ムネカタアキマサ for OUTDEX
since 14/DEC/96
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10月31日(thu)
OKAMA「華札」(→amazon.co.jp)購入。「OKAMAX」と同様にフルカラーの大判本ですが、今回は画集ではなく一本の物語です。平安時代と思しき時代を舞台にした人間やキツネたちの恋の物語で、和風の鮮やかな絵でOKAMAの絵師っぷりを堪能できます。かと思うと、男性器の彩色や殺害シーンの描写も大胆。絵だけではなく、少し悲しい余韻を残す物語も読ませます。
10月30日(wed)
山下達郎「レアリティーズ」(→amazon.co.jp)、YOUSSOU N'DOUR「Nothings in Vain」(→amazon.co.jp)購入。あと中古でThe Style Council「Our Favourite Shop」も。探し方が甘いのか、発売されているはずのThe Beach Boysのライヴ盤「Live at Knebworth 1980」(→amazon.co.jp)は発見できませんでした。

astroの「カイモノニッキ」から飛んだicon waxは、アイコンで蝋人形館を表現するために人物の立像を制作するプロジェクトだそうで、これが素晴らしく面白いです。すでに500体以上展示されているんですが、描くネタをひねったり、「台座の上に像を置く」という縛りをいろんなアイデアで逆手に取って遊んだりしているのが愉快。#0056「クララが立った!」なんて台座が増えてるし、#0085「イナバ物置」は一目見てもなんだかわからないし、#0139「上村愛子」なんて宙に浮いてますし。

10月29日(tue)
朝崎郁恵「島唄」 あまみ庵に注文していた朝崎郁恵の旧作がはるばる奄美大島から届きました。買ったのはカセットテープ「島唄」とビデオ「朝崎郁恵奄美を唄う1」。後者はジャケットに写っている朝崎郁恵が若いので、一瞬別のビデオが送られてきたのかと思いました。どちらも自主流通作品で発売年もよくわからないのですが、ここによると「島唄」は96年作品で、「朝崎郁恵奄美を唄う1」は86年頃に撮影されたものではないかと推測されます。

 三線の伴奏と囃による伝統的なスタイルで朝崎郁恵の唄う奄美民謡をたっぷり聴いてみたいと思っていたのですが、「島唄」はまさにそういう作品。これを聴くと、今年発売された「うたじま」と「うたばうたゆん」がいかに高密度の作品か思い知らされます。サウンド面はもちろん、朝崎郁恵の唄も現在の方がディープかも。

amazon.co.jpからは、Danny Wilson「Meet Danny Wilson」(→amazon.co.jp)、The Style Council「Cafe Bleu」(→amazon.co.jp)、Bruce Hornsby & The Range「The Way It Is」(→amazon.co.jp)が到着。

高橋健太郎さんが以前OWNER'S LOGで書いていた通り、ビクターエンタテインメントもコピーコントロールCDを発売することになりました。関連リンクは音楽配信メモが充実しています。

 コピーコントロールCD(CCCD)を発売するにあたりを読むと一瞬、音質劣化が指摘されているミッドバー・テック社のカクタス・デジタル・シールド(CDS)方式ではなくエンコードK2(ENC K2)という技術が使われるのかと勘違いしそうになるのですが、実際には音質変化の要因を除去するためCDSとENC K2が併用されるということのようです。

 吉田美奈子の「BELLS」の再発盤はすごく聴きたいものの、コピーコントロールCDがハードウェアに与える悪影響が恐くて手を出してないし、はっぴいえんどの再発盤もコピーコントロールCDではなかったので、僕はまだコピーコントロールCDの音質を実際には確かめていません。しかしビクターも全面導入するとなると、嫌でも音質を検証することになリそうです。「すべてのCDの音質をオリジナル・マスターテープと同等の音質で忠実に再現する」というのは信じていいのでしょうか、そしてハードウェアへの影響はないのでしょうか。

10月28日(mon)
やまだないと「ポルノ青春狂走曲」(→amazon.co.jp)「Girl Friday」(→amazon.co.jp)、佐藤秀峰「ブラックジャックによろしく」第3巻(→amazon.co.jp)、福島聡「少年少女」第1巻(→amazon.co.jp)、星川京児・田中隆文・茂木仁史・大須賀猛編「200CD邦楽 伝統とニューウェーブ」(→amazon.co.jp)購入。

福島聡「少年少女」第1巻  福島聡の「少年少女」は、ちょっとレトロな味を出した装丁に食指が動きました。各話がほぼ独立している短編集で、純粋にして言葉足らずな少年少女が描かれる作品が多いものの、物語の舞台が大戦終結後のドイツだったり日本の農村だったり、登場するのが一昔前の少年少女だったり現代のゴスな少年少女だったり、設定が現実的だったり突飛だったりと、描かれる世界はかなり幅が広いです。ユーモアやシリアスさの使い分け、死や性といった要素のさらりとした混ぜ方が巧く、そしてなによりキャラクターの表情が豊か。個人的には第四話「自動車、天空に。」の、場面ごとに何年もの時間が流れていく構成と、男女の間で何かが起きそうで起こらない、じれったいぐらいに淡々とした展開が気に入りました。

10月27日(sun)
トリオ編成になってから初めてとなるカーネーションのワンマンライヴのために渋谷クアトロへ。2人脱退して音も減った分、どうサウンドを組み立て直すのかが気になっていたんですが、「VENTURE BUSINESS Vol.01」を聴いて予感していた通り、色彩感を失うことなくステージを展開していました。熱くてブルージーで、そして野郎の切なさ全開。

 「学校で何おそわってんの」では、サウンドの鍵になる音を3人でもしっかり押さえていて感心しました。直枝政広のソロアルバム「HOPKINS CREEK」から「JUICY LUCY」もプレイされていましたが、ブラウンノーズと組んだ時とはまた違う味わいに。「レオナルド」はやっぱり泣かせる名曲です。ただ、5人編成での最終作「LOVE SCULPTURE」に収録されていた「MOTORCYCLE & PSYCHOLOGY」では以前より音が少ないことを実感させられたので、そうした5人編成末期の楽曲のアレンジは今後の課題かもしれません。

 それでも、新生カーネーションの滑り出しは予想以上に好調。とにかく男臭くてハードです。これから新曲もどんどん出来てくるんでしょうしね。これまでアンコールでのお約束だった「夜の煙突」はありませんでしたが、それもまたひとつの意思表示のようでした。

10月26日(sat)
僕は土日の起床時間がいつも午後2時頃という人間なんですが、今日は起きたらすぐにビデオを見ろと家人に言われ、再生してみたら昼の「メレンゲな気持ち」に朝崎郁恵が出演した部分が録画されていました。13日の「琉球フェスティバル2002」で、「メレンゲな気持ち」の収録のために奄美に戻ったと話していたんですが、今日放送だったんですね。

 番組では朝崎郁恵がタレントのおさるに奄美の加計呂麻島を案内していて、50年前に彼女が住んでいた場所や親戚の家での宴会の様子などが紹介されていました。朝崎郁恵は家の中でも奄美の太鼓・チヂンを叩きながら歌い、さらにそこに親戚の人の囃子も入ると非常にいい具合に。スタジオでも高橋全のピアノをバックに「おぼくり〜ええうみ」を披露していて、歌う彼女の姿とその声に聴き入ってしまいました。

 で、それが終わると、ゲストとして出ていたらしい大槻ケンヂ率いる特撮のインフォメーションが流れていたのも昼のバラエティ番組っぽかったです。

あと、起きたらモスクワの劇場占拠テロも特殊部隊の突入により終わっていました。モスクワ留学日記のmihobaniさんは「これは映画ではない。実際に自分が住んでいる街で起こった戦争。」と記していましたが、同じ言葉を東京でつぶやくことになる日が来ないことを祈ります。もっとも、地下鉄サリン事件が起きた頃の東京で、すでにそうした「戦争」にも似た緊張感を覚えたものでしたが。

10月25日(fri)
21日の日記で書いた、デルコンピュータにマシンを注文したら一週間経っても進行状況に変化がなく、自分から問い合わせたらその機種が生産中止になったことを知らされた話の続きですが。さすがに文句を言ったところ、明日から製造するとか、期末だから早く生産できるかもしれないとか、ビデオボードを良いものにするとかデルの人に言われ、いまさら別の会社に注文するのも面倒だったので、結局そのまま同スペックの新機種をデルに注文したんですよね。今度こそ一安心…と思っていたんですが、昨夜オンラインで確認できる進行状況を見たら「お届け予定日が変更になりました」という言葉とともに、何の説明もなく発注日も含めたすべての進行データがクリアされていて、さすがにまいりました。なんていうか、いちいちこっちから問い合わせなくてもいい程度に情報を知らせてほしいなぁ。

中古でパール兄弟「TOYVOX」、Soul II Soul「Club Classics Vol.one」 購入。ともに89年作品。

すごかったなぁ、フジテレビで放送されたキム・ヘギョンさんのインタビューは。いくらスクープ映像をゲットして頭が茹で上がっているからといって、北朝鮮の明白な政治的意図を一顧だにせず、その代わりにひたすらに情緒的な部分だけを煽って、最後で取ってつけたように取材意図を述べて弁明して番組を終えてしまうとは。嫌悪感を覚えて一旦テレビを消したものの、結局再びスイッチを押してしまったのは、あまりに醜悪な番組の行く末を見届けねばという興味と義務感が混ざりあった感覚のためでした。

 全面的に賛成できるかどうかは別として、考える材料を提供してくれる勝谷誠彦の××な日々。あいふる世相ダイアリーにリンクを。

10月24日(thu)
「Quick Japan」主催のイベント「夜の現物支給 Vol.1」へ行ったんですが、いやはやすごい混み方でした。なかなか人が入りきらないみたいで、やっと開演したのは予定の時刻から1時間以上経ってから。クイック・ジャパン編集部日記によると、会場の恵比寿みるくの集客記録を塗り替えちゃったみたいです。

 DJを聴きながらずーっと鮨詰めのフロアに立って待ってたんですが、一番手として向井秀徳が登場した瞬間には客が一気に前に押しかけたんで、誰が現れたのかもわからない状況に。弾き語りでナンバーガールの曲を歌った向井には、轟音からアルペジオまで弾いてギター一本で世界を描き出すプレイと、青い竹を連想させるような歌声に感心しました。そして終盤では長渕剛の「西新宿の親父の唄」をカバー。歌い方まで真似していたんですが、これが馬鹿馬鹿しいほど上手かったです。客は笑いながらも「やるなら今しかねぇ」というコール&リスポンスの声を上げていきました。

 そしてそのステージに現れたゲストが、シンガーソングライター板尾こと板尾創路で、客はまたここで前に押し寄せます。そんなに興奮すんなよ。板尾は「ダウンタウンのごっつええ感じ」同様に向井の考えた曲名から即興で歌っていて、松井秀喜の歌が可笑しかったです。

 北尾編集長たちと話をする予定だったものの、向井と板尾まで見たところで僕はリタイア。会場を出てもまだ人が並んでいました。最後まで観た人によると、ラーメンズも登場したらしいです。

昨日の日記で、渋谷タワレコでキセル「近未来」(→amazon.co.jp)を買ったらCDケースを収める箱がなぜかもうひとつ付いてきたことを書きましたが、その謎が解けました。ノウエさんに教えてもらったんですが、箱の背の文字が「近未来」ではなく「近来未」と誤植されていて、配られていた箱の方には正しく「近未来」と打たれていたんです。これ、全国で配ってるんでしょうか。そういえばクラムボン「id」(→amazon.co.jp)にも、帯の価格が誤植されているという旨のシールが貼られていました。

10月23日(wed)
中島みゆき「おとぎばなし -Fairy Ring-」(→amazon.co.jp)、クラムボン「id」(→amazon.co.jp)、キセル「近未来」(→amazon.co.jp)、Rhymester「ウワサの伴奏〜And The Band Played On〜」(→amazon.co.jp)購入。あとは中古で坂本龍一の86年作「未来派野郎」も。

 新品はみんな渋谷のタワーレコードで買ったのですが、特典というかオマケが多いですね。キセルなんて、発泡スチロール製の組み立て飛行機がついてきました。あと、CDが収められているのと全く同じ紙の箱がなぜかもうひとつ。これが得なのかどうか正直なところよくわかりません。Rhymesterとクラムボンには応募ハガキがついてきて、Rhymesterにはさらにクジの抽選とバッジも。中島みゆきには、バッグの端に留められる仕様の携帯ストラップがついてきたのですが、モノ自体には特にアーティスト名もアルバムタイトルも書かれていない単なるハート型のものでした。これも微妙。

昨日の日記でモーニング娘。とJAGATARAの接点について触れましたが、M3さんに教えていただいたところによると村田陽一が「真夏の光線」と「I WISH」に参加しているそうです。

10月22日(tue)
12月20日に発売されるELEKTELのファーストアルバム「Space Travel with Teddy Bear」を聴きました。エレクトロとかラウンジとかブレイクビーツとかいろんな要素が並んでいて、期待通りのカラフルな世界。そしてどの曲にもチャーミングなアイデアがあります。やはりMamikoさんの声は可愛いなぁ。以前ライヴで聴いて一発で気に入った、タイトルからしてナイスな「Denshi Block of Love」も収録されていて嬉しいです。

「MUSIX!」で聴いたモーニング娘。の新曲「ここにいるぜぇ!」にはあんまりインパクトを受けなかったのですが、終盤の「Wow Wow Wow みんなロンリーBoys&Girls」というあたりにはついうっかりグッときてしまって、いい感じに自分が飲み込まれている気がしました。

 ビバ彦さんの日記によると、ブラスはYUKARIE率いるTHE THRILLだとか。モーニング娘。にJAGATARA人脈が関わるのってこれが初めてかな?

10月21日(mon)
パソコンの不安定な動作にブルブルと脅えながら、デルコンピュータに注文した新しいマシンの到着を心待ちにして秋の日々をつつましく過ごしていたのですが、丸一週間経ってもオンラインで見れるオーダーステータスが「生産準備」のまま変化しないので不審に思って電話をしたところ、なんでも僕の頼んだ機種の生産中止が金曜の夜に決まったとか。その事実を、自分からかけた電話で月曜の夕方に知らされているのもひどい話です。

 自分のマシンの調子が悪い時には、巡回サイトを他のマシンからもチェックできるはてなアンテナの便利さを痛感させられます。他の普通のオンラインブックマークよりもはるかに効率的に巡回できますし。現在はOUTDEX ANTENNAに頼りきった状態になっていて、そのために登録サイトもさらに増えています。

そんな状態ですがOUTDEXを更新、音楽配信メモBOOMMOVEムクミを「small circle of friends」に追加しました。作業中は常にソフトを一種類しか起動しないとか、そんなシビアな状態でこの日記も更新しております。

10月20日(sun)
古謝美佐子「天架ける橋」 遅れ馳せながら古謝美佐子の「天架ける橋」(→amazon.co.jp)を聴きましたが、これは素晴らしいアルバムです。当然ながらネーネーズの作品を聴いている時よりも古謝美佐子のボーカルの魅力を堪能できるわけで、さらにストリングスや中国楽器も使って丁寧に編み上げられたサウンドにも酔わせられます。相変わらずいい仕事をしているプロデューサーは、古謝美佐子の夫であり元スピリチュアル・ユニティーの佐原一哉。そして、9歳の時のデビュー曲と時間を超えてデュエットする「すーしすーさ」や、コーラスの使い方が巧みにしてユーモラスな「恋ぬ初み」、亡くなった母親や子供への想いを歌った「天架きる橋」や「童神」などが並び、大仰になることなく人生の重みが表現されたアルバムになっています。今まで耳にしていなかったことを本気で後悔させられました。

あと、最近は戸川純の「好き好き大好き」「極東慰安唱歌」(後者は正式には『戸川純ユニット』名義)をアナログ盤で購入しました。両方とも100円。94年にアルファレコードが倒産したために、現在はアルファ時代のオリジナル作品のCDは入手困難のようなので、これはいい買い物をしました。ちなみにあの時代の音源は、CDでは「戸川純 TWIN VERY BEST COLLECTION」(→amazon.co.jp)という編集盤で一部を聴けるみたいです。

10月19日(sat)
よしきさんに教えてもらったところによると、「第3回 人生レコード大賞」は12月21日(土)に蒲田オッタンタで開催されるそうです。ぜひカレンダーに印を。

sawadaspecial.comからZDNet Macのとり・みきインタビュー記事「メディアの中のMacじゃ:取材編 Macでマンガを描くには?」へ。

Wondermints「Mind 
If We Make Love to You」 Brian Wilsonのバックバンドにも参加しているWondermintsの「Mind If We Make Love to You」(→amazon.co.jp)は、企画盤を含めると4作目。あれだけBrian Wilsonの近くにいながら、アルバムではそれほどBrian Wilsonの影響が色濃く出ていないのは面白いです。とてもソフトロックっぽいサウンドで、モンド風味の前作「Bali」よりもストレートな印象の作品ですが、僕にはこの新作の方が魅力的。メロディーやアレンジの美しさにうっとりさせられる反面、優等生的な物足りなさも感じますが、たぶんこれは聴けば聴くほど味の出るタイプの作品でしょう。より躍動感を増す後半、特に「Something I Knew」が好みです。

10月18日(fri)
「MUSIC MAGAZINE」11月号では、MAMALAID RAG「MAMALAID RAG」のアルバム評を執筆しています。この号では、土佐有明さんによる東京の電化ジャズシーンについての記事が重要かと。

カーネーション「VENTURE BUSINESS Vol.01」(→amazon.co.jp)、オムニバス「一期一会 Sweet for my SPITZ」→amazon.co.jp)、古謝美佐子「天架ける橋」(→amazon.co.jp)、Wondermints「Mind If We Make Love to You」(→amazon.co.jp)、Danny Wilson「The Best of Danny Wilson」(→amazon.co.jp)購入。

カーネーション「VENTURE BUSINESS Vol.01」  カッティング・エッジに移籍してから、そして3人編成になってから初めての作品となるカーネーションの「VENTURE BUSINESS Vol.01」は、限定生産だというデモ音源シリーズの一発目。幸いコピーコントロールCDではありません。冒頭の「愚か者、走る」はこれがまた渋いナンバーで、歌詞とボーカルと演奏がひとつになって生み出す味わいにゾクゾクさせられました。続く「ハイウェイ・バス」は、歌詞のヒネり具合が痛快。そして2曲ともけっこうブルージーです。「LEMON CREME」は「LOVE SCULPTURE」収録曲のライヴバージョン、「VENTURE BUSINESS SYMPHONY #1」はライヴでの観客の声援と矢部浩志のドラムをエディットしたトラック。

「一期一会 Sweet for my SPITZ」  大物から若手まで参加したスピッツのカバーアルバム「一期一会 Sweet for my SPITZ」は、さすがにクオリティが高いです。ただ、もうちょっと大胆な解釈のカバーがあっても良かったかも。その点ではPOLYSICSが突出していますが、これはちょっと暴走気味です。山本精一は以前羅針盤のインタビュー記事でスピッツの「ロビンソン」を高く評価していましたが、本作ではまさにその曲をカバー。松任谷由実のアレンジを、キリンジとの仕事で知られる富田恵一が担当しているのには驚きました。小島麻由美は相変わらず吸引力がすごいです。あと、以前から思っていたのですが、セロファンは資質の部分でスピッツと共通しているものがあると思います。セントラル六十七によるアートワークも秀逸。

 セカンドアルバム「Be Bop Mop Top」を探していたはずのDanny Wilsonは、「Second Summer Of Love」を聴きたくてついベスト盤を購入してしまいました。久しぶりに聴いてみると、本当にみずみずしいメロディーとアレンジの楽曲ばかりです。そしてもちろん「Second Summer Of Love」は最高。ファーストの「Meet Danny Wilson」も今度買ってきます。

久しぶりにウェブガールニュースが更新されたかと思ったら、ネットアイドルランキングのPretiaが閉鎖しちゃうんですか。あそこの得票ランキングは面白かっただけに残念です。

10月17日(thu)
「Quick Japan」Vol.45では、ハルヲさんダンボールバットの新作について記事を書いていて、彼らを迎える11月17日のTGV#12 "cocktail machine bluelight music show"の宣伝もちゃっかりしています。公式ページでもまだ情報がまとまってないようですが、OOPS!の「ィ横山剣絶賛! ダンボール・バット、ミニアルバムリリース」によるとミニアルバム「ダンボール・バット」は10月25日発売だとか。

 あと僕は、山下スキルさん主催で12月7日に開催される「Don't Trust Over 30」というイベントでもDJをさせてもらいます。こちらの会場は銀座FIVE to FIVEという店で、入場料はなんとタダ。

 そして日時はまだ未定ですが、12月によしきさんイチカワマキコさんが主催する「第3回 人生レコード大賞」もあるはずです。そう考えると、年内にあと3回もDJをするんですよね。いまさら不安になってみたりもしますが、CDの山を切り崩してなんとか乗り切ります。

8月に放送された「日韓500キロメートル涙の走破!走れソニン!」は見逃したので、その映像が流れるという今日の「うたばん」を楽しみにしていたのですが、結局なんでこのタイミングで特集されたのかはよくわからないままでした。ソニンが発狂するシーンがあるとは聞いていましたが、沿道からの声援に耳を塞いで泣きながら走る様子は、発狂とまではいかないまでもアイドルの姿としてはたしかにすごいものが。しかも道端で嘔吐してるし。マキロンソニン特集で「走ってる間は頭の中でずっと松浦亜弥の『Yeah!めっちゃホリディ』が流れていた」なんて話を知るとなおさらです。なんだそれは。

 この企画の落とし所への違和感については、唐木元くんがすごくいいことを書いてました。

 ソニン特集の後、その余韻を一気に吹き飛ばしたSILVAのバックダンサーのダイアモンド☆ガイズもすごかったなぁ。ダンスというか、その表情。彼らがHIGHLEG JESUSのメンバーだと知って、なんか納得しました。

10月16日(wed)
健康診断で初めてバリウムを飲んだのですが、妙に甘い味付けは不自然だったものの世間で言われているほど飲みにくくなくて一安心。量も紙コップ1杯で予想していたほど多くなかったのですが、バリウムが注がれたコップが体積に比べてやけに重かったのには、手にした瞬間驚きました。そしてバリウムを飲むことより大変だったのは、その後シーソーのように上下する台の上でせわしなく身体を左右に傾けたり回転したりさせられたこと。他には電極をつけて心電図を取られたり、ゼリーを塗られて超音波の機械を腹にぐいぐい押し付けられたりとかもしました。歳を食うといろいろ面倒です。

 で、検査結果について医師と面談するまでの間、健康診断の日だからと思い出したように吉井怜の白血病闘病記「神様、何するの…」(→amazon.co.jp)を読んでいました。思ったほど悲愴な印象を受けないのは、現在彼女が復帰していることを知っているせいもあるのでしょうが、無菌室での孤独感だとか、記憶が欠落するほどの骨髄移植後の痛みを自分が経験してないために、その苦しみを想像できないせいでもあるのでしょう。超音波診断装置のコンベックスプローブを身体に押し付けられて内心で痛がっていた僕には想像を絶する体験です。

10月15日(tue)
加藤千恵「たぶん絶対」 加藤千恵の2冊目の短歌集「たぶん絶対」(→amazon.co.jp)を一読して感じたのは、ずいぶんと生々しくなったなぁということでした。最初の短歌集「ハッピーアイスクリーム」では、「17歳の女子高生」という立場を戦略的に利用している部分も感じたのですが(とはいえもちろん別にそれだけじゃないからこそ面白かったのです)、大学生になった後に作られた短歌を中心としているであろう「たぶん絶対」では、自分自身には制御しきれない悲しみから、それとは対照的なほどポジティヴな感覚まで、感情の起伏や様々な思考がこれまで以上に幅広く記録されている感触です。「ハッピーアイスクリーム」のプロデューサーだった枡野浩一に「もう加藤千恵は私の手には負えない」(『今出てる枡野浩一』9月29日)と言わせることになったのは、そうした感覚を表現する手法の変化にも理由があるのでしょう。本気で恋愛をした後、そして上京した後だからこそ生まれたのだろうと思わせる作品が並んでいます。
10月14日(mon)
実のところ、先週の後半辺りからまったくネット上を巡回していません。自宅のパソコンの調子が急激に悪くなり、症状はいろいろ出てるんですが、要するに「座して死を待つ」という感じの状態になってしまったんです。考えてみればよく3年半もハードな使用に耐えてきたと思いますが、感心してばかりもいられなくて、データをバックアップしたり次のマシンを選んだりしなくてはならず、他のもろもろもあって環境的にも時間的にもキツい状態です。ならばしばらくネットから離れてみようか…とまでは踏み切れないのが悲しい性。主がいなくても稼動し続けるOUTDEX ANTENNAを少し不思議な気分で見ています。

能地祐子「モーニング娘。×つんく♂」 今日はデータのバックアップのためにCD-Rを8枚焼いたのですが、その間に読んだのが能地祐子によるインタビュー集「モーニング娘。×つんく♂」(→amazon.co.jp)。インタビューはつんく♂のものがダントツに面白くて、「秋元康がおニャン子クラブでしていた手法はバラエティー的で、むしろとんねるずの方が音楽的」とか「シャッフルユニットは、ライヴハウスでのバンドの対バンみたいなイメージ」といった主旨の発言が興味深かったです。

 あと一番驚いたのが、つんく♂がモーニング娘。のメンバー全員に病院のファイバースコープで声帯の写真を撮影させていて、それを並べて眺めながらハーモニーを考えているという話。プロトゥールスの活用の仕方も含め、当人としてはモーニング娘。を「組み立てる」ために極めてドライな感覚でやっていることなんでしょうが、一瞬フェティッシュなものを感じてドキリとしました。

10月13日(sun)
日比谷野外音楽堂で「琉球フェスティバル2002」。8月17日の「奄美フェスティバル」と比べると、観客の層がグッと若い印象でした。司会は、沖縄出身の吉本芸人・ガレッジセール。

 與那覇徹は自身の歌を披露したほか、プロデュースしている内里美香と神谷千尋にもボーカルを取らせてステージを展開していました。皆まだ20代です。

 貴島康男がパーカッションに三沢泉を迎えて歌った楽曲には、前回「奄美フェスティバル」で観た時にはなかった緊張感とスリルを感じました。ああいうスタイルでアルバムを作ってくれないかなぁ。

 「涙そうそう」がヒット中の夏川りみは、意外なほど島唄っぽくないボーカルスタイル。大島保克のステージの際に再び登場して歌った、大島保克の曲での彼女のコブシが一番魅力的でした。

 その大島保克は、9月7日に観た川崎市市民ミュージアムでのライヴの時は笹子重治とふたりだけでステージをしていましたが、今回は武川雅寛と三沢泉も迎え、アルバム「島時間」と同じ編成によるライヴ。やはりオリジナルの楽曲が冴えている人です。

 朝崎郁恵&高橋全は、残念ながら「奄美フェスティバル」よりも観客の反応が悪い印象でした。あれほどの実力の唄者だというのに。島唄をピアノで歌うというリズムの弱いスタイルだと、こういうイベントではやはり不利なようです。朝崎郁恵の唄は今回も素晴らしかっただけに、ちょっとした苛立ちすら客席に覚えました。

 東京にいる子供たちに会いたくて今回のイベントに参加したというのが饒辺勝子。歌声にあまり特徴がある人ではないですが、昔のインディーズ演歌やダンドゥットみたいなチープなサウンドのカラオケは面白かったです。マルフクから出ているアルバム「梅の香り」を会場で購入。

 ステージも客席も盛り上がりまくったパーシャクラブの人気の高さには驚きました。80年代のロックやフュージョンと沖縄民謡が融合してしまったかのようなサウンドで、そこが面白くもあり、同時にキツくもあるバンドです。とりあえず今日は、えらく下世話なパワーに押されて、ライヴ盤「バタンチ」を会場で買ってしまいました。

 そしてトリはもちろん登川誠仁。ステージを観る限り、正味のところ飲み過ぎです。最初の「緑の沖縄」では三線を弾く手がかなり怪しく、それが終わると「次は沖縄県で最初に市になった石川市のことを歌った数え歌を…」という説明を、延々10回程度している始末。歌いもしないのに面白すぎます。終始メチャクチャな言動を続けていましたが、とりあえず後半になるにつれてまともになってきて酒が抜けてきたのがわかり、それはそれで微妙な気持ちにさせられました。

 そんな登川誠仁に、泡盛とオリオンビールですっかり酔っ払った観客たちも大盛り上がり。

10月12日(sat)
全国の中古盤店・輸入盤店のガイドブック「レコードマップ2003」(→amazon.co.jp)を購入。こんな本を買ったら、無理に時間を作ってレコード屋に行ってしまい、ますます日々の疲れを溜め込んでしまいそうで危険です。

 そうならないためにも通信販売をしている店をまとめたコーナーを活用したいのですが、ホームページ上でリストを公開している店も多い一方で、郵送でリストを発行している店もまだまだ多いんですねぇ。あと、「レコードマップ2003」を片手に各店のURLを入力していくのはさすがに面倒で、早くも暗雲が。

10月11日(fri)
Juana Molina「Tres Cosas」、オムニバス盤「Philly Soul」(→amazon.co.jp)、Caetano Veloso e Jorge Mautner「Eu Nao Peco Desculpa」(→amazon.co.jp)、Determinations「Chat Chat Determination」(→amazon.co.jp)購入。

 Juana Molinaはフォーキーでエレクトロニカなアルゼンチンのアーティストで、その筋で話題になった前作「Segundo」は僕も愛聴しました。「Philly Soul」はその名の通りフィラデルフィア・ソウルの編集盤で、Philadelphia International Recordsの音源によるもの。「Eu Nao Peco Desculpa」はブラジルのふたりのアーティストのコラボレーションアルバムで、歳を食っているわりに尖っているサウンドには「さすがCaetano Veloso」とニヤリとさせられます。Determinationsは大阪のスカ・バンド。

 あと、中古盤でPaul Simon「Graceland」を発見したので調子に乗り、Sting「Nothing Like The Sun」、Sinead O'Connor「I do not want what I haven't got.」、Suzanne Vega「Solitude Standing」、Janet Jackson「Control」もついつい買ってしまいました。そしてユニコーン「ケダモノの嵐」、米米クラブ「5 1/2」、TMネットワーク「Gift for Fanks」も。なんか初期のTMネットワークのサウンドが、2002年にやけにかっこよく聞こえてしまうというのは衝撃的なほど意外な事実です。

10月10日(thu)
ウツボカズラさんが主催する華火 in planetariumというイベントは山下スキルさんpolymoogさんもDJをするし面白そうだなと思ったら、11月17日の17:00〜23:00の開催で、TGV#12 "cocktail machine bluelight music show"と日付も時間帯もバッチリ重なってるんですよね。困ったな、僕も遊びに行きたいのに。というわけで、どちらに行こうか迷っている方は、ここはぜひ両方ハシゴしてください。

THEY MIGHT BE GIANTS「DIAL-A-SONG : 20 YEARS OF THEY MIGHT BE GIANTS」 THEY MIGHT BE GIANTS「DIAL-A-SONG : 20 YEARS OF THEY MIGHT BE GIANTS」(→amazon.co.jp)は52曲を収録した2枚組編集盤。発売元がライノなだけあって、いい仕事をしています。今年出た最新作「NO!」の楽曲もしっかり収録。

 時間軸を無視した曲順で一気に聴いてみると、実は全然一般的なイメージのような「B級」っぽいバンドじゃないんだよなぁと改めて感じます。キャッチーで冴えたメロディーと、チープに思えるほど不必要な要素を排除する代わりに何かアイデアを一発は盛り込んだアレンジの楽曲を、これだけ生み出し続けてきた力量は並のものではありません。

 初期の軽妙さが、やがてサウンドの肉体感が増すのにつれて消えていく…というこの手のバンドにありがちな展開から見事に外れているのにも感心しました。THEY MIGHT BE GIANTSって、なんだかんだいってもワンアンドオンリーなバンドだと思います。

小西康陽のプロデュースによる夏木マリ「La Parole」(→amazon.co.jp)は深みのある素晴らしいアルバムでした。ストーリー性のある楽曲や朗読によって、女優である彼女の魅力を引き出す手腕はさすが。「あなたのいない世界で」は何度聴いても沁みる曲です。

10月9日(wed)
TGV#12 cocktail machine bluelight music show 12回目にして3周年記念になるTGV・TGV#12 "cocktail machine bluelight music show"は、11月17日に青山の青い部屋で開催されます。言わずと知れた戸川昌子さんのお店ですね。時間は17:00〜23:00、料金はワンドリンク付きで2500円です。

 今回はゲストが多めで、ライヴをしてくれるのはサエキけんぞうさんダンボールバットの皆さん。ダンボールバットは、横山剣と鈴木慶一をプロデューサーに迎えたセカンドアルバムが10月に発売されるそうです。

 また、TGVでの共演をきっかけにSPANK HAPPYの「SWEETS」のPVも手掛けた青梅街道派の皆さんが再びVJで参加してくれます。そのメンバーでもあるkoumeさんもDJをしてくれるという具合で、なんかもうすごくにぎやかなイベントになりそうです。

 僕も、新田五郎さんつれづれなるマンガ感想文10月9日で紹介されていた、矢口真里扮するDJマリー(その1その2その3)を見習って頑張ります。

3日連続でたまの話題です。すぎもとさんからいただいた情報によると、先月大阪で行なわれたたまのライヴでは「しおしお」のCDも販売されていたそうです。詳しくは、すぎもとさんのパザ日誌10月10日をどうぞ。

10月8日(tue)
再発した80年代病のせいで、また原宿のブックオフへ。Don Henley「The End Of Innocence」、Paul Simon「The Rhythm Of The Saints」、Hooters「One Way Home」、Fleetwood Mac「Tango In The Night」、オムニバス「Fab Gear」を購入しました。どれも350円とか550円とか。Paul Simonの作品では、アフリカ音楽の搾取だとか帝国主義的だとか批判もされていた「Graceland」を聴き直したいんですが、なぜか中古で見かけないんですよね。

 あと、昔手放したCDで今一番買い直したいのが、Danny Wilsonのセカンドアルバム「Be Bop Mop Top」。僕が一番好きな「Second Summer Of Love」は編集盤などでも聴けるのですが、オリジナルのアルバムは海外でも廃盤みたいで、オークションでも見かけません。情報をお持ちの方はご一報いただけると嬉しいです。

昨日の日記でたまの「しおしお」は未CD化のままだと書いたのですが、すでにCD化されているという情報をU5さんからいただいたので修正しました。ここによると2000年にボーナストラック入りでCD化されたそうですが、すでに入手困難だそうです。ヤフオクで6000円ですか…。

 ナゴムといえば、やはり昔に売り飛ばしてしまった空手バカボンのベスト盤も聴きたいなぁ。

OUTDEX ANTENNAの登録サイト数が150になった(ロボット対策がしてあるページはアンテナの管理者にしか表示されないので皆さんには149しか見えないようですが)のを機に、スタイルシートをいじったり、数が増えすぎた他のアンテナへのリンクを外したりしてみました。

10月7日(mon)
「ベスト★ヒット80s」 ブルース・インターアクションズから発売された「ベスト★ヒット80s」(→amazon.co.jp)は、せっかく昨日21世紀に戻った僕を再び80年代に連れ去るいけない本です。洋楽を中心に80年代のアルバムをジャンル別に紹介しているのですが、名盤として評価が固まった作品を取り上げてはいてもマニアック一辺倒にはならず、ビルボードのチャートやグラミー賞を思い出させるようなヒット作も混ぜているのが面白いところ。江口寿史が80年代の愛聴盤を語るコーナーは、図らずも雑誌メディアを含む同時代の東京の文化についても語っています。井上薫が担当しているワールド・ミュージックのディスク紹介は、定番ばかりだけど懐かしいなぁ。日本のポップスやロックのセレクションもユニークで、特に「モンド」としてとんねるずの「仏滅そだち」や、ナゴムから発売されたたまの名盤「しおしお」が取り上げられているのはナイスだと思いました。
10月6日(sun)
渋谷クアトロで青山陽一のライヴ。最新作「jaw」(→amazon.co.jp)では大半をひとりで演奏していて、最近見た「喫茶ロックジャンボリー」や渋谷タワレコでのインストアライヴではアコースティックギターを抱えていた彼ですが、今日はTHE BLUEMOUNTAINSを従えてのステージでした。演奏が始まると同時にアルバム以上にエッジの鋭くてハードな音が繰り出されていて、ライヴの方が楽曲の魅力をより引き出している印象も。特に「Bad Melody Bad」は熱かったなぁ。後半で女性コーラスをふたり加え、アンコールで「Hard Working Man」をアカペラで歌ってみせたのも新鮮でした。

 キリンジの堀込泰行を招いて、はっぴいえんどの「夏なんです」も披露。ギターの音がでかい元カーネーションの鳥羽修とともに、Fleetwood Macの「Rattlesnake Shake」もカバーしていました。

Milton Nascimento「Travessia」 ここ最近80年代モノばかり聴いていましたが、やっと21世紀に帰還。Peter Gabriel「UP」(→amazon.co.jp)、THEY MIGHT BE GIANTS「DIAL-A-SONG : 20 YEARS OF THEY MIGHT BE GIANTS」(→amazon.co.jp)、Milton Nascimento「Travessia」(→amazon.co.jp)、タンポポ「BE HAPPY 恋のやじろべえ」(→amazon.co.jp)、夏木マリ「La Parole」(→amazon.co.jp)を購入しました。

 「DIAL-A-SONG : 20 YEARS OF THEY MIGHT BE GIANTS」はライノから出た2枚組編集盤。もう20年もやってるんですか。ブラジルのMPBのアーティストであるMilton Nascimentoの「Travessia」は1967年の作品で、ムーンライダーズがカバーした「トラベシア」の原曲を収録しています。これがポルトガル語の響きとあいまって、素晴らしく美しい。タンポポの「BE HAPPY 恋のやじろべえ」では、リズムトラックアレンジのDJ DRAGONがベッタベタなヒップホップ風味を加えすぎです。でもそんなものに負けないほど、メンバーのラップと永井ルイによるアレンジがチャーミング。

10月5日(sat)
水道橋の民家バーで、たまきさん主催の80年代邦楽PV鑑賞会。プロジェクターからスクリーンに最初に映し出されたのは、光GENJIのライヴ映像やアニメ版PVでしたから、いきなりの飛び道具です。途中からミュージックマシーンのタクヤさんも来て、初めてお会いできました。

 僕が帰るまでずっと流れていたのは、chicaさんが曲目リスト完備で持ってた、編集済みの力作ビデオ。AURAやパーソンズやゴーバンズなどを21世紀に見ていると、バブル景気だったあの時代ならではの浮ついた空気を胸一杯に吸うことができます。あと、萩原健太がプロデュースした米米クラブの「FUNK FUJIYAMA」のサウンドは意外にかっこいいと気付いたり、遊佐未森の「山行きバス」のアートワークはすごいなと感心したりも。むせかえりそうなほど青春の匂いがする、東京少年の「陽のあたる坂道で」にちょっと泣きそうになったことは内緒ですが、このPVって監督が岩井俊二なんですね。納得。フリッパーズ・ギターの「恋とマシンガン」と「カメラ!カメラ!カメラ!」も見ましたが、彼らの映像だけは時代性を飛び越えていました。

今日の鑑賞会で80年代EPICソニー文化の偉大さを再認識した身としては、サントリーのビールのキャンペーン企画・「ライブ EPIC25」は是非観たいんですが、問題は僕が下戸だということなんですよね。

ピロスエさんによる「娘。アンテナ」閉鎖記念企画・モーヲタノナハ…が公開されました。

10月4日(fri)
中島みゆきの中古盤を収集しているうちに、自分が学生時代を過ごした80年代後半から90年代前半に聴いていた音楽を再び集めたいという欲求が膨らんできました。昨日サザンオールスターズの「kamakura」を買ったのも、実はそんな理由から。学生時代には、聴きたい新譜が出ると手元のCDを売って新しいCDを買うということを延々と繰り返していたので、当時愛聴していたCDは実は手元にあまり残ってないのです。

 ただ問題なのは、当時何を聴いていたかという肝心の資料がほとんど残ってないことなんですよね。CDを売り飛ばす前に録音しておいたカセットテープをチェックする手もあるのですが、それもホコリにまみれて簡単には出せない状態です。しかも、FMを録音したものや、友人や図書館から借りたCDを録音したものなどを含めると、数は約2000本。確認するのもちょっとした手間と時間を必要としそうなのです。

そんなわけで今日は原宿のブックオフで、坂本龍一「sweet revenge」、玉置浩二「All I Do」、突撃ダンスホール「メリーゴーランド」、大江千里「red monkey yellow fish」、FLYING KIDS「続いてゆくのかな」を購入。普段はあまり行かないけどブックオフは安いですねぇ、どれも3ケタ台だし、大江千里とFLYING KIDSはたったの100円でした。玉置浩二以外はどれも持っていたことがあって、それを安値で買い戻した感じです。

 坂本龍一の「sweet revenge」は、David Byrneが作詞した「Psychedelic Afternoon」と、大貫妙子が作詞して高野寛がボーカルを担当した「君と僕と彼女のこと」が目当て。イカ天に出たのを見て何度かライヴにも行ったことのある突撃ダンスホールは、「オレンジ色の風」という楽曲が素晴らしいです。なんで俺これを売ったんだ、と思うぐらいに。

でもこの調子でCDを買い直していったら、ただでさえ置き場所に困っているCDがさらに増えてしまうな…と考えていたところ、タイミング良く音楽配信メモからmoonage daydreamの「CD収納問題」コーナーへ流れ着きました。下北沢の中古レコード店であるフラッシュ・ディスク・ランチが制作した「CDソフトケース」は、ミュージック・マガジン社で採用され、タワレコでも販売されているとか。この「CDソフトケース」と、アルペックスという会社が販売している「DISC Cala」は、収納性と便利さを両立していそうで気になります。

 けれど、恐くて枚数を数えていないものの確実に4ケタを超えている手持ちのCDを新たなケースに移しかえるのは面倒で、結局CDの置き場所に関する問題は忘れることにしたのでした。ただ、社会人になって以降は全くCDを売っていないので、もう聴かないものはオークションなどで聴きたがっている人に譲った方がいいのでしょうねぇ。ライター仕事をしているために、つい「これは資料としてあった方がいいかも」とか考えてしまいがちなのが問題なのですが。

10月3日(thu)
1週間に十数枚も購入して周囲に心配されるほどだった中島みゆきの中古盤収集熱ですが、「36.5 ℃」「時代-Time goes around」「Singles II」「Singles 2000」を購入し、「短篇集」も入手のめぼしがついたので、オリジナルアルバム・シングル集・ライヴ盤をやっとコンプリートすることになりました。LPとCDを合わせて全部で33枚になる予定。

 「御機嫌如何」のカップリング曲で「Singles II」に収録されている「シュガー」は、サウンドは少し安っぽいけれど、水商売の女の悲哀をさらりと歌ってみせる名曲です。欧米的なポップスとも日本の歌謡曲とも違うセンスなのだけれど、どこか東アジア的なのが中島みゆきの音楽の面白いところだと「シュガー」を聴いていて思います。

中島みゆき「36.5 ℃」  「36.5 ℃」は、発売当時に戸惑いとともにファンに迎えられたと記憶している86年作品。問題作なのはプロデューサーが甲斐よしひろという微妙な人選だからではなく、今聴いても極端にデジタルな感触のサウンドを導入したからでした。シングルカットされた「あたいの夏休み」なんて、普通の歌モノよりはラップに近い感触なのですが、例えば佐野元春がニューヨークでヒップホップに触発されて「Complication Shakedown」を書いたようなわかりやすい図式の中にはなく、一体何の影響を受けたのかさえ謎なのです。そんな謎に立ち向かうべく、アレンジを担当した後藤次利がデジタルにして重心の低いサウンドを用意した結果、中島みゆきの全キャリアの中でも飛び抜けた異色作に仕上がったのでした。

 発表後16年を経過した現在もいまいち評価軸が見つからない「36.5 ℃」ですが、ただひとつ言えることは、ファンの共感など期待していなかったであろう当時の中島みゆきは、とてもクールなアーティストだったということ。そして今「あたいの夏休み」や、椎名和夫がアレンジした「F.O.」のタイトなデジタルビートを聴いていると、「これってひょっとしてファンク?」なんて考えさえ浮かんでくるのです。いや、これ、なんかファンクの気がしてきた。

他にもサザンオールスターズ「kamakura」、Tommy february6「Tommy february6」をやはり中古盤で購入。「kamakura」は85年の2枚組作品で、後のアルバムでは味わえない異様なテンションを誇っています。Tommy february6は、よくこんなチープな音でアルバム1枚を作ったものだと妙に感心。最初に聴いた時には、シングル曲以外には肩透かしを食らった気分になりましたが、聴き返しているうちに騙されたかのように心地よくなってきました。

10月2日(wed)
朝方に寝ようとしたらカラスの鳴き声がうるさくてなかなか眠れませんでした。そもそも平日に朝方まで起きている生活に問題があるんでしょうけど。

 そんなわけでカラス退治の方法にはどんなものがあるのか調べてみたのですが、なかなか即効性のある決定打はないみたいです。検索していると、カラス退治に燃える石原慎太郎はゴルフ場でカラスにつつかれたのがトラウマになっているとか、ナベツネもカラス退治をしようとして骨折だとか、かなりどうでもいいエピソードが引っ掛かります。こういう他人の怒っている姿は往々にして滑稽に見えるものですが、カラスに苛立つ気持ちもよくわかるので、テレビでカラス肉を食べるパフォーマンスまでした石原慎太郎や、電気ガン片手にベランダから飛び降りたナベツネの姿にはなかなか複雑な気分になりました。

 いっそ考え方を変えて、カラスは本来の心を忘れた人間にメッセージを送っていると考える手もあるのでしょうが、それも現実的には厳しいですよね。そもそもそのメッセージがうるさいんだよって感じで。

 CDをぶらさげておくのが効果的という話もあり、写真入りで解説しながら撃退ディスクを販売している業者もいます。パチンコでカラス退治はしちゃダメだということも写真で説明。

 また、カラスは他のカラスの死体があると寄って来なくなるという説もあり、ボウガンで殺すとか、殺虫剤や農薬をエサに混ぜて殺すなどの物騒な方法もわりと人気(?)があるようです。でももうちょっと穏健な手はないかなと思っていたら見付けたのが、カラスの死体を模したクローンカラス。恐いもの見たさで、現物がどのぐらいリアルか確かめたいところです。

 結局のところカラスはエサがある場所に来るようなので、住宅地ではゴミ捨て場に地道にカラス除けを設置するのがいいのかもしれません。とはいえそれも面倒なので、僕はとりあえず耳栓を買ってきただけで終わったのですが。

でめいあに、教科書には載らないニッポンのインターネットの歴史ヽ(´ー`)人(´ー`)ノについてのコメントを集めた反応リンク集が。

10月1日(tue)
タンポポ「All of タンポポ」 第1期タンポポはちょっと水っぽい雰囲気が強すぎる気がして敬遠していたので、ベスト盤仕様のタンポポ「All of タンポポ」(→amazon.co.jp)で改めて初期の楽曲をちゃんと聴いてみるとなかなか新鮮です。

 各曲ごとにちょっとした解説が記されているのですが、永井ルイや渡部チェルが編曲を担当した第2期タンポポの楽曲ではこれでもかと「ブリティッシュ」を強調しています。強調しすぎなんじゃないかとも思いましたが、このアルバムに唯一収録された新曲「I & YOU & I & YOU & I」を聴いたらそれどころじゃなくなりました。編曲は永井ルイで、彼によるツボを押さえまくったギターや、元T&Cボンバーの稲葉貴子も参加したぶ厚いコーラスが響き、クラリネットやバイオリンも効果的に使われたサウンドはドリーミーなほどです。そして気持ちのいいフックが何度も訪れるメロディーと、馬鹿馬鹿しいぐらいなのだけれど抗えない魅力のある甘酸っぱい歌詞により、まんまとつんくに篭絡されたのでした。サビの部分で鳴るハンドベルの音がたまらないなぁ。いまだに聴き狂っています。

マキロンは面白いなぁ。特にソニン特集では、波乱万丈にもほどがある彼女の軌跡のほか、最初にEE JUMPから消えた男・ケンのツラを確認できます。

INTERNET Watchの記事「米国の音楽業界、有名アーティストを起用した違法ダウンロード撲滅キャンペーン」からmusicunited.orgへ。WHAT ARTISTS & SONGWRITERS HAVE TO SAYにはBrian Wilsonもコメントを寄せているのですが、違法ダウンロードだけではなく海賊盤などによる未発表作品の流失も念頭に置いているようです。

 
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