少し前に購入したのが時東ぁみ「(1)さなぎのバスローブ」(→amazon.co.jp)。Wによるカバー・アルバム「デュオU&U」(→amazon.co.jp
)で見事な選曲センスを見せてくれたつんく♂のプロデュース作品だけに、このカバー楽曲中心のミニ・アルバムも聴き応えがあるだろうと確信していたのですが……どうもイマイチです。
「ふしぎなメルモ」や「黒ネコのタンゴ」は選曲の意図がよくわかりませんでした。「メロンのためいき」や「21世紀まで愛して」では、楽曲は良いのに歌唱力不足が露呈してしまい、つんく♂が書き下ろしたキャバレー歌謡風の「黄昏女艶のブルース」も同様の問題で未消化という印象なのです。
ところが。最後に収録されているつんく♂作の「発明美人とパインナッポー!!」、これが名曲なのです。80年代アイドル歌謡曲へのオマージュに満ち溢れていて、歌唱力の問題なんて吹き飛んでしまいます。平田祥一郎によるアレンジも、80年代と2005年のサウンドをうまくミックスしていて秀逸。サビの「イェイ、イェエ!」というコーラスや、「オイ・オイ」というコールも「あの時代」の空気を感じさせて最高です。そしてこの馬鹿馬鹿しい曲名。久々に冴えたつんく♂作品を聴くことができました。
ただ、今年のつんく♂の作品は低調な印象で、アイドル・ポップス好きの僕としては残念でした。これまでずっと投票してきた「ハロプロ楽曲大賞」も、今年は好きな楽曲が5曲もないので投票を断念。来年は「発明美人とパインナッポー!!」ぐらいの狂ったテンションの楽曲を量産してほしいものです。
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