庵野秀明総監督「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序」特装版DVD(→amazon.co.jp)購入。特装版DVDは期間限定版です。本編DISCと映像特典DISCのDVD2枚、解説ブックレット、劇場上映生フィルムコマを収納した特殊ボックス仕様。
AV Watchに「『ヱヴァンゲリヲン 新劇場版:序』が4月からDVD化」という記事が。
キングレコード株式会社は、アニメ「ヱヴァンゲリヲン 新劇場版:序」のDVD化を決定。特装版を4月25日に、通常版を5月21日に発売する。価格は特装版が5,985円、通常版が4,935円。詳しい仕様は下表の通り。
約1000円の違いで、特典ディスク、上映生フィルムコマ、特殊BOXという違いが。これは迷わず特装版(→amazon.co.jp)を買うところですが、解説ブックレットの内容が特装版と通常版(→amazon.co.jp
)で異なる予定というのが泣かせます。
また、「EVANGELION.CO.JP ニュース」も更新、「『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序』全記録全集」、「『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序』アニメーション原画集」の発売もアナウンスされています。
テレビ神奈川「俗・さよなら絶望先生」第1話を見ました。
遂に始まった「さよなら絶望先生」のアニメ二期の初回前半は、単行本第1巻のカバー袖に書いてある嘘のあらすじを丸ごとアニメ化するというものでした。シャフト、がんばりすぎです。
絶望先生の自殺未遂シーンなど、血が飛び散るシーンが異常に動きます。また、止め絵が続いた後、一気に内部の基盤からスピーカーを描くシーンも無駄に迫力がありました。
なお、オープニングは一期の当初と同じ文字が中心のものだったので、尾石達也がすごいオープニングを制作中であることを期待したいです。
1月1日に放映されたNHK教育「電脳コイル スペシャル」を見たまま書き忘れていました。
基本的にヤサコの声だけ新録で、すべてが終わった後に回想しているような構成。90分で全話を猛スピードでまとめていました。ネタバレ上等の心意気です。
ただ、今回の総集編は本筋中の本筋のみをまとめたもので、当然他にも素晴らしいシーンやエピソードが山ほどあるので、興味を持った方はぜひ再放送やDVDでチェックしてください。
昨年の12月18日と同様に、涼宮ハルヒの憂鬱 オフィシャルサイトが「消失」しました。今年もやるんですね……。もちろん「涼宮ハルヒの消失」(→amazon.co.jp)の内容に合わせた仕掛けです。今年は、起動条件を満たすとアニメ「涼宮ハルヒの憂鬱」二期の情報が表示されます。コピーライトは2007年から2009年まで。
磯光雄監督「電脳コイル」第3巻限定版(→amazon.co.jp)購入。この第3巻は、第6話から第8話を収録しています。限定版は各話の絵コンテ付き。
と書いていますが、実は最終回が放映されたときにはすでに届いていて、最終回を見た直後に興奮したままこの第3巻を見ました。終盤の緊迫感に満ちた展開と比べると、この頃はまだ牧歌的に感じられるぐらいです。
第6話ではオバちゃんが初登場。この頃はまだ痴女っぽくて平和ですね。スタンバイしているサッチーを見ていた役所の人の正体も後にわかるわけで、こうした伏線の貼り方の細かさに感心させられます。
第7話ではキラバグという言葉が登場。イサコは見事なまでに高飛車なキャラクターですが、終盤で彼女がボロボロになっていくのを見た後だと複雑な気分になります。こうした鮮やかな対比を生み出す、ある種の残酷さが磯光雄の持ち味であることも「電脳コイル」を最後まで見て感じました。一方で、廃工場の一室に閉じ込められたヤサコとイサコの交流も描いていて、そしてイサコが京子を救うアクションシーンもしっかり用意されています。
第8話は夏祭りの回。放映時には気づきませんでしたが、一瞬だけ写るイサコの転入届の家族欄が実は重要な意味を持っていて、ここでも芸の細かさを感じました。
NHK教育「電脳コイル」第26話を見ました。冒頭から最後の一瞬まで、美しくまとめあげられた素晴らしい最終回。これでこころおきなく傑作と呼ぶことができます。
オープニングはなく、いきなり本編へ。4423という空間の存在する理由、オジジ(ヤサコの祖父)の死の理由などが明かされ、最終回にして遂にオジジの顔が描かれます。そして、デンスケに首輪と鍵が付いていた理由も。オジジ、そしてデンスケとの別れの場面は最終回の最初のハイライトです。ヤサコのボディガードの役目を終えたデンスケの首輪に付いていたのは、鍵から鈴になっていました。オジジの腕の数珠の鈴でしょうか。
感動的なシーンがある一方で、ヤサコの父親の登場シーン前後などでユーモアも忘れないのは「電脳コイル」らしいです。ヤサコの父親の仕事の目的も明らかになり、コイルスとメガマスの関係には、731部隊とミドリ十字の関係もちらりと連想しました。そして、メガばあと猫目ソウスケの戦いから、猫目兄弟の決裂への流れは、ふたつめのハイライトです。最終回にもしっかりと「電脳コイル」ならではのアクション・シーン。
ミチコさんの正体がはっきりし、意を決して語るヤサコの髪が風に乱れたり、イサコの兄への思いの象徴である結んだ髪がほどけたりする演出も良かったです。イサコが兄と別れ、鳥居が並ぶ石段でヤサコとイサコが語り合う場面は最後のハイライトでした。そして、後日の各キャラクターたちが描かれ、ヤサコとハラケンがイリーガルやミチコさんを生んだ感情について会話する場面で、小学校6年生の夏は終わります。
最後に時間軸は、翌年の春へ。桜の花びらが舞い散る中でのイサコからの電話、ヤサコとイサコの距離感。そして最後にヤサコと京子が見るものは。泣ける、というレベルではなく実際に涙がこぼれ落ちてしまいました。
最終回は、時間と空間が大胆に交錯するなかで展開。猛スピードで伏線を回収しながら、「電脳コイル」という作品のテーマが、現実で他人と接しながら生きていく痛みとともに人間は成長するのだということを明示していました。それは、現実というリアルと、電脳メガネというヴァーチャルという単純な対立項を超え、作品中に幾度となく出てきた「痛み」の意味を解き明かすものです。僕はどうしてもアニメの評価軸が「新世紀エヴァンゲリオン」になってしまうのですが、その「Air/まごころを、君に」に通じるカタルシスを感じました。それも、「新世紀エヴァンゲリオン」のように破綻することなく、最後まで丁寧に組み立てられた工芸品のような美しさとともに。
「小心者の杖日記」で僕はふだんネタバレなど気にせずに書くのですが、実は今回は慎重にネタバレを避けながら書いています。それは、さっそく来週から始まる再放送をひとりでも多くの人に見てほしいからです。磯光雄による傑作「電脳コイル」の再放送は、12月8日(土曜日)18時30分からです。
追記:さらに、2008年1月1日17時からNHK教育で90分の「電脳コイル スペシャル」が放映されるそうです。
NHK教育「電脳コイル」第25話を見ました。
今回は、終盤の展開があまりにも衝撃的。先週イサコのおじが語った「22」が、こんな意味を持っていたとは……。エンディングもなく、いきなり次回予告に突入する構成でした。
前回突然登場した新キャラキター・マユミは数分で撤退。なんだったんでしょう。そして金沢にも存在した「通路」に、ヌル・キャリアと接触したヤサコが入り、彼女を追う2.0と、ヤサコの応援に向かったサッチーがバトルを展開します。またしても壮絶なアクション・シーン。2.0を抱えてサッチーが自爆するシーンが泣けました。
今週は、猫目のメガマスに対する怨念の理由の告白も。終盤は、ヤサコの祖父の死去と、事故で意識不明になったイサコの覚醒のタイミングが重なっていたことの解答を予感させましたが、まだ予断は許しません。
予想のできない謎を抱えたまま、「電脳コイル」は遂に次回で最終話です。磯光雄には、「電脳コイル」を傑作と呼ぶにふさわしいラストを用意してくれることを期待しています。
NHK教育「電脳コイル」第24話を見ました。
今回のサブタイトルは「メガネを捨てる子供たち」。しかし、子供たちが自発的にメガネを捨てるのではなく、イサコの事件をきっかけに親たちにメガネを取りあげられてしまいます。そして、その展開が第24話の感動的なふたつのシーンへとつながるのでした。
ひとつはヤサコの母親が、触れられるものこそがリアルだとヤサコを抱きしめながら語るシーン。そしてもうひとつは、触れられない電脳ペットであるデンスケが消えたことへの痛みや悲しみをヤサコが否定しようとしつつ、やはりその気持ちはリアルなものなのだという結論に至る流れです。実はこのふたつのシーンの内容は相反するものであり、磯光雄はどちらをこの作品の結論として提示するのかが楽しみです。あるいは別の何かでしょうか。
物語の伏線の回収も次々と行われていますが、あと2話しかないのに新たな謎が登場しています。まるでパラノイアのようなめまぐるしさ。イサコの過去とヤサコの祖父との関係が明かされたのもつかの間、「22」という新たな謎が。ヤサコの父はこのタイミングで金沢に出張し、ハラケンは覚醒、さらにまさかの新キャラクター「マユミ」が登場してしまいました。磯光雄は、相当アクロバティックな最終回を用意しているのではないでしょうか。
これだけの情報量を詰めこみながらも、メガばあやダイチで笑いも織りこんでいる点にも感心しました。
ところで、猫目はあの袖なしの格好で市役所に勤務しているのですか?
磯光雄監督「電脳コイル」第2巻限定版(→amazon.co.jp)購入。この第2巻は、第3話から第5話を収録しています。
第3話のサブタイトル「優子と勇子」は、最終回である第26話「ヤサコとイサコ」との対比になっているのでしょうか。近未来感とノスタルジックさを絶妙に同居させながらアクション・シーンを展開しています。
第4話「大黒市黒客クラブ」はこの第2巻のハイライト。ダイチ率いる「黒客」とイサコ、次にイサコとフミエが学校内でサイバー戦を展開します。校舎の屋上に積み上げられた机を背後にして、足を組んでサディスティックな余裕を見せるイサコの姿は鮮烈です。イサコ様……。
なお、DVDで見直したところ、ヤサコだけではなくイサコも金沢から転校していることに気づきました。「イマーゴ」という単語も登場し、イサコが「ミチコ」という言葉に過剰に反応する場面もあります。ヤサコに友達になろうと言われたイサコが拒否し、金沢でいじめられたかいじめたかでここへ転校したのだろう、と言い捨てる場面がありますが、どちらが原因かはいまだにはっきりしていません。第25話「金沢市はざま交差点」あたりで明らかにされるのでしょうか。
「はざま」という言葉は第5話「メタバグ争奪バスツアー」にも登場します。着々とはられていく伏線。この回ではハラケンやオバちゃんが登場、黒客はめでたくイサコの子分に成り下がるのでした。
DVDには、特典映像としてヤサコ役の折笠富美子とイサコ役の桑島法子のインタビューを収録。封入特典は、第3話から第5話の絵コンテ集です。
ところで、あるメーリングリストで、地上デジタル放送の画質のほうがDVDよりも良いという話を聞いたのですが、これだけの傑作である「電脳コイル」のスタッフには何か明確な形で応援をしたいところ。そんなわけで、今後もDVDの限定盤を買い続けようと思います。
NHK教育「電脳コイル」第23話を見ました。
今回は、前半は京子とデンスケを抱えて2.0から逃げ回るダイチによってアクションとユーモアを描き、アイキャッチを挟んで後半では一気にシリアスな展開へと流れ込んでいきました。ヤサコとイサコの友情を描きつつ、イサコが「人と人との距離」についてヤサコに語るシーンは今回のハイライトでしょう。
しかし、それだけでは終わらず、イサコが「罠」と呼んだ猫目による恐ろしい仕掛けが。兄と再会することよりもヤサコのペットであるデンスケを守ることを選ぶイサコ、そして病んだ体のまま必死にヤサコをヌルたちから守ろうとするデンスケに泣けました。今回のサブタイトルは「かなえられた願い」。あまりにも皮肉です。ラストはヤサコの悲鳴でした。
「古い空間」や「イマーゴ」の正体は明かされました。しかし「先生」という言葉も発した猫目の目的や、過去にイサコがなぜあんな契約をミチコとしたのかはまだ謎。そして、あと3話しかありません。
11月17日 第24話 メガネを捨てる子供たち
11月24日 第25話 金沢市はざま交差点
12月1日 第26話 ヤサコとイサコ<終>
1話先どころか、残りの展開がまったく予想できないラストへ。磯光雄はどんな終幕を僕らに見せるのでしょうか。
なお、NHK公式サイトによると「電脳コイル」の再放送が決定。見逃していた方は必見です。
※12月8日から「電脳コイル」を再放送する予定です。
デンスケは今後の商品展開もあるので死なないでほしい……とこじつけて無事を祈っています。