since 14/DEC/96
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4月
30日
(sun)
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東京紳士ジェントル5はいよいよ今週の土曜ですよ! 開催まで1週間を切ってしまって、書きながらもう焦りまくってます。ともあれ、会場であるマニュエラカフェの地図はこちらなので、ご予定が空いていたら是非。僕は22:40-23:10と25:20-26:00に回す予定です。
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南Q太の「夢の温度-夏祭り-」は、祥伝社からの発売。宝島社から発売された前巻「夢の温度」では少女が主人公でしたが、「夏祭り」では彼女の兄・あきとその担任教師・町子の関係を中心に描いています。町子の母親の絵柄が物語の中でやや異色であるように、登場人物もこれまでの南Q太作品よりも幅が広がっている印象です。トーンによって沈黙をひきたてるなど、コマにおける空間処理はさらに洗練され、感情の高まりがサッと途切れる場面転換の手法も随所で効果的に使われていました。「南Q太の短編はいいが長編はいまいち」なんて感じていたのも、もう遠い昔の話です。
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4月
29日
(sat)
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イベント・ライヴ・CD・マンガ・書籍などの情報ページ、ピクニック・カレンンダーを始めました。ピクニック・サーバにあるのでこの名前。ここに書いてあるイベントに全部行くわけでも、マンガやCDを全部買うわけでもなければ、紹介した情報が間違っていても責任はとらないといういい加減極まりないページですが、とにかく一応並べてみて情報の共有化を目指してみようというわけです。現在のところかちゃくちゃくんと二人でやっていますので、よほどヒマな方はどちらが何の情報を書いているのか当ててみるのも一興かと思います。最初僕が書いた分をかちゃくちゃくんに見せたら、「汎用性がない」と即座に言われたのですが、二人がかりだとさらに偏りに拍車がかかっているような。
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鈴村さん・北村さん・テルさんと渋谷で食事、というか正直なところオフ会でした。テルさんと鈴村さん・北村さんは初対決もとい初対面。でもみんなネット者のうちでも極めて因果な部類にはいる人たちなので、会話のネタには幸か不幸か困らないようでした。北村さんのテンションが異常に高かったというか異常そのものというか、若さって素敵です。あと今度、みんなでラインを離れてキャンプでもしましょう。絶対しそうもないことを書いてますが。
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4月
28日
(fri)
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鶴巻和哉監督によるGAINAXの新作「フリクリ」は、オープニングはしばらく違和感があったり、コメディっぽくなると途端に「彼氏彼女の事情」になったりするんで戸惑いましたが、中盤以降引き込まれました。マンガの紙面が延々続く場面はこの先どうなるかと思ったものの、マミ美が夜の橋の上で「Never knows best」と書かれた煙草を吸っている場面にThe pillowsの曲がかぶさる辺りからかっこいいですね。こなれてない声優もいて気になったりもしたんですが、そんな中で松尾スズキの芝居は最高です。まだ話の前振り段階で謎だらけの第1話はロケンロールなスピード感で突っ走っていたのでした。
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4月
27日
(thu)
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中村一義のシングル「ハレルヤ」は、マーキュリーとの契約を終了してインディーズからの発売。ただし中村一義はすでに東芝EMIへの移籍が決定したそうで、今後の心配をされるのはマーキュリーの側になってしまいました。
その「ハレルヤ」は、プラケースではなくビニールの袋に封入されている特殊パッケージ。高野寛やくるりの岸田繁を迎え、単純なほどの演奏で約20人が高らかに希望を歌っています。精神のインナー面を多く歌ってきた中村一義が、とうとう周囲の人間まで自分の歌の世界に巻き込んだという印象です。このラフさはたしかにインディーズ向けの雰囲気かもしれません。カップリングは、細野晴臣の「恋は桃色」のカバー。低く声でボソボソ歌う細野のヴァージョンを聴き慣れているので、中村に伸びのいい声を張り上げながら歌われるとあまり情感が伝わってこないですねぇ。
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その中村一義のコメント映像も流された、NHK「ETV2000」の「細野晴臣・いつも、新しい音を探している」のビデオを見ました。90年代の映像はほとんどなかったけど、鈴木茂・林立夫とのティン・パンの映像が見ることができたのは嬉しかったです。「現実とは違う世界、パラダイスを見せてくれるのが音楽の本質」という趣旨の細野の発言は、彼の音楽の本質をも見事に語っていたと思います。でもさぁ、そこに中沢新一が登場してくるとウンザリしちまうんですよ。
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4月
26日
(wed)
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大御所のマンガ家たちの呼びかけで「21世紀のコミック作家の著作権を考える会」が設立されたそうです。朝日・読売に記事があるものの、意外とmanga zooにはこの情報は掲載されていませんでした。新古書店やマンガ喫茶のせいでマンガの売り上げに影響が出ているとして、法改正を視野に入れた活動をするそうですが、マンガという文化の育成とマンガの自由な流通という二つの問題を同時に解決するのはかなり難しいことでしょう。出版社側は何か動かないんでしょうかね。
そして杉浦茂の告別式から帰った有馬さんと話していて教えてもらったのが、おかざき真里が自身の掲示板でブックオフについて否定的な見解をしているという話でした。しかも、素晴らしい作品を描くのに経済的に苦しいマンガ家として引き合いに出されているのが多田由美なので驚きは二重に。彼女のページの日記を読むとたしかに泣けてくるものがあります…。
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4月
25日
(tue)
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トモコさん・テルさん・ユウタくんと新宿で飲み。僕以外の3人は鳥肌実のイベントを見に日本青年館へ行ったそうですが、入場できたのは前売り券を買っていたトモコさんだけで、当日券狙いのユウタくんとテルさんは異常な人の多さ(しかも個性派多しとのこと)に断念させられたそうです。そんなに盛り上がってるのか、現在の鳥肌実シーン。なんでも冬には武道館でやると言っていたそうですが、肝心のトモコさんによる鳥肌実への評価は…そのうち彼女のページに書かれることかと思います。
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4月
24日
(mon)
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「MUSIC MAGAZINE」の取材で、ビクターのアニメ制作部で新居昭乃さんにインタビュー。様々な曲提供・コーラス・CMなどの仕事をこなしてきた彼女の長いキャリアや、来月発売の新作「降るプラチナ」について、新居さんの心理的な変化を含めとても興味深いお話をうかがうことができました。この記事は5月20日頃に発売される6月号に掲載される予定です。
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マンガ家の杉浦茂さんが亡くなったそうで、92歳だったというから大往生です。 朝日・読売・毎日・産経の各記事をご参照あれ。僕はもともととり・みきさんによる杉浦作品のパロディーで彼を知り、その後筑摩書房から再刊された「猿飛左助」などを読んでそのポップさに魅了されました。杉浦茂の作風は古臭さなんて軽く超越しているので、今後も多くの若い読者を魅了していくのだろうと改めて思います。
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OUTDEX更新、永久にチューニング・タイム!とメビウスひみつきちを「small circle of friends」に加えました。
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4月
23日
(sun)
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望月峯太郎の「ドラゴンヘッド」は第10巻で完結。最後だからと言わんばかりに、内側に折られる部分も含んだカバー全体にタイトルを並べるという大胆な装丁です。国家と地殻変動とカルト集団が最後にはなんらかの関連性を見せるのではないかと予想していましたが、それぞれがバラバラなまま話が終わってしまったのは、それはそれで意外ではありました。ロボトミー手術による物理的な恐怖の排除や、プロザックを連想させる強力なSSRIによる化学的な恐怖の排除を描くことによって、死の恐怖と裏表に存在する生の実感を浮きあがらせたこの物語は、主人公のテルが絶望的な状況でまだ未来を想像しようとする場面でラストを迎えます。けれどその後6ページに及んで続く真っ黒な紙面が、希望という言葉を消し去っているかのようでした。
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4月
22日
(sat)
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新宿のリキッドルームでカーネーションのライヴ。アルバム「LOVE SCULPTURE」に未収録の音源で構成されたという限定アナログ盤「LOVE SCULPTURE 2」もしっかり購入しておきました。
はっぴいえんどの「春よ来い」に始まり、2度のアンコールを含めると実に2時間半以上ものステージをこなすんだからカーネーションはタフなバンドです。キャラの立った上田禎もサポートどころかボーカルをとるほど大活躍。体格のいいこの男たちの演奏能力はもはや安定しまくっているので、ライヴではCDで聴くのとは違った楽曲の魅力をいくつも知ることができます。ライヴの昂揚感の中でだと、「REAL MAN」のサビのメロディーなんて本当に悟りを開いてしまいそうです。「センチメンタル」の「やがて悲しみは消えてゆくのだろう/やがて悲しみは消えてしまうだろう」というフレーズにも男泣き。手がつった状態にも負けず直枝政広がアンコールで弾き語りした「Strange Days」も沁みました。
終演後直枝さんに挨拶して帰ったら、会場の外でさくらくんたちに会って一緒に食事、そしたら今度は新宿駅でしばたさんに会ってビックリ。
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4月
21日
(fri)
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「All we need is "LOVE"」、それが「COMIC CUE」Volume8のテーマ。
青島千穂は連作イラストでスーパーフラットしています。
高野文子の「sewing」では、裁縫をしながら心は布地の上で裁縫道具たちと遊ぶ主人公が描かれていて、現実とイメージの境界のなめらかさが素敵です。この服は、好きな人と会うために作っているのかな? 妻との固い絆で結ばれた愛に満ちているのは、吉田戦車の「F1」。F1って知らないんですがこういうものだと覚えておきます。
今回の「COMIC CUE」で一番読み応えがあったのは、黒田硫黄の「象の股旅」。内乱で村を失い、ふとしたことで将軍に象を見せるためベトナムから江戸へ旅することになった義理の父娘を描いたこの作品は、黒田硫黄らしいスケールの大きさです。そして同時に生のはかなさが漂い、一本の映画を見ているかのような読み応えでした。
貞本義行×たかはしまこ夫妻の「System of Romance」では、貞本義行が描く乳に気をとられるのはともかく、「ラブ&ポップ」を連想してしまう自分が悲しいです。小原慎司の「GP異聞」はラスト1ページの締め方がいいですな。しりあがり寿の「ネックレス」には「鬼かよ!」と思うほどのラストが待っていたけれど、最近の彼の作品の切れの鋭さを改めて感じさせられました。地下沢中也と水野純子の連載はともに話がさらに深くなり、特に地下沢中也の「兆-Sign-」は科学の行く末に待つ未来を予感させる不穏なラストが次回を期待させます。
藤井リエの「8MINUTES」は、ラスト5ページのモノローグがあまりにも名文で、激しく胸を揺さぶられてしまいました。だからその文章を引用して今日の日記はおしまいです。
時間にはあらがえない
昔の恋人は新しい他人になり
その少女は花や鳥になろうとしてるのに
あたしには止められない
だけど
そのうつろいの中に
けしてほどけない結び目があると
信じることならできる気がする
ただ泣くことのほかにできるのは
そういうことだという気がする
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4月
20日
(thu)
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冬目景の「イエスタデイをうたって」vol.2を読んだものの、vol.1が出てからかなり経っているのでストーリーを忘れてしまっていました。風邪で倒れた女友達をデートの約束をすっぽかして看病していたと言うリクオに、「そんなコト バカ正直に言うことないじゃん」とハルが涙を見せるシーンが好きです。
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前のマキシシングル「アルカディア」でロックっぽさを打ち出したキリンジですが、新しいマキシシングル「グッデイ・グッバイ」は再びソフト・ロック的なサウンドです。ただ、陽気な歌詞のわりにはメロディーに元気がないというか、いまいちスッキリしません。カップリングの「むすんでひらいて」の方が陰のある曲調と歌詞が合っていて僕の耳に残りました。でも、キャッチーさが全開の状態から少しずつ方向転換を狙っているのかもしれませんね。2曲とも弟・堀込泰行が作詞なので、絶妙のセンスで言葉を配列する兄・堀込高樹の作詞術が味わえないのは少し残念です。
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4月
19日
(wed)
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「MUSIC MAGAZINE」5月号、The Isley Brothers「The Heat Is On」購入。
そして僕は、岡村靖幸の新曲「真夜中のサイクリング」について語らねばなりません。今回はミディアム・ナンバーで、シンプルにして厚いサウンドは特に突出した点もないのですが、しかしなぜ僕は「真夜中のサイクリング」を何十回も繰り返し聴いているのでしょうか。それは、スタジオで自分の世界に没入する彼の姿が目に浮かぶほどエモーショナルな歌の魅力によるのはもちろん、この期に及んでまだ恋愛における胸の高鳴りを忘れていないような歌詞によるところが大きいのです。まるで少年ですよ、これ。「歴史の史実」から「閉店セール」まで、マクロとミクロの視点を行き来する詩の世界も相変わらずダイナミックです。しかし僕が自分でもよく分からないまま激しく共振していたのは、精神的に弱いくせに男の子っぽさを演じてしまう恋する男のひたむきさを感じさせるところがあるためかもしれません。しかも岡村靖幸の場合、「その根拠は何!?」と聞きたくなるほどの自信を見せるものだから、それは弱さと裏腹の魅力にもなるのです。
イルカの「なごり雪」のカバーも、「真夜中のサイクリング」と同質のナイーヴさを感じさせる解釈でアレンジされています。こうなったら、彼が以前テレビで歌っていた松田聖子の「SWEET MEMORIES」の音源もCD化して欲しいもんです。
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4月
18日
(tue)
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「MANGA EROTICS」2000年春号、けっこう読み応えがありました。町田ひらくの「少女法」では、娘をロリコンビデオに出演させた父親が、忌まわしい思い出が記録されたビデオをビデオデッキごと捨てようとするものの、粗大ゴミなので清掃車に運んでもらえないラストに無情感が漂います。フェティッシュな行為を淡々と描くのは、安田弘之の「紺野さんと遊ぼう」。山口綾子の「リングに散る花吹雪」は、因縁深い女二人の小学生時代の関係を描くことによって、子供の持つダークな面を読者に突きつけてきます。この生々しさは不快さと紙一重の快感です。やまだないとの「ムスカリ」は、「人生が長すぎていやだ」というセリフが泣けます。本当にいやだよ。駕籠真太郎の「大酔狂」は、彼にしてはグロは控えめで、徹底した計算に基づくギャグ。いかれてますな。(賛辞)少女にペニスがあってしかもそれに靴下を着用している世界を描いた砂の「SOX」は、冒頭3コマで読み手をノックダウンさせる勢いです。途中の2ページに突然挿入される解説男の微妙な間もいいなぁ。橋本マモルの「汚れちまった×××に…」は、恋愛の意味を見失った状態から始まる恋物語。すごく爽やかでした。
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昨日の日記に書いた鳥肌実に関連して、スズキトモユさんに小鳥の乱心というページを教えてもらいました。ここのプロフィールを読むと、驚くべき真実(憶測とあるけど)が…。
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4月
17日
(mon)
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最近はどいつもこいつも鳥肌実の話題をしてやがりますね、僕も今しちゃってますけど。そして「Quick Japan」Vol.30にも鳥肌実の記事が。42歳だそうですが、注目を浴び始めるまでは何をして生きていたのか気になるキャラクターです。本当にパン工場勤務? 彼のステージについては大衆決断の遁走記3月24日に記録があります。
「QJ」の今号の表紙はどんとで、彼とクラシック音楽についての特集2本立て。売れ線の企画じゃないだろうけれどこの心意気は好きです。中村とうようのロングインタビューなんてものも載っていて、彼も宿敵(?)渋谷陽一も吉本隆明の影響下にあるという記事中の指摘にはなるほどと思いました。
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OUTDEX更新、村上春樹の「神の子どもたちはみな踊る」を「BOOK」に追加ししました。
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4月
16日
(sun)
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ちょっと幼少時の広末を連想させる辻希美も可愛いけど、合格して「うれしいって言うより怖い方の方が大きいかもしれない」と言った時の吉澤ひとみの表情も良かったよねー。というのはつまり「ASAYAN」でのモーニング娘。の新メンバー追加の話です。初めて「ASAYAN」を通して見たというか、久しぶりに1時間ずっとテレビの前にいました。どうでもいいことをいちいち大袈裟な効果音ともったいつけたナレーションで盛り上げるテレビ番組を、くっだらねーとか言いながらしっかり見るのもたまには楽しかったです。
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「レコードコレクターズ」5月号は、「HOSONO BOX 1969-2000」の発売によって少なくとも僕の周囲では再評価の熱が一気に高まっている細野晴臣の特集。ソロやユニットでのオリジナル・アルバムや、提供したりプロデュースしたりした作品、さらにレア音源まで視野に入れると本当にとんでもない量と幅で仕事をしている人だと再確認しました。でもオリジナル・アルバムに限れば、ティン・パン・アレーとHATの各2作を押さえれば僕は全部聴いたことになるじゃないですか。いやしかし、はっぴいえんどのライヴ盤のいくつかやエイプリール・フールも聴いてないし…というわけで、どちらにしても底無し沼が待っているようです。
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4月
15日
(sat)
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元気になりました。
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5月6日の東京紳士ジェントル5は、会場のマニュエラ・カフェのホームページにやっと告知が出て一安心。開催前の綱渡り気分はまだいいですが、当日の客入りにジェットコースタ気分で転落は避けたいのがイベント主催側の心情です。
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水野晴郎監督の本意かはともかくカルト作品として名高い「シベリア超特急」が、水野晴郎のエンターティンメントTVで全編無料公開されているのですからすごい時代になったもんです。情報源はワツニュ。インターネット上で映画一本を丸ごと観るのは初めてでしたが、映像は200%表示で観て問題ない程度にきれいで音声もわりとクリアだったので、その点は特に苦痛もありませんでした。そうなると問題となるのは中身ですが、さんざんネタにされてきた作品だけに最初こそ「わりと普通じゃん」と期待外れを危惧しながら観ていたのですが、事実上主役の水野晴郎がセリフを口にした途端そんな甘い思いは消え去りました。もう水野晴郎を満喫するための76分ですね、この映画は。
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4月
14日
(fri)
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「ガロ」5月号には、その名の通りガロつながりなのか会田我路が登場していますが、僕はこの人の写真の良さが分かりません。特集「マンガ On The Net」では、東浩紀さんがTINAMIXについてインタビューを受けています。どちらかというと、マンガを読む側というよりは発信する側の視点に基づく特集です。大越孝太郎の「天国に結ぶ恋」はたった10ページだけれど次を期待させる展開。津野裕子は相変わらず素晴らしくて、今月号の「鱗粉薬」でも性や死がうっすらと漂う透明な世界が描かれています。
発行元がエンターブレインになっての「ビーム」5月号では、隙間のないほど暑苦しく重苦しい羽生生純の「恋の門」がお気に入り。セックスしながら打算的なことを考える恋乃が恐いです。しりあがり寿の「弥次喜多 in DEEP」も強烈なテンション。
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4月
13日
(thu)
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最近の僕はとても目覚めがいいです。眠りから意識が浮上すると同時に思い出すある苦しみに、眠気を一瞬にして消されてしまいますから。
村上春樹の「神の子どもたちはみな踊る」は、阪神大震災を直接体験したのではないけれど、それと何らかの接点を持つ人々を描いた6篇の連作小説です。描かれるのは家族との断絶であったり、忘れ難い憎しみや神と自分との距離だったりで、人々の関係性を描くことによってその内面を浮かび上がらせていきます。核心を淡くぼかしながら、時に少し謎めいた設定を絡め、かと思えば実も蓋もないほどストレートに読者に語りかける文章は、やはり村上春樹の魅力です。家出少女と焚き火を愛する男が、お互いの心には入りこめないまま一緒に死のうと語り合う「アイロンのある風景」のラストと、「神の子どもたちはみな踊る」で主人公が誰もいなければ音もない夜のマウンドで踊って、その律動に自身の存在を確認する場面が特に好きです。
僕らの心は石ではないのです。石はいつか崩れ落ちるかもしれない。姿かたちを失うかもしれない。でも心は崩れません。僕らはそのかたちなきものを、善きものであれ、悪しきものであれ、どこまでも伝えあうことができるのです。
世間にいくらでも溢れているありふれた経験であっても、その当人にとっては実存が揺らぐほどの苦しみを伴うものかもしれず、そうであるほど胸の内に深く隠されてしまいます。それまで当然だと受け止めていたことが、その崩壊によって自明性を失ったまま取り戻せなくなることもあるでしょう。誰かの抱える過去やその記憶を共有することはできません。けれどその埋め難い距離を前にして静かに待ち続けることや、あるいはあがき続けることはせめてできるはずです。全ての感情は凡庸だけれど、それから逃れることはできません。その愚かしいほどの喜怒哀楽を、人であるからこそのものだと達観するには、僕にはまだ時間が必要なのです。
そんなことを今日は新幹線の中で考えていました。
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4月
12日
(wed)
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まだまだ70年代ソウルを聴いています。LEROY HUTSON「LOVE OH LOVE / THE MAN!」、TERRY CALLIER「OCCASIONAL RAIN」購入。前者はファーストとセカンドの2枚組で2000円ぐらいというお買い得盤でした。
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それはともかくオフコースって最高ですよね。逃げないでください、そこの人。デビューから解散までの全シングルA面を収録した「GREATEST HITS 1969-1989」は、3枚組で3500円ですからこれも買わなきゃ損です。個人的には中学高校時代に聴いていた80年以降の楽曲が懐かしいわけですが、小田和正と鈴木康博の二人だった初期オフコースの、カーペンターズを連想させるA&Mサウンドやソフト・ロックっぽさが現在の耳には新鮮です。
さらにこの編集盤だと、松本隆作詞・筒美京平作曲・矢野誠編曲という豪華さのわりにはシケた「忘れ雪」や、東海林修が作詞作曲編曲を手掛けたということになっているもののTHE BEACH BOYSの「GOOD VIBRARION」の唖然とするほど大胆な盗作「おさらば」なども聴くことができます。これは別の意味でマニア必聴です。初期はいろいろ歌わされていたんですね。
「めぐる季節」「こころは気紛れ」なども素晴らしいですが、やはりオフコースの名曲といえば「やさしさにさよなら」に尽きます。クオリティの高い楽曲を厚いコーラスとストリングスが包んでいて、この美しさは「別れとは美しいものなのだ」という誤解を聴く者にさせ、その人生を狂わせかねないほどです。再結成して4人組バンドとなって以降はロック色というかAOR色を強め、「夏の日」「緑の日々」などの佳曲を生みつつ、「夏から夏まで」でネジが3本吹き飛んだような歪んだロック・サウンドを聴かせるまでになります。
よくもこれほどラブソングが書けるものだと呆れるほどですが、やはりオフコースの魅力は小田和正のソングライティングの能力によるところが大きいことも確認できます。アルバム単位だと他のメンバーの曲があって、それがイマイチなんですよね。名曲「夏の終わり」が入っていないのは仕方ないとはいえ残念だけど、いつかオフコースが正当に評価される時が来た時にはこの「GREATEST HITS 1969-1989」がお勧めです。再評価されなくてもお勧め。
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4月
11日
(tue)
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でも、憎しみを燃やしながらそれを力にして生きるのは避けたいなぁ。
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本土のミュージシャンが琉球音階を使って楽曲を制作することは、帝国主義的だと批判されることがこれまで多々ありました。それは左翼がかった評論家による持論補強に利用されることもあったわけですが、本土と沖縄には文化的距離よりも心理的距離の方が大きいという事実を浮かび上がらせる点でも微妙な歯痒さを感じさせてきた問題です。
では、久保田麻琴・照屋林賢・細野晴臣という顔合わせによるユニット・KALABISAはどうなるのでしょう。細野作品の再演である「Roochoo Gumbo y2k」では、音の広がりは細野晴臣っぽい印象を受けましたが、久保田の弾くアコーディオンのニューオリンズ風味、そして発声からしてすでに完成された上原知子のボーカルなどが絡みあって、誰の音とも特定できないサウンドになっています。まさに琉球でガンボ。照屋の三線は意外なほど控えめですが、一番場を仕切っていたのは彼なのかもしれません。かつて照屋は、沖縄の音楽を模倣する本土のミュージシャンについての感想を求められ、「可愛いと思う」という微妙な言い回しによって琉球人としてのプライドを示していました。その彼が今、細野晴臣の「Roochoo Gumbo」を手がけたという事実に時の流れを感じます。
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4月
10日
(mon)
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揺るがない幸せが、ただ欲しいのです
マキシシングル「春風」で、くるりはまた名曲をものにしてしまいました。こっちの涙腺の都合も考えろっていう感じです。僕はこれから毎年桜の咲く季節になると、この曲とサニーデイ・サービスの「恋におちたら」を思い出すことでしょう。朴訥とした歌詞と演奏の絶妙のバランスは、歌の叙情性と音の響きとの関係性について彼らが非常に意識的であることを物語っています。言葉少なに、しかし溢れる感傷。カップリングの「ギター」の偏屈な歌詞とサウンド面での遊びといい、進化中のバンドの面白さが詰まったマキシです。
僕も花の名前を覚えよう。
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5月6日の東京紳士ジェントル5、新しい告知ページができました。題して「TOKYO GENTLE FIVE A GO GO」。「GO GO」と言いながら5月5日の開催じゃないあたりに大人の事情が感じられますね!
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OUTDEX更新、角田光代の「地上八階の海」を「BOOK」に追加ししました。「small circle of friends」に加わったのは、少年バッドエンド・pulse
・FLOW・ぼくらは少年演出家
・miniatures・Yumitaka's room2の6サイトです。
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4月
8日
(sat)
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4月
9日
(sun)
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クラブイベントの何が素晴らしいかといえば、踊っている間は何も考えなくていいという点に尽きます。踊るのをやめた時が死ぬ時、もとい考え始めてしまう時ですが。
8日夜は吉祥寺WARPでハンサム白書。クラブイベントというだけで素晴らしいのに、ハンサムDJたちも、遊びに来ている皆も素敵な人たちばかりだからさらに素晴らしい。選曲もいいし、もっと皆来ないと損ですよ、このイベント。
テツヤさん、僕のためにノーナ・リーヴスの「LOVE TOGETHER」を流してくれてありがとう!
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イベント終了後に帰宅して、9日の午後はイワキリさん主催(推定)の花見。住宅地の合間を縫った細長く続く公園には、人々がシートを敷いてずらりと陣取り、花吹雪を浴びていました。僕らの集団は15人ぐらい集まっていて、ミュージシャンの一色進さんや、筒美京平研究家の榊ひろとさんにもお会いできましたよ。
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4月
7日
(fri)
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昨日に続いて黒田硫黄の名が出てきますが、ヤングキングアワーズ増刊5月号「OURs 2001」の話題です。犬上すくねさんが描いた表紙は、見ているだけで切なくなりますな。この号で小石川ふにさんがメジャー誌デビュー。TAGROさんは、謎めいた物語をこれまでになく淡々と描いて新機軸を打ち出しています。何の説明もなくフランケンシュタインが登場する黒田硫黄の「自転車フランケン」は、さすがの唐突さ。比古地朔弥が明るい作品を描いているのは驚きました。全体としては、柔らかい雰囲気の作品が多い中に、クセの強い作品が混ざっている雑誌という印象です。
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「文藝」夏号は、鶴見済インタビューだけ立ち読み。3月30日のイベントで語っていた内容とだいたい重複しています。インタビューアーは鶴見済にかなり肯定的だけど、もうちょい鶴見の論理の細部につっこんでくれたほうが面白くなったかもしれません。
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4月
6日
(thu)
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最近OUTDEXのマンガレヴューを見たというアメリカ人からメールをもらい、やりとりを始めました。黒田硫黄が大好きだという彼は、雑誌では「COMIC CUE」や「MANGA EROTICS」、「ガロ」などが好きだとか。生まれ育った環境も文化も違うのに、ずいぶん僕とマンガの趣味が近い外国人もいるものだと驚かされましたよ。あるいは、外国から日本のマンガ文化を見るとあの辺りが受け入れやすい一角なのでしょうか。黒田硫黄の絵はエキゾチックなのかもしれません。
よしもとよしともが1945年生まれだという大胆な誤解もありましたが、さすが国境を越えているだけのことはあると妙に感心しました。外国のホームページで見るのはミュージシャンのページぐらいで、インターネットで国外と交流することも可能だという事実を忘れていたから、酔狂な人とワールドワイドに接点を持てるのはなかなか楽しい経験です。これでもうちょい自由自在に英文を書ければねぇ。
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4月
5日
(wed)
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渋谷のタワーレコードで、ROBERTA FLACK「FIRST TAKE」、DONNY HATHAWAY「EXTENSION OF A MAN」、SLY AND THE FAMILY STONE「ANTHOLOGY」、EUGENE MC DANIELS「HEADLESS HEROES OF THE APOCALYPSE」を購入。70年代ソウルを基礎から聴き直している感じです。
そして自宅に戻って一番聴いているのが野村佑香の「セキララ」だっていうのは人間としてダメですか。
セキララに言葉を言えば
君は僕を嫌うだろう
恐いというわけじゃないが
何も言えないなぁ
かーたまんねぇや。野村佑香にとどまらず、作詞作曲の大久保海太にも萌え。それはさすがに嘘です。
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4月
4日
(tue)
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精神的に苦しい時期には、この状況が変わって欲しいと願う一方で、これ以上何も変わって欲しくないという弱気な願いも同時にあり、それは急に暖かくなった風に不安を感じてしまうことによって気付かされたりします。あるいは、徹夜明けの午前6時に見る咲きかけの桜に、自分だけが季節に取り残されているような気分になり揺れてしまうことによって。
角田光代の「地上八階の海」に収録された「真昼の花」と「地上八階の海」の情景描写には、感覚の繊細さというよりも、視界に映るものを過剰に観察してしまう一種の強迫観念のようなものを感じます。それは自分と外界との間に存在する違和感に起因するものでしょう。そして、「真昼の花」は一人旅の途中であるアジアのどこかの国、「地上八階の海」は母や兄家族とすぐに会える日本という設定の違いこそあれ、根底にあるテーマはともにそうした外界との違和感です。
「真昼の花」の主人公は、旅立ったままの兄を探して自分も旅に出るものの、途中で旅の目的を見失い、やがて自分を取り巻く物と自分自身との距離の大きさに気付きます。「地上八階の海」では、別れた男が異様な手紙をポストに入れ、無言電話をかけ続け、母は兄夫婦と同じマンションに引っ越したものの、過去の思い出に溺れてしまったかのように荷物を片付けることすらできないまま。そして主人公は、マンションの一室でひとりで電話番をするだけの仕事をこなす日々です。誰も孤独を感じてはいないようだけれど、それぞれが浅からぬ断絶の中で過ごしていて、主人公は恋愛や結婚についての感覚が自分と周囲の人々では大きく違っていることを確認して物語は終わります。
角田光代の描く物語に登場する主人公たちは、周囲との折り合いをつけることを自発的にはしません。その姿勢はどこか愚かしくもあるけれど、しかし冷静で丹念な心理描写が読み手を同調させてしまうのです。困ったことに。
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4月
3日
(mon)
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いおりんに杉良太郎の「君は人のために死ねるか97」を聴かされたおかげで頭がクラクラしています。「君は人のために死ねるか」といえば、その発言意図を疑いたくなるセリフとプログレッシヴな変拍子で有名な楽曲ですが、「97」になるとハウスアレンジなのです。スクラッチが入っているのは仕方ないとしても、終盤で泣かせるギターソロがあるのは勇み足でしょうか。しかもリミックスではなくボーカルを録り直した新録のようで、本気で時代を追いかけた作品のようです。こういう再録の場合は受けを狙いすぎて原曲のパワーを失ってしまいがちですが、微塵の揺れも感じさせない杉良太郎の歌とサウンドの融合が、聞き手を後戻りできない状態に追い込みます。さすが一億円挙式をする大物は違うとうならされました。
演歌とハウスの融合という点で僕のCD棚を見てみると、三波春夫の「Houseおまんた囃子」と庄司恵子の「みちのくひっとめぼれ〜」がそれに当たります。ともに92年作品。「Houseおまんた囃子」のカップリングは「House五輪音頭」で、裏ジャケットの三波春夫の額には「RAVE」と書いてあるなど悪ノリが目立ちますが、音の方はそれなりに聴けます。「みちのくひっとめぼれ〜」は、当時大流行していたC&C MUSIC FACTORYを意識した、打ちこみによる民謡メドレー。「EVERYBODY DANCE NOW」に対抗して「海老ばり出すな〜」とコーラスが入ったり、「秋田音頭はラップの元祖 おめぇはん知らねのげー」とラップするなど、肝っ玉母さん的なユーモアで有無を言わせません。
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OUTDEX更新、古屋兎丸・やまだないと・砂・山本直樹・本秀康・かわかみじゅんこの作品を「COMIC」に追加しました。「small circle of friends」に加わったのは、今日はなんだか。あとプロフィールも少しだけ変更しています。
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4月
1日
(sat)
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4月
2日
(sun)
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TINAMIX第2号が更新されました。今回は、リウイチさんとしばたさんの連載に加え、阿部和重さん・砂さん・東浩紀さんによる「頭文字D」と「湾岸ミッドナイト」についての鼎談や、伊藤剛さんによる韓国のテクノイベントのリポートが掲載されています。ちなみに、TINAMIXは隔週更新ですが4月16日の更新はお休みなのでお間違えなく。僕は間違えそうです。
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夜、高円寺のマニュエラ・カフェで「岸野雄一・一周忌」。京浜兄弟社の岸野社長のほか、ハルヲさん・山岸一郎さん・まるめろさんといった方々がDJをするイベントでした。さすが岸野社長のイベント、さすがマニュエラ・カフェが会場だけあって、まぁDJの皆さんが仕込むネタも濃いったらありません。濃すぎてモンドという言葉も忘れていました。あと、お客さんたちにおけるレコードマニア率も相当の数値だったと推定されます。岸野社長が「これ売ります」と自分のレコードをダンボールに入れて床に置いたら、皆群がってましたから。
HOPEちゃんが紹介してくれたせきぐちさん、せきぐちさんが紹介してくれたうたかさんもどうもでしたー。
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そして突然ですが。5月6日、マニュエラ・カフェで東京紳士ジェントル5の3回目をやることになりました。急なことなのでまだ告知ページも前回のままですが、とにかくやることになっちゃったんですよ。しかも今度は、昼間じゃなくてオールナイトでの開催です。5人のDJの中では僕が最年少という高齢者イベントなのに、どいつもこいつも身体をいたわることを知らないまま歳を食ったと思われます。たぶん5月6日(土)の22時スタートですが、詳しくは後日。オールナイトとはいえ、いつもと同じまったりとしたムードになると思いますのでご安心(?)を。
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