クレイジーケンバンド「GALAXY」(→amazon.co.jp)は、「イイネ!」とか言ってる場合じゃないぐらい前半のミクスチャーぶりが凄いです。
「INTRO:GALAXY」でいきなり中華街へとさらわれ、中華色の濃い「ハマのアンバサダー」ではさらにFIRE BALLとPAPA Bがラップします。そして、サンプリングの三味線が響く「AMANOGAWA」は、バングラっぽいR&Bへの日本からの返答であるかのようです。「Shock HAWAIIAN Shock」でも三味線と琴のサンプリングが。中華歌謡テイストの「混沌料理」も、コテコテに脂の乗った楽曲です。親指ピアノのような音が響く「Growl:魂の唸り」にも意表を突かれました。
まさに横浜〜横須賀の土着音楽。演歌とボッサを融合させてしまった傑作「まっぴらロック」を生み出したバンドだけのことはあります。近年の中で一番の快作でしょう。
もちろん、Rappagariyaを迎えたファンキーな「アイワナゲチョラ」、タイトル通り心地良いソウル・ナンバーの「ゆっくり跳ねる音楽」、エレキでゴーゴーな「俺たち海坊主」なども。こうして音楽性を説明的に語れてしまう点がクレイジーケンバンドの弱点とも言えなくもないですが、それ以上の肉体性と音楽的快楽があるので問題ないのです。
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