小心者の杖日記

2007年10月31日

Perfume@大須観音E.L.L.

 Perfumeのライヴ「感謝!感激!ポリ荒らし!〜あらためまして、Perfumeです〜」のため大須観音E.L.L.へ。大須観音とは名古屋で、また遠征をしてしまいました。名古屋から西へ向かう日も来るのでしょうか……。

 さて、今回のワンマンライヴで斬新だったのは、なんといっても中盤のダンスを中心としたパートでした。中田ヤスタカの制作した音ではないとすぐにわかるテクノが流れ出し、そのサウンドに違和感を抱いていると(とはいえ今日はパッパラー河合による『彼氏募集中』も披露されたのですが)、黒い衣装を着たPerfumeがそれぞれマネキンとともに登場。そしてマネキンに「モノクロームエフェクト」の衣装を着せはじめます。さらに、「会社の都合で」「事務所の方針で」「あ、でも基本的に自由なんで」「言われたことはきちんとやります」というようなPerfume自身の声が会場に響きました。まさにアイドルとしてのPerfumeをPerfume自身が相対化してしまった瞬間。誰がこんな恐ろしいアイデアを出したのでしょうか。そのサウンドと言葉のミックスには、「女性上位時代」の頃のピチカート・ファイヴも連想しました。

 そして、Perfumeはそれぞれに「Perfumeの掟」をマイクに向かって宣誓します。さらに、アメリカから帰国したというMIKIKOこと水野先生の振り付けによるダンスを、それぞれのメンバーの顔がプリントされた円筒形のオブジェを使いながら展開。ニューヨークの流行を取り入れたというそのダンスは、歌無しでも充分に見せるものがありました。素晴らしいパフォーマンス。

 今日はオープニングも秀逸でした。聴いたことのないイントロが流れ出したと思ったら、実は「ポリリズム」へとつながり、ステージの幕越しにPerfumeのシルエットが浮かび上がります。歌いだしても幕はなかなか上がらず、じらし具合がフロアの熱を一気に上昇させました。登場したPerfumeが着ていたのは、チェックの布地と銀の布地を混ぜた衣装で、「スターボーみたいだ」と思いましたが、それは我ながら適当な連想です。

 また、ステージ上の袖にノートパソコンに向かったスタッフがいて、彼が楽曲に本来はないエフェクトを加えていたようです。その加工はいささか過剰に思えましたが、前述のような演出も含め、ステージの趣向が凝らされてきているのを感じさせるライヴでした。

 「カウンターアトラクション」や「引力」といった楽曲を聴けたのも嬉しかったですが、アンコールの最後で遂に「SEVENTH HEAVEN」がライヴで初披露。MIKIKOらしい歌詞の世界をうまく取り入れたダンスでした。

 その「SEVENTH HEAVEN」を歌い終わってもMCは延々と続き、「ファンの人が作ってくれたTシャツをよく着ている」というような話から、「パワーパフ ガールズ」を模したTシャツの話題になったのですが、それはうさ山さんの作ったTシャツのことじゃないですか! その瞬間、ちょうどうさ山さんのTシャツを着ていた妻が飛び上がって全力でアピールしたところ、Perfumeから「着てるー!」とレスをもらうことができました。うさ山さんありがとうございます……。きっとシンジさんpinksunさんのTシャツも着られていることでしょう。ファン制作のTシャツもグッズとして売りたいぐらいだそうです。そういえば、今日はPerfumeの衣装が4種類も用意されていたのも泣けました。

 ちなみに、ハロウィンということでずっとカボチャのお面をかぶったままの人がいて、あ〜ちゃんが「この人、亀田興毅です!」というようなネタを言った後、爆笑する会場とは裏腹に「しまった!」という顔をしていたのがMCで一番面白かったです。

 また、今日は初めてPerfumeを見る人がかなり多かったことが挙手で判明。コールや振りコピをする人が少なかったのにも驚きました。レイヴ・パーティー化している東京とはかなり異なる雰囲気。ただ、初めてお会いできたnorさんいわく「名古屋はいつもこんなものですよ」とのことです。

 終了後は約20人で反省会。店が閉店するまで盛り上がりました。久しぶりに会うマイカタさんや、初対面できたガイさんと飲めたのも楽しかったです。あと、遠征組も多すぎです、僕ら夫婦も含めて。皆さんおつかれさまでした。


ニューシングル告知チラシ


Perfume「ポリリズム」(初回限定盤)(DVD付)

Perfume「ポリリズム」

Perfume「Perfume~Complete Best~」(DVD付)

RYUKYUDISKO「INSULARHYTHM」

 RYUKYUDISKO「INSULARHYTHM」(→amazon.co.jp)は、沖縄出身のテクノ・バンドの3枚目のオリジナル・フル・アルバム。

 BEAT CRUSADERS、MONGOL800、仲村奈月、KALEIDO、lichard.、KOTOMI、SHINICHI OSAWAなど、バンド、民謡歌手、DJなど様々なアーティストを迎えたコラボレーションが中心です。ソングライティングは大部分がRYUKYUDISKOによるもの。

 テクノのビートと三線が響くサウンドをベースに、コラボレーションしたアーティストのサウンドやボーカルが乗るというスタイルですが、予想外と言えるような化学反応が起きていないのは残念なところ。結局、豪快にスクラッチしまくる「Super Spin Spam」、タイトなビートが爽快に響く「TAIKO DISKO」、パンキッシュな「Cats & Dogs」、スケール感のある「dies ist Symphonie (season off)」といったRYUKYUDISKO単独の楽曲のほうが面白かったです。

 ただ、「ELEKIデKANADERU★MINYOヲUTAU feat. 仲村奈月」はアブストラクトなサウンドが印象的。また、SHINICHI OSAWAと共作した「Ami Nu Ku Tuu feat. SHINICHI OSAWA」の繊細なサウンド・プロダクションはコラボレーションの面白さを感じさせました。


RYUKYUDISKO「INSULARHYTHM」

[ CD ]

くるり「言葉はさんかく こころは四角」

 くるり「言葉はさんかく こころは四角」初回限定盤(→amazon.co.jp)は、映画「天然コケッコー」の主題歌にして、「ワルツを踊れ Tanz Walzer」(→amazon.co.jp)に収録されたものとは別バージョン。「ワルツを踊れ Tanz Walzer」は購入済みだったのに、映画「天然コケッコー」を見た後につい買ってしまいました。

 「言葉はさんかく こころは四角(single ver.)」は、ドラマティックなストリングスが前面に押し出されたサウンド。淡々とした中にせつなさが滲むボーカルとは対照的です。これだけ平易な言葉と覚えやすいメロディーで感傷を表現できる岸田繁のソングライティングの才能を改めて実感させられます。

 カップリングの2曲はアルバム未収録曲。Salyuとデュエットした「ウィーン5」、佐藤征史が歌うハードな「ブルー・ネイキッド・ブルー」を収録しています。

 初回限定盤のDVDは、映画のシーンを使用したビデオ・クリップ……ではなく、「ワルツを踊れ Tanz Walzer」のレコーディング・ドキュメンタリーを収録。約24分あるのですが、ウィーンの女性が見事にテルミンを演奏するシーンが見所です。


くるり「言葉はさんかく こころは四角」(初回限定盤)(DVD付)

[ CD ]

林未紀「アイドルになりたい。」

 林未紀「アイドルになりたい。」初回限定盤(→amazon.co.jp)はデビュー・シングル。2007年8月19日の「新Aiai Music Carnival vol.11 in AKIBA_SQUARE」で彼女を見て、あまりの美少女ぶりに負けて買いました。

 小西康陽のプロデュース、常盤響によるアート・ディレクションと、力が入った布陣で制作されています。「アイドルになりたい。」はいかにも小西康陽がアイドル向けに書いたという雰囲気の楽曲。彼が小倉優子に提供した「オンナのコ オトコのコ」に通じる楽曲です。野太い野郎の声で「ミキポン」コールが繰り返されるのが小西康陽の新境地でしょうか。

 驚いたのがカップリングの「マスカット ココナッツ バナナ メロン」で、なんとムーンライダーズのカバーです。トロピカルなアレンジ。こんな歌詞の楽曲を歌わせるところにも、限りなく悪趣味に近い小西康陽の遊び心を感じます。

 ブックレットは、ウエスト53センチを強調した常盤響撮影による写真ばかり。そんなに林未紀と常盤響の相性が良いとも思えないな……とDVDも見つつ思いました。

 それにしても、CD+DVDの初回限定盤が2415円(税込)というのは高すぎるんじゃないでしょうか。あと500円ぐらい足すとアルバムが買えてしまいます。


林未紀「アイドルになりたい。」初回限定盤(DVD付) 

鈴木亜美 joins 中田ヤスタカ(capsule)「FREE FREE / SUPER MUSIC MAKER」

 鈴木亜美 joins 中田ヤスタカ(capsule)「FREE FREE / SUPER MUSIC MAKER」CD+DVD(→amazon.co.jp)は、中田ヤスタカによる作詞、作曲、編曲、プロデュースのシングル。

 「FREE FREE」は、capsuleの感触に近いフロア志向のトラックに、容赦なくエフェクトをかけられた鈴木亜美のボーカルが乗る楽曲です。鈴木亜美の個性がどこら辺にあるのかわからなくなるほど、中田ヤスタカは攻めの姿勢。「SUPER MUSIC MAKER」のほうが歌モノっぽく、こちらをリード・トラックにしなかったことに驚きました。こちらは7分以上あるのですが。続く「FREE FREE(extended mix)」への流れは完全にDJ仕様のつなぎ方。これも7分以上あって、次の「SUPER MUSIC MAKER(radio edit)」へとつながります。中田ヤスタカの偏執狂っぷりが快感な4トラックです。

 DVDは「FREE FREE」のビデオ・クリップを収録。派手な電飾の中で踊り、寝転がる鈴木亜美と、モニタの中でクルクルと顔を回転させる中田ヤスタカの対比が見所です。


鈴木亜美 joins 中田ヤスタカ(capsule)「FREE FREE / SUPER MUSIC MAKER」CD+DVD

[ CD ]

HASYMO/Yellow Magic Orchestra「RESCUE / RYDEEN 79/07」

 HASYMO/Yellow Magic Orchestra「RESCUE / RYDEEN 79/07」(→amazon.co.jp)は、再々結成したYMOの別名義による2曲を1枚に収めたマキシ・シングル。

 HASYMO「RESCUE」はガムランっぽい音が細野晴臣の趣味かなと思ってしまう楽曲です。そしてサウンドが厚く、さすがの練り込み方。YMOの1993年作「テクノドン」収録曲以来の新曲で、あのアルバムの抽象的な楽曲たちに比べるとかなり歌モノ寄りです。

 Yellow Magic Orchestra「RYDEEN 79/07」は、音楽配信で先行リリースされた楽曲。エレクトロニカとアコースティック楽器による繊細なサウンド・プロダクションをCDではより明確に味わえます。

 2曲とも老成感のあるテクノ〜エレクトロニカですが、うまく時流をとらえたサウンドです。


HASYMO/Yellow Magic Orchestra「RESCUE / RYDEEN 79/07」

[ CD ]

toutou「toutouのアルバム」

 toutou「toutouのアルバム」(→amazon.co.jp)は、7曲入りCD+2曲入りDVDからなるファースト・ミニ・アルバム。

 ソニー時代にリリースされた楽曲で収録されているのは「ココロの問題」のみで、「お願い!プライムミニスター」にあったようなブルー・アイド・ソウル色はここにはありません。音楽的には普通のロックなのですが、それでも楽しめるのは非常に純度の高いスクールデイズ・ポップスだからです。学校を舞台にした他愛もない日常を描くキャッチーな楽曲たち。「すっぱいのはニガテ」「王者にGO!」はその代表例です。そうした楽曲をtoutouが歌える時間はそう長くは残っていないはずで、だからこそある種のせつなさも運んできます。

 僕が一番好きな楽曲は、いきなり宇宙へ行ってしまう「夢見るインベーダー」。直球ながらスケールの大きいアメリカン・ロックに乗って、たぶんプロツールスもAuto-Tuneも使われていないtoutouのボーカルが響くのが爽快です。Perfumeとは対極にある、生のアイドル・ポップス。こちらも魅力的です。


toutou「toutouのアルバム」

秀々「日本(ネオジャパネスク)」

 秀々「日本(ネオジャパネスク)」(→amazon.co.jp)は、三味線の石垣秀基と尺八の尾上秀樹によるユニットのデビュー・アルバム。

 「もらい泣き」、「RYDEEN」、「ソーラン節〜秀々バージョン」というカバーの選曲はどうかと思いましたが、若手の伝統音楽系ユニットは珍しいので買ってみました。かつてはヴィジュアル系バンドで活動していたという尾上秀樹が大半の楽曲を作っており、秀々の演奏は予想以上にスリリングです。

 一方、アレンジは一郷孝とともにしているのですが、三味線と尺八以外のほとんどはプログラミング。このプログラミングの音色のセンスが古いのはかなり残念です。「RYDEEN」はかなり頭の痛い状態になっているので、プログラミング抜きで三味線と尺八のみでやってほしかったところ。アルバム全体もアコースティック編成のほうが魅力的だったのではないでしょうか。


秀々「日本(ネオジャパネスク)」(DVD付)

[ CD ]

平野綾(泉こなた)、加藤英美里(柊かがみ)、福原香織(柊つかさ)、遠藤綾(高良みゆき)「もってけ!セーラーふくRe-Mix001〜7 burning Remixers〜」

 平野綾(泉こなた)、加藤英美里(柊かがみ)、福原香織(柊つかさ)、遠藤綾(高良みゆき)「もってけ!セーラーふくRe-Mix001〜7 burning Remixers〜」(→amazon.co.jp)は、オリコン週間ランキングで初登場2位を記録した「もってけ!セーラーふく」(→amazon.co.jp)のリミックス盤。このリミックス盤もオリコン週間ランキングで初登場3位でした。

 収録されているのは7トラック。ただし、深澤秀行が4曲のトラック・プロデューサーを兼ねているので、eicheph、baasjack、名無しさんは同一アーティストの変名なのかもしれません。

 一番良かったのは、baasjack「中の人on the floor mix」。低音を効かせ、ボーカルを加工し、不可思議な世界を生み出しています。原曲よりもBPMを落としているのも新鮮でした。

 柏森進@MOSAIC.WAV「-うんだかだ〜教の野望-」は、途中で原曲からどんどん遠ざかっていく構成が秀逸です。

 馬鹿馬鹿しくて気に入ったのが、小池雅也@4-EVER「祭みっくす!」。ほとんど白石みのる(白石稔)が一緒に歌っていて、サンバ風味から無駄に壮大なオーケストラへとサウンドが展開していきます。

 来兎「メタボ対策Mix」は、原曲のファンキーさに対抗しうるベース・ラインなのに、キーボードやギターの音がチープなのが惜しいです。

 総じてリミキサー陣はアキバ系周辺の人たちなので、まったく文化圏の異なるミュージシャンにリミックスを依頼したほうが面白かったのではないかと思います。なにしろ「もってけ!セーラーふく」は、アニソンの枠を超えたファンキーさを誇る強烈な楽曲なのですから。


平野綾(泉こなた)、加藤英美里(柊かがみ)、福原香織(柊つかさ)、遠藤綾(高良みゆき)「もってけ!セーラーふくRe-Mix001〜7 burning Remixers〜」

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Fruko Y Sus Tesos「The Early Recordings Of "Fruko Y Sus Tesos"」

 Fruko Y Sus Tesos「The Early Recordings Of "Fruko Y Sus Tesos"」は、コロンビアのサルサ・ミュージシャンの1970年代の音源を集めた編集盤。

 ラテンとはいえ、一聴してそのサイケデリックな音響に驚きました。そしてアフロ色の濃厚なグルーヴが渦巻く演奏。

 圧巻なのはアルバムの最初と最後を飾る「FULL SALSA PART 1」と「FULL SALSA PART 2」で、ともに13分以上。2曲とも、熱演の最中に突然リズム・チェンジが行われるのもユニークです。


Fruko Y Sus Tesos「The Early Recordings Of

[ CD ]

M.I.A.「KALA」

 M.I.A.「KALA」(→amazon.co.jp)は、スリランカ出身のシンガーソングライターのセカンド・アルバム。

 ヒップ・ホップを通過したエレクトロニック・ミュージックで、ビートへの飽くなき探求が世界を放浪しながら展開されています。新しいんだか古いんだかわからない骨太なサウンド。いや、特段新しくはないことは、TIMBALANDがプロデュースした「Come Around」の格段に練り込まれたサウンドを聴くと感じます。

 むしろ面白いのは、「Bamboo Banga」でスリランカ音楽をサンプリングしたり、「Bird Flu」でスリランカの打楽器が激しく鳴り響いたり、ストリングスを大々的に導入して「Jimmy」というインド映画音楽のカバーをしたりしている部分。スリランカにアイデンティティを置くミュージシャンのミクスチャー音楽として楽しめます。

 ただ、アフリカをテーマにした「20 Dollar」は、北アフリカ的なコブシも聴けるもののリズムが単純で、この点は探求の余地がまだ残されているように感じました。

 日本盤はボーナス・トラック3曲を収録。


M.I.A.「KALA」

[ CD ]

オムニバス「ぱにぽにだっしゅ!ボーカルベストアルバム 歌のザ・ベストテン」

 オムニバス「ぱにぽにだっしゅ!ボーカルベストアルバム 歌のザ・ベストテン」→amazon.co.jp)は、アニメ「ぱにぽにだっしゅ!」のボーカル曲を集めた2006年のアルバム。

 なんで今頃このCDを買ったかといいますと、「オープニングディレクターとしての尾石達也の作品集」に書いたように、「さよなら絶望先生」のオープニングに衝撃を受けて、シャフトの尾石達也がオープニングディレクターを担当した作品を見ていくうちに「ぱにぽにだっしゅ!」のオープニングへとたどりつき、そしてその楽曲も気に入ってしまったというわけです。

 このアルバムは「ザ・ベストテン」を模した構成で、キャラクターのトークの間に楽曲が挿入される構成。トロピカルな「ルーレット☆ルーレット」、サーフィン・サウンドの「黄色いバカンス」、物憂い雰囲気が不思議な魅力を放つ「少女Q」と歴代オープニング楽曲を収録しています。CDで聴くと「少女Q」はもっと低音を効かせてほしかったところ。

 他にも「ムーンライト・ラブ」、「にちようまにあ」で洒落たサウンドを聴くことができます。渡邊美佳、河合英嗣、菊谷知樹といった作家陣の名前を覚えておくことにしました。


オムニバス「ぱにぽにだっしゅ!ボーカルベストアルバム 歌のザ・ベストテン」

[ CD ]

2007年10月30日

宇多丸×掟ポルシェによるPerfume対談完全版を読売新聞が掲載

 読売新聞の公式サイトの「Pop Styleブログ」に、10月24日の夕刊にも掲載された、宇多丸×掟ポルシェによるPerfume対談の25000字完全版が掲載されました。Perfumeを古くから応援してきた功労者のふたりによるこの対談は、Perfumeをめぐる論考の中でもっとも重要なものでしょう。熟読の価値があります。

 ところで掟さんのこの発言。


そういう人たちが、握手会のたびに何度も握手するためにCDをいっぱい買うんです。彼らの一人が「Perfumeいいよ!」と布教のために配り歩いていたCDを1枚をもらって、それが「モノクロームエフェクト」(全国インディーズ2nd、04年3月発売)だったんです。


 これをあげたのがはたPさんなわけですね。


RHYMESTER「メイド イン ジャパン~THE BEST OF RHYMESTER~」(初回生産限定盤)(DVD付)

男は橋を使わない

2007年10月29日

青木あざみ「いつも。」11月2日発売

 日本の大家族シーンに衝撃を与えた青木家。その青木あざみさんの2冊目の著書「いつも。」(→amazon.co.jp)が、11月2日に竹書房から発売されます。竹書房さんのご厚意で先週ゲラをいただいて拝読したのですが、第2児・かなみちゃんの誕生の経緯も含め、まさにテレビ放送終了後の青木家について綴られた内容です。詳しい内容については、また別の場所でご紹介させていただきます。

 また、あとがきを書いているのはお父さんの青木信義さんなのですが、約20ページに及ぶ濃い内容。これを読むためだけにでも「いつも。」を買う価値はあると思います。
 

青木あざみ「いつも。」ゲラ


青木あざみ「いつも。」

Cutie Paiのインタビューを「All About」が掲載

 Cutie Paiのインタビュー記事「Cutie Pai〜魔法のお人形三人組」がAll Aboutに掲載されました。担当はもちろん四方宏明さん。


Cutie Pai:
はい、今日も魔法をつかって遊びにきちゃいました☆
どうぞ宜しくお願い致します!

ガイド:
先生、魔法にかかってしまいそうで、ちょっと心配です。


 そんな四方さんが魔法にかかりつつ、Cutie Paiの変遷についてインタビューしています。12月発売の「サイゾー」では、別の角度からのCutie Paiへの視点と撮り下ろし写真で対抗したいです。
 

Cutie Pai「cosmic少女」

Cutie Pai「ミュージック・ランデヴー」

Cutie Pai「70'」

[ 音楽 ]

2007年10月28日

畠山美由紀 with ASA-CHANG&ブルーハッツ「わたしのうた」

 今日は、畠山美由紀 with ASA-CHANG&ブルーハッツ「わたしのうた」(→amazon.co.jp)を聴いていました。


畠山美由紀 with ASA-CHANG&ブルーハッツ「わたしのうた」

[ CD ]

MEG「OK」

 今日は、MEG「OK」(→amazon.co.jp)を聴いていました。中田ヤスタカによるプロデュース。

 ブログパーツも配布中です。



MEG「OK」

[ CD ]

2007年10月27日

あがた森魚@鶯谷東京キネマ倶楽部

 あがた森魚のライヴのため鶯谷の東京キネマ倶楽部へ。開演前にDVD付きツアー・パンフレットを買いました。

 佐藤敬子先生の思い出話から「佐藤敬子先生はザンコクな人ですけど」へという始まり方は、10月13日にタワーレコード渋谷店で行われたインストア・イベントと同じ。しかし、今日はバンドの編成が非常にユニークで、サウンドの趣きが大きく異なりました。

 あがた森魚以外は、バイオリン兼トランペット兼マンドリンの武川雅寛、キーボード兼アコーディオンの高橋佳作、ベース兼アコースティック・ギターの田口昌由、パーカッション兼スティール・ギターの五十川清、カホン兼トライアングル兼パーカッションの舩坂綾乃、チューバの木村仁哉、ソプラノサックス兼クラリネットの松延耕資という独特の編成。最後の3人はチンチョルズのメンバーです。この編成がバッチリはまったのが、Luiz Gonzagaのカバー「白い翼」でした。

 そして、アルバム「Taruphology」(→amazon.co.jp)でブラジル北東部っぽく味付けされていた「東京節」や「骨」も、久保田麻琴がベース、鈴木慶一がボーカルで参加して、同様の趣向で披露。鈴木慶一が舞台の袖から現れたのに対して、久保田麻琴は客席から走ってきてステージに上がったのですが、それはPA卓でミックスをしていたからだそうです。どうりでエコーのかけ方が異常にうまいと思いました。

 「サブマリン」も、「乗物図鑑」のニューウェーヴ・バージョンとも、「Taruphology」のグナワ・バージョンとも異なる、妖しい香りを放つアラブ風のサウンドに変貌。これもライヴならではのサウンドでした。

 光永巌を迎えての「いとこ同志」や「百合コレクション」を聴けたのも収穫。後半では「赤色エレジー」も歌われました。

 アンコールは「大寒町」。そして2回目のアンコールは、久保田麻琴のエレキ・ギターのみをバックにした、ツジコノリコのカバー「あともう一回だけ」でした。じっくり聴くと、もはやあがた森魚のオリジナル曲のようです。

 会場に着くまでは台風でどうなることかと思いましたが、その風雨に耐えて行った甲斐のあるライヴでした。


あがた森魚「Taruphology」

NHK教育「電脳コイル」第22話

 NHK教育「電脳コイル」第22話を見ました。見終わった瞬間に、もう一度最初から見直してしまうほどの情報量です。

 今回は、ミチコさんやキラバグの正体、デンスケの秘密が明かされて、伏線の回収が進むと同時に、依然としてイマーゴは謎のまま。一方で、兄弟であることが確定した猫目とタケルの「父さん」や、「アンゴーロ」という新しい謎も出てきました。ところで猫目のタンクトップってなんか気になりませんか?

 さらに、ヤサコの祖父の部屋からストーリーが急展開。「4423」のカルテ、最初の電脳メガネ・メーカーであるコイルスとそのデバイスも登場し、後半のスピード感はかなりのものがありました。今回、スタートからアイキャッチまでは8分程度しかありません。

 一方で、今回は急速に距離が縮まったヤサコとイサコの心理描写が秀逸。また、ユーモアを混ぜつつも、終盤でまたアクション・シーンを展開する構成のうまさに唸らされました。

 で、唸ったところで来週は総集編です。そんな!


電脳コイル (1) 限定版

電脳コイル (2) 限定版

Kanye West「Graduation」

 Kanye West「Graduation」(→amazon.co.jp)はサード・アルバム。

 ソウル濃度は期待ほど高くはありませんでしたが、「I Wonder」を筆頭に歌の使い方が実に巧く、サウンド・プロダクションのアイデアのキレも前作以上です。

 「Stronger」は日本盤では「ダフト・パンク参加」と書かれていますが、実際にはDaft Punkの「Harder, Better, Faster, Stronger」のサンプリング。しかし、このサンプリングを全編で使っている大胆さがKanye Westらしいです。「Drunk And Hot Girls feat. Mos Def」の初期YMOのような東洋風エレクトロもユニーク。

 アートワークは村上隆。日本盤はボーナス・トラックを2曲収録しており、「Bittersweet Poetry feat. John Mayer」はスウィートな素晴らしい楽曲です。


Kanye West「Graduation」(期間限定特別価格)

[ CD ]