みなのだ。仕方ないので家に帰ってまた電話、45分頃やっと繋がる。一緒に行く人も決まってないのに、1人で座ってるのは寂しいので2枚予約。先日チケットをとったさねよしいさ子のライブも、まだ誰と行くか決まってないのに。
○安心してまた寝て、夜中の1時からインターネット開始。2時頃、チャットで大阪の知り合いSさんと会って、ダラダラ朝の4時過ぎまで話し(書き?)続ける。
○地理的な距離を大きく飛び越えながら、それでもやはりダメ人間モードの1日なのだった。



4月25日(金)

○今日は金を下ろしておいたんで、強気になってCDを買い漁ろうとするが、そんな時にかぎって、思い出波止場もジョナサン・リッチマンもリチャード・トンプソンもジェフ・ミルズも見つからない。なぜだ。しばし呆然とした後、我に帰ると手には「ジス・イズ・ミスター・トニー谷」が。高校生の頃、図書館から借りたCDをダビングして、さんざん聴きまくった1枚だ。それが1500円足らずだし、今を逃すともうこの値段ではお目にかかれないかもしれない…という強迫観念に駆られてレジへ。僕は強迫観念に駆られてCDを買う率が、かなり高いのだ。不毛と知りつつも。
○昨日買った「ero*mala」すらまだ読んでないのに、やまだないの「しましまのぷちぷち」を買う。そして行き場を失った購買意欲は広末涼子に向けられ、ヤンジャンとホットドッグ・プレスを念入りな「表紙やグラビア折れてないかチェック」の末購入。特に後者は16ページに及ぶ大特集、その筋の人は絶対に「買い」だ。ちなみに、登場する広末マニアのうち、2人は僕の知り合いです(笑)。



4月24日(木)

○広末涼子主演映画の本「20世紀ノスタルジア撮影日記」が店頭に並んでるというので、終業後渋谷の三省堂へ直行。問題の本を無事ゲットした後、「Quick Japan」13号とやまだないと「ero*mala」を買ったら、財布の中は残り数十円。中学生並みか、俺の財布の中身は!?
○それにしても、立ち読みした”自覚無き極右雑誌”「SAPIO」の、小林よしのり「新ゴーマニズム宣言」は凄かったぞ。宮台真司を批判するのは構わないし、別に宮台を擁護する気なんてさらさらないが、書いてることは宮台の髪の薄さのおちょくりだけ。自分の論理の脆弱さを覆い隠すために、人の身体的欠陥を突くしかないのかよ。もっとも今に始まった手法じゃないし、こんな感情論を煽るだけの小林お得意の手法には、小林よしのり狂信者たちは何の疑問も持たずに大喜びなんだろうが。解放出版社は「ゴーマニズム宣言・差別論スペシャル」の出版時に、「ハゲを差別しろ!」というギャグにもならない小林の表現に対して、全ての差別に反対する立場からクレームを付けたそうだが、ここまで差別推進体質の男の本をいつまで発行してる気なんだろうねぇ?
○そんな小林よしのり狂信者の心性の格好のサンプルを1つ。新ゴーマニズム宣言(14章問題)なるページでは、例のHIV訴訟活動攻撃を一緒になってしておおはしゃぎしている。この「14章問題」を手短かに説明すれば、この活動をさんざん煽った小林が、後になって自分の馬鹿さを棚に上げて「わしは騙されてた!」と大騒ぎし、活動を誹謗中傷した事件。このページも、自分の信者には極端に甘い小林に気に入られらしく、「新ゴーマニズム宣言」の欄外でも紹介された。しかし、このページを運営する「N.Y」なる人物、極めて品性が下劣なのだ。小林の尻馬に乗っているだけなのに、カウントが上がるのを自分の手柄のように大喜びし、自分の感想とは名ばかりで小林の文章を書き直し、そして臆面も無く小林を「カリスマ」と祭り上げる。第一、実名を公表している川田龍平氏とのやり取りを公表した際には、自分の本名を出したくないために、川田氏の名前をわざわざ「R.K氏」としている始末。しかも、最近じゃ「カンパ」と称して金儲けまではじめているのだ。自分だけ安全地帯に逃げ込んでいながら、他人の威勢を借りて自己満足に浸る。小林よしのり狂信者だけあって、いい趣味だ。
○とはいえ、「新ゴーマニズム宣言」は今一番「面白い」マンガの一つだろう。他者批判の言葉がすべて自己の欠点の暴露、「自家中毒」の用例として国語辞典に載せたいぐらいだ。祭壇から降りられない人間の断末魔、といったところか。そうした意味では、目の離せない作品。もちろん毎号立ち読みだが。



4月23日(水)

○一応申し込んだものの、掲示板を自作してしまったために余ってしまったZIPANGの掲示板を、SWAYの掲示板とするため設定作業をする。書き込みが少ないであろうことは覚悟の上。まぁ、入手困難な彼女たちのCDの中古盤情報のやり取りでも出来るといいんだけどなぁ。そして、周囲に仲間がいないため、慢性的に寂しい状況に置かれているであろう、心優しきSWAYファン達(自分含む)のささやかな憩いの場になればいいと思う。
○作業中、静岡で教師をしているJさんから電話。学校が変わって、無気力な生徒達に悩まされてるらしい。おとといのY君といい、今週は教師が愚痴をこぼしたくなる時期なのかな?
○それにしても、大勢の生徒相手に授業や生活指導をするなんて、相手の顔色ばかり伺って神経を擦り減らしている僕には、洗脳でも受けない限り絶対できないこと。しかも、生徒の人間性やら人生やらまで背負い込む仕事だもんなぁ。たぶん。改めて、彼らがなんかとんでもない難事業をしているように感じてしまった。



4月22日(火)

○今日はいよいよハイポジ-BODY meets SING-の掲示板を公開。なにせ初めて自力で掲示板を設置したんで、嬉しさのあまり「書いて〜!」ってな感じのメールを書いて、知人に送りつける。(迷惑な話だなぁ)
K&Tは、やっとTOPページが復活したものの、まだ掲示板は「Not Found」。やっぱ自分で作って正解だったよなぁ、と思っていたところに、この間申し込んだまま音沙汰が無かったZIPANGから、掲示板を貸し出してくれるとのメールが。おお、自分のもK&Tの掲示板もあるし、これで一気に掲示板長者じゃん!と浮かれたものの、考えてみりゃいまさら必要無いじゃないか。しかしこのまま放置するのも忍びないんで、SWAYの掲示板にすることにした。もっとも、1日の訪問者が最大瞬間風速で20人のこのページの掲示板じゃ、閑古鳥の巣になるのは間違いないんだけどね(笑)。
○そんなページがあるかと思えば、昨日からYahoo!JAPANに登録された「地下水道」が、1日で150人以上のカウントを記録。おいおい、怖いよ。



4月21日(月)

○昨夜掲示板の設置に成功したので、今日はその嬉しさでハイな1日…のはずが、週の頭からいきなりダウナーな気分。僕の場合、自意識のコアになる部分が無いんで、原因があろうと無かろうとすぐに躁鬱の波間に溺れてしまうようだ。
○さて、仕事を早めに切り上げて、帰宅後さっそく掲示板のさらなる改造に取りかかる。ところが、その最中にY君から電話。Y君は僕より2歳上で、高校で教師をしている。4月から学校が変わって、生徒はいいけど学校の組織や教師が馬鹿だとかの話を聞かされる。話しながらキーを叩いてたら、「何の音?」と聞かれてしまった。
○深夜、広末涼子が出た今日の「HEY!HEY!HEY!」のビデオを見る。土曜の「POP JAM」を見た時は、緊張していたのだとばかり思っていたが…まぁその…僕よりは歌が上手いですよ。(どういう基準だ)
○呉智英の「知の収穫」を読了。雑誌に連載された書評とマンガ評論を集めたものなのだが、マンガはともかく書籍の方は、僕自身が読んだ本などいくらもない。それでも、書籍自体の評価とともに、自己の言説の世界を展開していき、そしてそれが決して自己顕示欲の表出に堕さない手腕の見事さはさすがだ。
○で、この本で紹介されている猪野賢治「評伝・赤尾敏」(オール出版)を読みたくなったんだが、どこにあるんだろ?



4月20日(日)

○先日Nさんに送っていただいた、さそり座の「チャイム」をメタルテープに録音したものの、どうも心もとない。これほどの貴重盤を、ヘッドのアジマスが狂ってるかもしれないこのデッキで録っただけでいいんだろうか…。そんなわけで、MDを買おうか悩んだ挙げ句、SWAYのページで知り合ったDさんのお宅で、MDに録音させていただくことにした。Dさんの分もダビングするつもりだったし、なによりDさんの機材の方が良いので出掛けることに。なにせ、10年前に買った僕のコンポじゃ、光うんぬんとかいうケーブル端子すら無いのだ。
○で、MDに録音している間、SWAYのことはもちろん、アニメだ声優だというおたくネタから、オーディオ、パソコン、さらに企業の中で働くことなどという大人らしいテーマまで話し続ける。開設してからわずか2ヶ月足らずで、ページで知り合った方の家に行くことになるってのも不思議な気分だが、考えてみれば、この1週間でインターネット上で知り合った方々とこれで実に3人も会っているのだ。
○こうして今僕の手元には、いつ聴けるともわからないMDが2枚。MDはホコリが大敵らしいんだが、部屋の物という物にホコリが積もる僕の部屋で、果たして聴く日を迎えられるんだろうか?
○今日の夜になっても、掲示板を借りてたK&Tが消え去ったままで、移転先もわからない。こんな調子じゃ、夜逃げしたんじゃないかとも疑いたくなる。第一、2月からの3ヶ月足らずの間で、もう2回も消滅の憂き目に遭ってる始末。そんなわけで、遂に自分のページ内に掲示板を設置することを決意、CGI設計室へ向かう。しかし、ここの掲示板CGIをUPして、パーミッションを変更しても、動くどころか表示すらされない。モノがCGIだけに、サーバー全体を落としかねないんで、恐くなってしまった。仕方が無いので、CGIの殿堂・ネットサーフレスキューでプログラムを落とし、挑戦。…動かない。嫌気が差して、一旦風呂へ。
○しかし、いかんせん諦めの悪い性格のため、「もしあそこを書き換えれば動くんじゃ?」と再挑戦。ネットサーフレスキューの初心者向けCGI入門コーナーを読みながらFTPとtelnetを繰り返し、遂に表示成功!しかし、狂喜して書き込もうとしたら、今度は掲示板に反映されない。この後更にCGIとの死闘を繰り返し、スタートから4時間にして遂に完全稼動。この嬉しさといったら、去年6月に初めてホームページを開設して以来のもの。諦めの悪い性格も、役に立つ物だ。
○というわけで、ハイポジ-BODY meets SING-に明日か明後日には自前の掲示板が登場の予定。今しばらくお待ちを!



4月19日(土)

○やっと時間を気にせずに心ゆくまで眠れた。最近は、ひどく疲れてるのに夜寝つけないで、近所の新聞屋のシャッターが開く音を聞いて、焦ってますます眠れない…ということの繰り返しだったのだ。
○起きてひとしきりダラダラした後、メールをチェックして返事を4通書く。そして、今日のメールでSさんに「怖すぎ、くわばらくわばら」と言われるなど、爽やかなこと極まりない(笑)「地下水道」の更新作業。それにしても「怖い」って…いや、逃げちゃダメだ、逃げちゃ。
○なんか昨夜から「ハイポジ-BODY meets SING-」で借りてた掲示板が消滅してしまった。なんでもその貸し出し主であるK&T Softwareが、サーバーごと移動したらしいんだが、何のアナウンスもなかったので、何が起きたか理解出来ない始末。どうして、「県人会」といい、無料掲示板貸し出しの業者ってのは計画性が無いんだか…。こんな調子じゃ、ハイポジ掲示板も、3ヶ所目のサーバーを探しとかなきゃ。流浪の民状態だよ。
○それにしても、昨日買った南Q太は面白いなあ。この人のマンガは、描かれるわずかな心理の揺れと肉体のダイナミズムのバランスが最高だ。期待してた安野モヨコも、むやみやたらなパワーがいい。ここまで弾けたキャラを描けると、「ユリイカ」も目を付けるってわけか。
○ソウルフラワーユニオンのシングルは、昭和歌謡ムードがムンムンのジャジーな曲。日本民謡などへのこれまでのアプローチとはまた違った面で非常に「日本的」で、そのルーツ表現がよりこなれてきた感じ。audio activeは、エイドリアン・シャーウッドがプロデュースでまさに「ON-U SOUND」の音。あんまり予想通りで気が抜けちゃったくらいだが、ドラムンベースとかの要素がオリジナリティーなのかな?「Quick Japan」周辺で人気の「音響系」が好きな人は気に入るはずだけど。ちなみに、このアルバムのコンセプト・ストーリーは、「ロボットが暴走して破壊を繰り返す地球に、大麻を守るためaudio activeが向かう」というものです(笑)。
○さて、夜Sさんからの第2信メールを読んでいると「ビデオはもうセットしたんでしょ?」とある。はて?…ああっ、「ポップ・ジャム」に広末涼子が出るんだー!!大慌てで新聞を見ると、放送は11時25分から、時計が指しているのも25分!幸い2番手の登場だったので、無事録画成功。広末、音程が微妙にずれっぱなしだが、緊張してたんだろう、そうに違いない、うんうん。歌いながらの動きもどこかぎこちなくて、無理に楽しんでるふりしてるみたいだし。そう、決して歌が下手なわけじゃ…。
○捕獲成功で一安心したところで、Eさんから送ってもらったまま忙しくて見れなかった、「毛ぼうし」のビデオをやっと見る。これはムーンライダーズの「ニットキャップマン」という曲のビデオの前後にドラマを付けて、短編映画をデッチ上げたもの。監督は天下の岩井俊二、出演は糸井重里、樋口可奈子、PANTAほか。「ニットキャップマン」1曲から、昭和30年代辺りを舞台にした小津安次郎(字これでいいのかな?)テイスト溢れる映像を作るイマジネーションは見事だけど、正味15分で5800円は高いでしょ〜。いや、僕はその、買ってはいないんだが…。岩井俊二の名に惹かれて買った人々にはなんだかわかんないだろうし、その怒りのやり場がムーンライダーズに向けられないことを祈ってしまう僕でした。



4月18日(金)

○仕事も一段落したので、やっとレコード屋が開いてる時間に帰れた。しかし、仕事にうんざりしたこっちの気分などお構いなしに、新入生の新歓コンパや新入社員の歓迎会だのの陽気な笑顔の群れで、渋谷の街は飽和状態。どいつもこいつも希望に溢れやがってー!(なぜ怒る)
○昔は僕も新歓の時期のキャンパスの「若き緑の日々」な空気が大好きだったのに、いつのまにか毒気にあてらるような気分になってしまったとは。しかも僕の会社には今年新人が入らないんで、なおさら出会いと希望の昂揚感は記憶の彼方へ遠ざかってしまったのだった。ため息でも吐くか。
○渋谷といえども実は8時で閉まる店が多いんで、時計をチラチラ見ながら慌てて買い物。安野モヨコ「ハッピー・マニア」第1巻、南Q太「TAKE THE "A" TRAIN」をやっと発見。CDはあんまり探し物が見つかんなくて、ソウルフラーワーユニオン「宇宙フーテン・スイング」、audio active「Apollo Choco」を購入。レコファンで「シングル購入者に広末涼子POPスタンドプレゼント!!」というキャンペーンをやっているのが目に入り、すでに買ったシングルに一瞬手が伸びかけたが、「もう俺はディープなファンは辞めるんだ!」と号泣しながら渋谷の人混みの中を走って逃げたのだった。(一部嘘)
○社会人生活1週目を終えた恋人に電話すると、疲れきった声で「もう辞めたい」。おいおい早いよ。



4月17日(木)

○僕が大学4年の時に1年だった後輩の女の子から電話があって、何かと思ったら就職活動の相談。考えてみりゃ当たり前なんだが、一瞬時間の流れが理解出来ず、「おいおい」とか慌ててしまった。
○彼女は一応僕が今働いてる業界を第1志望にしているとか。そうなると僕の説明も我ながら説得力があるんだ、手痛い失敗してるから(笑)。自分自身は大した成果も上がんなかったくせに、こういう時はいかにも分かったような口調で喋る自分を感じる。でも止められない。なんだかんだ言っても、結局は「好きなことやれるように頑張ってね」としか言えないんだけどね。そこが核心だから。
○今週会社へ行くのもあと1日だ。



4月16日(水)

○ネット仲間のMさん&Sさんと飲む。僕はお2人とも以前それぞれに会ったことがあるんだが、お2人同志は初対面。僕を経由して掲示板やメールでのやり取りから電話、そしてご対面と、インターネットの繋ぐ縁ですなぁ。(登場する本人たちがこれ読んでる場合は、詳細ばっさりカットだ!)
○なお、本日は滝ゲロ無事回避(笑)。



4月15日(火)

○僕は大学時代、「マンドリン・オーケストラ」なんていうもののサークルに入っていた。男女半々でピーク時には70人という大集団。多くの人々がそうであるように、僕もそれが一体どんなシロモノか知らなかったのだが、何の因果かそこに吸い込まれ、気付くと指揮棒を持たされてもいた。そして、そんな謎(?)の集団はうちの大学だけにではなく、日本全国に予想外の数が棲息していた。しかも、それが連盟とかを作っていて、一緒に演奏会をやっていた、いや、たぶん現在もしているんである。「あなたの知らない世界」って感じでしょ?
○で、今日はその当時の各大学の連盟担当だったメンツと飲み会。それこそ2・3年会ってない連中がほとんどで、会ってやっと顔と名前が一致するという状態。数年のブランクを経て会うといきなり社会人ってのは、なんとも不思議な気分。
○朝5時に起きて会社に行ってる子もいれば、愚痴を速射砲のようにまくしたてて、そのテンションの不毛な高さでこちらをビビらせる奴もいる。なんだかんだ言っても、今の自分の仕事ぐらいで文句言ってちゃいけないよなぁと感じ入る。いや、ホント。
○他にも、実は彼とは別れたの…とか、あいつは今中国で働いてるとか、時の流れを感じさせる話題の数々に、自分の極度の弱さも忘れて酒が進み、滝ゲロ2回inトイレというオマケも付いてきた。そういえば、大学時代はよく吐いてたなぁ(しみじみするようなネタではない)。



4月14日(月)

○皆さん買いましたか!?「何を?」ですって!?広末涼子のデビュー曲「MajiでKoiする5秒前」に決まってるじゃないスか!!15日発売でも、店頭に並ぶのは今日なんですよ!!「買ってない」だとー!?甘ったれてないで、今すぐ銀行口座を解約しなさいっ!!初回盤には特典としてポストカード(というわりにはシングルジャケットの大きさ)付き、表&裏ジャケもカードの写真も「く〜っ」!!!
○…平常心に戻りました、スイマセン。すでにFMから録音したのをさんざん聴いてたんですが、改めてCDで聞くと、ホントいい曲。竹内まりあがA・B面(この言い方も変だ)の曲を作詞作曲、これがまさに「王道」な感じのポップスなんですよ。アレンジはサザンとかやってる藤井丈司、ストリング・アレンジはなんと服部隆之!服部良一(僕はCD3枚組の彼の作品集を持ってます)の孫にして服部克之の息子ですよ。オザケンとかもやってる人物ですが、ここでもゴージャス感テンコ盛りのいい仕事してます。しかもB面の「とまどい」には、なんとコーラスで山下達郎が参加!!クレジットはないけど、何をどう聴いてもあのオヤジの声!なんて贅沢なデビュー盤なんでしょうねぇ。ツイてる人間はとことんツイてるっていう見本みたいなもんですね。
○しかも、発売日の明日には「笑っていいとも」に出るっていうじゃないですか。ここまであからさまに出演者を操作してると気持ちがいいですな(笑)。もし仕事がヒマだったなら会社休んで、アルタに出待ちしに行くのになぁ…。僕の分まで頑張ってくれ、広末涼子メーリングリストの諸君!(笑)。



4月13日(日)

○昼過ぎに起きて、ダラダラとエヴァのビデオ見返したりとかしてるうちにもう2時過ぎ。慌ててハイポジがゲスト出演するさねよしいさ子のライブのチケットを電話予約、なんとか2枚ゲット。ホントは同伴者未定なんだが、誰か行くだろうと予約。昨日1人でライブに行って寂しかったし。コンピューターを起動して、仕事の忙しさを理由にサボっていた「BODY meets SING」「SWAY」の更新作業、出来たところからUP。そのあと会社に着てくワイシャツを買いに行ったものの、自分の体格に合うシャツがなかなか無い。資本主義社会というやつは…などと嘆きながら2軒見て、結局2枚購入。レコード屋でまだ広末涼子のシングルが入荷してないのを確認してから帰宅すると5時過ぎ、もう陽が傾いてるじゃん。せめて休日ぐらいもう少し寝ようと、昼寝。しかし6時ぐらいには起きてしまい、また愛機を起動。そうだ、ネットで知り合った人々と約束したCDのダビングもしなくちゃ。ああ…。
○もっと時間が欲しいもんだなぁ。



4月12日(土)

○つれれこ社中や鈴木博文が出演する「おこぼれ音楽会」を聴きに浅草木馬亭へ。渋谷から地下鉄で向かうと、上野あたりからは周囲の会話に方言が。浅草に着いてみると、なんかすごく「地方直送の空気」が漂ってるなぁ、この街は。で、仲見世の人混みを進み、浅草寺の五重塔の横を通って、昭和40年代にトリップしたかのような店構えの店が並ぶ通りに出ると、提灯や旗が揺れる建物が。そう、今日の会場は寄席なのだ。
○つれれこ社中は、元セメントミキサーズの鈴木常吉などの3人組。編成は基本的にアコーディオン・三味線・マンドリンで、昭和の戦前歌謡のような、不思議な和風の味わいがするバンド。貧乏臭満ち溢れる曲ばかりなのだが、いわゆる「四畳半フォーク」のような辛気臭さがないのは、湿った自己憐憫が無いからだろう。1部は彼ら3人だけでステージだったんだが、鈴木常吉が食事に行ったまま戻ってこなくて、ガイタレ並みに開演が30分も遅れるとは、なかなかかましてくれた。
○2部は高橋鮎生という人がギターの弾き語り。しかし、歌詞が英語だし、異様にテクニックをひけらかすし、しかも弾いてる時の表情がヤバイし(笑)。そうしたスタイリッシュさが寄席での空気と化学反応を引き起こすどころか、単に滑稽なだけで、そのくせ異様に曲が長くてマイってしまった。
○そして3部はいよいよ鈴木博文の登場。髪も短くしてやっぱカッコいいんだ、このオヤジ。今日はギターとハープだけでまず8曲(!)を弾き語り。その後関島岳郎と1曲、つれれこ社中と1曲共演。この人って、決して技術的に卓越してるわけではないのに、その声を伸ばした時の不安定な揺れや、ギターのカッティングの微妙な狂いなんかが、みんな「表現」に結実してるのだ。そのくらい「うた」の力が強い。生音が届く4メートルぐらいの場所で聴いて、改めてこの人の凄さを感じてしまった。きっと本人はろくなオヤジじゃないんだけどね(笑)。
○出演者からのプレゼントの抽選会や落語(聞いててかわいそうになるぐらいウケてなかった)をはさんで、5部は再びつれれこ社中。今度はチューバの関島岳郎と、元フリクションのギターの「今井ちゃん」を迎えての雑炊サウンド状態。いっぱい食べてお腹一杯、といった感じのライブで、これで3300円という豪気さもお見事だった。



4月11日(金)

○今日こそ早く帰ろうとしたものの、結局残業。これじゃ渋谷にCD買いに行ってもどこも閉まってるよなー、と思いながら駅に向かう途中、一軒のレコード屋に灯りが。しかも、中を覗くと広末涼子のポスターが!気付くとフラフラとその店に入っていた。直行で広末ポスターにかじりつくのもアレなんで、CDを見るふりしながら横目でチラチラ見る。何やってるんだ俺。しかも、気付くと僕の手には松たか子の「明日、春が来たら」が…。今日昼休みに古本屋で流れてきたのを聴いて、すっかり気に入ってしまっていたのだ。
○こうして現在松たか子を聴くに至っているわけだが、いかんせん声の魅力が薄い気がして、3回ぐらいで飽きてしまった。いい曲だとは思うんだが。こうして日々の浪費は積み重なっていく、という極めて端的な例でした。



4月10日(木)

○爆忙だった仕事もなんとか見通しが立ったので、一気にテンション急降下。まだ夜の寝付きが悪いのだが、その分昼間に眠気が襲うようになってしまった。あの覚醒感は捨て難かったのだが。今日は栗コーダーカルテットのライブがあるんで、大急ぎで仕事を片づけたんだが、それでも仕事が終わったのは夜8時。深い溜め息のあと、諦めて帰宅。仕方がないんで、帰りの電車でヤングジャンプの「広末涼子ミニ写真集」を見て心を癒す。会社員、24歳の春。
○4月1日の日記で書いた謎の「.isp」ファイルの件だが、これはインターネット・エクスプローラー3.0のセキュリティーホールを利用して、ハードディスクの中身を消去する凶悪なシロモノだそうだ。現時点では、消去の確認が表示されるので、「いいえ」を選択すれば難を逃れられるそうだが、それにしてもこんか危険なファイルだったとは。ところが、インターネット・エクスプローラーのセキュリティーホールはこれだけじゃないらしい。詳しくは、パソコンライターの中村正三郎のホームページ「ホットコーナー」をご覧あれ。「噂の真相」にもこの人は連載を持ってるんだが、今日買った今月号でも警戒を呼びかけてた。僕は安全のためJAVAもActive Xも切って使ってたんだが、これじゃネットスケープに切り替えるしかないかなぁ。
○寝る前、今日の夕刊を読んでいると、不意に「ローラ・ニーロ」の文字が。慌てて顔を死亡欄に近付けると、彼女が子宮がんで死去したとの顔写真入りの記事が。今夜は何度となく繰り返し耳を傾けた彼女のアルバム「イーライと13番目の懺悔」を聴いて追悼しよう。



4月9日(水)

○最近エヴァ関係の本ばかり読んでてすっかりとろけ気味だった頭に、ガツンと現世からの一撃をくらわしたのが、今日読み終えた立花隆「中核VS革マル」。一般人には理解困難な左翼同志の血で血を争う抗争を、膨大な資料に基づき時間軸を追って丹念に描き出した上下2巻の作品だ。
○この本で描かれている73年から75年の熾烈な抗争は、72年生まれの僕にとっては「ホントにこんなことあったの?」ってな気分のシロモノだ。鉄パイプだのバールだのが振り下ろされ、肉塊や脳漿が飛び散り死体が転がる内ゲバの描写に至っては、悪趣味なフィクションを読んでる気分。それに密かな興奮を感じてる自分も悪趣味だが。とにかく、浅間山荘事件や安保反対闘争ぐらいしか知らない世代の僕にとっては、この昂揚感渦巻く世界は、なにか大昔のことのようにすら感じられた。鶴見済が言うところの「デカイ一発」が、僕らの世代には生まれてから一度もないのだから。
○僕の通っていた大学は、左翼組織のひとつ「解放派」の拠点校だった。学生会は解放派にしきられていたものの、普通の学生にとっては、学生会なんて学園祭の時ぐらいにしか関係しないものだった。ゲバ文字が躍るビラも、キャンパスにときたま見かける小汚い活動家らしき人間も、大学生活に浮かれる大多数の学生には、視界にも入らないオブジェに過ぎなかった。
○そんな彼らが僕の在学時に1度だけ大規模なバリケードストライキを展開したことがあった。僕が1年生だった年の12月、「学費値上げ反対」のスローガンのもと、半月にわたって大学の校舎がロックアウトされた。ただ、学生は自由に出入り出来るんで、僕は毎日サークルの部室に行っては無駄話をして、日が暮れたら帰るという生活を送っていた。そして「これじゃバリスト前の生活と同じだなぁ」と気付くんだが。彼らは冬休み期間になってもバリストを続行、そしてクリスマスも過ぎた頃、一般学生のいないキャンパスで機動隊に排除されたのだった。バリスト中、学食でヘルメット姿の活動家の周りだけ誰も近付かず、彼女(女の子というのにはフケてた)がだだっ広いテーブルにひとりで食事をしていたことが思い出される。
○大学2年の頃知り合った「5年生」のSさんは、そのバリストで機動隊とやりあったバリバリの「活動家」だった。もっとも本人は、こちらが拍子抜けするぐらいに、そんな活動を退屈しのぎの娯楽と割り切っていた。(だからこそ仲良くなれたんだが。)そして現在、Sさんは故郷で立派に公務員としてお勤めをしているというオチまでつく(笑)。
○そんなこんなで、僕にとって、「ガクセイウンドウ」というのは、無力感や虚脱感の記号だった。彼らが声高に叫ぶ現実社会に対する変革闘争云々というよりは、自己の存在意義の確認をむやみに大きな組織でやってしまった挙げ句の自家中毒というイメージだった。「中核VS革マル」は、学生運動がその発生から短時間で自己を袋小路へと追い込んでいく展開を描いていて、僕のイメージもまんざら外れてはなかったんじゃないかという気もしてきた。
○さて、立花隆は中核派と革マル派の抗争について、かつてのプロテスタントとカソリックの例を引いてこう述べている。
「自分は神につかわれ、相手は悪魔につかわれていると互いに深く信じあい、神のためには自分の命をささげることもいとわぬほどの狂信性を持った信徒集団同志がぶつかりあえば、やがて殺し合いになるのも不思議ではない。」
○至言じゃないか。そして、素晴らしいほどこの社会での汎用性がある言葉だ。



4月8日(火)

○実をいうと、今仕事が爆忙状態で、狂死寸前のテンションで仕事をしている。なにせ、先週ぐらいまでは仕事中はもっぱら半醒半睡だった僕が、朝から一睡もせずに夜中まで働いてるんだから。いや、当たり前だろうって声は承知だけどさ…。
○とにかく仕事のことが気になって不安で不安で仕方なくて、朝の通勤電車で本を読もうにも落着かない。帰宅して、さぁ寝よう…とベッドに入っても、無茶苦茶眠いのに寝つけない。どうも仕事が高波となって急襲してきたこの状況の中、僕の神経はえらく昂ぶってしまっているらしい。ハナから躁鬱が激しい分、今は躁状態になってしまったようなのだ。仕事なんかで。どうりで、今まではいくらエスタロンモカ錠を飲んでも得られなかった覚醒感が、1日中満ち溢れているわけなのだ。
○そうはいっても、疲れるものは疲れる。今日もグッタリと帰ってきたところ、一通の大きめの封筒が。はて?と開けてみると、Nさんから送られてきた「さそり座」の自主制作盤「チャイム」!現在入手不可能なこのCDを、SWAYのページを見たNさんが、ご厚意で貸して下さったのだ。
○そんなわけで、今夜は「さそり座」の歌声に煩雑な日常を忘れて、ぐっすり眠りたいなぁ。きっと夢の中でも仕事しちゃうんだろうけど。



4月7日(月)

○「ガロ」5月号に掲載された津野裕子の作品が素晴らしい…という話は昨日も書いたんだが、感動のあまり、先月開設された「ガロ」のホームページ「デジタルガロ」「読者の掲示板」にも、感想を書き込んでみた。
○で、一夜明けて見たら、「デジタルガロ」の白取編集長が僕のメッセージにレスを付けてくれてるじゃないか!津野さんのデヴュー当時からの担当でもあるそうで、彼女の近況なども含めたメッセージを書き込んでくれていた。いやー、インターネットって素晴らしいっ!なんてことを、さんざんその暗黒面も見てきたはずのに、改めて思ってしまった次第。
○しかし、電脳関係にはやはりトラブルがつきもののようで、その「ガロ」5月号の編集後記には、もはや中傷といっていい表現で「デジタルガロ」を批判する文章が載っている始末。同じ会社なのにですよ。しかもそれが無記名であったために、漫画家のやまだ紫やパルコ木下が、その編集者への迎撃を「読者の掲示板」展開する事態に。だから、僕と白取編集長の心温まるやり取りなんて、本来の目的に近いはずなのに、掲示板じゃ浮いちゃってるんですよ(笑)。
○「ガロ」を発行している青林堂は、漫画家に原稿料を出していないことで有名になってしまうほど、苦しい経営状態が長年続いている。そのため、数年前マルチメディア関連企業のツァイトに買収され、その結果の展開として「デジタルガロ」がインターネットやCD−ROMとして登場。で、問題は「デジタルガロ」は原稿料を出してるって点にあるらしく、そのために不遇の(?)「ガロ」編集部から不満が噴出したらしい(あくまで推測だが)。もっとも、当の白取編集長は編集後記を見るまでそんな不満があること自体知らなかったらしく、「直接言ってくれればいいのに」と掲示板(編集長専用の掲示板もあるのだ!)でぼやくという状況。こんなところまで、インターネットはリアルタイムで見せてしまうわけですよ、良くも悪くも。
○しかし、僕の感想に編集長自ら反応してくれる、しかも僕の書き込みからわずか20分後に…なんてこと、インターネット以前には想像もできなかったことじゃないか。そりゃあ電脳関係は金喰い虫だが、サブカルチャーのメルティング・スポットを自認する「ガロ」が、その方向性を認めないでどーすんだよ!と、考えてみりゃもう7・8年読者やってる僕は思ってしまったんである。開拓に反発はつきもの、頑張れ白取編集長。



4月6日(日)

○一時的に軟禁から解放中の恋人が、携帯電話を買いたいと言うんでついていく。量販店を周ったんだが、安いんだなぁ、PHS。オヤジみたいなこと言ってるが、普段の生活に別に必要無いし、インターネットの電話代だけでNTTにえらく搾取されてるしで、考えたこともなかったのだ。…が、一気に物欲に発火。インターネットのメールやってて、その上PHS持ったら完璧じゃん!とか根拠不明の強気に。もっとも彼女は欲しい機種が無くて、僕もよくわかんなかったんで、2人とも買わなかったけど。
○最近の「ガロ」は発売日が不定なんで、つい買うのを忘れてしまいそうになるが、今日幸運にも視界に入ってきたんで今月号を購入。今月号には寡作の津野裕子の作品が載ってて感激。この人の作品の舞台は、いつも空間が広い。白っぽい背景と淡いトーンが、透明な世界を生み出しているけれど、それは単なるさわやかさに収束するのではなく、独特のぬくもりと諦念にも似た冷たさが背中合わせだ。今月号の「PALE BERYL 」でも、父の「死」そのものの意味を少女が理解するまでの過程が、父の死に冷淡な母との結びつきを交えながら、独特な世界の中で描かれている。たったの12ページだなんて、読んでる間は気づかなかった。
○夜になってから今日初めてメールのチェックをすると、来てる来てる、「篠原ともえメーリングリスト」のメールが。10数通だが、今日の広末涼子MLとタメをはる数。出来たという話を聞いて、覗きがてら入ってみたのだ。いや、別に好きってわけじゃ…その…ホントは好きなんです(涙)。
○僕が入会した旨のメールを管理人さんが流してて、「自己紹介をお願いします」とあるんで、早速書き上げて送ろうと思ったら、腐れプロバイダーのSo-netが落ちてる。きっとまた認証サーバーの異常だろう。隣の市のアクセスポイントも落ちてて、お話になりませんがな。最近調子がいいと思ってたら、すぐこれだ。
○そういえば、「怒りのホームページ」「パソコン関連」のコーナーじゃ、So-netはなかなかの人気者。一筆どうですか、So-net仲間のご同輩(笑)。



4月5日(土)

○昨夜午前2時前、いきなり電話が鳴ったんで心臓をバクバクさせながら出ると、恋人から。週末なので研修所から戻ってきたのだ。なんでも、状況的に配属先の街の社宅に住むことになりそうだというんで、こっちも非常にダウナーな気分に。なにせ、僕の家からその街へは、時間で2時間、金額で片道5000円かかるんだから。ショックのあまり、朝の5時までネットサーフィンしてしまう(なんでだよ)。
○ところが今夜電話したら、今日その街へ社宅を実際に見に行ったものの、古いわ汚いわ会社から遠いわで、結局自宅から通うことにしたとのこと。新幹線を使えば、1時間から1時間半で通えるし、通勤費は会社持ちなのだ。今日1日、ウツウツと過ごした僕にすれば「なにそれ〜」って感じだが、正直ホッとしましたよ。
○安心ついでに(というわけでは断じてないが)、「BODY meets SING」「SWAY」「地下水道」(あとこの日記)を一気に更新。仕事が忙しくて更新を後回しにしてたんで、一苦労。



4月4日(金)

○おいおい、「地下水道」のカウンタが1日で70以上あがってるよ。やっぱ、エヴァとか広末涼子とかのキーワードが効いたのかねぇ。恐るべし、おたく同胞達。
○ホームで電車待ちをする時、本を持つ手が寒さにかじかまなくなってきた。春だなぁ…なんてことを、帰宅してからも改めて実感するハメに。台所で体長4センチほどのゴキブリを発見したのだ。一瞬「今ってゴキブリがもう出ない季節なんだっけ?これからがシーズンだっけ?」とか混乱して、その隙に逃走される。うち、ゴキブリ多いんだよ。今年も春から大漁の予感。



4月3日(木)

○図書館から借りた「ユリイカ」96年8月号の貸し出し期限が明日までなんで、セブンイレブンまでコピーに行く。一時期僕の近所には、歩いて3分以内の範囲に4軒のコンビニがあったんだが、結局セブンイレブンとミニストップだけが生き残り、他の名もないチェーンの2件は、気付いたらそれぞれ廃虚と妙なスウェーデン住宅販売店に変わっていた。後者が廃虚になる日も近そうだ。
○セブンイレブンのコピー機は、最近じゃどこでもカラーコピーが可能のようで、「これでカラー本が作れるぞ!」と喜んでいる同人誌作家の紳士淑女も多いはず。そんな連中、俺の周りだけか。カラーコピーができると、つい無駄な写真とかも拡大コピーとかしてしまい、今日も広末の写真を手にして行きそうになる。
○が、セブンイレブンのコピーは遅いんだ。確かにきれいなんだが。しかも最初動かなかったりで、「ユリイカ」のかなりのページ数の特集とあいまって長期戦になる。雨の降る夜中に、妙に白く照らされた明るいコンビニの中にいると、窓の外の景色を見ようにも自分の姿しか映らず、なんか世界の片隅にいるようだ。あ、たぶん「ようだ」じゃないか。



4月2日(水)

○本屋で今月号の「ユリイカ」を手に取ると、なんと特集は「J−コミック97」だって。売れまくった96年8月号「ジャパニメーション!」のエヴァ特集で、おたく相手の商売の味をしめたか?と思ったが、中身を見ると、そんな穿った憶測を吹き飛ばすぐらい、その人選がシブい。対談がよしもとよしとも×古屋兎丸、そしてインタビューが山本直樹、町野変丸、南Q太、業田良家などなど。インタビューアーも、楳図かずおに岸野雄一だったり、安野モヨコに至っては伏見憲明&斎藤綾子(!)というスキモノにはたまらないヒネった人選。やるなぁ。惜しみなく対価を払って購入、そして消費税UPを初めて実感したのだった。
○いつもより早く帰ったので、今日こそムーンライダーズのCD−ROMを見まくろうとしたんだが、2回見ようとして、2回とも途中でフリーズ(泣)。再起動すら不能な状態になるんだぜ〜。考えてみたら、購入以来自分の意志で終了したことなんて一度もないのだ…。仕方ないんで、ディレクターのプログラムを起動せず、Quick Time movieだけ直接開いて見てたりする始末。これだから両刀使いのハイブリットCD−ROMってやつは…。
○テレホーダイの時間に「地下水道」を各種サーチエンジンや索引ページに登録。作ったらやっぱり多くの人に見てもらいたいもんなぁ。今じゃ完全に独立したページのこの日記だって、当初は「管理人日記」と称した「BODY meets SING」の誤報訂正用のページだったりしたのだ。



4月1日(火)

○この日記を読んだHさんから、R.D.レインがピアノを弾いてるCDがあると教えていただいたので、早速捕獲に向かう。著名な精神分析医のR.D.レインが意外にもCDに収められてると聞くと、なんとしても入手したくなるところに、つくづく自分の好事家体質を感じる。
○問題のCDは、「miniatures」というオムニバスで、タワーレコードですぐに見つかった。80年にmorgan fisherが編集したアルバムで、なんと各アーチスト1分ずつ、50曲収録というトンでもないシロモノ。しかも、Robert Fripp、Michael Nyman、Andy Partridge、Robert Wyatt…などなど有名無名とり混ぜてのカオス状態。レインは、ジャズのスタンダード曲を演奏(もちろん1分間)。こんな珍妙なCDが手に入った嬉しさで、勢いづいてテクノ(ジャズ色強し)のJIMI TENORの「INTERVISION」も購入。もう部屋にはCDの置き場所が無いことも頭をよぎったが、そんなもの物欲の前では一瞬にして地平の向こうだ。
○その「miniatures」を聴きながらネットサーフィン中、
「地下水道」からリンクを張っているある地下系の掲示板へ行く。そこはタグが使える危険な掲示板なのだが、JAVAもActive Xも切ってあるんで、とりあえず平気だろうとタカをくくる。で、今日も問題無くページが表示されて、さぁ読もう…と、その瞬間、いきなり何かのダウンロードが始まっているじゃないか!いや、始まってるどころか、すでに100%完了している!血の気の引くのを感じる間もなく、慌ててハードの電源を切り、電話線を引き抜いた。
○…遂にこの日が来たか。やはりウイルス?電源を切ったハードディスクが回転する音を聞きながら、それが破壊されている最中の音でないことを願う。自分の鼓動が速まるのも分かる。嫌な時間が流れて、やがてハードディスクが静まった頃、電源を入れて起動画面を見つめる。DOSが起動、Windows95が起動、いつも通りのデスクトップが表示…やっと胸をなで下ろす。とりあえずウイルス検知ソフトで検索したが、問題無し。ブラウザも壊れてなかった。やれやれ。
○キャッシュの中を見てみると、確かに妙なファイルが残っていた。「test.isp」というファイルで、http://208.206.176.12/~hexum/test.ispから掲示板に張られていた(危険なんで、ここからリンクは張らないよ、さすがに)。普段はダウンロードの前に警告が出るのに、なぜ今日は出なかったんだろう?と不思議だったんだが、なるほど63バイト(キロバイトではない)しかないでやんの。これじゃ警告出す間もなくダウン完了ってわけだ。この.ispって拡張子は「internet communication settings」っていうダイヤル関係のファイルらしいんだが、何が目的だったんだ?とりあえず「test.isp」は削除。この件について詳しい方、情報求む!
○ところがこの夜は、それだけじゃ済まなかった。研修所に軟禁中の恋人からの電話に出ると、「もう会えない〜」とか言い出す。おいおい、研修先でいきなり男でもできたか?と聞くと、そうじゃなくて、配属先が宇都宮だっていうじゃないか。宇都宮!?どこそれ!?日本!?(栃木県の皆さんスイマセン、勢いです。)社員寮か自宅から新幹線通勤かの二者一択状態だそうで、とりあえずは自宅の線で考えてみるとのこと。しかしなぁ。僕は転勤無しの仕事、実家も自営業という、今まで転勤や異動とは無縁な人生だったんで、身近の人間にこういうことが起きると、驚きもひとしおってやつだ。日本企業って無茶なことやってんだなぁ。って、まるで僕が社会人じゃないような発言だが。でも、個人の生活を否応無しに束縛する転勤なんてもの、やはり異常だ思うぞ。しかも彼女の場合、軟禁が解かれる週末の4日間のうちに準備しなきゃならないってんだから。
○てなわけで、散々な春の一夜。興奮してなかなか寝付けそうもないし、明日も会社でよく眠れそうだ。




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日記猿人
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