M.I.A.「KALA」(→amazon.co.jp)は、スリランカ出身のシンガーソングライターのセカンド・アルバム。
ヒップ・ホップを通過したエレクトロニック・ミュージックで、ビートへの飽くなき探求が世界を放浪しながら展開されています。新しいんだか古いんだかわからない骨太なサウンド。いや、特段新しくはないことは、TIMBALANDがプロデュースした「Come Around」の格段に練り込まれたサウンドを聴くと感じます。
むしろ面白いのは、「Bamboo Banga」でスリランカ音楽をサンプリングしたり、「Bird Flu」でスリランカの打楽器が激しく鳴り響いたり、ストリングスを大々的に導入して「Jimmy」というインド映画音楽のカバーをしたりしている部分。スリランカにアイデンティティを置くミュージシャンのミクスチャー音楽として楽しめます。
ただ、アフリカをテーマにした「20 Dollar」は、北アフリカ的なコブシも聴けるもののリズムが単純で、この点は探求の余地がまだ残されているように感じました。
日本盤はボーナス・トラック3曲を収録。
このエントリーのトラックバックURL : http://www.outdex.net/mt/mt-t-b.cgi/2322