笙野頼子「だいにっほん、おんたこめいわく史」(→amazon.co.jp)は強烈なメタ小説。
元ジャズ・ミュージシャンの百合子が再興させた教団「みたこ」と、それを弾圧する権力「おんたこ」(大塚英志を連想させます)の物語を読んでいると、突然第3章で笙野頼子自身が登場して「書けん……これはひどすぎる」などと突然メタ化するので、面食らうのと同時に笑ってしまいました。
しかしまた物語は続き、時空を飛び越えるストーリ・テリングに圧倒されていると物語は終了。唖然としていると、最後に「言語にとって、ブスとはなにか――困惑した読者のための本作取説――としての、後書き」が親切に(?)用意されていました。
壮絶なドライヴ感。酩酊させられました。
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