小心者の杖日記

2006年1月22日

オムニバス「トロピカリズモ・アルヘンティーノ(Tropicalismo Argentino)」

 オムニバス「トロピカリズモ・アルヘンティーノ(Tropicalismo Argentino)」→amazon.co.jp)は、土佐有明の選曲・監修によるアルゼンチン音響派の編集盤。アルゼンチン音響派というとJuana Molinaを数枚聴いただけでストップしているような僕のようなリスナーにもシーンの状況が俯瞰できる内容になっています。

 音響派というと電子音が中心の静かなものをイメージしがちですが、この「トロピカリズモ・アルヘンティーノ」で展開されている音世界はそうしたイメージを簡単に打ち壊してしまいました。一言で「アルゼンチン音響派」と言っても実に多様な音楽性が存在していて、それゆえにスリリングであることに気づかされます。

 そのサウンドは、南米のフォルクローレを吸収したもの、リズム・オリエンテッドなもの、テクノ色の濃いもの、タンゴの影響が強いもの、肉声が中心のものなど様々で、もちろん音響のデザインを意識したような美しいトラックも存在します。インドのシタールが鳴る楽曲まであるのには驚きました。日本のオルタナティヴなアーティストととも共演しているFernando Kabusackiの作品も収録。

 この「トロピカリズモ・アルヘンティーノ」というタイトルは、ブラジルのトロピカリズモ運動から発案されたそうですが、それも納得のいく混沌とした美しさをたたえた編集盤です。


オムニバス「トロピカリズモ・アルヘンティーノ(Tropicalismo Argentino)」

[ CD ]
投稿者 munekata : 2006年01月22日
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