baritonesax1210

 私をカンヌ女優にしてくれた映画監督若松孝二のお通夜に行ってきた。

 このセンテンスのパンチがすごすぎてどこかで言いたいんだけどツイッターとかだと怒ったり勘違いしたりする人がいそうだからやめた。  それくらいのギリギリで「間に合った」私がお通夜に行こうと思ったのはやっぱりなにより連合赤軍だったなと。私が70年代左翼過激派を再発見するにあたっての重要な要素の一つとして若松孝二の「実録連合赤軍あさま山荘への道程」だったと思う。

 で、ギリギリ間に合ってカンヌ女優になれた私(エキストラ)ですがその撮影での若松孝二が私にとっての全若松孝二であって、私にとっての若松孝二は「おじいちゃん」だった。ピンク映画の巨匠とか早撮りの若松とかいろいろ言われていたけど私が見た若松孝二はただのおじいちゃんで撮影中だけ見ればこの人のどこが名監督なのかわからなかった。早撮りもなにも監督が来る前にすべてが完成していてエキストラへの演技指導も女の人のしきりで終わっちゃってて監督に残された仕事は「よーい」って言うのと「カット」って言うのだけみたいな。この前の演技指導が監督の神髄なのかな?それとも編集がすごいのかな?ん?でも監督って結局なんなのだろうか……?

 というぼんやりとした疑問を抱えて「11・25自決の日 三島由紀夫と若者たち」の試写会に行ったのですが、そのトークショーで平野悠の質問「最後の両手はなにを表現しているのですか?」に対しての若松の答えにはっとさせられてこの人は監督なのだと思いました。このときイベント前に写真を一緒に撮ってもらおうと思ったのですが「忙しいから後でね」と言われてその後は二度ときませんでした。



ガイガーカウンターカルチャーが発売された!

 聴いてみてまず「ライブ楽しみ!」って思った。この曲ライブになるとどうなるんだろうという期待がはんぱないっすっと。とくにピコピコしてる「血文字系」がどうなるのかもうドキドキが止まらない!あと、この前初披露だった「なんとなく、カタルシス」のアレンジが「修正主義者」的でこれからの発展にオラワクワクがとまらねぇぞ状態!!
 今までのアーバンギャルドになかった音楽を入れようと積極的になってる感じがなんていうかまさに序章として、これからの期待感煽るそういうアルバムでそれはすぐ先にライブだったり次に出すCDだったりとかやることだとかに私達が本当に楽しませてもらえる予感しかないっていう感じ。こっからいろんなものが派生できそうなまさにユクモの太刀状態!(モンハンはハンターランクが5になりました!)前回のアルバム「メンタルヘルズ」がアルバム作品としてきれいにまとまっている良い1枚だったので逆にライブではどうするんだろう、なんかこのままやってくれればよくね?とライブのイメージがわきづらいくらいの作品としてのまとまりの良さに惹かれたのですが、その良さは残しつつ切り分けても十分楽しめるものに進化していてこういうところが好きで私アーバンギャルドのファンやってるんだよなーって再確認しました。

 個人的に気になったことなのですが、ちょっと前半部分の歌詞が幼すぎてこの音の新しい挑戦に対して魅力をそいでいる部分が若干あるかなと思いました。
 やはり私はもう29になりますし、結婚してますし、友達は子供がいて子育て大変そうだし、車だって運転しているし、で、「少女」っていうのから本当に遠く離れていることは重々承知で、そういうのもうわからないでしょ?オバサンwって言われてしまえばそうなんですけど、その通りなんですけど、できる限りそういうの取っ払って考えてみてもここに描かれる「少女」が宮台真司臭がするというか、私が少女だったころの世紀末のミレニアムの崩壊するビルの中でバラバラに砕け散った人々がまだ生きていたあのときの渋谷マークシティがまだ建設中だったあの場所の「少女」であることに私は安易と思ってしまうのです。
 おそらく少女の本質が時代に変化されないものだとしてもその切り取り方をあのころそういう「少女」とレッテルを張られた私達が次は新しくラベリングする時代なんじゃないかなって。あのとき見たしたり顔で事件を総括するテレビの中の人のように。

 「アーバンギャルドの少女の王国に関西援交の女の子はいない」



BiSというアイドルがいた(完結篇)

 2011年1月にBiSというアイドルに出会った。このときの衝撃と誰かに何か言いたくなる気持ちを私はFacebookに綴っている。

BiSは自分たちのライブを「報告会」と言ったり「自給自足アイドル」をうたったりとかなんかどうも既存のものの焼き直し感が強くて、まぁぶっちゃけて言うとつまらないんですよね。BiSの五ヶ条とかみんなで読もうとしたりする、これからライブのお約束を作るっていうのとかあからさまなサークルモッシュ意識したフリとか、過剰な指差しとか。(中略)はじめてアイドル戦国時代の弊害っていうのを見たような気がしました。

 のんちゃんに衝撃を受けたのは大いに事実なんですがBiSとしての評価はこんなもの。もしのんちゃんとそしてりなはむがいなかったらアイドル戦国時代に産み落とされたマンボウの卵のようなもので、ライブに通うなんて考えられないと思いました。だから私は始めからのんちゃん推しでBiS推しではなかったんです。
 そして、のんちゃんの渋谷の修学旅行中の子供捕まえてきて拉致してきたような違和感に視線奪われていたのも地下現場で一か月に28回くらいライブやってたら地下こなれしてきて、この圧倒的な違和感なくなってしまうんだろうな。そのとき私はのんちゃんを推せるのかな?そもそもBiSは半年後、いや一年後に残ってるかな?という統計学的な預言が用意されていたのです。

 とにかく仕掛けて炎上待ちが注目されがちだけど、ユフちゃんが加入して学芸会ダンスからちょっとダンスっぽいものになってきて預言通りの「こなれてきたのんちゃん」と向き合うことになる。結果は思っていたよりもそれはそれで面白いだったのだけれど、これよりちょい前から異常に増えた観客と異常な圧縮が私は理不尽に思えてしまってなんかそういうのじゃないんですけどという気持ちで徐々に現場から疎遠になっていく。

 でワンマンでユケが抜けるって発表されてIDOL騒動でメンバーが増えてエイベックスでダイブおつかりなはむですーというところに「サークル化したBiSに物申すマラソン」ってことでプー・ルイが100km走るんだって!それってなんてソニン!ソニンなんか570kmのマラソンだし。生まれ故郷の高知から自分のルーツである韓国までって重すぎ!テーマ重過ぎ!
 あれはすごく面白かったなー。途中でソニンがなんで走ってるのかわからなくなって(当たり前だけど)仮想敵松浦亜弥の「Yeah!めっちゃホリディ」が頭の中で聞えてきちゃって耳ふさぎながら泣きながら走るのすっごく面白かったなー!プー・ルイも自分のルーツであるフランスまでマラソンすればいいのに!でもプー・ルイには仮想敵っていないからなー。発狂なしかなー?
 動画を見たくなって探したんだけど、ソニンのマラソンはアップロードされていないんだね!!ドミノはあったけど!あのドミノセラピーも面白かったなー。見返したんだけど10年経った(!?)今でも発狂シーンで大笑いしちゃった。だって号泣した後に笑い出してかたかた震えるんだよ!え、なにそれ!?こいつwなんかせせら笑ってるwwクソうけるwってな具合に。この10年耐えるコンテンツ力すごすぎ!マラソンっていう感動しやすいものを笑いに変えたのもすごいけど、そのあとにこのドミノっていうバカバカしさを繰り出せる発想がいいわー。時は西暦2002年でうたばんが絶好調だったときでお金もあって1週間体育館借りてドミノとかバカバカしくて狂気の沙汰だわ。発狂シーンもさることながら途中豪雨が降ってきて怯えるソニンとか風呂に入れないことを受け止めるソニンとか面白ポイントいろいろあってほんと愉快な企画だったなー。

 ソニンについたキャッチコピーが「泥水アイドル」「プリンセスオブ根性」「ガツドル」(どれらもマシュー命名)で、まさにその通りな古き良きテレビアイドルだった。マグロ漁船に乗ったり、出産に立ち会ったり、綱引きしたり、カンボジアに靴届けたり。ほんと、どうでもよすぎ。どうでもよすぎだけど使ってる金の量が違う。しかしくだらなさ過ぎる。でもこういうのはあくまで企画であって、その企画で面白いことが面白い顔が出てくるソニンがやっぱもってるんじゃないかなってそういう気にさせられたりやっぱちげーわって醒めたり。でも自分のユニットEE JUMPがまさかあんな形で終わって、しかもその後のユウキの転落ぶりになんか大家族番組的な現実感のなさを感じるんですよね。もうドラマみたい。脚本があって演出のあるカチンコの向こう側の話。もうよくわからない物語性も含めて、曲も含めて私はソニンが大好きだった。  そう考えるとソニンって先取りしすぎてた。この前ソニンが文化庁新進芸術家海外研修制度の研修員になったニュース見たときにソニンとBiSの関係に気づくべきだった。なんという不覚!!ソニンがNY行ってる間にソニン再評価しておこうぜ!
 というわけで再評価のための副読本としてこの三代目編集長北尾修一最後のクイックジャパンNo.50 天然最強少女ソニンをみんなで読もう!
 クイックジャパンがアイドルを特集したのはソニンが最初になるんじゃないかな?SPANK HAPPYはアイドルっていったらアイドルかもしれないし及川光博がアイドルって言ったらアイドルかもしれないし、蛍がアイドルって言ったらアイドルかもしれないけど。
 正直、なんで北尾編集長が最後にソニンを特集したのかよくわからないのですが、充実の60ページですよ。今、手元にないので読み返せないのが惜しいくらい。でも60ページ特集される分の重さはソニンにはある。あった。ソニンはみんなからなんだかんんだ愛されてて(視聴者的に)面白いこといっぱいできたね!って心温まる話もあればソニンの「今一番話したい相手がユウキ」に当時も戦慄しましたがそれ今も思ってるならなおのこと戦慄しますよ。東京拘置所行くソニンとか絵になりすぎるからやばいのでやめてください。裁判傍聴するソニンとか絵になりすぎるのでやめてください。刑務所に慰問に行くソニンとそれを見るユウキ、流れてくる「おっととっと夏だぜ」とか泣きそうになるのでやめてください。
 ソニン特集が評判だったのかわからないのですが、それからクイックジャパンには「和田薫芸能界日記」という連載がはじまり、和田薫の業者としてのえげつなさがこれでもかと盛り込まれた見開き2ページはやっぱこいつひでぇなと、それからそこに書いてあったソニンのセカンドアルバムっ出ないのかよ。といろいろ思い出します。ハロプロエッグから数人あずかって100マス計算させていた子はどうなったのかな……?

 今アイドル戦国時代と呼ばれている時代に和田薫がアイドル始めたらどんなアイドルなんだろうって想像したんだけど、今、和田薫がなんにも動いていないということが一つの答えなんだなと思いました。



インターネットで日記を書き始めてもう10年くらいたってるんだけど、baritonesaxは ネットで陰々滅々なこと書いてもしょうがない ということを覚えた。
baritonesaxの 心レベルが 1 あがった。
baritonesaxが スキル<冗談ばかりの不真面目な話>を 覚えた。

最近になってモンハンを始めまして、こういう仲間いないと無理ゲーなものって仲間いないから避けていたんですけど、意外とできるので楽しいです!でも仲間がいるともっと楽しいです!