小心者の杖日記

2007年2月23日

2006年の有料音楽配信売り上げ、CDシングル抜く(そして着うたを考える)

 ITmedia Newsに「06年の有料音楽配信売り上げ、CDシングル抜く」という記事が。


 有料音楽配信のうち、PC向けは172%増の50億2700万円、着メロや着うたなどの携帯電話向けは49%増の482億400万円、その他が2億1100万円。合計で初めて500億円を超え、CDシングル(8センチと12センチ)の生産実績・508億4700万円(前年比4%増)を上回った。


 この数字を見てまっさきに思い浮かべたのは、mF247主宰の丸山茂雄さんが丸山茂雄の音楽予報で連載している「着うたはCDシングルの後継」というエントリーでした。そこで彼はこのような指摘をしています。


「着うた・フル」は音をそれ程劣化させないで携帯で長い曲一曲をまるまるDLできる新しい技術です。

でもこの技術が出て来る前に「着うた」が世の中に登場し、長い曲の一部を切り取ることが普通になった時、ユーザー(リスナー)は気づいちゃったんですよね。

この曲はこの「サビ」が命なんだから、これで十分だよね!と。

それでCDシングルを買う人がどんどん減少し、「着うた」がどんどん伸びるという現象になってしまいました。

J・Popを作る優れたプロ作家は「超派手なサビ」や「超わかりやすいサビ」を作るし、ラップ系は「サビ」に行くまでがやたら単調で地味なので「サビ」しかユーザー(リスナー)は覚えられませんから、どちらも「着うた」で十分 といってしまえば十分なのかもしれません。

それに比べるとロック、シンガーソングライター系の作る曲は「着うた」では中途半端です。


 丸山茂雄さんは、日本レコード協会が発表している着うたのランキングに着目して、ロック、シンガーソングライター系のアーティストの楽曲が少ないことを分析し、引用部分のような傾向を指摘しています。これは、iTune Storeなどを利用することはあっても着うたは利用したことのない僕には非常に興味深い指摘でした。着うたが日本の音楽シーンの構造を変えてしまう日が来るのでしょうか?


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投稿者 munekata : 2007年02月23日
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From: Macotish Blog
Date: 2007.02.24
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