片岡K監督「インストール」(→amazon.co.jp)は2005年公開の作品。綿矢りさ原作の小説を上戸彩主演で映画化したものです。綿矢りさ自身の主演で映画化してほしかった……という戯言はさておき。
ほとんどがマンション内で完結していて、自分探しとも言える地味でナイーヴな物語。それを様々な場面やイメージを駆使して映像にし、画面への求心力を持たせている前半の演出に感心しました。終盤のリアルとバーチャルの境目がわからなくなる部分もうまく映像化。それだけに、最後の時計台のシーンには違和感が残ってしまいました。
とはいえ、家具やオブジェのひとつひとつまでよく選び抜かれていたり、フォントを画面上で効果的に使ったりと、センスの良い映像で構成された作品です。
このエントリーのトラックバックURL : http://www.outdex.net/mt/mt-t-b.cgi/1440