あがた森魚のライヴのため鶯谷の東京キネマ倶楽部へ。開演前にDVD付きツアー・パンフレットを買いました。
佐藤敬子先生の思い出話から「佐藤敬子先生はザンコクな人ですけど」へという始まり方は、10月13日にタワーレコード渋谷店で行われたインストア・イベントと同じ。しかし、今日はバンドの編成が非常にユニークで、サウンドの趣きが大きく異なりました。
あがた森魚以外は、バイオリン兼トランペット兼マンドリンの武川雅寛、キーボード兼アコーディオンの高橋佳作、ベース兼アコースティック・ギターの田口昌由、パーカッション兼スティール・ギターの五十川清、カホン兼トライアングル兼パーカッションの舩坂綾乃、チューバの木村仁哉、ソプラノサックス兼クラリネットの松延耕資という独特の編成。最後の3人はチンチョルズのメンバーです。この編成がバッチリはまったのが、Luiz Gonzagaのカバー「白い翼」でした。
そして、アルバム「Taruphology」(→amazon.co.jp)でブラジル北東部っぽく味付けされていた「東京節」や「骨」も、久保田麻琴がベース、鈴木慶一がボーカルで参加して、同様の趣向で披露。鈴木慶一が舞台の袖から現れたのに対して、久保田麻琴は客席から走ってきてステージに上がったのですが、それはPA卓でミックスをしていたからだそうです。どうりでエコーのかけ方が異常にうまいと思いました。
「サブマリン」も、「乗物図鑑」のニューウェーヴ・バージョンとも、「Taruphology」のグナワ・バージョンとも異なる、妖しい香りを放つアラブ風のサウンドに変貌。これもライヴならではのサウンドでした。
光永巌を迎えての「いとこ同志」や「百合コレクション」を聴けたのも収穫。後半では「赤色エレジー」も歌われました。
アンコールは「大寒町」。そして2回目のアンコールは、久保田麻琴のエレキ・ギターのみをバックにした、ツジコノリコのカバー「あともう一回だけ」でした。じっくり聴くと、もはやあがた森魚のオリジナル曲のようです。
会場に着くまでは台風でどうなることかと思いましたが、その風雨に耐えて行った甲斐のあるライヴでした。
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