baritonesax0712

2007年12月31日
2007年の全て

2007年12月31日のための日記

 2007年はやはりPerfumeにはじまりPerfumeに終わるなあと思います。3時間ほど並んで最前で座って見たのっちがエロかったのが2月だったという事実とこれからカウントダウンライブに行くという事実が同じ世界だと思えません。モッシュがすごすぎて「もう無理!」と叫んでライブ会場を飛び出した1月と激しい人の後ろにいればエアポケット的に空間が出来て逆に楽なんだってことを理解した10月の私が同じ人間だと思えません。
 Perfumeを追うことでいろいろな価値観を得るようになりました。まずその一つに「買い支える」という言葉です。そんなような言葉は家庭科の教科書に書いてあったような気がしますがその真の意味を24歳にして知りました。そうです、電脳コイルも同じように買い支えなければいけないんです。デジタル放送よりDVDのほうが画質が劣っているという事実を目の当たりにしても私は(宗像家は)買うんです。初回版と通常版両方買うほど余裕はないですが、DVD-BOXが出たら買います、買い支えます。

 それから2006年からですが地下アイドルイベントというものに見に行くようになりました。地下アイドルというシステムが成立する首都東京は小演劇と似ているなあと思います。ロコドルものもいるけど。で、地下アイドルって、ライブハウスでライトを浴びてラブソングをきっと歌ってる女の子(by林未紀)は誰でもアイドルなんです。だからこそCutie Paiにはメジャーと契約して二年でもいいから頑張って欲しいなあって思うんです。

 2007年はSF熱が高まった末にSF大会に行ってきました。一日だけでしたけど、英語わからないんでイベントの半分は最初っから楽しめなかったけど。ここで「ドクター・フー」の話が出てきて本当に嬉しかったです。英語のイベントでは鑑賞会もあったらしいし。あんまり話題にしている人を見かけなかったけどこれは本当にいいドラマだったと思います。ただ個人的には10代目ドクターが気に入らない。若くてあんんだけうるさいとむかつくんだよね。メガネかけたからって騙されねえ。たしかにドクターは年をとらないけれどかといって外見が若返るっていう法はないだろう。私の9代目を返してと。2ちゃんのどこかの片隅で同じように「10代目ドクターよりも9代目ドクターのほうがいい」っていう人がいて本当に嬉しい気持ちになりました。
 私は高校3年生の頃放送されていた「仮面ライダー」を見ていてそのことが2007年になって24歳になって初めて役に立ちました。仮面ライダーの交代劇は本当にいい話でした。その会場にいたミサトさんのコスプレをした男性がとても美しく、自分は本当に女としてダメなんだということを突きつけられた気持ちです。

 そういえばいつぞや「踊る大捜査線」が10周年ということで再放送されていて見ていたのですが、もうパトレイバー。とにかくパトレイバーとしか思えなかった。そして最終話で「実相寺さんに」云々というセリフに、まだ当時実相時監督は生きていたけれど死んでしまったなあという悲しい気持ちと、本当に好きなやつがいてここで名前出したいって強く思ったんだなっていう心に触れました。この「踊る大捜査線」を作った人は本当に好きなものをあらゆるところにちりばめて、本当に楽しい仕事をしたんだなって。そしてそれが大ヒットで今のフジテレビを支えるコンテンツの一つになっているなんてもう申し分ない状況ですよね。好きなものを詰め込んだらよい物が出来るとは限らないのですからなおのこと。
 で、年末実相時監督の特番と怪奇大作戦が放送されたので見ました。

 で、電脳コイルがすんごく面白かったわけだ。ポストエヴァンゲリオンは電脳コイルであると私は思っている。
 そもそも電脳コイルは、どこかから帰ってきてテレビをつけたらあの感動的なエンディング(※最終話を見てから感動するという意味)と2話の予告が流れて、これは面白そうだと思って見始めたのが最初です。そのエンディングと予告でなにかすごく面白そうな予感がしたんです。見始めてまずオヤジってテレビに出て大丈夫なのかと心配したり、ほんとこいつらよく動くなあということにそういう感心をしました。何かが変わったのが5話「大黒市黒客クラブ」の電脳バトルでした。ちなみに板野サーカスという言葉を覚えたのも電脳コイルです。そう、アニメに板野サーカスが出れば面白いんじゃなくって「近未来ジュブナイルアニメ」に板野サーカスがさらりと出てきちゃうところがヤバイ!って興奮するポイントなんですね。
 そして子供の夏休みの冒険アニメなのに夏休みは高校野球の都合でほとんど放送されないっていうところにきたのが12話「ダイチ、発毛ス」!これはストーリー本編に全く関係のない俗に言う捨て回なんだろうけど捨てたということを全く感じさせない無駄に熱くクオリティの高い回で私は自信をもって人に勧めることができます。
 そして怒涛の20話「カンナとヤサコ」の盛り上がりはエヴァの24話のような、とりあえずこの話終わったけど次どうなっちゃうの?っていうドキドキ、一週間がすっごく長いこの気持ちは本当に10年ぶりでした。それにエヴァ的に考えると電脳コイルも急に「何故殺した」って明朝体ででてきてもおかしくないわけで。そこでテレビの中で話がきちんと終わった電脳コイルって本当に本当にポストエヴァンゲリオンだと思います。勇子が少し優しくなり、優子が少し勇ましくなったラストは涙なくしては見れませんでした。この気持ちは、たぶん恋かな。

 電脳コイル第1話はSF大会の人の話によると磯光雄は14通りの導入を考えて絵コンテを作って吟味した上で、あの1話が生まれたそうです。さすが磯!エヴァの新劇場版には参加するんでしょうか?すんごく気になります。間をとって電脳コイルの劇場版で!
 そういえばエヴァンゲリオンの新劇場版もあったねぇ。すっかり忘れてしまうほど電脳コイルは面白すぎた。もっともっというと1月にハルヒのDVD最終巻が出て、らきすたが放送されたんだけどなかなかクリアに忘れてしまうほど電脳コイルはよかった。ぼくらのも途中から見ていたけれど……以下略。
 個人的にエヴァはなんの感想もないんだけど一つだけ言いたい。第三話にあたる部分で殴られたシンジくんを綾波が呼びに来るシーンでテレビではスカートの下のペチコートが描かれていたのに劇場版だとない。ない!ない!!私は8歳のときに初めてセーラームーンの漫画を読んだとき月野うさぎのセーラー服の下からのぞくレースを本当に大人っぽいものだと思ったものです。そして自分が中学生になってセーラー服を着るようになるころにはあれはフィクションだってわかりましたがあの気持ちは今でも持ち続けています。私にとって制服下のレースは憧れと共にアニメという重要な記号なんです。で、エヴァはアニメなんです。いろいろあってもアニメなんです。だからOPはアニソンだし、声優に芸能人は使わないし、綾波の制服のしたにはペチコートを着ていてほしかった。庵野には絶望した!

 SFが中心の読書だったけれどそのほかのものもそれなりに読んで今年一番面白いなあと思ったのがディセーン留根千代の「駆除屋とブタ」。誰がなんと言っても私はこれが今年一番だったと思います。ある意味伏線が回収された完璧なラストだと予想していなかったもんだから(人から面白いと聞いていたので、自分が思っているよりも面白くなかったらどうしようという不安かららか)うっかり感動しちゃいました。駆除屋ってちょっと暗号屋っぽいよね。
 悲しさも憂いも疑問も誰のものでもないそれは自分自身なんだ、みたいなことがテーマなんだけどこんなことを言った文豪がいた気がしますが誰だろう。とにかくそのことを駆除屋とかブタとか具体的なもので表現して簡潔に表現している。それを小学六年生が!てゆーかもう大人が書いていたとしてもこの作品の評価になんの影響しないくらいだと思っています。最近自分がトーベ=ヤンソンみたいな簡潔な文章を読んでいるから余計に評価が高まるのかもしれない。小学館はちゃんとディセーン留根千代をかこっているのかどうかが心配でなりません。

 振り返ってみて気付いたんだけど、実は冬季オリンピックって今年だったんだよねー。後半がいろいろ酷すぎて忘れていました。カーリングというものを始めてみて、実際に試合まで見に行ったスポーツになりました。ほぼ一年後オリンピックメンバーは散開状態に近いものになってしまって本当に残念です。けっこう贅沢な悩みですけどカーリングがもう少しメジャーになるといいなあ。
 ちなみに試合を見に行ったとき、フィギュアスケートオタの人の「マジ寒いよ」ということを事前に聞いていたのでやりすぎっていうくらい暖かい格好をしてちょうどいいくらいでした。オタの人の話ってやっぱいいわぁ。

 SFでもすこしふしぎのほうで、藤子不二雄のオバQが我が家で空前のブームとなりました。この良書が入手できないという現実は本当にひどい社会だと思います。で、「封印作品の謎2」を読んだのですが私、キャンディキャンディっていうと森口博子を思い出します。で、BSあたりで森口博子がキャンディキャンディのOPを歌っていました。こいつはキャンディのおかれている現状ってわかってるのかな?
 新オバQの最終回は本当に素晴らしい最終回です。こういうのがかけることを天才っていうんだなって思います。

 そしてPerfumeのカウントダウンライブへいって年を越しました。