since 14/DEC/96
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2月
29日
(tue)
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小島麻由美のライヴアルバム「Songs For Gentlemen」はジャケットの良さもあって期待させられたのですが、ちょっと肩透かしを食らいました。ステージ上で女王のように振る舞う彼女を予想していたら、思いのほかよそよししい印象なのです。「スキャットブルース」のようなそれほど歌い上げない曲だといいのですが、キャバレー歌謡テイストの曲ではギラギラした面があまり再現されていないのが残念でした。「おしゃべり!おしゃべり!」での異様なエフェクトも、それがないと聞かせるには弱かったからかもしれません。初ライヴが97年というのですからステージ慣れしてないのでしょうねぇ。その分、フルート・ウッドベース・ビブラフォン・ドラム・ギターという編成によるバックの演奏の上手さと、小島麻由美のアレンジ能力の高さがわかるのは皮肉です。由紀さおりの「夜明けのスキャット」のカバーは、ブラス+レゲエでミュートビート風味。
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2月
27日
(sun)
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昨年亡くなった沖縄民謡の大御所・嘉手苅林昌のベストアルバム「風狂歌人」は、彼の最後を飾るにふさわしく非常に丁寧に編集されています。プラスティックのケースが通常よりも厚いと思ったら、音源初出の一覧・嘉手苅林昌物語・収録楽曲の解説など詳細な資料が載ったブックレットが厚いためでした。
65年から82年までに発売された18曲のうち、初CD化曲だけで11曲。多くは嘉手苅林昌の歌に三線と太鼓の伴奏が付く程度ですが、簡素であることが退屈とイコールではないと教えてくれます。一方で、普久原恒勇の胡弓と照屋林助のベースが加わった「ラッパ節」はカンボジア歌謡を連想するような奇妙な味わいで、60年代の沖縄でこんなサウンドが生み出されていたことに興奮も覚えました。
西欧音楽的な価値観からすると嘉手苅林昌の歌はいわゆる「上手い」という基準にあてはまらないのですが、聞き手が甘える隙のないほど、彼の歌と三線との世界は完結しています。それは言い換えると「孤高」ということになるのでしょうが、力を抜いて飄々とやっているようにも感じられるのが嘉手苅林昌という音楽家の不思議さであり、魅力でもあるのです。そして彼が奇行の人だったというのも、残された音源に耳を傾けているとどこか納得できたのでした。
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2月
26日
(sat)
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最近本屋で目にして一番インパクトを受けた本は、グラフィック社から出ている只野和子の「GIRL'S LIFEイラストファイル」でした。マンガなどを描こうとする際にどうしても女の子の部屋や持ち物、洋服などの細部が「思い出せない」人のための本です。クローゼットや通学鞄の中身、いろいろな種類の下着まで紹介されているので、これでもう女の子の部屋に忍び込んだり鞄を盗んで中身を漁る必要がなくなった…などと安心する人はいないと思いますが。最後の方に、登場する女の子たちの「サービスショット」がある心遣いも泣けます。
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喜納昌吉&チャンプルーズの89年作「ニライカナイPARADISE」を棚の奥から引っ張り出して聴いていたら、コーディネーターとして保坂展人の名がクレジットされていることに気付きました。意外のような、そうでもないような。
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4年ぶりに更新、というかデータ量は減ってますけど。
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2月
25日
(fri)
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砂「フェミニズムセックスマシーン」、遠藤浩輝「EDEN」4巻、望月花梨「笑えない理由」4巻、オムニバス「ネオデビルマン」3巻、青木理「日本の公安警察」を購入。最近はこういう購入記録をあまり書いていなかったので、久しぶりにやってみると新鮮です。
遠藤浩輝の「EDEN」は、4巻ではケンジの少年時代のエピソードが中心。アクション・シーンの多さを抜いて考えてもこの見せ場の多さは凄いものがあります。望月花梨の「笑えない理由」は最終巻。相変わらず子供の残酷さを遠慮なしに描きつつも、きれいにハッピーエンドを迎えています。同時に収録された短編2本の中で気に入ったのは、双子・両親の離婚・屈葬をキーワードにした「緑のこども」。エロティックというのではないけれど、どこか性的な雰囲気の漂う温もりを表現することにかけて望月花梨は卓越しています。
「ネオデビルマン」は、永井豪の「デビルマン」を7人の作家がカバーした作品集。人間の理性を失わせるほどの悪夢をグロテスクに描く三山のぼる、良くも悪くも徹頭徹尾劇画ノリの風忍、スピード感と絵のかっこ良さで読ませる田島昭宇と、個性が明確に出てくるのは題材のせいもあるのでしょうか。神崎将臣はわりと原作の雰囲気を重視のようで、安彦良和がコメディーできたのは意外でした。作品単体としては、とり・みきと黒田硫黄の作品が突出。とり・みきの「夢」は、飼育動物が惨殺される事件が起きた小学校を舞台に、大人たち同士の間に広がっていく不信感と苛立ち、そして流行する奇病が募らせる社会の不安を交錯させながら闇を深め、救いのないまま終わりを迎えます。一方で黒田硫黄は「ゼノンの立つ日」に、世界が終わる恐怖を気にもせず身勝手なほどにだらしない男を登場させますが、しっかりとシリアスなラストを決めているの最高です。奇想が輝く黒田硫黄のような作家には、デビルマンというテーマは格好の題材だったのかもしれません。
そして砂の「フェミニズムセックスマシーン」は待望の初単行本です。カットジーンズ・アナルセックス・乳輪・腋毛・ピアスなどのこれでもかという強調、1ページに女ひとりだけを置いて周囲を猥褻極まりさすぎてギャグ一歩手前のセリフで囲むセックス描写、そして資本主義とフェミニズムについて問いかけるテーマ。そうした作風が与える強烈なインパクトが、表現における戦略でもあることは疑うまでもありません。たとえば女子高生の胸キュン青春物語である「まわりみち」も、絵柄こそ可愛い系でもテーマ自体は涼子シリーズに共通している部分があり、そうなると絵柄もコメディー的要素の強いストーリーも、逆に戦略性の高さを浮き彫りにしています。けれどそこで浮き上がってくるのは、それほど戦略を張り巡らせる理由は一体何なのかという疑問です。世界のあらゆるところに存在するセックスの記号に強迫観念すら感じ、誘惑してくる女たちから必死に逃げようとする男が主人公の「BOXES」にそのヒントを見出すのは穿ち過ぎでしょうか。そして実存を問うかのような不思議なストーリーの「探偵」を読むと、砂という作家が本当に追求しようとするテーマはまだ完全には姿を現しておらず、すべては始まったばかりなのかもしれないと考えさせられるのです。
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2月
24日
(thu)
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22日に正式オープンしたMANGA ZOOは、見れば見るほど良く出来ているページです。ニュース・売り上げランキング・新刊情報など、批評性なしで情報の提供に徹する姿勢には、今は亡きマンガ情報誌「COM NAVI」を連想しました。しかし、なにより注目すべきはユーザーへの目配せの細かさです。
マンガ好き同士のコミュニティー機能を狙ったMZ COMMUNITYは、うまくYahoo!の手法をパクっています。また、女の子向けのコンテンツであるGIRL'S COMIC LABも。そして気になるのは、同人誌をターゲットにしたClub "ManiaX"です。「同人入門」や「オススメ同人誌レビュー」などのコーナーがあり、他のコーナーに比べちょっと温度が高め。来週の更新時には、TAGROさんの同人作品も紹介されるらしいですよ。MZ MONTHLY COVER GIRLとしていきなり吉野紗香が登場しているのも驚きで、しかも写真を毎日1枚ずつ公開してアクセスを稼ぐ手法はせこいですが天晴れです。
株式会社コミックス・ウェーブの運営によるMANGA ZOOは、スタートにあたって大々的なパーティーまで開いたそうで、金のかけ方やノリは完全に「雑誌」なのだと感じました。
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2月
23日
(wed)
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SERGE GAINSBOURGのアルバムはちゃんと聴いたことがなくて、84年作「LOVE ON THE BEAT」は全編プログラミングのサウンドに驚かされました。娘のCHARLOTTEとのデュエットにして近親相姦ソングとして有名な「lemon incest」にしても、こんなに音の隙間が大きいとは。サビの部分を歌うのはコーラス隊で、GAINSBOURG本人はしわがれた声でボソボソつぶやいている曲が多いのですが、どの曲も大味なぐらいキャッチーです。その辺で、女の化粧をしたジャケットの露悪的なインパクトそのままの雰囲気とバランスを取ってるんですかね。余談ですがコーラスの声質は、かつて菊池桃子のバックに聞かれた声に良く似ています。
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2月
22日
(tue)
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今日発売のぶんか社「独立王」VOL.27でマンガ紹介を書かせてもらっています。
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早稲田のJelly Jeffで「クドウハルヲひとり会」。ハルヲさんが流したのは、80年代ニューウェーヴを中心とした耳に引っ掛かる曲の数々でした。意外と多くプレイされた日本語ラップも、ハルヲさん的にはニューウェーヴの流れにあるのだろうと勝手に推測。店に並んでいる「レコードコレクターズ」のバックナンバーを読み漁ったり、他のお客さんと話したりしながら過ごした、リラックス&社交の3時間でした。
終了後、河内家菊水丸のアルバム未収録シングル「LOVE」をハルヲさんから借りて帰宅。岸野雄一社長のスペース・ポンチは自分で買います。
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2月
19日
(sat)
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2月
20日
(sun)
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渋谷に向かう電車の中で電話が鳴って、出てみるとフミエさんが渋谷にいるというので合流。二人ともタワーレコードでカーネーションの「LOVE SCULPTURE」を買う気だったので店に向かうと、そこではフミエさんの友達のカーネーション・ファン二人と会いました。なんでこんなに今日のタワレコにカーネーション好きが集まっているかというと、ここで買うと非売品CDシングル「はいからはくち」がもらえるからなのです。他にはHMVやVirginでももらえるはずですが、詳しくはこちらへどうぞ。「LOVE SCULPTURE」については次の「UNGA!」に書かせてもらいました。
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TINAMIX編集部で編集長と打ち合わせをしているうちに佐藤さんを呼び出し、さらに東さんに会いに行くことに。結局東さんの家に夜が明けきる頃までお邪魔して、「公式御法度読本」をいただいて帰宅しました。
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2月
18日
(fri)
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ジェントル5の選曲のためにアフリカ音楽を聴き漁っていた時に痛感したのは、西欧のレーベルから発売されるアフリカ音楽が現代的なサウンドを意識して使う打ち込みのサウンドは馴染めないことが多いということでした。最新の音を狙っていながら微妙に古い音であることが多いためです。そしてYOUSSOU N'DOURの「JOKO」は6年ぶりの新作ですが、こちらも葛藤の度合いがさらに深まったようなサウンドでした。イギリス人が作曲したり、ラップ入りだったり、まるでR&Bだったりで、STINGやPETER GABRIELとの共演曲がいかに丁寧に作られているか分かってしまうほどです。彼がヴァージンに残したアルバム群にあったような強烈な昂揚感が懐かしくもなりますが、それでも「BIRIMA」「LIGGEEY」「PLEASE WAIT」などには彼の作曲能力の高さが感じさせられるわけで、四つ打ちの単純なビートには出せない複雑なニュアンスを生むトーキング・ドラムの音にも救われました。
セネガルの現地版カセットも聴いた方がいいのでしょうが、あれは日本で買うと高いのですよ。
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2月
17日
(thu)
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NHK-FM「ライヴビート」の公開録音で青山陽一。細い身体+メガネというルックスから受けるイメージと、実際に出てくる濃密な音との違いがあれほど大きい人も珍しいといまさらながら思わされるステージでした。今日は23日発売のアルバム「EQ」からの曲が中心。特に、97年作「Ah」に収録されていた「曲がる曲がる」での青山のギタープレイは、NHKのスタジオにいることを忘れさせられるほどハードでした。AOYAMA Yo-ichi & The BM's HomePageには、早くも当日のセットリストが掲載されています。
終了後はTAGROさん・小石川ふにさんと飲み。ふにさんのマンガを僕らが誉めれば誉めるほど恥ずかしがってテーブルの下に隠れられてしまったけど、本当に誉め殺しじゃないですってば!
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2月
16日
(wed)
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TINAMIXが新創刊しました。
関係者の皆さんは本当にお疲れ様でした、どうぞ爆睡してください…。しかし大変な状況はまだまだ果てしなく続きます、なにせ隔週更新なのですから。
3月1日更新の第2号は、村上隆さん・リウイチさん・しばたさんの連載が一挙にスタートするほか、トモミチさんのコラムも掲載される大盤振る舞い。そして僕も末席を汚す予定です。
(追記:2月22日)
とは書いたものの、原稿の掲載時期は変更になる場合があります。というかたぶん変わるので、次はどういう手を打ってくるか、気を抜かずにお待ちください。
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2月
15日
(tue)
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「Quick Japan」Vol.29の発売が待たれたのは、なんといってもカルメンさんが執筆した記事のためです。愛・蔵太=糸田田=細田さんについての1ページ記事が掲載されているわけですが、ご本人への対面取材が拒否されたというのは残念でなりません。ちなみに紹介されているBiglobeのURLはなぜかつながらなくなっていて、現在はこちらに移転されたようです。
それにしても、てるみさんと愛・蔵太さんを雑誌媒体で紹介したのはカルメンさんの「偉業」だと思います。
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2月
14日
(mon)
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「ガロ」3月号の特集「ガロヌード」は、写真家の力量に落差がありすぎることも気になりましたが、なにより本編のマンガとのバランスがあまりにも悪過ぎます。
RE-WIND RECORDINGSのページで、細野晴臣の「HOSONO BOX 1969-2000」と「InDo」の曲目の一部が公開されていました。4枚組の「HOSONO BOX」のうち、DISC 4はレア・トラックスと未発表音源集になるようです。DISC 1にはエイプリル・フールは収録されないようですが、他の60年代の音源が気になりますね。
「少女革命ウテナ」の監督・幾原邦彦のオフィシャルページikuni webは、なぜか四国放送のホームページの中に。
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2月
13日
(sun)
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昨日のイベントで年甲斐もなくはしゃぎ過ぎて疲れきってしまったため、コミティアには行けませんでした。モノレールに乗らなきゃいけない流通センターは遠すぎます…。コミティアには97年5月頃から毎回欠かさず行っていたのですが、前日の自分のイベントで燃え尽きるという事態になってしまいました。買いたい本もあったのだけれど、これは潔く諦めることにします。と言いつつも、手元にはすでにサークルチェックをしたコミティアのカタログがあって、どうにも未練が…。
そういえば触れるのを忘れていましたが、この日記のアクセスが気がつくと20万を超えてしました。有り難いことです。
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2月
12日
(sat)
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家を出る直前、不審な羽音に振り返ると部屋の壁に大きな蜂が。長時間に渡る(気がした)睨み合いとなったものの、KILL OR DIEの血戦になんとか打ち勝ち、早稲田のJELLY JEFFへと向かったのでした。今日は東京紳士ジェントル5、DJが蜂のせいで遅刻したのでは洒落になりません。
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前回に引き続き来てくれた皆さんも、今回初めて来てくれた皆さんも本当にありがとうございました。実は僕たちは、お客さんは第一回に比べて減るだろうと予想していたのですが、結果的には前回の動員数を上回ってしまいました。窮屈な思いをさせてしまって申し訳ありませんでしたが、音楽を聴いたり話したりして楽しんでもらって、あのイベントがコミュニケーションの場としてうまく機能できていたなら本望です。
RYO-3さんは日本物のサントラ、ハルヲさんはニューウェーヴ系、MASAさんは洋邦問わない中に反則技で坂本真綾を混ぜ、オザワさんはトリップ・ホップ、まちださんは60〜70年代の洒落たポップスで見事にトリを務めるなど、前回よりもメンバーの趣味がはっきり出ていた印象でした。
そして僕の選曲は以下の通りです。
| 1 | YOUSSOU N'DOUR | THE LION/GAIENDE |
| 2 | FEMI KUTI | TRUTH DON DIE |
| 3 | BAABA MAAL | YIRIYARO(PERCUSSION STORM) |
| 4 | PAPA WEMBA | M'FONO YAMI |
| 5 | REMMY ONGALA | PAMELLA |
| 6 | MAHLATHINI AND THE MAHOTELLA QUEENS | NINA MAJUBA(YOU PIGEONS) |
| 7 | SALIF KEITA | N B'I FE |
| 8 | THOMAS MAPHUMO | MURAMBA DORO |
| 9 | ASTER AWEKE | YEDI GOSH |
| 10 | ALI HASSAM KUBAN | HABIBI |
| 11 | FELA KUTI | ZOMBIE |
1曲残らずアフリカ音楽で攻めてみましたよ。完全に趣味に走ってます。踊ってくれた人達、嬉しかったです。
各DJのプレイが一通り終了してからはDJバトルでしたが、もうネタ合戦になった上に会場が盛り上がっていたので、嬉しいやら可笑しいやらでした。僕が流したのは、最初が野坂昭如の「マリリン・モンロー・ノー・リターン」、2回目が久保田麻琴と夕焼け楽団の「ハイサイおじさん」。後者はJELLY JEFFの棚から慌てて引っ張り出してきたのです。
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会場の問題もあるし先のことになるとは思いますが、次回があったらまたよろしく。いい音楽や素敵な人達と出会える場を作り続けていければいいな、と思えるのは来てくださったあなたのおかげです。
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2月
11日
(fri)
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僕がギャルゲーについてあまりにも疎いことをみかねてKF-2さんが貸してくれることになった「To Heart」と「WHITE ALBUM」が送られてきました。人に借りてばっかりです。「To Heart」は97年の作品のようですが、基本を押さえるべしというKF-2さんの助言によって挑戦することに。でもこれ、パソコンゲームだからインストールしなきゃいけないんですよね…。時間がないので落ち着いてからプレイすることにしたのですが、このままズルズル先延ばしにしないようにします、はい。
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2月
10日
(thu)
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いおりんから借りている生活向上委員会大管弦楽団の「THIS IS MUSIC IS THIS?」は、79年作品ですから21年も前の録音です。梅津和時・片山広明・篠田昌己など13人編成によるジャズ・バンドで、これがメジャーのテイチクから出ていたことにはちょっと驚きました。「A列車で行こう」のようなスタンダード・ナンバーの崩し方、ソロでの暴れっぷりとバンド全体で生み出す混沌、そして化学繊維が輝く衣装の安っぽさといい、ともかく若さがいいベクトルに作用しているジャズです。勢いがあってシャープでありながら、同時にユーモアもあるんですからこの余裕は生意気なほど。若気の至りという言葉が思い浮かぶラストの「青春の主張」でちょっと安心してしまうぐらいでした。
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2月
9日
(wed)
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「MEN'S NON-NO」からマンガに関するアンケートに答えてくれっていうメールが来たんだけど、という話を聞いてよく掲載形式が分からないまま僕も参加してみたのは昨年の暮れのこと。そして忘れた頃になって「MEN'S NON-NO」3月号が気前良く送られてきました。「これは読んどけ!カリスママンガ」というタイトルはもちろん、まずスタイリストやモデルによる「マンガ履歴書」が載っているあたりがいかにもこの雑誌らしいです。僕のコメントは「読んどけ!おすすめ」というコーナにに載っていて、僕の名前こそないけれど趣味からしてどれかはバレバレだと思います。
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2月
8日
(tue)
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テープ起こしっていつまでやっても終わりませんねぇ。話し言葉を可能な限り忠実に記録しようとしているので作業がはかどらず、気が遠くなってきました。でも床はもちろんベッドの上にもCDが散乱していて眠れる状況にないのです。僕はCDを買った時期ごとにまとめているのですが、DJをする度にそこからCDを引っ張り出してくるので、終わった後には元に戻れなくなったCDが部屋の一角に取り残されて山積み。まぁ、整理といってもレコード屋の袋に突っ込んでいるだけなんですけどね。選曲のテーマも音源との関係上変更を余儀なくされて煮詰まっているのですが、そもそも事前に曲順を決めているのもDJの本来の姿から見れば邪道です。現場でお客のノリを見ながら…というのが理想なのですが、どうにも毎回機材が変わるので視線は手元に縛られがち。こんなことを書いている間にも、いろいろなタイムリミットが迫ってきていて、雪が降ったことも夜の電話で教えられたのです。
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2月
7日
(mon)
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当初今月5日に開催が予定されていたものの、特に名は秘しますが店側の都合で中止となったハンサム白書が、2月25日に吉祥寺Warpに会場を移して開催されるそうです。駅からも近くてなかなかいい店だとか。
3月4日にはloopskaters、場所はおなじみ蒲田Studio80です。ライヴやVJもあるうえ、浜崎あゆみやEvery Little Thingのリミックスを手掛けた人もDJとして参加するそうで、イベントの規模もでかくなりそうですね。
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そして今週末には東京紳士ジェントル5ですよ! もう僕も選曲への焦りで寒さに関わらず汗が…。さらに今回、「サイゾー」で「ばかけんちく」のコーナーを執筆しているRYO-3さんがゲストDJとして参加してくださることになりました。オザワさんのお友達にしてサントラ方面のマニアだということで決まった話で、まだご本人にお会いしたことはないのですが、これで当日「よくも俺の作品をバカ呼ばわりしやがったな!」と叫びながら建築家たちが木刀を振り回して乱入することは間違いありません。これは見逃せませんね! 僕の出番は19:00〜20:00になる予定で、その後21:00からDJバトルだそうですからアナログ盤で殴り合いでもするらしいです。
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2月
6日
(sun)
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東京ビッグサイト国際会議場で「緊急シンポジウム 表現と著作権を考える」。第一部が著作権と引用、第二部がパロディと著作権をテーマにしたシンポジウムで、司会は米沢嘉博、パネラーが夏目房之介・村上知彦・高取英・いしかわじゅん・竹熊健太郎・とり・みき・高河ゆんと大物揃いでした。
引用に関しては、この問題に詳しい夏目房之介と竹熊健太郎が話をリード。マンガを引用する場合の使用料は根拠のない慣例によって決められていて、コピーライトの表示も単なる慣例に過ぎず実は意味がないという話には驚かされます。個人経営よりもプロダクションとしてスタッフを抱えている作家の場合の方が問題がこじれやすいとか、作家本人よりも業者の利益の主張のために問題化することが多いなどの業界の構造的な問題のほか、自分の知らないところで引用されることに我慢できない作家にありがちな自意識も指摘されていました。話題は多岐にのぼりましたが、「批評や研究が目的であること」「出所が明示されていること」「本来の形をとどめていること」「本文が主であり引用部分があくまで従であること」という注意すべき4点がわりとすんなりと提示され、第一部は順調に終了。
煮え切らない印象を残したのは第二部です。フランスでは法律でパロディーが認められているという話題から、パロディーとは何かという根本的な問題が語られ、では単にキャラクターを借りているだけの作品は本当にパロディーと言えるのかという問題が浮上しました。どちらにせよ、同人誌の販売も対価を得る商業行為である以上は自己責任の自覚が欲しいという意見は多くのパネラーから出されたものの、完全なるオリジナルなどというものはない以上パロディーも文化のひとつの伝承形態ではないかとの意見も。「つまらないオリジナルより面白いパロディー」という米沢嘉博の発言に、いしかわじゅんがシンポジウムの進行方法を含めて異を唱える一幕もありました。
今回のシンポジウムの目的を端的に表現していたのは、米沢嘉博の「表現の場としてコミケが自由を提供する代わりに、作品についての責任は各参加者が持って欲しい」という趣旨の発言でしょう。それならシンポジウムという形式を取らなくてもコミケットからのメッセージとして前面に打ち出した方が効果的であったかもしれません。同人誌を描いている側と思われる人々も会場には多かったけれど、パロディーを描いてる参加者全体からみればわずかな割合に過ぎないわけですし、今後のコミケットの参加者へのアピール方法には工夫が必要になると考えられます。
打ち上げでは、竹熊健太郎さんと永山薫さんに初対面。ワンフェスに参加していたTINAMIXの人々も流れ込んできて、打ち上げを抜けてからTINAMIXへ向かいました。東さんと砂さんの対談収録のほか、ワンフェスのため上京して来たヒライワさんを迎えてのデザイン会議などで、結局帰れたのは朝だったのです。
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2月
5日
(sat)
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TINAMIXの記事のため、桜井恭子さんに取材してきました。ただでさえコスプレイヤーにしてプレアイドルという特殊な存在である彼女ですが、実際に話を聞いてみると僕の予想をさらに逸脱するキャラクターで非常に面白かったです。インタビュー記事やマリちゃん製作の衣装をかぶって有明国際展示場で撮影された写真は、3月1日にアップされるTINAMIX第2号の「桜井恭子のコスプレ脱構築(仮)」をお待ちください。
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2月
4日
(fri)
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かちゃくちゃくんに連れられ、現代美術家・村上隆とデザイナー・滝沢直己によるコラボレーション作品を展示したイベント「KAI KAI KI KI Super Flat展」へ。会場も「ISSEY MIYAKE MEN」の店舗で、つまり洋服屋なわけです。展示品ではまず絵が目に飛び込んでくるのですが、よく見れば店内のジャケット・ズボン・ネクタイ・帽子・靴などにも村上隆のキャラクター群が。アニメ表現を引用したキャラクターのデザインや色使いは一見するとポップだけれど、その単純さと複雑さの組み合わせのセンスは不気味にも感じられます。飛沫のような模様は精液のようだがそれは僕の安易な発想かもしれない…と考えていたら、本当にそういう意図のようでした。
それからNADIFFで、東浩紀×滝沢直己×村上隆による「SUPER FLATな仲間たち」と題されたトーク・セッション。滝沢直己と村上隆が、カメラアイのないスーパフラットという概念に日本的な伝統を意識した創作の共通項を見出したと語り、東浩紀がスーパーフラットという概念について解説して行く形で始まり、次第にキャラクターを通してのコミュニケーションの問題へと話題は広がっていったのでした。
ちなみにNADIFFはアート系の本やグッズ中心の店ですが、サウンドアートや現代音楽のCDも充実していましたよ。
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2月
3日
(thu)
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無敵の好青年KF-2さんがせっかく会いに来てくれたというのに、僕は待ち合わせに2時間の大遅刻。こんな僕を反面教師にしてください…。まだKF-2さんは行ったことがないというのでアンミラに入り、コーヒーだけ飲みながらした長話ではゲーム系の話とか勉強になりました。レコファンでは、二人して電気グルーヴの新作「VOXXX」を購入。
それからしばたさん・サイトウさん・LZDさんと飲み。マンガやネットなどいろいろな話題が出たとしても、このメンツが集まると結局のところモテ問題について語り合わざるをえなくなるのは毎度のことです。
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2月
2日
(wed)
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GAINAXの鶴巻和哉監督によるOVA「フリクリ」には、松尾スズキが出演するそうです。酔って書かない夜はないの1月31日にアフレコの話がありました。
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萩原健太さんのページのWhat'Up?には、THE BEACH BOYSのブラザーレコード時代の音源の再発に関しての情報が。2in1の再発盤というのは経済的ですが、確かにアルバム単位で味わうのには向いていませんねぇ。だからその分CD1枚あたりの価格を安くしてもらって…という希望は叶わないのが世の常でもあります。
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2月
1日
(tue)
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NEVILLE BROTHERSのCDを買おうとして何にするか迷ったものの、ワニの背中に火がついてるジャケットの意味のわかんなさで81年作品「FIVO ON THE BAYOU」に。ヘヴィーなサウンドがじっとりと滲み出してくるのでは…という予想を裏切って、冒頭の「HEY POCKY WAY」はパーティーソングのように陽気で、これもまたニューオリンズなのだと教えられたわけです。リズムも弾んでるその曲から次第に粘度を増すアルバム展開かと思いきや、拍子抜けするほど甘いコーラスを聴かせる「THE TEN COMMANDMENTS OF LOVE」のようなソウルナンバーや、ストリングスに包まれた「MONA LISA」なんてのも。芸域が広いです。アルバム中では、ドラムのでかい音とクチュクチュ鳴るオルガンが心地いい「BROTHER JOHN/IKO IKO」が気に入りました。
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