小心者の杖日記

2006年12月22日

佐野元春 With The Heartland「The Essential Cafe Bohemia」

 佐野元春 With The Heartland「The Essential Cafe Bohemia」(→amazon.co.jp)は、1986年の名盤「Cafe Bohemia」のリリース20周年を記念した、CD2枚とDVD1枚からなるボックス・セット。

 DISC 1は、「Cafe Bohemia」全曲と当時のシングルのカップリング3曲を収録。「Cafe Bohemia」は、僕が初めてリアルタイムで聴いた佐野元春のアルバムなので感慨深いです。2006年に改めて聴いても、ソウルフルでエキサイティング。「シャドウズ・オブ・ザ・ストリート」も、片岡鶴太郎に提供された「ルッキン・フォー・ア・ファイト - ひとりぼっちの反乱」もやはり名曲です。

 DISC 2は、2006年に新録音された「虹を追いかけて (2006 middle & mellow groove version)」のほか、12インチ・シングルに収録されていたリミックス・バージョンなど8曲(うち6曲が初CD化)、オムニバス「mf various artists vol.1」に別名義で発表していた4曲、カセット・ブック「エレクトリック・ガーデン#2」に収録されていた3曲を収めています。「エレクトリック・ガーデン#2」のポエム・リーディングのなかでも「完全な製品」は特にクール。

 この2枚のCDは紙ジャケット仕様のケースに入っていて、それだけでも満足度の高い仕上がりです。

 DVDには、ビデオ・クリップ、イメージ映像、ライヴ映像、テレビ番組「ライブトマト」の映像などを収録。さらに解説と詩集の2冊の厚いブックレットもあり、これらすべてが紙ケースに収められています。パッケージ・アイテムとして非常に愛情が注がれたボックスです。

 なお、インタビューでは「ヤングブラッズ」「インディビジュアリスト」がThe Style Councilから影響を受けていると指摘を受けた件について佐野元春が率直に語っていて、長年喉に刺さっていたものが取れた気分になりました。


佐野元春 With The Heartland「The Essential Cafe Bohemia」(DVD付)

[ CD ]
投稿者 munekata : 2006年12月22日 このエントリーをはてなブックマークに追加 Save This Page to del.icio.us このエントリーをlivedoorクリップに追加 このエントリーをニフティクリップに追加 このエントリーをBuzzurlに追加 このエントリーをBlogPeople Tagsに追加 このエントリーをBlogPeople Instant Bookmarkに追加 このエントリーをPingKingポッケに追加 このエントリーをFC2ブックマークへ追加 このエントリーをnewsingへ追加 このエントリーをYahoo!ブックマークに追加 このエントリーをイザ!ブックマークに追加
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コメント

>都市色さん
The Style Councilを聴くようになってから、「カフェ・ボヘミア」は「Cafe Bleu」の影響があったのでは……と感じていたので、今回のインタビューで真相を知ることができて良かったです。
トシ矢島氏のことは初めて知りました、そうした点でもThe Style Council〜Paul Wellerとつながっているのですね。これはいい意味で。
佐野元春の継続性、たしかにその通りですね。
ブルーベルズやブルーを聴けた点でもこのアルバムは嬉しかったです。

投稿者 munekata : 2006年12月23日 03:42

こんばんは。僕もエッセンシャル・カフェボヘミア買いました。充実した内容ですね。
このアルバムは中高時代に何度も何度も聴いていたけど90年代以降はあんまり聴かなくなりました。シングル盤の寄せ集めのようなイメージもして……。勿論楽曲自体は粒ぞろいですが。
今回こうして雑誌、ポエトリーリーディング、映像、音楽と86〜87年の活動をまとめて立体的に再体験するとアルバムの真意に近付けた気分です。実に有意義でした。やっぱり十代に聴いていた頃の興奮が蘇って来ました。嬉しい。
「カフェ・ボヘミア」は“ブルーアイド・ソウル”“ニューソウル”へ思想的にも共鳴し接近していたのですね。
オリジナル・アルバムのジャケ写を撮ったトシ矢島氏はポール・ウェラーとも知り合いでザ・ジャムのベスト盤「snap 」は矢島氏による写真です。
僕も元春のインタビューを興味深く読みました。何て誠実なミュージシャンだろうと胸が熱くなりました。「ヤングブラッズ」も「インディビジュアリスト」も長年ライヴで練り上げられた立派なクラッシックですね。後者のHKBバージョンなんて滅茶苦茶最高ですよね!ハートランドのブラスロック的なアレンジも好きですが。

元春はポエトリーリーディングも雑誌編集も一過性のモノでなく、ちゃんと定期的に継続しているのがさすがだと思います。

そしてブルーベルズの楽曲は僕にはフリッパーズよりも少し早い“ネオアコ”体験だったのだと認識しました。

投稿者 都市色 : 2006年12月22日 23:45
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