PerfumeのカウントダウンライヴのためにZepp Tokyoへ。
チケットはソールド・アウトしたものの、買った人の間でかなり余っている状況だったのでどうなることかと思いましたが、日本最大のライヴハウスであるZepp Tokyoは見事満員に。いつもいる人、久しぶりに会う人、初めて現場で会う人と、この規模のライヴならではの顔ぶれに会えました。
今回は「Perfume まさかのカウントダウン!? 〜リ○ッドルーム あの夜をもう一度 in Zepp Tokyo〜」というタイトルだったように、基本的には2007年10月31日の大須観音E.L.L.から11月8日の恵比寿LIQUIDROOMまで続いたツアーの再演。僕はこのセットを見るのは3回目ということになります。
しかし、「Perfumeの掟」の前には「ポリリズム」のリミックスと2007年のPerfumeを振り返る映像が流されるなど、新しい試みも。そして、年越しの瞬間は全員でジャンプ。2007年最後に聴いた楽曲は「パーフェクトスター・パーフェクトスタイル」、2008年最初に聴いた楽曲は「チョコレイト・ディスコ」でした。そしてアンコールでは、1月16日発売の新曲「Baby cruising Love」も。12月3日にNHK「MUSIC JAPAN」の公開収録でも歌われましたが、ライヴでは初披露です。
MCでは、あ〜ちゃんの「AKB48には負けません!」宣言、中田ヤスタカが大阪のCOUNTDOWN JAPAN 07/08で遂にPerfumeのライヴを見て「疲れない?」と感想を述べたエピソード、2月13日にLIQUIDROOMを押さえていた謎が遂に解けたことなどが印象的でした。
また、ステージ上にさらに高い台が用意されていましたが、これをフル活用するには時間が足りなかったようです。背の低い人だとステージが見えにくかったと思われるので、ステージ上のスクリーンには、VJはいらないのでメンバーを常に映す工夫をするべきではないかと思いました。
そんなわけで、Perfumeをこじらせた2007年を象徴するかのように彼女たちと年を越し、ライヴは午前1時前に終了。実は僕はカウントダウンライヴは初めてで、12月28日のCOUNTDOWN JAPAN 07/08のようなロック・フェスティヴァルも初体験でした。Perfumeを追いかけていると、EXILEや浜崎あゆみを見たりといろんな体験をして、しかも2007年の冒頭と最後で状況がまったく異なっているのが面白いところです。
今日は、ライヴ前に高まりすぎたファンたちが反省会0次会を開催し、20人以上が集まりました。Perfume界隈の友達が一気に増えたことも今年の収穫のひとつです。現場で会う皆さんに感謝を。
ライヴの終了後、妻が風邪なので、綱渡りのように電車を乗り継ぎ、まさに終電で帰宅しました。大晦日は「Perfumeの現場の日」という感覚しかなかったのですが、家に帰ってみるとそこは2008年の元旦。不思議な気分です。
「小心者の杖日記」をご覧の皆さん、2008年もよろしくお願いします。
David Byrne「Live from Austin, Texas」(→amazon.co.jp)、Omar Rodriguez Lopez「Calibration」(→amazon.co.jp
)、Cutie Pai「キャンディトレイン特急」(→amazon.co.jp
)、まゆさわ「まゆさわのCD(1)」購入。先日のライヴでの物販も含みます。以上で今年の買い納めです。
また、今年買ったまま書き忘れていたブツとしては、namuさんに中古を確保してもらった鳥居みゆき「ギャグラ! 鳥居みゆき編」(→amazon.co.jp)がありました。
浅野いにお「おやすみプンプン」第2巻(→amazon.co.jp)、柏木ハルコ「地平線でダンス」第3巻(→amazon.co.jp
)、笙野頼子「萌神分魂譜」(→amazon.co.jp
)購入。
TBS「あの伝説の番組再び!"イカ天2007復活祭"名物バンド激レア映像今夜限りの大放出SP」を見ました。1989年から放映された「三宅裕司のいかすバンド天国」の特番です。
出演者は、司会だった三宅裕司と相原勇、審査員だった萩原健太と吉田健、イカ天キングだったBEGIN、カブキロックスの氏神一番、たまの石川浩司。実は、レコード会社による仕込みなど、「イカ天」の裏側を紹介していたのが、氏神一番の2000年の著書「消えた!?イカ天バンド バンドブームの裏側、まるごと語ります」(→amazon.co.jp)だったので、彼が普通に登場したことにちょっと驚きました。BEGINは、登場1週目に紹介された「ブルースと島唄の融合」というような目標を後年の島唄ルーツ路線でちゃんと実現しています。偉い。
かつての出場バンドの映像を見ていて感じるのは、うまいバンドや個性的なバンドは時代性を超えるし、そうじゃないバンドは見るに耐えないということ。当然のことですね。
たまとマルコシアス・バンプの対決はリアルタイムで見ていましたが、今見ても存在する次元自体が違いすぎて比較することが困難な世紀の対決です。あのとき、それまでたまに否定的だった吉田健が、たまに軍配をあげたにも記憶に残っています。
また、小野正利がFORTBRAGG、モダンチョキチョキズの濱田マリが砂場というバンドで出場していたことも初めて知りました。
この特番は、完全に1年目中心で構成。やはりLITTLE CREATURES以降は盛り下がった事実は否めません。
「イカ天」は、ハイポジ、突撃ダンスホール、マサ子さんなどを見るために、当時高校生だった僕がライヴハウスへ足を運ぶきっかけとなった罪作りな番組でした。
TBS「第49回 輝く!日本レコード大賞」を見ました。冒頭でまず審査委員長の湯川れい子が登場。高まるわぁ。このおかげで、とにかく過去の映像が多くてダルいこの番組を乗り越えられました。
特別賞は服部良一、服部克久、服部隆之が3代で受賞。ASKAが服部良一の名曲「蘇州夜曲」を歌ったのはちょっとしたサプライズでした。
さて、℃-uteは新人賞にノミネート。歌われた「都会っ子純情」は、彼女たちの今年のシングルで一番キャッチーかつ押しが強いメロディ、つんく♂らしい最初と最後の長いセリフ、そして時代を間違えたようなキーボードの音色が好きです。
そして気を抜いていたら、シャ乱Qが「ズルい女」を熱唱していました。たいせい(元たいせー)はメイクに気合いを入れすぎです。
最優秀新人賞の発表は21時過ぎだし、ステージに登場したのは代理のつんく♂だし、もはや受賞は絶望的かな……と思っていたら℃-uteが受賞。18歳未満は出演できない時間なので、帰るところの楽屋から中継するという裏技を使っていました。そういう手があったのか。最年少の萩原舞がインタビューに答えて、大物っぷりを見せつけていました。
12月25日に放映されたTBS「クリスマスの約束 2007」を見ました。毎年クリスマスに放映されている小田和正の特番です。毎年放送されているのもすごいですが、小田和正の高音が衰えを知らないのもすごいなぁ。
今年のゲストは、くるり、さだまさし、佐野元春、宮沢和史、矢井田瞳。特にさだまさしと佐野元春は小田和正との接点がよくわからないだけに気になりました。
そして今回一番良かったのは、実は35年前にオフコースとグレープが一緒のコンサートに出演した過去があるというさだまさし。さだまさしが山口百恵に提供した「秋桜(コスモス)」を小田和正がピアノの弾き語りでカバーしたのも絶品でした。さだまさしとの共作曲も披露されましたが、ふたりの声質はよく合います。
佐野元春は、小田和正が「SOMEDAY」が好きでそのことを本人に伝えたことで出演につながったとか。ただ、キーボードの音色といい、ドラムの低音が弱いのといい、小田和正バンドのサウンドが軽かったのは残念です。
また、異色だったのは早稲田大学グリークラブに小田和正が楽曲を提供したドキュメント。部員は普段の会話からして良い声です。小田和正自らが指導に赴き、「彼女いる人?」と聞くと数人しかいなくて、「だから歌ってるのか」と言ったところには笑いました。そして披露された「この道を行く」という楽曲も、指導の結果、見事に感情の込め方が小田和正そのものに。
Cutie Paiとまゆさわが出演する「まゆさわプレゼンツ☆ジーザズー?ザーザズー?2」のためにZher the ZOO YOYOGIへ。神咲まゆみと声優にしてシンガーソングライターの石毛佐和によるユニット・まゆさわ主催のイベントです。
Cutie Paiは2番目に登場。今日は遂に彼女たちによる「ジェニーはご機嫌ななめ」を聴けたのですが、サビの部分が変拍子になっていたので衝撃を受けました。しかも、その部分で3人が順番に間違えたフリをして、変拍子を逆手に取ったネタをします。高度だなぁ。
また、今日はイベントの雰囲気からポップス路線の楽曲が中心なのかなと思っていたので、「プラモガ」から「ミュージック・ランデヴー」というテクノポップ路線のキラー・チューン2連発には興奮しました。
まゆさわは最初と最後に登場。神咲まゆみのまゆさわとしての楽曲を初めて聴くことができました。ここで説明を補足すると、Cutie Paiの作詞作曲をしている「まゆちゃん」が「神崎真由美」であることは周知の事実なのですが、まゆちゃんと「神咲まゆみ」は別人で友達であるとAll Aboutのインタビューで明言されています。しかし、神咲まゆみはブログでCutie Paiの活動報告をしているわけで、なかなか複雑です。キューティーらんどの迷宮へようこそ!
さて、今日のイベントは実は声優が中心。矢部雅史、井上直美、狩野茉莉、石毛佐和による馬鹿盛り部と、儀武ゆう子、二宮圭美によるBooNoが出演しました。馬鹿盛り部は「ネギま!?」で共演したことがきっかけで結成されたグループだそうで、冒頭がいきなり「ハッピー☆マテリアル」。高まるわぁ。でもトータルでは歌っている時間よりもトークの時間のほうが長かったです。
また、観客の大半がコミケ帰りであることが挙手で判明。しかし、コミケ疲れなど感じさせない声優ファンの皆さんのジャンプ力に感心しました。
終演後の物販では、まゆさわ「まゆさわのCD(1)」と神咲まゆみの写真を購入。
イベント終了後は、12人で今夜も反省会です。しかも、イベントに参加していなかった人間がわざわざ3人も秋葉原から来て、またPerfume界隈とtoutou界隈が結集。今日はCutie Paiの写真のトレードも激しく行われていました。僕も大人買いしとけば良かったかな……。
「Perfume news (tre-sen)」で、Perfumeののっちがpinksunさんが制作したTシャツを着用しています。色違いバージョンの黒。
これは、うさ山さん制作のTシャツをかしゆかが「ファン・サーヴィス[bitter]」で着用していたり(あ〜ちゃんも10月31日のライヴで着用発言)、シンジさん制作のTシャツをブログであ〜ちゃんが着用していたりしていたことに続く快挙です。
pinksunさん制作のTシャツは、11月8日のライヴのリハーサルでのっちが着ていたという目撃談もあったのですが、遂に公式に記録が残った点が素晴らしいです。「Perfumeファンによる文化」で紹介したTシャツ職人の皆さん全員のTシャツが、メンバーに着用された画像がこれで出揃いました。
ロッキング・オンが企画制作している「COUNTDOWN JAPAN 07/08」のために幕張メッセ国際展示場へ。
PerfumeがMOON STAGEのトップバッターなので、開演1時間前に最前にいたKeigoさんと合流。最初こそ人が少なかったものの開演が近づくにつれて急速に増えていき、WISEのブログによるとキャパシティ5000人の会場が満員御礼となりました。これは壮観です。
そして登場したPerfumeは、キラー・チューンを連発。MCではロック・フェスティヴァルであることをかなり意識していて、「私たちが出てきておかしいよね?」というようなことを言い、「ジェニーはご機嫌ななめ」の後には「この曲をやった心意気を認めてください」というようなことも言っていました。そのテクノポップ魂を認めたい! あ〜ちゃんがわざわざPPPH(ヲタ芸のひとつ)の説明をしたのにも笑いました。そういえば、「ジェニーはご機嫌ななめ」でコールをしている人が非常に少なかったことも印象的。時間こそ30分程度と短かったものの、久しぶりに間近で見られたので(といっても9月にはさんざん近くで見ていたのでこの感覚自体が狂っています)、それだけでもかなり満足しました。
Perfumeの終了後、妻はタイ料理を食べて、そのままさっさと帰路に。
ZAZEN BOYSは、プログレかと思うほど複雑なリズムとファンキーさを融合させた、圧倒的な演奏力が光るライヴ。そして、そのサウンドに呼応して踊り狂う観客が圧巻でした。キーボードの音色感覚が最高にクールな「I Don't Wanna Be With You」では、向井秀徳がキーボード、吉兼聡がサンプラーと思われる機材にギターからチェンジ。向井秀徳が演奏中にスポーツ新聞を読む光景も面白かったです。
bonobosのステージは「THANK YOU FOR THE MUSIC」でスタート。高まるわぁ。ダブ・ポップ的な面は後退し、リズムはアフリカ的な感覚が強まっていました。2008年1月30日リリースのベスト盤「Pastrama -best of bonobos-」からなどの新曲もそうした傾向が強く、単なるロックにはなっていないのがbonobosらしいところ。今年はリリースが何もなかったものの、最後にbonobosの勇士を見ることができたのは嬉しかったです。
この時点でタイムテーブル的に少年ナイフを見られませんでした。残念。
SEAMOは、ショッキング・ピンクのキャップとビキニパンツ、そして股間の天狗のお面のみという姿でステージを展開。「この天狗様に一足早い初詣をしませんか?」とか言っていました。ありがたや。ただ、「マタアイマショウ」を歌うときには一旦袖に引っ込んで普通の服を着てきたのが残念。紅白出場曲を股間に天狗のままで歌ってほしかった! DJによるバックトラックは平凡でしたが、MCやダンサーなどでとにかくエンターテインメント性が高くて楽しめました。
そしてMCでは、「こういうヒップホップ系じゃないイベントだといろんなアーティストに会えて楽しい、Perfumeの横を通ったらいい匂いがした」というような発言も。
奥田民生は、この流れだと刺激が足りないと感じるぐらいにストレートなロック。もうちょっとヒネた部分も聴きたくなりましたが、「さすらい」を聴くとメロディもアレンジも実によく練られていることに気づきます。贅沢にもベースは小原礼で、彼のベースを生で聴けたのも嬉しかったです。
その奥田民生もMCで「Perfumeに会いました」と発言。出演アーティストによるPerfumeへの言及率が妙に高いです。
BENNIE Kは、ギター、DJ、ドラム、ラッパーを加えたステージ。ヒップホップとポップスやロックをうまくミックスした厚いサウンドですが、この路線なら俺は昔のEE JUMPを聴くかなぁ……とも感じました。アルバムを聴くと印象が変わるのでしょうか。期待値が非常に高かったので、BENNIE Kのパフォーマンスにも肩透かしを食らった気分になりました。
RYUKYUDISKOは、これまでずっとCDでのみ聴いていたのですが、テクノはフロアで踊ってナンボだなぁという当然の事実に気づかされることに。仲村奈月は出てこないのかな……と思っていたら登場したのにも興奮しました(とはいえ正式に名前が紹介されたわけではなかったので勘違いでしたら後で訂正します)。沖縄太鼓のチームも登場し、最後はBEAT CRUSADERSが登場して「NICE DAY」を演奏。オリジナルの歌モノになると急に甘口になる点は気になりましたが、クラブ・ミュージックというスタイルで沖縄の伝統音楽を継承するRYUKYUDISKOがフロアの若者を熱狂させる光景には感動すら覚えました。
というわけで、テクノで始まったのでテクノで終わることにして、僕も帰路に。
僕は大規模なロック・フェスティヴァルをこれまで意識的に避けてきたのですが、「COUNTDOWN JAPAN」は1アーティストが45分程度と適度な長さで、休憩場所も多く、会場が広くて脇ならすぐ前に行ける点に好感を持ちました。もちろん最後の点は初日だけの話かもしれませんが。31日に岡林信康が出演する点も興味深いです。
オムニバス「京平ディスコナイト」(→amazon.co.jp)、℃-ute「℃-ute ライブツアー2007秋 放課後のエッセンス」(→amazon.co.jp
)、Van Dyke Parks「Song Cycle」(→amazon.co.jp
)「Discover America」(→amazon.co.jp
)「The Clang of the Yankee Reaper(ヤンキー・リーパー)」(→amazon.co.jp
)「Jump!」(→amazon.co.jp
)「Tokyo Rose」(→amazon.co.jp
)、Prefab Sprout「Kings of Rock N Roll The Best of Prefab Sprout」(→amazon.co.jp
)購入。
「京平ディスコナイト」は、筒美京平作品の小西康陽プロデュースによるリミックス集です。Van Dyke Parksの5枚は、紙ジャケット仕様による完全生産限定盤。Prefab Sprout「Kings of Rock N Roll The Best of Prefab Sprout」は、2枚組の廉価版ベストながら、これまでシングルでしか聴けなかった2曲を収録しています。
「MUSIC MAGAZINE」1月号(→amazon.co.jp)では、空気公団「空気公団作品集」(→amazon.co.jp
)とCHEIKHA RABIA「Liberti」(→amazon.co.jp
)のアルバム評を執筆しています。
今年のクリスマス・イヴは、Cutie Paiのイベントと反省会であることが事前に決まっていたため、今日になってケーキを食べました。例年妻が作る立体ケーキは、今年は仕込みの時間が足りなくてお休みです。

妻へのクリスマス・プレゼントは、MoMAで買った「イームズ ハウス オブ カードM」。Charles & Ray Eamesによる1954年作品です。

TBS「激闘大家族SP'07冬天国のお父ちゃんへ…東京肝っ玉母ちゃん&ワンパク五つ子の愛情完全密着!」を見ました。
「激闘大家族」と銘打っていますが、一連の青木家シリーズではなく、東京の山田家を紹介した番組です。制作はもちろん植木商店。TBSと植木商店が大家族番組を作り続ける限り、僕も彼らの番組を追い続けます。
さて、今回がたぶんゴールデンタイム初登場の山田家は、お父さんが2年半前に亡くなり、お母さんが週3日ホームヘルパーの仕事をしながら4男1女の五つ子を育てている家族。大家族と呼ぶにはやや人数が物足りませんが、TBSと植木商店はこの家庭の抱える物語に着目したようです。
そうした視点が端的に出ていたのが、突然番組に挿入されたアニメ「象の背中」。調べてみると、秋元康原作の小説「象の背中」を象のキャラクターでアニメーション化した作品なのだそうです。あまりの荒業に、一瞬何事が起きたのかと思いました。
結局のところ、TBSと植木商店が制作した青木家番組以降、日本の大家族シーンは「アフター青木家」と呼ぶべき状態になり、テレビ朝日の「ビッグダディ」シリーズがその状況に追い討ちをかけてしまった感があります。いわば「ショッキングさのインフレ」。そうした番組に慣れた感覚で見ると、大家族番組のお約束の家族旅行、学力問題などでひとりだけ違う小学校に通っている次男と他の兄弟も同じ中学校へ通うかという問題、そして四男の失明危機など、出来事を植木商店が何とか盛り上げようと演出しているものの、全体としては穏健な印象を受けました。我々はいまだアフター青木家の深い闇の中にいます。
「Yahoo!動画 - 音楽 - Perfume スペシャル - Perfume『Baby cruising Love』」で、Perfumeの2008年1月16日発売の新曲「Baby cruising Love」(→amazon.co.jp)のビデオ・クリップが30秒間だけ公開されました。今回はCG無し。ライトを多用した映像で、暗闇で光の軌跡が描かれるシーンが印象的です。
Cutie Paiのマンスリー・イベント「777」のために秋葉原ソフマップアミューズメント館8Fイベント会場へ。
ソフマップに着くと、すでに新潟からのシンジさん、名古屋からのガイさんといった遠征組の皆さんも。会場に入ったら、All Aboutのテクノポップのガイドでもおなじみの四方宏明さんに遂にお会いできました。四方さんも関西からです。
そうこうしている間にライヴが開始。今回は「777」でリリースされた楽曲を中心にしたセットリストで、僕が期待しているようなテクノポップ路線を良い意味で平然と裏切る歌謡曲ユニットとしてのCutie Paiの真骨頂を見た気分になりました。それこそ「みんなのうた」で流れそうな楽曲から、完全なロック、そしてテクノポップなど、驚くほど曲調やサウンドのバラエティに富んでいます。ある意味でパスティーシュ的なスタイルをとりながら、それでいて各曲のクオリティが高く、しかしアーティストぶらずにアイドル然としている逆説性と、世界観の貫徹ぶりがCutie Paiの魅力だと再確認しました。
新曲「eve」は美しいミディアム・ナンバー。Cutie Paiの3人の声が重なり合う部分には、フリッパーズ・ギターの「slide」を連想して胸を締め付けられることに。アンコールの最後に披露された新曲もかっこよく、来年以降のリリースに期待させられました。
また、今回は「777」のファイナルということで、楽曲の構成もかなり凝っていました。チッチがきわサンに刺され、きわサンがまゆちゃんに斬られていた部分はちょっとしたミュージカル仕立て。そしてファンによるサプライズもあり、Cutie PaiとCutieマニア(Cutie Paiのファンの呼称)によるサプライズ合戦の様相を呈していたのも楽しかったです。
Cutie Paiによる見送りで終了したあとは、各自がソフマップ音楽CD館1Fまで移動して「eve」のCDを受け取りました。そして、その場にいたCutieマニア一同で写真の撮影。勢い余って、ゆうぎ王さんやmoteciさん×うさ山さんの撮影会まで行われました。高まりすぎだよ!
終了後は、20人でファミレスで反省会。またPerfume界隈とtoutou界隈が集結していました。
taibaneさん主催による「中田ヤスタカ楽曲大賞」の投票がスタートしました。参考にしているのはもちろん「ハロプロ楽曲大賞」で、こういうイベントが生まれるとひとつのファンダムが形成されたことを感じます。投票は2008年1月15日まで。
細野晴臣「細野晴臣イエローマジックショー」(→amazon.co.jp)、ムーンライダーズ「1980.2.23 リサイタル MODERN MUSICの彼方」(→amazon.co.jp
)、つじあやの「Sweet, Sweet Happy Birthday」(→amazon.co.jp
)、ROGER NICHOLS & THE SMALL CIRCLE OF FRIENDS「FULL CIRCLE」(→amazon.co.jp
)、TAHERZADEH「VOCALS」、オムニバス「Import Export a La Turka」(→amazon.co.jp
)購入。

福満しげゆき「僕の小規模な生活」第1巻(→amazon.co.jp)、遠藤浩輝「EDEN 17 - It's an Endless World」第11巻(→amazon.co.jp
)購入。
NHK「MUSIC JAPAN」を見ました。録画してPerfumeの出演部分だけ。今週の放送はすっかりダンスにも安定感が増した「ポリリズム」(→amazon.co.jp)で、12月3日の公開録画で同時に収録された新曲「Baby cruising Love」(→amazon.co.jp
)は2008年1月18日放送だそうです。トークは今週放送されなかったので、1月18日に放映されるのかもしれません。
赤松佳音さん主催のクリスマス・パーティーに夫婦でお招きいただいたのでお邪魔してきました。
ドレス・コードが「コスプレ」だったので、妻はPerfumeの「コンピューターシティ」のコスプレ、僕は悩んだ末にトナカイのかぶりものでご自宅にうかがったのですが、部屋に入ってみると本当にコスプレをしてきたのは僕らだけ。しかし、その後赤松佳音さんのコスプレ衣装を女性陣が着たり、コスプレ衣装を持参してきた方がいたりしたので、幸いにも僕らの浮きっぷりは中和されていきました。良かった……。
結局、僕はトナカイのかぶりものを着用したまま最後まで。楽しくて、そして目と舌に嬉しいパーティーでした。赤松佳音さんに感謝。

ヴァージンVS「ヴァージンVS詩集+2」(→amazon.co.jp)は、1989年のアルバムの紙ジャケット仕様による再発盤。
2枚目となるベスト盤で、あがた森魚自身による選曲です。しかし、「星空サイクリング」は収録されておらず、あがた森魚が歌っていない「エッフェル塔の歓び」が収録されているなど、直球をあえて避けたような内容。あがた森魚の独特の美学を反映した編集盤という印象です。
ボーナス・トラックは、「X'mas フィードバック・スペイスマン DEMO」「ロンリー・ローラー DEMO」を収録。
ヴァージンVS「羊ヶ丘デパートメントストア+2」(→amazon.co.jp)は、1987年のサード・アルバムの紙ジャケット仕様による再発盤。
鈴木慶一のプロデュースで1983年に録音されながら、大人の事情で数年間お蔵入りしていたアルバムで、その経緯は解説に詳しいです。サウンドは当時の鈴木慶一らしいカラフルにして凝ったもの。アルバム全体の流れも練られています。元ちとせがカバーした「百合コレクション」も収録。この完成度でお蔵入りというのもひどい話です。
ボーナス・トラックは、「ピカピカ・タクシー・ボーイ DEMO」「ベスパップ・スカウト DEMO」を収録。
ヴァージンVS「乗物デラックス+2」(→amazon.co.jp)は、1982年のアルバムの紙ジャケット仕様による再発盤。
前作「STAR☆CRAZY」(→amazon.co.jp)からわずか5ヶ月後にリリースされたベスト盤で、「うる星やつら」のエンディング・テーマ「星空サイクリング」を筆頭に、シングルのAB面の楽曲と代表曲が収録されています。ベスト盤だけあって、「STAR☆CRAZY」を聴いた後だとポップな要素が強い印象。
1980年の「乗物図鑑」(→amazon.co.jp)に収録されていた「サブマリン」の再演も聴けますが、以前のタイトなサウンドからキーボードの音が目立つサウンドになっています。ボーナストラックには、「エアプレイン DEMO」とともに「サブマリン DEMO」も収録されていて、そちらはちょうど「乗物図鑑」版と「乗物デラックス」版の中間のようなサウンドでした。
ヴァージンVS「STAR ☆CRAZY+2」(→amazon.co.jp)は、1982年のセカンド・アルバムの紙ジャケット仕様による再発盤。
前作「VIRGIN VS VIRGIN」(→amazon.co.jp)に比べて一気にサウンドの重心が低くなった感触です。ヒット曲「星空サイクリング」の原曲「コズミック・サイクラー」も収録。「日本SFジェネレーション」にはラップが登場し、「密林熱鍋(クレイジーダンス)」では親指ピアノが響き、「ときめきナインティーン」ではファンクなサウンドが展開されるなど、同時代のTalking Headsを連想しました。
ボーナストラックは、「悲しみなんてHello Hello DEMO」「エッフェル塔の歓び DEMO」を収録。
ヴァージンVS「VIRGIN VS VIRGIN+2」(→amazon.co.jp)は、1981年に発売されたヴァージンVSのデビュー・アルバム。紙ジャケット仕様による待望の再発です。
あがた森魚が「A児」を名乗り、ライオン・メリィらとともに結成したバンド。サウンドやライナーのヴィジュアルはいかにもニュー・ウェイヴですが、あがた森魚ならではの独特の世界観は健在で、特異な個性を生み出しています。この濃厚な1980年代色は一周して新鮮。
ボーナス・トラックは「ブリキ・ロコモーション DEMO」「星降り時計 DEMO」を収録しています。
考えてみれば今日12月21日は、Perfumeが原宿アストロホールでワンマンライヴをしてからちょうど1年です。何かの胎動を感じさせるかのような、あの異様な熱気に満ちたライヴ会場のキャパシティはわずか400。当時はチケットが簡単に手に入る時代だったな……とも思い返しました。
その映像は2007年3月14日に「ファン・サーヴィス[bitter]」(→amazon.co.jp)としてDVD化され、そしてPerfumeのブレイクとともに中古価格が30000円程度まで高騰。2008年2月13日に「FAN SERVICE〜BITTER〜 Normal Edition」(→amazon.co.jp
)として再発されることになりました。
こんなことを書いているのも、最近所用でこの傑作DVDを久しぶりに見て、なんとも言えない感慨を味わったからです。この1年間、Perfumeをめぐる状況は劇的に変化し、そして僕ら夫婦も見事にPerfumeをこじらせて熱狂の渦中に飛び込みました。その記録は、この「小心者の杖日記」のPerfumeカテゴリをご覧ください。特異な、しかし幸福な体験をした気分です。
ファンクラブも創設される来年ははたしてどういう状況になるのでしょうか。でもあまり深く考えずに、年末もPerfumeも追いかけたいと思います。我ながら懲りていません。
フジテレビ「とんねるずのみなさんのおかげでした」を見ました。もちろんPerfumeが出演するからです。
そして問題のコーナーは「モジモジ君HYPER脳カベ」。どんな役回りで出てくるのかと思ったら、突然ボードを持って各メンバーが現れ、その度にとんねるずの木梨憲武に「ちょっと待って、誰?」という感じで聞かれていました。そして最後は、いつも通りに完成した言葉を3人並んで紹介するPerfume。こうなると、タイツ姿で壁にブチ当たって豪快に水に落ちるPerfumeも見たかったところです。
僕らのDJイベント・TGVが1999年に初めて開催された場所である、早稲田のロック喫茶・Jerry Jeffが、1977年以来30年の歴史に12月26日で幕を閉じるというので、TGVのメンバーで忘年会をしていきました。
MASAさん、ハルヲさん、もとまりさんといったいつものメンツに、取材を終えた僕と岡大介さんが合流。ライヴがない今日は、閉店を惜しむ常連客の皆さんで混み合っていました。
Jerry JeffでTGVを開催したのは、たしか瀧坂さんたちがJerry JeffでDJイベントを開催した情報をサイトで目にして、ならば僕らも機材を持ち込んでイベントをしてみよう……とお店に連絡したのがきっかけでした。以来、最低4回はJerry JeffでTGVを開催。最後となったのは、2006年5月14日の「TGV#18 "TGV春の復活祭〜箸休めのための音楽"」でした。
Jerry Jeffへ初めて行ったときに驚いたのは、なんといってもVan Dyke ParksやFlaco Jimenezが来店したときの写真。高田渡、灰野敬二などがライヴをしたときの写真もあり、久しぶりに写真のボードを眺めていたら、岡大介さんが高田渡と一緒に写っている写真も貼られていました。
ウッディな居心地のいい空間と、たくさんのレコードたち。写真を撮るために外へ出たら、馴染み深い緑色の看板が光っていなくて、いよいよ寂しい気持ちになったのはここだけの秘密です。ママさん、長年お世話になりました。
なお、2008年1月6日には青山月見ル君想フで、Jerry Jeffゆかりのアーティストが集まるライヴ「Hello Goodbye」が開催されます。出演は、よしだよしこ、渡辺勝、斉藤哲夫、三輪二郎といまから山のぼり、泰山に遊ぶ、岡大介、森田大地、まつだなおなど。







「サイゾー」1月号(→amazon.co.jp)では、Cutie Paiのインタビュー、鳥居みゆきのインタビューと写真撮影、きこうでんみさ×櫻井ゆうこ×山崎亜美座談会の司会進行と構成を担当しています。
ところで、さっそく購入してくださったmoteciさんの「メガネ++: CutiePai『サイゾー』に掲載!」より。
そういう自分を含めたいろんな人の行動がこの雑誌掲載につながったと考えると非常に感慨深いんです
これは本当にその通りで、Cutie Paiの存在を教えてくれたライヴ現場仲間の皆さんに感謝したいです。
また、Cutie PaiのCDの入手方法を聞かれることが多いのですが、108recordで試聴できるので、そこで選んでからソフマップの通信販売を利用すると良いと思います。僕のおすすめは、Cutie Pai最強のキラー・チューン「ミュージック・ランデヴー」と「cosmic少女」です。
追記:Cutie Paiの楽曲のアレンジを多く手掛けている百八つ煩悩丸ひろしさんの音源が公開されている「mF247 | gR² | 百八つ煩悩丸ひろし」でも「Cutie Pai スペシャルデモ for mf247」と題したMP3ファイルを無料ダウンロードできます。
正式公開はまだのようですが、はてなワールドが盛り上がってきています。自分のキャラクターを描いたり選んだりできる3D空間。3Dですが、以前はてラボで公開されたはてなわんわんワールドと同様、Google Mapsのデータを利用しています。はてなわんわんワールドと違い、会話のログが保存しやすくなっているのも大きな違い。
ただ、はてなわんわんワールドは一時期盛り上がったものの現在は過疎化しているので、はてなワールドも盛り上がりを維持する仕掛けが必要そうです。もちろん、すでにそこまではてなは考えているでしょうが。
以下のキャプチャは、昨夜の「Perfumeののっちのキャラクターだらけの岩手県庁」の模様です。

web東奥に「寺田桜子がチーム青森を離脱」というニュースが。強い衝撃を受けました。
チーム青森の広報担当者によると、長期間の休養で、競技の一線から離れたい気持ちが固まった、としている。
トリノオリンピック後、小野寺歩選手と林弓枝選手が離れ、さらに2007年9月からは寺田桜子選手が体調不良を理由に休養していたチーム青森。これでトリノオリンピック時のメンバーは、本橋麻里選手と目黒萌絵選手を残すだけになってしまいました。
東京ローカル・ホンクの動画がYouTubeで公開中です。アップロードしているのは、マニアには有名なレコード店の芽瑠璃堂。
楽曲がフルで公開されているのは、2005年の傑作「東京ローカル・ホンク」(→amazon.co.jp)の冒頭を飾る名曲「お手紙」のビデオ・クリップとライヴ映像です。このライヴ映像は初めて見ました。
また、今年リリースされた「生きものについて」(→amazon.co.jp)から「ハイウェイソング」の短い楽曲紹介もあります。
東京ローカル・ホンクは、今夜19:30から東中野の驢馬駱駝でライヴを開催します。僕は先約があって行けませんが、気になった方はぜひどうぞ。
12月25日発売のJaco Pastorius「Early Years Recordings」(→amazon.co.jp)は、ベーシストの初期未発表音源を収録したCDと、Jaco Pastoriusのフィギュアがセットになった商品。税込価格は27930円です。
さすがにフィギュアは同梱されていなかったので、ここでは2006年にも単独でCD化された「Early Years Recordings」にのみ触れます。デビュー前に録音された音源集。オルガンの鳴り響く冒頭の楽曲が実にグルーヴィーで、Sly & The Family Stoneの「I Want to Take You Higher」のカバーも、ファンクをジャズ〜フュージョンの文脈で吸収、再構築していて面白いです。
必ずしもJaco Pastoriusのベースが前面に押し出されたサウンドではありませんが、ジャズだけではなくロックの感覚も漂う若々しい演奏がスリリング。
Jaco Pastorius「Live from the Players Club」(→amazon.co.jp)は、ベーシストの1978年のライヴ音源の初CD化。
Weather Report在籍時にフロリダのクラブで行ったライヴの音源を収録しています。ピアノとドラムを従えたトリオ編成による演奏で、ジャズの範疇に収まらない、主旋律を奏でるかのように弾きまくるJaco Pastoriusのプレイを堪能できます。録音状態こそ決して良くありませんが、それを気にさせないエネルギーに満ちている音源です。
昨年の12月18日と同様に、涼宮ハルヒの憂鬱 オフィシャルサイトが「消失」しました。今年もやるんですね……。もちろん「涼宮ハルヒの消失」(→amazon.co.jp)の内容に合わせた仕掛けです。今年は、起動条件を満たすとアニメ「涼宮ハルヒの憂鬱」二期の情報が表示されます。コピーライトは2007年から2009年まで。
曽我部恵一ランデヴーバンド「おはよう」(→amazon.co.jp)購入。中古盤でCutie Pai「reflection love」(→amazon.co.jp
)も買いました。
また、最近ライヴの物販で買ったCutie Pai「キャンディトレイン」(→amazon.co.jp)「左がまゆちゃん右マッキー」(→amazon.co.jp
)「まゆきわチッ!」「僕のニャンコ」「おでかけまゆちゃん」「小っちゃな翼」「こんなきわサンですが、ヨロシクね♪」「雨のLove Song」「たまにはこんな恋のはじまり / ノン・ノン・プレイボーイ」「太陽になりたい」もこのエントリーにまとめておきます。
「Yahoo!動画 - 音楽 - Perfume スペシャル - Perfume 『期間限定:クリスマス・コメント』」が公開されました。約2分。こころなしか「Yahoo!動画 - 音楽 - Perfume スペシャル - Perfume 『最新コメント+未公開LIVE映像』」と同時に撮影されたような気がしないでもないですが、ともかく露出が途絶えないのは嬉しいですね。
12月16日に放映されたNHK「のど自慢」を見ました。もちろん、YouTubeで活躍しているあの長野の帝王さんが出演する日だからです。長野県松本文化会館のステージに、老若男女、多国籍の出場者と、ゲストの瀬川瑛子と堀内孝雄が登場したオープニングからしてカオスで高まりました。
そして長野の帝王さんの出番。戸川純の「レーダーマン」を、髪を振り乱し、目を見開き、絶叫し、表情と声色をめまぐるしく変えながら歌いきりました。その姿は、まさにかつての戸川純が憑依したかのよう。長野の帝王さんがYouTubeとまったく変わらないテンションでNHKで歌い、それが全国に放映されたことに感動しました。残念ながら鐘はふたつでしたが、風邪で本調子ではないことを感じさせない見事な歌いっぷり。閉鎖病棟からNHKへ……という彼女の辿ってきた道筋を考えるとなおさら感慨深いです。瀬川瑛子が感想を述べていたのもシュールで良かったですね。
余談ですが、百戦錬磨のミュージシャンたちも、老年揃いのせいかこの手の楽曲だと演奏に迫力が無いことに気づきました。

MASAさん主宰で、クラブイベント「City, Country, City」の忘年会。1度ゲストのDJとして回した僕も呼んでもらいました。ゲストでDJをしたのは2005年の話なんですね、去年ぐらいの感覚でいたのですが。隣の席がハルヲさんだったこともあって、久しぶりにマニアックな音楽話ばかりしてきました。
Cutie Paiを見るために渋谷CYCLONEで開催された「GIRL'S CAMP」VOL.7へ。日曜の午前12時スタートというライヴに人が集まりすぎです。
トップバッターはいきなりCutie Paiでした。今日は「cosmic少女」「プラモガ」「ミュージック・ランデヴー」というテクノ系キラー・チューンを連発。高まりました。まゆちゃんのmicroKORGのプレイも、12月12日のライヴ以上に好調だった印象です。
2番手からはデートピアのアーティスト。鈴音光りは、キーボードの弾き語りやスタンドマイクでしっとりとした雰囲気の楽曲を聴かせました。
驚いたのはトリの雅千夏。小島よしおの「そんなの関係ねぇ!」ネタをステージで披露したので衝撃を受けました。そしてロック系のアッパーな楽曲。ライヴのある12月24日について「皆さんお相手いないでしょ?」と発言してしまうキャラクターが面白かったです。
さて、今日は会場に僕も含めて「サイゾー」関係者が5人もいる状態。Cutie Paiの1ページ記事が載った12月18日発売の「サイゾー」1月号(→amazon.co.jp)を、Cutie Paiの皆さんにお渡ししてきました。また発売後にこのブログでもお知らせします。
物販では、「僕のニャンコ」「おでかけまゆちゃん」「こんなきわサンですが、ヨロシクね♪」「雨のLove Song」「たまにはこんな恋のはじまり / ノン・ノン・プレイボーイ」購入。これで現在までに発売された「777」シリーズをコンプリートできました。12月24日のラストとなる「777」はまだ整理券があるそうなのでぜひどうぞ。
終了後は、初対面のfewpocoさんを含む9人で反省会。まさか友達との飲み会がある午後6時までは続かないだろう……と思っていたら、見事にその時間まで続き、本日も大変残念な集まりでした.
報知新聞に「Perfumeがあなたの部屋におじゃましま〜す」という記事が。「2007-12-16 - 3つの新曲」で知りました。
3人組テクノポップユニット「Perfume(パフューム)」が、来年1月16日発売のシングル「Baby cruising Love / マカロニ」の特別企画として、ファン1人の自宅を訪問することが15日、分かった。「あなたの家にPerfumeがやって来るヤァ!ヤァ!ヤァ!」と題し、3人で全国どこでも駆け付ける。
訪問されたファンの人生を狂わせかねないほどの破壊力の企画ですね。
「Quick Japan」Vol.75(→amazon.co.jp)購入。
今号にもPerfumeの記事が載っていて、以下のような内容です。「QuickJapan EDITOR'S BLOG: 記事紹介『Perfume』」より。
■対談三連発!
のっち×MIKIKO(振付師)
かしゆか×山本史朗(マネージャー)
あ〜ちゃん×研(スタイリスト)
■2007.11.07 恵比寿LIQUIDROOM
「〜SENENTH HEAVEN イイ気分♪〜」ライブレポート
ポイントは山本史朗がPerfumeのマネージャーになった時期が明記されている点と、「ポリリズム」のいわゆる「ポリループ」部分について変えてほしいと要請された中田ヤスタカがアミューズに交渉に行ったというエピソードでしょう。後者の話を読んで思い浮かべたのは、HMVのサイトに掲載された中田ヤスタカ(capsule)インタビューのこの発言です。
本当は、ポップスというものはもっと難しいものなんですよ。簡単に作れるものじゃないと。だからこそしっかり作っていこうと思っているんですよね。ポップスって、いかにも大衆に受けそうな曲っていう安易なものではなくて、今後大衆に受け入れられる可能性に挑戦する音楽だと思うんですよ。そういう意味でのポップスを取り戻したいと思うんです。
この発言にはちょっとした感銘を受けました。
「Quick Japan」の話に戻ると、特に初期テキストサイトを知る皆さんに、小澤英実さんがニブロールの記事を執筆していることをお知らせしたいです。
toutouを見るために原宿クロコダイルの「POPSTYLE 07〜THE FINAL」へ。
今日のtoutouはイベントのトリ。冒頭2曲がカラオケ、他の楽曲は3ピース編成のバンドによる演奏でした。
女性4人組のhy4_4yhは「ハイパーヨーヨ」と読みます。プロデューサーのエザキマサルのブログを見て、どんなグループなのか興味と不安が半々でしたが、ロック、ラップ、R&B、ポップスなど意外なほど多彩な音楽性で、ライヴ中心に活動するアイドルとしては音楽性が豊かな印象を受けました。MCはコントのようなセリフ仕立てです。
12月12日にも見たSurvivёは、従来からのメンバー2人と新しいメンバー1人という構成だということが今日やっとわかりました。ステージ上では、やはり2人だったり3人だったりしています。
男性6人、女性1人からなるIKBはまさに「クイーンズアベニューアルファのEXILE」といった雰囲気のユニット。男性2人によるボーカル、他のメンバーによるダンスに加え、女性MCによるラップが入ります。もっとファンが多くてもよさそうなのにと感じました。
mym88は「みむはちじゅうはち」と読むそうです。女性3人組のバンドで、1970年代的な感覚のあるポップな楽曲を聴かせました。
Perfumeが、12月20日放送の「とんねるずのみなさんのおかげでした」に出演することを「とんねるずのみなさんのおかげでした。出演予定 - 中田ヤスタカさん大好き日記」で知りました。しかも問題は出演するコーナーです。
★モジモジ君HYPER脳カベ(10)
柳葉敏郎
今井悠貴
勝俣州和
Perfume
伊藤利尋(フジテレビアナウンサー)
予想外すぎるだろ……! Perfumeがこのコーナーにどんな格好で出演して、どんな言動をするのか、不安と期待が交錯する中で来週の木曜日を待ちたいと思います。
なお、同日にテレビ埼玉などで放映される「HOT WAVE」にも出演するそうです。
晋遊舎から発売された単行本「ボクらの平成20年史」(→amazon.co.jp)では、平成のJ-POP史をまとめた4ページ記事を執筆しています。1989年から2007年までを対象にした内容で、図表の最後のCDがポイントです。
今日は、Bhundu Boys「The Shed Sessions」(→amazon.co.jp)、Mbilia Bel「Bel Canto」(→amazon.co.jp
)を聴いていました。前者はジンバブエ、後者はコンゴのアーティスト。
Cutie Paiを見るために渋谷RUIDO K2での「C-Lip LIVE A GOGO! 番外編」へ。
今日のCutie Paiは、テクノな楽曲は「cosmic少女」と「ミュージック・ランデヴー」を演奏し、テクノ系とポッポス系が半分ずつという感じのセットリストでした。まゆちゃんが、歌うときはもちろん、MCのときにもmicroKORGのボコーダー機能を使いまくっていたのが面白かったです。観客側にとってコスト・パフォーマンスが良すぎるCutie Paiのマンスリー・イベント「777」の次回12月24日はまだ整理券があるそうなのでぜひどうぞ。777円で参加できます。
また4人になっていたChu!☆Lipsは、今日もフロアの観客の狂騒ぶりが圧巻でした。特に新曲が披露されたときには、チュッパー(Chu!☆Lipsファンのこと)は1番を聴き終えた時点で楽曲構造を解析し、2番では早くもヲタ芸や振りコピ(振り付けを真似ること)を始めるなど、そっち方面の能力が高すぎます。そして、メンバーが一列になって肩に手を乗せて走り回る部分では、メンバーの人数以上のチュッパーが同様にフロアを走り回り、そのスピードはChu!☆Lipsの動きすら超えた暴走ぶりでした。
松本香苗は、和服とロリータ服を混ぜたような衣装で、和風テイストがミックスされた楽曲などを歌うアイドル。
会場に入ってまず見たのはSurvivёでしたが、ステージ上のメンバーが3人になったり2人になったりしていました。
終演後は物販でCutie Paiの「キャンディトレイン」(→amazon.co.jp)「左がまゆちゃん右マッキー」(→amazon.co.jp
)「まゆきわチッ!」「小っちゃな翼」「太陽になりたい」を購入。全作品のコンプリートを目指します。
会場を出てから12人で反省会。なぜかPerfumeファンとtoutouファンだらけでした。ライヴを見ないで反省会にだけ参加した耳さんが一番活躍していたような気がします。
RADIOHEAD「IN RAINBOWS」のディスクボックスが到着しました。
ズシリと重いのはそれもそのはず、CD、重量盤のアナログレコード2枚、エンハンスドCD、ブックレットが同梱された「ディスクボックス」という40ポンドの商品だからです。
ただし、このディスクボックスを買ったのはハセガワさん。販売元のwww.inrainbows.comではクレジットカードでしかディスクボックスを購入できなかったので、代理で僕が買い、レコード・プレイヤーもある我が家に届けてもらったのでした。
そもそもこのRADIOHEAD「IN RAINBOWS」は、10月10日から前述のサイトでダウンロード販売が始まり、ユーザーが自由に価格を決められるという大胆なアイデアが話題を呼びました。日本語版のwww.inrainbows.jpもありますが、こちらはダウンロード販売のみです。
さらにCDのみの販売も決定。12月26日には日本盤(→amazon.co.jp)が発売予定です。

1月16日に発売されるPerfumeの新曲「Baby cruising Love / マカロニ」初回限定盤(→amazon.co.jp)通常盤(→amazon.co.jp
)のジャケット写真が「livedoor ニュース - Perfume、新曲ジャケット写真を公開」に掲載されました。ジャケット写真の他にも、新衣装でのアーティスト写真が公開されています。
Perfumeのコメント映像とライヴ映像が「Yahoo!動画 - 音楽 - Perfume スペシャル - Perfume 『最新コメント+未公開LIVE映像』」で公開されました。
コメントには新衣装で登場。ライヴ映像は11月8日の恵比寿LIQUIDROOMから「ポリリズム」「チョコレイト・ディスコ」が紹介されています。コメントでは、1月16日発売の新曲「Baby cruising Love / マカロニ」初回限定盤(→amazon.co.jp)通常盤(→amazon.co.jp
)や、2月13日発売の「FAN SERVICE~BITTER~ Normal Edition」(→amazon.co.jp
)や「Fan Service ~Prima Box~」(→amazon.co.jp
)の話題も。動画は約7分です。
吉田アミ「サマースプリング」(→amazon.co.jp)は、ミュージシャン、文筆家として活動する著者の初の単行本。編集は郡淳一郎と木村カナが担当しています。
吉田アミの単著の発売がアナウンスされてから実際に発売されるまで、いったいどういう内容なのか僕は知らずにいたのですが、購入してみるとそこには「ノンフィクション」という文字が。主人公も「吉田亜美」であり、彼女の中学生1年生の春から夏の日々を描いた作品でした。
そして、読み進めているときの感想を正直に記すならば、それは強烈な困惑でした。気の触れた「ハハ」と「ソボ」と同居する絶望的な生活、友人や教師との関係が生み出す自意識のねじれ。凶悪なまでに生々しい記録です。
あとがきで吉田アミは、「この原稿は誰にも見せたくないくらい嫌なのだ」と述べ、そしてそれを公表する理由と、現在から見た当時の自分への感想を記しています。本編を通読した後に読んだこのあとがきは、ある種の達観を含むがゆえに、何かの深淵を覗いたかのような気分になるものでした。彼女の次の著作には、このあとがきの感覚の作品への濃厚な反映を期待したいです。
「あれは空間が壊れたときに出る霧だわ」と妻が言うので電車の窓の外を見ると、白い煙が上がっていました。でもそのセリフは「電脳コイル」第1話の冒頭のもので、あの煙は畑で焚き火をしている煙です。煙の匂いは電車の中にまで入り込んできました。
前日に名古屋入りした僕は、その電車で妻の祖父母の家のある街へ初めて向かいました。駅を出てタクシーに乗り葬儀場についても、そこが愛知県のどこなのか僕にはさっぱりわかりません。会場に入ると、祭壇の義祖父の写真は50代くらいの若い頃のもの。義祖母は小さな体で気丈そうに振舞っていました。
妻や義母が着物の喪服に着替えている間、暇そうにしている僕の相手をしてくれたのは義妹。この春に高校を卒業した義妹は、妻が実家に残した「新世紀エヴァンゲリオン」のビデオ全巻を見て何を思ったのか「私はエヴァのすべてがわかった」と突然電話をかけてきて、さらに他の作品のDVDを送りつけてくる姉に影響され、すっかりアニメオタクになっていました。高校生時代は名古屋のギャル文化圏にいた義妹は、今もそんな風には見えないのに。
葬儀、移動して畑に囲まれた火葬場での骨上げ、さらに葬儀場に戻って初七日、そして精進落とし。
喪主である義母の弟さん一家が慌しくしている間に、僕と義妹と妻と義父で香典の計算をして、きっちりと計算が合ったら、今度は会場を後にする準備。最寄駅まで送ってもらった車の中で、愛知県の何市なのかは聞いたのですが、聞いたことのない名前だったので覚えていられず、ここにも書けないのです。
ZAZEN BOYS「I Don't Wanna Be With You」(→amazon.co.jp)、DE DE MOUSE「TIDE OF STARS SPECIAL EDITION」(→amazon.co.jp
)購入。
今年は買ったCDを聴くのが全然追いついていない状況なので、もう極力買わないようにしているのですが、ZAZEN BOYSの「I Don't Wanna Be With You」はYouTubeの公式動画を見て、キーボードの音色感覚のかっこよさに思わず買ってしまいました。
DE DE MOUSE「TIDE OF STARS SPECIAL EDITION」からも「baby's star jam」のビデオ・クリップがYouTubeで公式に配信されていて、やはりこの動画が決め手になって買ってしまいました。
Dさん主催のワールドミュージックのパーティー「FB/DJ PARTY VOL.14」のために渋谷の国境の南へ。
僕はCDを選んで持っていくのをすっかり忘れていたのですが、ハードコアなワールドミュージック・ファンの皆さんに怒られるのを覚悟でPerfumeの「ポリリズム」を流してみればよかったです。結局、今日買ったばかりのDE DE MOUSE「TIDE OF STARS SPECIAL EDITION」(→amazon.co.jp)から「baby's star jam」を流しました。この楽曲だけはYouTubeの公式動画を見て知っていたので。
今夜は一足早い忘年会。いつもの顔ぶれのほか、音楽評論家の蒲田耕二さんにも初めてお会いできるなど、楽しい夜でした。
あがた森魚「あがた森魚コンサート〜『永遠の遠国』 at 渋谷ジァン・ジァン」(→amazon.co.jp)は、1978年11月7日に開催されたライヴの音源を初CD化した2枚組。
演奏は渡辺勝バンドで、メンバーは武川雅寛、今井忍、小松崎政雄、安藤政広、伊藤喜博、竹田裕美子、そして渡辺勝です。
1978年から制作を開始して1985年に発売された3枚組アルバム「永遠の遠国」に収録されることになる楽曲もすでに披露。Disc 1の前半の楽曲たちから滲み出るねっとりとした情念が強烈です。
早川義夫の「サルビアの花」、「ズンドコ節」、はちみつぱいの「夜は静か 通り静か」、Elvis Presleyの「つめたく冷やして」、友部正人の「誰もぼくの絵を描けないだろう」などもカバー。友部正人の「誰もぼくの絵を描けないだろう」だけなぜか歌詞が掲載されてないのですが、この楽曲は友部正人とあがた森魚という強い個性を持つアーティスト同士がうまく噛み合った秀逸なカバーです。
大ヒット曲「赤色エレジー」も収録。そして「春の嵐の夜の手品師」は何度聴いても飽きることのない名曲です。
I-O DATA RHD2-U1.0T(→amazon.co.jp)購入。
ここ1年ほど使っていた300GBの外付型ハードディスク・HDC-U300(→amazon.co.jp)が満杯になってきたので、遂に1TBの外付型ハードディスクを買ってしまいました。ただ、RAID 1モードでミラーリングする設定のまま使うので、実際に使うのは500GBほどです。HDC-U300と同様に、USBで接続してすぐ使えるのが便利。HDC-U300よりも排気音は鳴りますが、それほどうるさくはありません。ただ、1TBなのでさすがに重いですね。
THE APRYL FOOL「エイプリル・フール」(→amazon.co.jp)は、1969年の唯一のアルバムのデジタル・リマスタリング、見開き紙ジャケット仕様による再発盤。
細野晴臣、松本隆、小坂忠、柳田博義(柳田ヒロ)、菊池英二によるバンドで、ジャケット写真が荒木経惟であることでも知られています。
日本語詞は3曲で他は英語詞。松本隆が作詞しているのは4曲のみです。細野晴臣が作曲に関わっているのは3曲で、「タンジール」のメロディーには彼らしいクセがあります。
Bob Dylanのカバーである「プレジング・マイ・タイム」をはじめ、サイケ、ブルース、プログレなど、当時の洋楽をトレースしたかのようなサウンド。しかし、柳田博義作曲によるブルース・ロックのインストルメンタル「人間神話の崩壊」と「聰明な死が示す怪奇な魅惑的な趣味の象徴」のワイルドさは爽快です。2曲ともすごいタイトルですが。
じゃがたら「家族百景」 (→amazon.co.jp)は、1983年に20センチのアナログ盤で発売されたシングルの初CD化。僕はアナログ盤も持っていますが、やっとCD化されたかという感慨があります。OTOによるリマスタリング、紙ジャケット仕様による初回生産限定盤。
ただ喜べない点もあって、それは3360円という通常のアルバム以上の価格設定です。今回、BMG JAPANからは「家族百景」を含む10作品が一挙に再発されたのですが、この「家族百景」はそれらを収納できる特製ボックス付き。そのために価格が高いようなのです。こうでもしないとCD化が不可能だった……というのなら仕方ないのですが、この点で今回の再発にはちょっと冷めました。
収録曲は3曲。「家族百景」はニュー・ウェイヴのようなサウンドながら、途中でインドネシアのケチャが挿入され、その後は突然ダウンナーなサウンドに。「プッシー・ドクター」は、もっとストレートにニュー・ウェイヴな楽曲。「日本株式会社」は、ファンキーで泥臭いサウンドが9分に渡って展開され、町田町蔵の語りも挿入されます。これがまた下品で良いです。
アナログ盤に比べてこのCDは、OTOのリマスタリングによって音がかなりすっきり整理されていて、しかし混沌とした感触もしっかりと残っています。正直、過去に発売されたCDですべて揃えている他のアルバムの再発盤も買おうかどうかと悩みはじめました。
Rufus Wainwright「Rufus Does Judy at Carnegie Hall」(→amazon.co.jp)、Joe Henry「Civilians」(→amazon.co.jp
)、capsule「FLASH BACK」(→amazon.co.jp
)、MEG「BEAM」(→amazon.co.jp
)、DJ OZMA「I LOVE PARTY PEOPLE 2」(→amazon.co.jp
)、オムニバス「つんく♂ベスト作品集(下)『シャ乱Q〜モーニング娘。』〜つんく♂芸能生活15周年記念アルバム〜」(→amazon.co.jp
)購入。
豊田道倫「しあわせのイメージ」(→amazon.co.jp)は、シンガーソングライターの2年ぶりのオリジナル・アルバム。
久下惠生、上田ケンジ、Dr.kyOn、ソウル・フラワー・ユニオンの奥野真哉が演奏に参加し、小島麻由美と川本真琴がそれぞれ1曲のボーカルとヴォイスを担当しています。エンジニアリングは早乙女正雄。
このアルバムを聴くにあたって、豊田道倫が結婚して子供もできたことを知って驚いたのですが、そうした私生活が明確に反映されているのは、子供について歌った「小さな神様」ぐらいでした。歌詞は、相変わらず視線が醒めていて、生々しく、憂鬱と倦怠感を抱えています。
しかし、冒頭の「夢のはなし」はDr.kyOnのピアノのみをバックにしていて、これまでにない落ち着いた雰囲気と深みとともにアルバムは幕を開けます。全体を通して、ポップにしてエッジの尖ったサウンド。歌詞はディープなのにメロディとサウンドは爽やかな「雨がやんだ」と「このみ先生」には、豊田道倫ならではの個性を強烈に感じました。ラストの「サマー・ガール」の喧騒も心地良いです。
磯光雄監督「電脳コイル」第3巻限定版(→amazon.co.jp)購入。この第3巻は、第6話から第8話を収録しています。限定版は各話の絵コンテ付き。
と書いていますが、実は最終回が放映されたときにはすでに届いていて、最終回を見た直後に興奮したままこの第3巻を見ました。終盤の緊迫感に満ちた展開と比べると、この頃はまだ牧歌的に感じられるぐらいです。
第6話ではオバちゃんが初登場。この頃はまだ痴女っぽくて平和ですね。スタンバイしているサッチーを見ていた役所の人の正体も後にわかるわけで、こうした伏線の貼り方の細かさに感心させられます。
第7話ではキラバグという言葉が登場。イサコは見事なまでに高飛車なキャラクターですが、終盤で彼女がボロボロになっていくのを見た後だと複雑な気分になります。こうした鮮やかな対比を生み出す、ある種の残酷さが磯光雄の持ち味であることも「電脳コイル」を最後まで見て感じました。一方で、廃工場の一室に閉じ込められたヤサコとイサコの交流も描いていて、そしてイサコが京子を救うアクションシーンもしっかり用意されています。
第8話は夏祭りの回。放映時には気づきませんでしたが、一瞬だけ写るイサコの転入届の家族欄が実は重要な意味を持っていて、ここでも芸の細かさを感じました。
オムニバス「つんく♂ベスト作品集(上)『シャ乱Q〜モーニング娘。』〜つんく♂芸能生活15周年記念アルバム〜」 (→amazon.co.jp)は、シャ乱Qのメジャー・デビュー以降のつんく♂作品を集めた4枚組編集盤。
DISC-Aの冒頭を華々しく飾るのは、モーニング娘。の「LOVEマシーン」です。まさに記念碑的作品。ズラリとヒット曲が並んでいますが、そんな中に松浦亜弥の「The 美学」のカップリング曲「I Know」が収録されていたり、大ヒットには至らなかったあぁ!の「FIRST KISS」といった名曲が収録されているところに選曲の妙を感じました。
基本的にアルファベット表記なのは勘弁してほしいですが、ミュージシャンのクレジットがちゃんとあるのは嬉しいところ。モーニング娘。の「HOW DOU YOU LIKE JAPAN?〜日本はどんな感じでっか?〜」のリズム隊がともに元爆風スランプの江川ほーじんとファンキー末吉だとか、えなりかずきの「おいらに惚れちゃ怪我するぜ!」のコーラスがメロン記念日だとか、これまで見落としていました。
アレンジャーに関しては、ソウル路線のダンス☆マン、ブリティッシュ路線の永井ルイ、見事な職人仕事をする河野伸、フロア志向のAKIRAを自分が好きであることを再確認。ただ、チープだったりベタだったりするアレンジでも味が出るのがつんく♂作品の不思議なところです。
実際のところ、僕はこの編集盤に収められた大半のCD(特にDISC-AからDISC-Cのもの)は持っているのですが、改めて聴き直してもある種の高まりが自分の中に生まれます。平成のJ-POP史の資料としての価値もあるでしょう。やや懐古的な気持ちになり、今後のつんく♂作品のクオリティについて考えてしまったのも事実ですが。
ブックレットは100ページ。麻生太郎との対談、ハロー!プロジェクトのメンバー、五木ひろしなどの有名人、スタッフからメッセージ、売り上げデータ、作品データ、そして歌詞を掲載しています。
スポニチに「イカ天17年ぶり復活!秘蔵VTR放出」という記事が。
特番は「あの伝説の番組再び!“イカ天2007復活祭”名物バンド激レア映像 今夜限りの大放出スペシャル」と題し、VTRを見ながら当時を振り返る。話題になったバンドは網羅され、100組前後が取り上げられる予定。制作サイドは「素人だけに一発にかける勢いがすごい。その熱やうねりを時系列で追い、約2年間を凝縮したカタログ的な番組にしたい」と話している。
様々なバンドが登場しただけに、100組前後で足りるかなと思ってしまいました。番組は12月30日21時から約2時間半の特番として放送され、三宅裕司、相原勇、BEGIN、元たまの石川浩司、元FLYING KIDSの浜崎貴司らが出演するそうです。
「第58回NHK紅白歌合戦」の出場歌手が発表されました。「紅白メールマガジン」の送信が16時10分と遅くて、しかも公式サイトへのリンクが書いてあるだけというのはひどい!
それはともかく、なんといってもめでたいのはこの部分ですね。
ハロー!プロジェクト10周年記念紅白スペシャル隊
モーニング娘。(10)
Berryz工房(初)
℃-ute(初)
これまではバックダンサーだったBerryz工房と℃-uteが歌手として初出場。今年は特に℃-uteの躍進が目立っただけに妥当でしょう。ただ、初出場歌手の記者会見では、やはり初出場のAKB48の人数が多すぎて画面を食われていました。同じく初出場のすぎもとまさとは名前を知らなかったのですが、作曲家で自身も歌っているのですね。というか、小柳ルミ子の「おひさしぶりね」を杉本真人名義で書いた人ですか。
Perfumeは今年は無理だと思っていましたが、代わりに登場するだろうと予想していたおしりかじり虫の名前もありません。虫だから? 途中のショーに出てくるんでしょうか。アミューズからは例年通りポルノグラフィティが出場です。
こう眺めると、普通のJ-POPと演歌が中心で、妙に清潔なラインナップ。民謡などの伝統音楽の歌手、あるいは奄美出身の中孝介あたりにも出場してほしかったです。
追記:Berryz工房と℃-uteに事務所の人が出場決定を知らせる瞬間の動画「Berryz工房&℃-ute第58回NHK紅白歌合戦 初出場決定!!」がDohhh UP!で公開されました。速報性の高いDohhh UP!でもここまでやるのは珍しいです。残念ながらこの動画でも記者会見でも℃-uteの矢島舞美は欠席でした。
NHK「MUSIC JAPAN」の公開収録をNHKホールで観覧してきました。
収録時間は2時間弱なのに、出演者は約20組。あまりにも多いので、RJFKさんの「2007-12-03 - wastegate」から転載させていただきます。
浜崎あゆみ、愛内里菜、ET-KING、Perfume、川嶋あい、w-inds、nangi、カラーボトル、GOING UNDER GROUND、清木場俊介、JYONGRI、JULEPS、SOUL'd OUT、HOME MADE 家族、Perfume、Acid Black Cherry、BoA、SoulJa feat. 青山テルマ、abingdon boys school(出演順)
大物、中堅、新人まで揃っていましたが、冒頭はいきなり浜崎あゆみ。高まるわぁ。
そして、Perfumeだけは2曲を歌うという厚待遇。まず「ポリリズム」を歌って、後半で再登場して2008年1月16日発売の新曲「Baby cruising Love」(→amazon.co.jp)を初披露しました。
「Baby cruising Love」の衣装は、白を基調にした新しいもの。たぶん放送ではカットされるのでしょうが、「Baby cruising Love」を歌う前には司会の女性アナウンサーとのMCもあり、「ポリリズム」の振り付け講座をしました。その後に、「ま、もう今日は歌わないんですけどね」と落として観客を笑わせたのは、相変わらずのあ〜ちゃん節です。
「Baby cruising Love」は、ミディアム・ナンバーにしても良さそうなスウィートでメロディアスな楽曲。中田ヤスタカはそれに低音を効かせて、しっかりフロア志向のサウンドに仕立てていました。
さて、多数のアーティストが出演するので披露される各曲は短く、ステージの転換も慌しかったです。ステージ転換時には謎のDJ SHOUが流すトランス風のクリスマス・ソングが、彼の変なコラージュ画像とともに流されていました。誰なんだよ。
テレビ東京「ハロモニ@」を惰性で見ていたところ、「きらりん☆レボリューション」とのコラボレーション企画でモーニング娘。の光井愛佳が声優に初挑戦する場面で、なんと音響監督の千葉繁が登場。ダラダラ見ていただけの宗像家が一気にヒートアップしました。千葉繁が登場しただけで、「うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー」で彼が演じたメガネによる「友引全史第一巻 終末を越えて 序説第三章より抜粋」が頭に流れ出します。
ちなみにハロー!プロジェクトでは、月島きらり starring 久住小春、きら☆ぴか(久住小春と℃-uteの萩原舞)、Buono!(Berryz工房の嗣永桃子と夏焼雅、℃-uteの鈴木愛理)、アテナ&ロビケロッツ(モーニング娘。の新垣里沙と光井愛佳、℃-uteの中島早貴と岡井千聖)といったアニメ関連のリリースが続いていて、アップフロントグループはアニメ関連のアップフロントスタイルという会社も作りました。そして、とうとう「ハロモニ@」でもアニメ絡みの企画か……と思っていたのですが、光井愛佳を指導する千葉繁を見ることができたのは思わぬ収穫でした。
NHK教育「電脳コイル」第26話を見ました。冒頭から最後の一瞬まで、美しくまとめあげられた素晴らしい最終回。これでこころおきなく傑作と呼ぶことができます。
オープニングはなく、いきなり本編へ。4423という空間の存在する理由、オジジ(ヤサコの祖父)の死の理由などが明かされ、最終回にして遂にオジジの顔が描かれます。そして、デンスケに首輪と鍵が付いていた理由も。オジジ、そしてデンスケとの別れの場面は最終回の最初のハイライトです。ヤサコのボディガードの役目を終えたデンスケの首輪に付いていたのは、鍵から鈴になっていました。オジジの腕の数珠の鈴でしょうか。
感動的なシーンがある一方で、ヤサコの父親の登場シーン前後などでユーモアも忘れないのは「電脳コイル」らしいです。ヤサコの父親の仕事の目的も明らかになり、コイルスとメガマスの関係には、731部隊とミドリ十字の関係もちらりと連想しました。そして、メガばあと猫目ソウスケの戦いから、猫目兄弟の決裂への流れは、ふたつめのハイライトです。最終回にもしっかりと「電脳コイル」ならではのアクション・シーン。
ミチコさんの正体がはっきりし、意を決して語るヤサコの髪が風に乱れたり、イサコの兄への思いの象徴である結んだ髪がほどけたりする演出も良かったです。イサコが兄と別れ、鳥居が並ぶ石段でヤサコとイサコが語り合う場面は最後のハイライトでした。そして、後日の各キャラクターたちが描かれ、ヤサコとハラケンがイリーガルやミチコさんを生んだ感情について会話する場面で、小学校6年生の夏は終わります。
最後に時間軸は、翌年の春へ。桜の花びらが舞い散る中でのイサコからの電話、ヤサコとイサコの距離感。そして最後にヤサコと京子が見るものは。泣ける、というレベルではなく実際に涙がこぼれ落ちてしまいました。
最終回は、時間と空間が大胆に交錯するなかで展開。猛スピードで伏線を回収しながら、「電脳コイル」という作品のテーマが、現実で他人と接しながら生きていく痛みとともに人間は成長するのだということを明示していました。それは、現実というリアルと、電脳メガネというヴァーチャルという単純な対立項を超え、作品中に幾度となく出てきた「痛み」の意味を解き明かすものです。僕はどうしてもアニメの評価軸が「新世紀エヴァンゲリオン」になってしまうのですが、その「Air/まごころを、君に」に通じるカタルシスを感じました。それも、「新世紀エヴァンゲリオン」のように破綻することなく、最後まで丁寧に組み立てられた工芸品のような美しさとともに。
「小心者の杖日記」で僕はふだんネタバレなど気にせずに書くのですが、実は今回は慎重にネタバレを避けながら書いています。それは、さっそく来週から始まる再放送をひとりでも多くの人に見てほしいからです。磯光雄による傑作「電脳コイル」の再放送は、12月8日(土曜日)18時30分からです。
追記:さらに、2008年1月1日17時からNHK教育で90分の「電脳コイル スペシャル」が放映されるそうです。
「ActAgainstAIDS」のために日本武道館へ。アミューズが企画制作するこのイベントに、Perfumeが初出演するというので見てきました。
司会は岸谷五朗と寺脇康文で、まず彼らの歌と踊りからスタート。それに続く実質的なトップバッターはPerfumeでした。僕ら夫婦の席は、ステージを新鮮なぐらい横上から眺める2階席だったのですが、そのため司会の後ろで準備するアーティストを隠す舞台装置の背後で、司会のトークに笑いながら「ポリリズム」の体勢でスタンバイするPerfumeの姿が見えました。そして「ポリリズム」がスタート。あの広大な空間で歌う彼女たちの姿を見れたのは感慨深かったです。まぁ、単独で歌ったのは1曲で、MCもなかったのは残念でしたが。後輩であるはずのBahashishiやONE OK ROCKの登場のほうが後半だったのもなんとなく微妙でした。
また、九段下の駅を降りた時点で薄々気づいていたのですが、今日の観客の大半はポルノグラフィティのファン。「オール・アウェイ」を掲げるPerfumeが、ホームであるはずのアミューズのイベントでこんなにアウェイな雰囲気になるとは意外でした。今朝は2008年2月12日のワンマン・ライヴのチケットの一般発売でしたが、その阿鼻叫喚をインターネットで見て後だっただけになおさらに。
さて、岸谷五朗の妻の岸谷香(奥居香)がプリンセス・プリンセス時代の「DIAMONDS」を歌ったり、サンプラザ中野+パッパラー河合(ぱふゅ〜むプロデューサー)が爆風スランプ時代の「Runner」を歌ったりしたのには、つい世代的にテンションが上がりました。ちなみに演奏は大編成のバンドで、バーベQ和佐田はそのベース。ファンキー末吉以外の爆風スランプのメンバーが揃っていました。
おしりかじり虫は南流石(元JAGATARA)と約20人の子供ダンサーとともに登場。とにかく顔がでかいので、肉眼でも顔がはっきり把握できました。
基本的には各アーティスト1曲で、「NHK紅白歌合戦」出演者レベルになると2、3曲。本日のメインだったポルノグラフィティは、「MUSIC HOUR」など3曲でしっかりと盛りあげていました。個人的には、「島人ぬ宝」「涙そうそう」というルーツ系キラー・チューンを聴かせたBEGINが良かったです。
本編のトリは、なんとシークレット・ゲストのEXILE。特に好きではないですが、見て得した気分になれたのは確かです。
そして最後は、残っていた出演者全員がステージに上がって1曲を合唱。全員同じTシャツなのでPerfumeがいるのかわからなかったのですが、僕らの1列前で双眼鏡で見ていたCONSOMMEさんによると、Perfumeもパッパラー河合やおしりかじり虫と一緒にステージにいたそうです。というか、肉眼だとおしりかじり虫しかわかりません!
と、音楽アーティストの話を中心に書いてきましたが、実際にはアミューズのイケメン俳優やタレントも多く出演し、柳沢慎吾やルー大柴も登場するなど、全体的にはかなり芸能色の強いイベントでした。俳優が歌うのを聴いているのは正直辛かったですが、まぁ3時間半も楽しめたし、そもそもチャリティ・イベントだしで、それなりに満足して帰路につきました。
KAZUSA「Goshu Ondo」は、江州音頭の唄い手のデビュー・アルバム。
江州音頭といえば初代桜川唯丸 with スピリチュアル・ユニティの1991年作「ウランバン」(2006年に『ウランバン DX』として再発)の印象が強いのですが、このKAZUSA(河内家和沙)はなんと1983年生まれという若さです。しかし、河内家和春会でのキャリアは15年に及び、このアルバムでも堂々としたコブシ回しを聴かせます。
アルバムには長尺の3曲を収録。サウンドは、和太鼓、三味線、ギター、キーボードなどによるもので、キーボードの音色感覚が古いのが惜しいところです。
なお、KAZUSAは「KAZUSA & Pagol Hot Samprodai」というバンドでも活動しており、こちらのバックはなんとすべてインド楽器。「ふるさと」という楽曲のライヴ映像が公式にYouTubeにアップロードされています。この編成はかなり衝撃的なので、ぜひKAZUSA & Pagol Hot SamprodaiとしてもCDをリリースしてほしいところです。
