サラーム海上「プラネット・インディア インド・エキゾ音楽紀行」(→amazon.co.jp)を、サラームさんからいただいたインド音楽のCD-Rを聴きながら一気に読了しました。
インド音楽の魅力に目覚めてから、5年に渡ってインド各地を訪れて音楽との出会いを求めてきた筆者の体験をまとめているのがこの本。インド旅行にありがちな「自分探し」の旅をあっさり否定して、ひたすらに音楽を愛好して旅する姿が記録されています。
ここで紹介される音楽は、インド南北の古典音楽から、エイジアン・マッシヴ、ラージャスターン音楽、ボリウッド音楽など幅広く、目的の音楽を求めて突き進む筆者の行動力と旅のうまさにも圧倒されます。そうした音楽のレポートと、現地の食文化や人々についてのエッセイ的な要素がうまく絡み合い、グイグイ読ませるのです。
この本でもうひとつ重要なのは、欧米の音楽も聴き、クラブでDJもする筆者が、その批評の基準を崩すことなくインド音楽にも接し、紹介している点。それゆえに筆者の批評眼に信頼が湧き、インド音楽への興味が膨らむ1冊でした。
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