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 そもそもの始まりはTumblrに上がっていたこの写真を見て、右クリックで保存しアーバンギャルドのことを書くときにはこの画像を使おうと思ってそれを10月に解放したわけですが、画像を使ったからにはこの画像が表紙になっている小熊英二の「1968」を読まないと仁義に反するな(権利的にはどうにもなってないんだけど)と思って図書館から借りてきたらすごく分厚くて驚いたもののすぐ読み切った。クッソ面白い!最近妙に山本直樹の「レッド」づいている夫を馬鹿にできなくなってきた!連合赤軍すっごく面白い。全共闘クッソ面白い!というわけで2010年の私は主に連合赤軍をはじめとする新左翼づいた一年でした。私の図書館の貸し出し履歴を公安に見られたらと思うとみなぎってきます!

 どうして中学高校で全共闘と連合赤軍のこと勉強させないんだろう。もし勉強していたら大学はバリ封偏差値の上位校を受験してたわ。モチベーションが違う。もし私が東大に行ったら時計台放送をもう一度再開させてみせる、このモチベーションで五浪はできるな。
 そういう冗談はおいておいても、この新左翼の運動から私たちが学べることって本当に沢山あるんです。むしろ蓋しすぎて弊害になっていると思う。どうして大学一年生ってそういう運動とか宗教とかマルチビジネスに入ってしまうんだろうとか、デモが不毛なところとか、活動が停滞すると内ゲバが起こるのはなんでなのかとか、どうしてゲリラ戦って楽しいんだろうとか。組織作りにおいての過ちはすべてここで行われているんだからここから新しい展開が生まれてもいいと思うんだよね。日本の運動って40年前からなにも変わっていない。むしろ後退しているかもしれない。そういうわけでネトウヨの方なんかは塩見孝也とマイミクになって抽象的な議論のむなしさを学んでほしいです。

 連合赤軍メンバーの手記はあらかた読みましたが、私の一番のおすすめは坂口弘です。簡単な感想としましては、
森恒夫:左翼文体からもにじみ出る屑っぷり。
坂東國男:超法規的措置で海外で銃撃戦やってるので現役感ぱねぇ。
植垣康弘:こいつ悪い奴じゃないと思うの。
永田洋子:処女こじらせすぎ。
坂口弘:活動に対してムラというか熱かったり冷めていたりするなあ。
加藤倫教:完全に思い出になっていてリアルさ感じられない。
 こんな感じです。お好きな連合赤軍をどうぞ。

 貧相な食事と劣悪な住環境、寝ずに不毛な討論とオウムとかがやってた洗脳まんまの山岳ベース生活で、やっぱり自分もそういう状況に置かれたら洗脳されて殺したり殺されたりを受け止めるのかなーって思っていたんですけど、

「そのなかで森氏が、『夜中に体を動かそうとしたのはどうしてなんだ』と聞くと、加藤氏は『亀頭が痛いからです』と答えた。私は、『キトウ』とはなんのことかわからなかったので『キトウってなあに。何のこと』と聞くと、森氏らは、これに答えないまま、『ふざけたことをいうな!』といって加藤氏を殴り始めた。」(永田洋子『十六の墓標(下)』

 こんなことあったら笑わないでいられる自信がない。この瞬間に洗脳がとける。なにこの連合赤軍コント。情景を思い浮かべると笑ってしまうんだけどみんな可笑しいと思わなかったのかな。
 「レッド」は当時の資料はもちろん、それぞれの手記から引用しているところもあるのでここの部分が漫画で描かれるか心配。でも山本直樹先生だったらやってくれるはず!
 あ、ここで山本直樹先生に土下座したいのですが、「分別ざかりの無分別」vol.1では時代考証まったく無視したヘルメットで偉そうにポーズとって写真に写ってごめんなさい。あのあと本を読んで自分の行った過ちに顔から火が出て膝をついた形でお昼に首つりしたいです。ごめんなさい。あれからちゃんと正しいヘルメットをつくりました。

 そいや、神聖かまってちゃんが鳥肌実と対バンしたんですよ。で、10年前見た鳥肌とまったく変わらずのネタですごいなぁと思ったのですが、10年前とは違って時代が鳥肌に追いついちゃって途中途中で笑いにならないようなニュアンスになってしまうところがあってびっくりした。「みなさん中国と戦争がしたくて仕方がないんでしょう」とか10年前なら笑うだけなんだけど、今だとわっ!て思っちゃう。よく言ったぞ的な。それがネタ殺しになっててもう来年から左翼芸人でいったほうがいいなじゃないとか思っちゃった。そしたらやるといいと思う。「連合赤軍コント『キトウ』」みたいな。

 アーバンギャルドそのものにはこの前充分触れたんで、まだ書いていないワンマンの感想を書こうと思います。このころ「地デジテレビ買わないとなー→でもそれよりも私冷蔵庫変えたいんだよね→でもこの冷蔵庫買ってすぐに壊れて修理してるからちょっとやそっとじゃ壊れないよ……→あれ、冷蔵庫爆発しろって思ってたらノートパソコン壊れたっぽい→まぁ家計簿と文字起こしくらいしか使っていないからいいかな、メインは携帯だし→あれ携帯の画面がじんわりと暗くなってゆくよ……→音はするけど画面が真っ暗で見えないよ!」という状態だったのでかけませんでした。

「アーバンギャルドのディストピア」  ブリッツで着席でのライブだったんで、なんかいろいろと心配だったのですが結果としては杞憂でした。私はてっきり演劇的なかんじになるんだろうなって思っていたのですが、ライブでした。かなりライブでした。まずそのことに驚いた。それから今まではVJも重要な要素だったのにそれが最低限のVJになっていたってこと。 なので演劇的な要素とかそういうのとかののびしろがあるんでこれからもどんどん楽しみです。まずは二代目キューピーの質感がなんていうか気持ち悪いの域に達しているので早く見たいです。気持ち悪くなりたい! あと子供向けに17時始まり19時解散なんで反省がたっぷりできてうれしいです!

 Perfumeの東京ドーム公演「1234567891011」は本当にもったいないなぁと思いました。そうそう東京ドームでライブなんてできないんだからちゃんとした舞台監督がいればよかったのに。ほんともったいない。
 コンサート自体の感想は、席がアリーナAだったので「かしゆかってTバックのパンツじゃね?」なのですがにちゃんに「最初のGISHIKIがジゼル」って言い出したバカがいてそいつを二時間くらいバカにし続けたい。フィギュアと政治と文学が好きな人と一緒にこたつに入って二時間くらいバカにし続けたい。なのでドームのDVDが2月9日に発売されることが決まってよかったです!

   最近のPerfumeで気になっているのがモチーフの再利用多くね?ってことです。誰か言ってるかもしれないけど、「575」って劣化「リニアモーターガール」じゃん。夜中に好きな人に会いたいんでしょ。終電なくてツイッターのヒマなうにメールで「ねぇねぇ今なにしてるの」ってメールの送って返信を祈るとかぐだぐだ言ってるって、それは要するに「tiny tiny ハートウイルス 2:30AM」ってことだよね。すげぇ今北産業どころか1行ですらないですよ。やっぱ木の子大先生です!
 ちっちゃなウイルスなんだけどなんか胸の奥でチクチク痛む午前二時半に、悶々としていないでとっととあなたに会いに行くのだっていうその想いをまだ見ぬ早さのリニアモーターカーに喩えてるわけですよね。まだこのときはBルートとかなかったんじゃない?とにかく早く会いに行くっていうのがすっごくよくわかる。「575」は結局どうするんだ、渡したくないのはわかったからそれでどうするんだ?ぷちぷちボタンをプッシュするとどうなるのだ?あ〜ちゃんもうiPhoneだぞ!ルナルナが入っているのかはわからないが。

 それでなんだかんだで作詞家木の子と作詞家中田ヤスタカを比較せざるをえないんだけど、木の子先生の偉大さにひれ伏すよね。「Zero Gravity」を引力というモチーフ的にとらえたとしても、彼に視線が引き寄せられてしまうことを引力のようだと言う「引力」に比べてもつまらない歌詞だなぁと思うし、マイケルにも失礼だし、20歳の女の子が男とセックスしただけであーだこーだ言われるアイドルに対してのアンチテーゼだとしたら「モノクロームエフェクト」や「ビタミンドロップ」のほうが秀逸だと思う。
 「ワンルームディスコ」が出たときに、このテーマで木の子先生が作詞されたらすんごい歌詞になるだろうなって思ってた。つーか名曲「冷蔵庫に納豆」だよね。なんだって少な目半分の生活の半分の部分を食べ物減らないって表現するのも素敵だと思うし、終わってしまった恋を冷蔵庫の残っている納豆が霜をつけたっていう、
 あと「Dream Fighter」がPerfumeのテーマソングになってるようなんだけど、私にとってPerfumeは、最高を求めて終わりのない旅をするっていうよりも生きることは醒めない夢と言いながら対抗引力っていう感じなんですよね。女の子が醒めない夢の中でがちゃがちゃやってるっていう、ほしいものはダサくてもかき集めて東京ドームでライブやっちゃったみたいな。醒めない夢が醒めるまで私たちは3人に付き合える、それがPerfumeなんですけどどうでしょう。だいたい最高を求めてってなんの最高を求めてるんでしょうかね。

 今年のPerfumeはスイーツ狙いだって新参が言ってるけど、私は木の子先生時代のほうがスイーツ臭たまらないと思う。私のスイーツがケータイ小説上がりのギャルではなくて、ロールケーキに飛びつき、プリンにとびつき、シュークリームにとにつき、トートバックのおまけつき雑誌をついつい沢山買っちゃうくらいの購買力のある四捨五入すると30になる人々だからなのかもしれませんが、そういう人に対して「二人をつなぐ心は友達というキーワード」(おいしいレシピ)「すべて傷を受ける勇気もしないのなら恋愛なんてすぐ諦めるべきね」(ファンデーション)「あのショーウインドウにみとれない誰でもない自分だし」(モノクロームエフェクト)そして、個人的に不倫三部作だと思っている「イミテーションワールド」と「カウンターアトラクション」は超スイーツ向け!会いたくて会いたくて震えてる人に聞かせたら「共感」しちゃって「歌姫」になれると思うくらいスイーツだよね。まぁ強いて問題点を挙げるとするならば「ねぇ」みたいな幸せな二人の詞を木の子大先生は書けないのだが。
 で、そういうスイーツ向けの歌を初期から歌っていると、Perfumeって元から年齢とともに成長するっていう存在じゃないんだよね。最初っからスイーツ年齢の歌歌ってるんだから。だから今逆に子供っぽく見えているような気がしなくもないです。

 今年一番行かなくて後悔したライブがありまして、それはCHU☆lipsのワンマンライブ「ワケあって結成日から1ヶ月遅れで6周年突入!ワンマンライブだよ全員集合!!」です!夏中ずっとご飯作るときとかちょっと時間があるときにこのライブのDVD見てましたよ。  もう本当にいいライブとしか言いようがないんですよ。みんな楽しいライブ。どうして楽しいのかっていうと「暗い暗いというのなら、自分で明かりをつけましょう」ということですよ。つまらないものは自分でおもしろくして、面白いものはもっと面白くする。他人がどうとかじゃなくて、楽しくするっていうのだけを考えて動くってこんなに素晴らしいんだなって思うんです。CHU☆lipsはtoutouのついでに見たのが最初ですけど、ライブの前半最後と最後ではなぜか涙がこみあげるっていう根拠ない感動。まったくもって部外者ですけどほんとうにいいライブだって思うんですよってことを強調したくてしかたがない。
 あと私はやっぱり「大好きよパパ」は花嫁の手紙的な曲にしか聞こえない。

 そういえばソニンライブも復活しましたね!ライブにははずれちゃったのですが、東京タワーで行われた無料のライブには行っていましたよ。
 すっかり忘れていたこの感じ!原稿用紙に書いたようなMCとか「恋の歌を用意しました!」っていって「カレーライスの女」歌っちゃうとかこういうドキドキびっくり感。それにプラスして舞台の仕事が多かったせいかなんつうか全体的に演劇っぽいっていうか、歌よりも演技のほうが先行している感じのなんというかこってりしたものをいただくのも久しぶりでした!最近のしゃべりも達者なアイドルっていうのの前はこういう感じだったよね。
 でも、ソニンのライブグッズについて一切思い出せないのはまだそのころの私がグッズ購入が大事ってこと知らなかったから本当に素通りしていて見向きもしなかったんだと思う。昔の私はおろかでした。
 2002年日韓ワールドカップ前にEE JUMPが解散し、K-POPを大沢あかねとカバーしそのままユニットは自然消滅(その後大沢あかねは劇団ひとりと結婚し、K-POPブームがやってくる)など。いろいろ早すぎるソニン……。やっぱ私ソニン好きだわ。好きなK-POPはソニン。

 アイドル戦国時代うわーすごいなーって思っていたら、カーリングのほうが戦国時代はじまったなって感じですよ!ゆくゆくは結婚した目黒萌絵選手もひと段落ついたら新しくチーム結成して戦国時代に参加してほしいです。カーリングって経験があればある程いいスポーツなのでスキップ(ごしごししない人)は50近くても現役なんですよね。だから結婚出産大歓迎だし、むしろ経産婦離婚経験者のほうが強いってここ二回のオリンピックがそれを証明しているので小野寺とかは今のほうがやばいかも!経済的には厳しいし世界選手権のためにスポンサーも必要だけれど、私はチーム青森一極集中よりもたとえソチオリンピックに出場できなくても今はチームが多くできて国内で良い試合が沢山出来るようになれば日本のメダルは夢じゃないと思ってます。
 で、アイドルって年齢の壁がどうしてもあるじゃないですか。だからカーリング戦国時代みたいに長い期間をかけて競わせること自体が危険ですよね。そういった問題を突破することも含めて戦国時代でアイドルが蹂躙跋扈するならいいなと思うのですが、若い処女の女の子っていう枠が存在し続ける限り戦国時代はただの消耗戦になってしまいそうで怖いです。

にちゃんねるで見つけた今年一番で素敵だなと思った言葉「禿散らかす」