永山薫「エロマンガ・スタディーズ 『快楽装置』としての漫画入門」(→amazon.co.jp)は、エロマンガの歴史を一気に読ませる「第一部 エロマンガ全史」と、ジャンルごとの解説と分析を行う「第二部 愛と性のさまざまなカタチ」から成る単行本。
「第一部 エロマンガ全史」では、手塚治虫を起点として近年の「萌え」に至るまでの歴史を解説し、エロマンガに存在し生き続けている多くのミームを紹介していきます。漠然と知っているつもりでも、改めて読むとその歴史は波乱に満ちていてダイナミックです。
「第二部 愛と性のさまざまなカタチ」では、ときにシュールであり、ときにナンセンスでもあるエロマンガの様々なジャンルについて、読者が一体どこに反応しているのかを深く考察しています。ここまで構造的に解読できるのは永山薫だからこそでしょう。
発売されるすべてのエロマンガをチェックしているという永山薫だからこそ書けたと思わせる労作です。
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