「NEON GENESIS EVANGELION DVD-BOX<復刻版>」を見た影響で、すっかり「新世紀エヴァンゲリオン」熱がぶり返してしまいました。いまや「前世紀版」なのに。その記録を9月のうちに書いておきます。
まず読んでいただきたいのは、「たまごまごごはん - 劇場版ヱヴァ序にアスカがいないので、『碇シンジ育成計画』で補充しよう。」のこの文章。「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序」にまだ惣流・アスカ・ラングレーが登場しない件についてのテキストです。
違う、そんな正論じゃない。自分はアスカがわめいたり騒いだり動いたりキョドったりやられたりするのが見たいんだ今すぐ!アスカがシンジと走り回るのがみたいんだ!アスカがすきなんだ!アスカ好き!アスカ!アーッ!
……胸を打たれました。そんなわけで、高橋脩漫画、GAINAX・カラー原作「新世紀エヴァンゲリオン 碇シンジ育成計画」第1巻(→amazon.co.jp)第2巻(→amazon.co.jp
)第3巻(→amazon.co.jp
)第4巻(→amazon.co.jp
)を購入。2005年から「月刊少年エース」に連載中の作品です。現在の「月刊少年エース」は、貞本義行の「新世紀エヴァンゲリオン」が休載でこの「新世紀エヴァンゲリオン 碇シンジ育成計画」が掲載されていることが多いようです。同名のゲームの「キャンパス編」のマンガ化で、テレビ・シリーズの「最終話 世界の中心でアイを叫んだけもの」に登場したいわゆる「学園エヴァ」の世界を描いています。
高橋脩はこれが初の単行本だそうで、最初はぎこちない絵が安定していく過程が良くも悪くもわかります。サービス・カットがあったり、コケて触れたりというお約束が繰り返されるのも特徴。あの碇ゲンドウが親馬鹿で恐妻家という設定も含めて徹底したコメディで、碇シンジをめぐる綾波レイとアスカの駆け引きが続けられます。平和だなぁ。
マンガとしてはあまり評価できない作品ですが、第4巻の後半になってくると絵も安定してくるので、アスカに餓えている人の魂の補完には良いのではないでしょうか。たまにはこいうヌルさも悪くないです。
ただ、アニメ「新世紀エヴァンゲリオン」の終盤では、庵野秀明は「現実に帰れ」というメッセージを発していたわけで、アイロニーとして描かれた「学園エヴァ」の世界をもとにした作品が現在も続いていることについては、世の中は一筋縄ではいかないな……と感じました。
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