鈴木志保「ヘブン…」(→amazon.co.jp)を読み終えました。素晴らしい。何度か涙をこらえるのに必死になりました。
ゴミ捨て場を舞台にしている「ヘブン…」は、ぬいぐるみ、猫、紙きれなど、人間に捨てられたものたちへの慈愛に満ちた作品です。そして、この世界に存在することの悲しみと喜びをも描きます。
イメージの断片を撒き散らしたかのような、一見するとどこから読んだらいいのかわからないようなページもありますが、そこには鮮烈なイメージが封じこめられています。コマ割りや構図という言葉では表現しきれないほど、ページ上のデザインのセンスは相変わらず研ぎ澄まされていて高度です。
鈴木志保の久しぶりの単行本をこうして読むことができて幸福な気分になりました。
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