東浩紀編著「波状言論S改 社会学・メタゲーム・自由」(→amazon.co.jp)は、 メールマガジン「波状言論」で行われた、北田暁大、宮台真司、大澤真幸、鈴木謙介を迎えての鼎談を収録した単行本。
この鼎談集で特に刺激的だったのは、「援交から天皇」へ「転向」した宮台真司の思想的変遷が語られる第1章でした。ここで宮台真司は、かつて大塚英志との援交少女をめぐる論争で勝ったと思っていたものの、タフだと思っていた援交少女たちは10年近く経ってみると流動性に耐えられずメンヘル系になっていて、事実上負けてしまったようだと語っています。
宮台真司の著作の多くを読んできた者として、この「勝敗」は納得がゆくものであると同時に、ある種の感慨をもたらすものでした。
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