小心者の杖日記

2007年4月22日

松本美香「ジャニヲタ 女のケモノ道」

 双葉社の方から松本美香「ジャニヲタ 女のケモノ道」(→amazon.co.jp)をいただきました。松竹芸能所属のピン芸人にして、20年に渡ってジャニヲタ(ジャニーズのオタクの意)である松本美香が、ジャニヲタの用語、心理、イベントでの行動など、その生態を描いた本です。

 お下品な表現も多用しつつ書かれる文章は、芸人らしくひとりでボケてひとりでツッコミをしているので、寒く感じるところもあります。ただ、もうひとつ芸人らしいと感じたのは、ジャニーズにヒートアップしつつも、そんな自分を冷静に客観視しているところ。一時期は原爆オナニーズや渋谷系も愛したものの、結局ジャニヲタに舞い戻ってしまう松本美香の業の深さが、本一冊分という分量に渡って綿々と綴られています。ジャニヲタという人種の記録としては、民俗学的な価値があるのではないでしょうか。

 一番すごいと感じたのは、松本美香が当時の担当(好きなジャニーズのタレント)が京都の劇場に長期出演したので、自分も京都に引越したというエピソード。微笑ましくも狂っています。一方で、僕が個人的に聞くような現場のジャニヲタ同士の上下関係や、ジャニーズ事務所が目を光らせるインターネット上におけるジャニヲタの水面下での活動については触れられていませんでした。松本美香には、いつかジャニーズ事務所に睨まれるぐらいタブーを赤裸々に綴ってほしいものです。


松本美香「ジャニヲタ 女のケモノ道」

[ 書籍 ]
投稿者 munekata : 2007年04月22日
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