小心者の杖日記

2006年11月19日

初代桜川唯丸 with スピリチュアル・ユニティ「ウランバン DX」

 初代桜川唯丸 with スピリチュアル・ユニティ「ウランバン DX」は、1991年に発売された「ウランバン」を全曲リマスタリングし、さらにリミックスやライヴ音源、新録曲を加えて2枚組で再発したアルバム。

 初代桜川唯丸の伝統的な江州音頭を、佐原一哉を中心としたスピリチュアル・ユニティが見事に現代化した大傑作です。江州音頭にアフリカ音楽の要素を注入して10分以上の熱演が続く、DICC 1冒頭の「さのせ(江州音頭)」からして、聴いていて体温が上昇します。この楽曲のエネルギーはアフリカにまで届き、エジプトのAli Hassan Kubanが「Real Nubian」(→amazon.co.jp)でカバーしたほどです。
 
 続く「黒い雨」は、hi-posiの「カバのオツム」(→amazon.co.jp)や古謝美佐子のシングル「黒い雨」でもカバーされた名曲。初代桜川唯丸のコブシ回しに痺れます。

 そして「唯丸節」は24分以上に及ぶ狂気のトラック。「證誠寺の狸囃子」、「般若心経」、インドネシアの「ブンガワン・ソロ」、アメリカ民謡の「聖者の行進」などがゴッタ煮にされ、そこにインドネシアのケチャ、ブラジルのサンバなどがミックスされています。聴いているだけでクラクラしてくるトラックです。

 しみじみと聴かせる歌唱が胸を打つ「別れの小径」、ギターのアルペジオから始まり静かな緊張感をたたえた「花尽くし(江州音頭)」で「ウランバン」本編は終了します。これだけでも凄い密度。涅槃が見えそうです。DISC 1にはさらにリミックスの「ケーケー尽くし〜油絞り(Dance Version)」を収録。

 DISC 2は、1992年のライヴ音源と、2006年に「ウランバン DX」のために初代桜川唯丸が復帰して録音した「般若心経 四季尽くし」が収録されています。ライヴ音源では、キーボードのデジタルな響きに貫かれたタイトな「さのせ(江州音頭)」が新鮮。冒頭のJames Brown風の紹介といい、「唯丸節」に「Sex Machine」が挿入されているのといい、当時のテンションの高さを感じさせるファンキーなライヴです。

 新録の「般若心経 四季尽くし」では、コブシ回しがまったく衰えていないので驚かされました。本格的に復帰してほしいなぁ。

 そう、惜しむらくは1995年に初代桜川唯丸が引退したために、スピリチュアル・ユニティとのアルバムは「ウランバン」のみだったということ。その後初代桜川唯丸は四柱推命の世界に入ったため、このCDの初回特典には「四柱推命無料応募券」が付いているのです。


初代桜川唯丸 with スピリチュアル・ユニティ「ウランバン DX」

[ CD ]
投稿者 munekata : 2006年11月19日 このエントリーをはてなブックマークに追加 Save This Page to del.icio.us このエントリーをlivedoorクリップに追加 このエントリーをニフティクリップに追加 このエントリーをBuzzurlに追加 このエントリーをFC2ブックマークへ追加 このエントリーをnewsingへ追加 このエントリーをYahoo!ブックマークに追加 このエントリーをイザ!ブックマークに追加
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