牧岡奈美「シツルシマ」は、奄美の唄者のサード・アルバム。
ピアノ、マンドリン、ギター、パーカッション、ドラム、キーボード、バイオリン、ベース、フルート、カリンバといった多彩な洋楽器を中心にしたサウンドです。しかしやはり魅力的なのは、牧岡奈美の繊細さと大胆さをあわせもつコブシ回し。聴き惚れてしまうものがあります。
哀愁を漂わせた演奏とコブシが味わい深い「正月着物」は秀逸。ベース入りの「花染」「側家戸節」もグルーヴィーです。フリー・ジャズのような「豊年節」には驚かされました。キーボードが前面に出た「行きょうれ」「らんかん橋」はちょっと過剰な感じがしますが、全体的にはユニークなアルバムです。

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